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カイルからグリードに「第1陣とシフトしてくれ。」と緊急通信が入った。
グリードは、本部からの備品の振り分けの為に、一緒に行動していたアルベルトとルイに、取り急ぎ声を掛けた。
「アルベルト、ルイ、聞いてくれ!カイルからシフトして欲しいと要請が有った・・・。」
「カイルから?第1陣のリーダーはレオン様だろ?」
アルベルトから訝しげな声が上がる。
アルベルトは6人の中では最年長だが、何故かレオンの居ない所では彼の事を「レオン様」と呼んでいる。
その上、レオンにかしずく様にうっとりと呼ぶので、レオン以外のメンバーには「女王様」と聞こえて仕方がない。
「レオンを差し置いてあの戦闘狂が、戦場に入って間もないのに交代を言ってくるのは異常だ・・・。第1陣の担当場所は殲滅済みの様だけど・・・。」
ボソボソと話ながら、ルイが魔道具で魔族の分布をチェックしている。
「レオンは責任感が強い、そんな重要な連絡を人任せにはしない奴だ。」
グリードの言葉に2人も同意して頷く。
「カイルとライナスの2人が付いていながら!レオン様に何か有ったのならただでは済まさん!!」
怒気を孕むアルベルトが、両拳を打ち合う。
「俺が見守って居ない隙に・・・レオンに何か有ったに違いない・・・。」
ルイが呟きながら取り乱し、手にしていた備品の盾がミシリと悲鳴を上げる。
カイルの行動から、無敵とも噂されるレオンに、異常事態が起こったのだろうとの確信が、グリードにも有った。
「レオンとは連絡が取れないし、カイルに詳細を問い質そうにも、今は通信を拒否している。ライナスも問い掛けに反応しない。」
グリードの声が重い。
第1陣が第2陣とシフトを交代するなら、拠点の天幕に戻って来る筈だ。
詳しいことは、天幕で合流してから解るだろう。
3人は焦る気持ちを隠せなかった。
備品の振り分けを他にまかせて、3人は天幕へ急いだ。
天幕は最前線に一番近く、3人が居た場所は一番端の場所で、時間が掛かる。
本来ならルイが先行する所だが、割り振り分の品も持っているので、それも出来なかった。
漸く天幕が見えて、手にしていた品を置く時間も惜しみながら、天幕の入り口を急いでグリードが開く。
「カイル!何か緊急事態なのか!?」
グリードが開いた途端に、濃厚な誘惑の魔力が天幕の内部から溢れ出し、容赦無く3人を包み込んだ。
天幕の中ではレオンの面影のある少女が肌を晒しライナスの上に乗っていたが、3人の視界には少女しか目に入らなくなってしまう。
抵抗する隙も無く3人は淫魔の魔力に翻弄され、理性や思考力が低下していく。
「グリード・・アルベルト・・ルイ・・・。」
少女の視線が3人に向けられ、吐息と供に名を呼ばれて、3人は夢遊病者の様にフラフラとレオンに歩み寄って行く。
「美しい・・・。」
グリードがライナスから強引に引き離し、ライナスを押し退け簡易ベッドに座らせ直すと、顔を寄せてレオンに口付ける。
「んっ・・・。」
優しく啄み、グリードは舌を絡めていく。
「まるで女神だ・・・。」
それを皮切りに、待ち焦がれた様にアルベルトがうっとりとした表情で跪き、レオンの右足に恭しく口付け、ねっとりと舌を這わせた。
レオンの体がピクンと揺らぐ。
「貴女を堪能させて・・・。」
音も無く距離を縮めたルイが、そっとレオンの後ろから抱き締める。
「アルベルトはまだしも、グリードとルイは精神操作の対策はしていた筈だがな。3人揃いも揃ってこうも簡単に魅了されるとは、レオンも罪作りな男だ。」
そんな3人の様子をカイルが嗤いながら、優雅に見物を決め込んで見詰めている。
ライナスは3人相手では流石に分が悪いので、不満を強く表しながらも引き下がり乱れた服を整える。
