8 / 9
お嬢様陰陽師と黒くて大きな男子高生…(3)
しおりを挟む
教室に戻ると待っていた鳥子がやはり顛末を食いつく様に聞いて来た。
「結局どーなったの?復縁?それとも破局?」
「当人の前でこの娘は…、彼のプライベートですわよ。」
薙がデリカシーのない鳥子を諌めるがアイザックは苦笑して答えた。
「Breakup of love、破局さ。」
「そっか、可愛い娘だったのにね。…勿体ない。」
「どういう意味で勿体ないんだよ?」
富河ことトミーが鳥子の言葉に突っ込む。
「それよりMs.ナギ。」
「ナギで宜しいですわよ、ザックさん。」
「Thanks。それでナギ、先日の騒ぎで俺とあの佐知子と言った娘に何が取り憑いたんだ?
…何故、俺達だったんだ?」
先日の修羅場の一件、元カノの親友である佐知子がアイザックの親友…富河夏之の股間に膝蹴りを入れている。
それだけなら周囲も笑って終わりだったが、追い討ちに彼の脇腹を本気で蹴りつけ、それに憤慨したアイザックが彼女に本気でネックハンギングを仕掛け爪先が浮く程に吊り上げる暴力を振るってしまった。
教師に見られていればアイザックは良くて停学、最悪は退学、警察沙汰になっていたかも知れない。
薙は二人とも“悪いもの”に憑かれていたと言うがアイザックは何が…何故憑かれたのか、どのタイミングで憑かれたのかが分からなかった。
「佐知子さんの方もザックさんも騒ぎの最中でしょうか。憑いたのは形もない式鬼、式神の失敗作みたいなもので御座いますわ。」
「What?…シキオニ?…DEVIL⁉」
「デビル…そうですわね、西欧…米国なら悪魔の方が近いですわね。
式鬼は式神…ファミリアになり損ねた不浄霊で御座います。」
そこで薙は自分の式神…三原色を机の上に出した。3つの軟式ボール程の球がポンポンと弾み、赤青黄色のボールにキョロッとまん丸の1つ目を出す。
「なっ、何じゃこりゃ⁉」
「私の式神…三原色ですわ。赤は赤海、青は青魅、黄は黄身ですわ。」
富河が素っ頓狂な声を上げて驚き、鳥子が黄身に掌を出す。
「黄身~、お出で。」
すると黄身は鳥子の掌にポムポムと弾みながら乗った。
それを見たアイザックは興味深々に触ろうと赤海に手を伸ばす。
「あの時俺の両頬に当たって来た…、人懐っこい使い魔なんだな。」
「ザックさん、危ないですわよ。」
一応止める薙だが、赤海はパックマンの様に口を開けてガブッとアイザックの中指に噛みついた。
「人懐っこいのでは…?」
意外と平然としているアイザックに薙は思わずプッと含み笑いをした。
「んふふ。赤海、放して上げなさい。ザックさんには悪いけど黄身は特別鳥子に懐いているだけですわ。
赤海と青魅も触れられるのは拒みますが彼女だけは攻撃致しませんの。」
アイザックは軽く手を振ると富河が顔を背けてプププッと嗤っているので頭に拳骨を食らわす。
「何故?」
アイザックは素朴な疑問なので聞いてみる。
「普通に長い付き合いだからですわ、鳥子とは小学生からの幼馴染ですの。」
「そゆこと。」
鳥子は薙の言葉に続けて悪戯っぽく笑った。
「話を戻しますわね。式鬼は実体を持てない式神のなり損ない、つまりあの場で貴方方に何者かが式を放ったのです。」
「俺とMs.佐知子が狙われたって事か?」
「さあ、貴方方が狙いかも知れませんし、そうじゃないかも知れません。或いは貴方方が争う事で苦しむ…或いは不利益になる方がおられるやも知れません。」
「何だそりゃ、結局分かんねえんじゃねえか。」
富河が愚痴を零す。
「少なくとも、式鬼を放った人物はあの場所にいた筈です。教師はいませんでしたから生徒…2年生の階ですから高い確率で2年生。
1年生…3年生がいたかも知れませんが、此方が動かずとも直ぐ解りますでしょう。」
そこで質問をしたのは鳥子であった。
「何で解るのよ、生徒何人いると思ってんの?」
「式鬼は術者に返るのですよ、鳥子。」
「えっ、じゃあ⁉」
薙が表情に影を落とし、三人に教える。
「この数日の間にこの学校生徒の1人が大怪我を負うか、惨い死に方をされますわ。」
「助けてはあげられないのか?」
アイザックが薙に懇願すると…彼女は不敵に嘲笑う。
「死ねば良いのですよ。」
その笑みに見てアイザックと富河の背筋に悪寒が走った。
「何の修行もせずに式の呪法を使えば自身に返るのは必至。
素人が呪法を玩ぶは御霊への冒涜!