「結局僕は、女の子のレオンにも負けてる・・・。」
「体が女になったからと言っても、レオンは変わらず何時ものレオンでしかない。お前がレオンを侮るからだ。」
落ち込むライナスに、カイルがニヤニヤと嗤いながら、追い討ちを掛ける。
「何時も余裕ぶって、本当にカイルは嫌な奴だね!」
ため息をつきながら、ライナスも仕方無く傍観を決め込む。
ライナスはレオンの肌に残した噛み跡を見ながら、『何時かレオンにリベンジする』と密かに意気込んだ。
3人がかりで愛されて、レオンの雰囲気が更に淫美な物に変わる。
「この香りは・・・レオン?」
ルイがレオンの首筋に鼻を寄せて、恍惚とした表情になる。
ルイはレオンと行動を供にする事は有っても、直に触れる機会は多く無い。
だから、レオンの私物を代替えにして愛でているので、レオンの香りには敏感だ。
「レオンなのですか?」
グリードがルイの言葉に反応して、浮かされた表情のままに、レオンの瞳を覗き込む。
「女性になっても魅力的ですね。レオン・・・貴方が欲しい。」
レオンだと認識した途端に、今までに無く欲望が顕になり、グリードは腰を落とし膝立ちになると、レオンの股の間に体を捩じ込んだ。
そしてレオンの左足の太股を掬い上げたまま、腰を前に強く引き寄せる。
性急に下履きを緩めると、グリードは完立ちした欲望を遠慮なくレオンに突き刺した。
「ふっ・・・うっ・・・んっ。」
その勢いにレオンの紅く染まった唇が、一瞬引き結ばれる。
「レオン・・様・・だったのか・・・道理で収まりが着かない筈だ・・・。」
アルベルトがレオンの右の足裏に、勃起した股間をズボンのまま擦り付けながら、声を上擦らせる。
ルイは背後に貼り付いたまま、レオンの体を確かめるように触れながら、快楽を受け入れている表情を余すこと無く見詰め続ける。
「貴方の中は、最高です・・・。」
ゆっくりと奥に打ち付けながら、グリードが息を荒らげ嬉しそうに話し掛ける。
「折角ですから、此方も愛したいのですが・・・。」
欲望を隠さずグリードの指が後孔に触れた途端に、いきなり強く締め付けられ強制的に搾り取られた。
「くっ・・・。私がイカされるとは?!」
余裕が有ったのにも関わらず、突然興奮が終わりを迎えて、驚きと供にグリードはレオンから思わず体を離した。
「レオン。次は俺も・・・。」
その隙を逃がさずに、今度はルイがレオンの腰を後ろに引き寄せ、自身の欲望で後ろから突き上げた。
「ああっ!」
レオンの甲高い嬌声が響く。
「俺の・・・長いから・・・レオンの一番奥まで届いて良く解る・・・。余すこと無くレオンの中も全部知りたい。」
ねっとりとした熱を含ませ、ルイがレオンの耳元に囁き掛けながら、中を探る様にグリグリと切っ先で奥を犯す。
「あっ・・あっ・・っ!」
その度に切なげな声が上がり、華奢な身体が仰け反る。
「痙攣してきた・・・奥・・・良いんだ・・・。もっと教えて・・・。」
ねだる様に少しずつ角度を変えながら、ルイが腰を動かす。
「焦らさないで・・・。」
ルイの動きを遮らない様に、レオンが腰を揺らす。
「まだ・・・知りたい・・・。けど・・・レオンが・・・望むなら・・・。」
探る様な動きから一変して、ギリギリまで引き抜き最奥まで打ち付ける動きを本能のまま繰り返す。
「あうっ・・・!ああうっ・・・!ああんっ・・・!」
何度目かのストロークで、ルイが最奥に欲望を吐き出した。
「レオン。」
ルイが優しく口付けると、レオンが笑った。
「 美味しかったよ。ごちそうさま・・・。」
レオンはルイの萎えた欲望を、ズルリと秘裂から引き抜くと、右足に股間を擦り付けるアルベルトに視線を向けた。
「アルベルト、来い。」
レオンがアルベルトの股間を強く踏みつけると、更に大きく膨れ上がる。
「レオン様!」
恍惚とした表情で夢中でレオンの腰を両腕で抱き寄せると、アルベルトは舌を伸ばして大胆に舐め回す。
「お前のこれで、私を満足させてみろ。」
アルベルトの欲望を更に踏みつけ、艶やかに息を乱しながら、レオンが淫美に笑う。
「レオン様のお望みなら!」
陶酔した表情で、アルベルトがレオンにのし掛かる。
歓喜に震えながらレオンの中に入ったアルベルトは、直ぐにその欲望を爆発させてしまった。
「すまない!我慢出来なかった!」
「ご苦労様。アルベルト。」
レオンは少女らしかぬ笑みを浮かべると、アルベルトの欲望を引き抜き立ち上がる。
そして、ベッドのシーツを剥ぎ取り羽織ると、ベッドに座わった。
誘惑の魔力に惑わされたままの3人はうっとりとした表現のまま、レオンを見詰めている。
少女の体が徐々に男の体に変わっていく。
そして、レオンの表情が徐々に苦痛を浮かべたものに変わる。
「正気に戻ったか?あんなに淫乱だったとは知らなかったよ、レオン!」
カイルが心底から楽しそうに、レオンに声を掛けた。
「忘れろ・・・・・・。」
地を這うような声が天幕に響く。
「あんなに魅力的な『淫魔のレオン』を忘れられる筈が無いだろ?」
カイルの言葉に、レオン以外の全員が同意して頷く。
「忘れろと言ったんだ・・・・。」
高圧的な低い声と供に、急速にレオンの魔力が高まる。
「ジャスティスジャッジメント、パーフェクトピュリフィケイション・・・。」
最上級の浄化の光と審判の電撃が天幕の中を走った。
そうして天幕の中は静けさを保ち、レオン以外の者は沈黙したのだった。
*************
果たして勝者は居たのか・・・?
カイルは余裕ぶっこいてますが、本当に大丈夫なのですか?
ライナスは実はヘタレなのか?
グリードも良いとこ無し・・・?
アルベルト論外?
みたいな・・・・!Σ( ̄□ ̄;)
ルイが健闘しているだろうか?
レオンが最強な気がしてきました(-_-;)
グリードは、本部からの備品の振り分けの為に、一緒に行動していたアルベルトとルイに、取り急ぎ声を掛けた。
「アルベルト、ルイ、聞いてくれ!カイルからシフトして欲しいと要請が有った・・・。」
「カイルから?第1陣のリーダーはレオン様だろ?」
アルベルトから訝しげな声が上がる。
アルベルトは6人の中では最年長だが、何故かレオンの居ない所では彼の事を「レオン様」と呼んでいる。
その上、レオンにかしずく様にうっとりと呼ぶので、レオン以外のメンバーには「女王様」と聞こえて仕方がない。
「レオンを差し置いてあの戦闘狂が、戦場に入って間もないのに交代を言ってくるのは異常だ・・・。第1陣の担当場所は殲滅済みの様だけど・・・。」
ボソボソと話ながら、ルイが魔道具で魔族の分布をチェックしている。
「レオンは責任感が強い、そんな重要な連絡を人任せにはしない奴だ。」
グリードの言葉に2人も同意して頷く。
「カイルとライナスの2人が付いていながら!レオン様に何か有ったのならただでは済まさん!!」
怒気を孕むアルベルトが、両拳を打ち合う。
「俺が見守って居ない隙に・・・レオンに何か有ったに違いない・・・。」
ルイが呟きながら取り乱し、手にしていた備品の盾がミシリと悲鳴を上げる。
カイルの行動から、無敵とも噂されるレオンに、異常事態が起こったのだろうとの確信が、グリードにも有った。
「レオンとは連絡が取れないし、カイルに詳細を問い質そうにも、今は通信を拒否している。ライナスも問い掛けに反応しない。」
グリードの声が重い。
第1陣が第2陣とシフトを交代するなら、拠点の天幕に戻って来る筈だ。
詳しいことは、天幕で合流してから解るだろう。
3人は焦る気持ちを隠せなかった。
備品の振り分けを他にまかせて、3人は天幕へ急いだ。
天幕は最前線に一番近く、3人が居た場所は一番端の場所で、時間が掛かる。
本来ならルイが先行する所だが、割り振り分の品も持っているので、それも出来なかった。
漸く天幕が見えて、手にしていた品を置く時間も惜しみながら、天幕の入り口を急いでグリードが開く。
「カイル!何か緊急事態なのか!?」
グリードが開いた途端に、濃厚な誘惑の魔力が天幕の内部から溢れ出し、容赦無く3人を包み込んだ。
天幕の中ではレオンの面影のある少女が肌を晒しライナスの上に乗っていたが、3人の視界には少女しか目に入らなくなってしまう。
抵抗する隙も無く3人は淫魔の魔力に翻弄され、理性や思考力が低下していく。
「グリード・・アルベルト・・ルイ・・・。」
少女の視線が3人に向けられ、吐息と供に名を呼ばれて、3人は夢遊病者の様にフラフラとレオンに歩み寄って行く。
「美しい・・・。」
グリードがライナスから強引に引き離し、ライナスを押し退け簡易ベッドに座らせ直すと、顔を寄せてレオンに口付ける。
「んっ・・・。」
優しく啄み、グリードは舌を絡めていく。
「まるで女神だ・・・。」
それを皮切りに、待ち焦がれた様にアルベルトがうっとりとした表情で跪き、レオンの右足に恭しく口付け、ねっとりと舌を這わせた。
レオンの体がピクンと揺らぐ。
「貴女を堪能させて・・・。」
音も無く距離を縮めたルイが、そっとレオンの後ろから抱き締める。
「アルベルトはまだしも、グリードとルイは精神操作の対策はしていた筈だがな。3人揃いも揃ってこうも簡単に魅了されるとは、レオンも罪作りな男だ。」
そんな3人の様子をカイルが嗤いながら、優雅に見物を決め込んで見詰めている。
ライナスは3人相手では流石に分が悪いので、不満を強く表しながらも引き下がり乱れた服を整える。
「結局僕は、女の子のレオンにも負けてる・・・。」
「体が女になったからと言っても、レオンは変わらず何時ものレオンでしかない。お前がレオンを侮るからだ。」
落ち込むライナスに、カイルがニヤニヤと嗤いながら、追い討ちを掛ける。
「何時も余裕ぶって、本当にカイルは嫌な奴だね!」
ため息をつきながら、ライナスも仕方無く傍観を決め込む。
ライナスはレオンの肌に残した噛み跡を見ながら、『何時かレオンにリベンジする』と密かに意気込んだ。
3人がかりで愛されて、レオンの雰囲気が更に淫美な物に変わる。
「この香りは・・・レオン?」
ルイがレオンの首筋に鼻を寄せて、恍惚とした表情になる。
ルイはレオンと行動を供にする事は有っても、直に触れる機会は多く無い。
だから、レオンの私物を代替えにして愛でているので、レオンの香りには敏感だ。
「レオンなのですか?」
グリードがルイの言葉に反応して、浮かされた表情のままに、レオンの瞳を覗き込む。
「女性になっても魅力的ですね。レオン・・・貴方が欲しい。」
レオンだと認識した途端に、今までに無く欲望が顕になり、グリードは腰を落とし膝立ちになると、レオンの股の間に体を捩じ込んだ。
そしてレオンの左足の太股を掬い上げたまま、腰を前に強く引き寄せる。
性急に下履きを緩めると、グリードは完立ちした欲望を遠慮なくレオンに突き刺した。
「ふっ・・・うっ・・・んっ。」
その勢いにレオンの紅く染まった唇が、一瞬引き結ばれる。
「レオン・・様・・だったのか・・・道理で収まりが着かない筈だ・・・。」
アルベルトがレオンの右の足裏に、勃起した股間をズボンのまま擦り付けながら、声を上擦らせる。
ルイは背後に貼り付いたまま、レオンの体を確かめるように触れながら、快楽を受け入れている表情を余すこと無く見詰め続ける。
「貴方の中は、最高です・・・。」
ゆっくりと奥に打ち付けながら、グリードが息を荒らげ嬉しそうに話し掛ける。
「折角ですから、此方も愛したいのですが・・・。」
欲望を隠さずグリードの指が後孔に触れた途端に、いきなり強く締め付けられ強制的に搾り取られた。
「くっ・・・。私がイカされるとは?!」
余裕が有ったのにも関わらず、突然興奮が終わりを迎えて、驚きと供にグリードはレオンから思わず体を離した。
「レオン。次は俺も・・・。」
その隙を逃がさずに、今度はルイがレオンの腰を後ろに引き寄せ、自身の欲望で後ろから突き上げた。
「ああっ!」
レオンの甲高い嬌声が響く。
「俺の・・・長いから・・・レオンの一番奥まで届いて良く解る・・・。余すこと無くレオンの中も全部知りたい。」
ねっとりとした熱を含ませ、ルイがレオンの耳元に囁き掛けながら、中を探る様にグリグリと切っ先で奥を犯す。
「あっ・・あっ・・っ!」
その度に切なげな声が上がり、華奢な身体が仰け反る。
「痙攣してきた・・・奥・・・良いんだ・・・。もっと教えて・・・。」
ねだる様に少しずつ角度を変えながら、ルイが腰を動かす。
「焦らさないで・・・。」
ルイの動きを遮らない様に、レオンが腰を揺らす。
「まだ・・・知りたい・・・。けど・・・レオンが・・・望むなら・・・。」
探る様な動きから一変して、ギリギリまで引き抜き最奥まで打ち付ける動きを本能のまま繰り返す。
「あうっ・・・!ああうっ・・・!ああんっ・・・!」
何度目かのストロークで、ルイが最奥に欲望を吐き出した。
「レオン。」
ルイが優しく口付けると、レオンが笑った。
「 美味しかったよ。ごちそうさま・・・。」
レオンはルイの萎えた欲望を、ズルリと秘裂から引き抜くと、右足に股間を擦り付けるアルベルトに視線を向けた。
「アルベルト、来い。」
レオンがアルベルトの股間を強く踏みつけると、更に大きく膨れ上がる。
「レオン様!」
恍惚とした表情で夢中でレオンの腰を両腕で抱き寄せると、アルベルトは舌を伸ばして大胆に舐め回す。
「お前のこれで、私を満足させてみろ。」
アルベルトの欲望を更に踏みつけ、艶やかに息を乱しながら、レオンが淫美に笑う。
「レオン様のお望みなら!」
陶酔した表情で、アルベルトがレオンにのし掛かる。
歓喜に震えながらレオンの中に入ったアルベルトは、直ぐにその欲望を爆発させてしまった。
「すまない!我慢出来なかった!」
「ご苦労様。アルベルト。」
レオンは少女らしかぬ笑みを浮かべると、アルベルトの欲望を引き抜き立ち上がる。
そして、ベッドのシーツを剥ぎ取り羽織ると、ベッドに座わった。
誘惑の魔力に惑わされたままの3人はうっとりとした表現のまま、レオンを見詰めている。
少女の体が徐々に男の体に変わっていく。
そして、レオンの表情が徐々に苦痛を浮かべたものに変わる。
「正気に戻ったか?あんなに淫乱だったとは知らなかったよ、レオン!」
カイルが心底から楽しそうに、レオンに声を掛けた。
「忘れろ・・・・・・。」
地を這うような声が天幕に響く。
「あんなに魅力的な『淫魔のレオン』を忘れられる筈が無いだろ?」
カイルの言葉に、レオン以外の全員が同意して頷く。
「忘れろと言ったんだ・・・・。」
高圧的な低い声と供に、急速にレオンの魔力が高まる。
「ジャスティスジャッジメント、パーフェクトピュリフィケイション・・・。」
最上級の浄化の光と審判の電撃が天幕の中を走った。
そうして天幕の中は静けさを保ち、レオン以外の者は沈黙したのだった。
*************
果たして勝者は居たのか・・・?
カイルは余裕ぶっこいてますが、本当に大丈夫なのですか?
ライナスは実はヘタレなのか?
グリードも良いとこ無し・・・?
アルベルト論外?
みたいな・・・・!Σ( ̄□ ̄;)
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