人を呪わば穴二つ…と云うことわざが御座いますが、最早このことわざ事態が概念に込められた呪いなのです。」
…と、突然アイザックが薙の肩を掴む。これを攻撃と判断した三原色が主を掴む彼の腕に噛みつく。先程とは違う鋭い牙を生やして。
突然の事に鳥子は立ち上がり狼狽える。
「ちょっ、薙⁉」
「大丈夫ですわよ、鳥子。」
「いや、アンタは心配してないから!」
三原色に噛まれる痛みに顔を歪ませながら更に懇願をした。
「誰だとかは関係ないさ…。助ける事が出来るなら、助けてあげて欲しい。」
アイザックが薙の肩を掴んだ腕に力を込め、薙は痛みを感じ表情を歪ませる。
「随分乱暴ですのね、ザックさんは何か思う所でもあるのかしら?」
「特にはないさ。…でも、後味が悪いのは誰だって嫌じゃないか?」
すると薙は一枚のカードを机に出した。そして左人差し指で三原色に合図を出すと赤海、青魅、黄身は噛むのを止めてセーラー服の襟の裏に隠れる。
「これは何だい?」
「対怪霊災害対策嘱託免許。ジャパニーズシャーマンライセンスと言えば宜しいのかしら。
国から本物の退魔師と認められた証明書です、これを見せたからには私は同級生ではありません。日本が証明する嘱託退魔師で御座います。
ザック君は陰陽道鬼閂流陰陽師…鬼閂薙に退魔を御依頼為さいますか?」
試すかの様に薙はアイザック・トッドの黒い瞳を覗き込む。
アイザックは挑む様に彼女に顔を近付けて答える。
「Yes,I would like to request you to exorcise the demon.」
薙はニコリは何故か表情が怪訝そうに変わり…「えっ?」と声が洩れた。
「えっ?」
アイザックも彼女に連られてそんな声が洩れてしまった。
鳥子は二人の猫騙しでもされた様な顔にゲラゲラと笑い出してしまう。薙の英語の成績は最悪なのだから…。
「結局どーなったの?復縁?それとも破局?」
「当人の前でこの娘は…、彼のプライベートですわよ。」
薙がデリカシーのない鳥子を諌めるがアイザックは苦笑して答えた。
「Breakup of love、破局さ。」
「そっか、可愛い娘だったのにね。…勿体ない。」
「どういう意味で勿体ないんだよ?」
富河ことトミーが鳥子の言葉に突っ込む。
「それよりMs.ナギ。」
「ナギで宜しいですわよ、ザックさん。」
「Thanks。それでナギ、先日の騒ぎで俺とあの佐知子と言った娘に何が取り憑いたんだ?
…何故、俺達だったんだ?」
先日の修羅場の一件、元カノの親友である佐知子がアイザックの親友…富河夏之の股間に膝蹴りを入れている。
それだけなら周囲も笑って終わりだったが、追い討ちに彼の脇腹を本気で蹴りつけ、それに憤慨したアイザックが彼女に本気でネックハンギングを仕掛け爪先が浮く程に吊り上げる暴力を振るってしまった。
教師に見られていればアイザックは良くて停学、最悪は退学、警察沙汰になっていたかも知れない。
薙は二人とも“悪いもの”に憑かれていたと言うがアイザックは何が…何故憑かれたのか、どのタイミングで憑かれたのかが分からなかった。
「佐知子さんの方もザックさんも騒ぎの最中でしょうか。憑いたのは形もない式鬼、式神の失敗作みたいなもので御座いますわ。」
「What?…シキオニ?…DEVIL⁉」
「デビル…そうですわね、西欧…米国なら悪魔の方が近いですわね。
式鬼は式神…ファミリアになり損ねた不浄霊で御座います。」
そこで薙は自分の式神…三原色を机の上に出した。3つの軟式ボール程の球がポンポンと弾み、赤青黄色のボールにキョロッとまん丸の1つ目を出す。
「なっ、何じゃこりゃ⁉」
「私の式神…三原色ですわ。赤は赤海、青は青魅、黄は黄身ですわ。」
富河が素っ頓狂な声を上げて驚き、鳥子が黄身に掌を出す。
「黄身~、お出で。」
すると黄身は鳥子の掌にポムポムと弾みながら乗った。
それを見たアイザックは興味深々に触ろうと赤海に手を伸ばす。
「あの時俺の両頬に当たって来た…、人懐っこい使い魔なんだな。」
「ザックさん、危ないですわよ。」
一応止める薙だが、赤海はパックマンの様に口を開けてガブッとアイザックの中指に噛みついた。
「人懐っこいのでは…?」
意外と平然としているアイザックに薙は思わずプッと含み笑いをした。
「んふふ。赤海、放して上げなさい。ザックさんには悪いけど黄身は特別鳥子に懐いているだけですわ。
赤海と青魅も触れられるのは拒みますが彼女だけは攻撃致しませんの。」
アイザックは軽く手を振ると富河が顔を背けてプププッと嗤っているので頭に拳骨を食らわす。
「何故?」
アイザックは素朴な疑問なので聞いてみる。
「普通に長い付き合いだからですわ、鳥子とは小学生からの幼馴染ですの。」
「そゆこと。」
鳥子は薙の言葉に続けて悪戯っぽく笑った。
「話を戻しますわね。式鬼は実体を持てない式神のなり損ない、つまりあの場で貴方方に何者かが式を放ったのです。」
「俺とMs.佐知子が狙われたって事か?」
「さあ、貴方方が狙いかも知れませんし、そうじゃないかも知れません。或いは貴方方が争う事で苦しむ…或いは不利益になる方がおられるやも知れません。」
「何だそりゃ、結局分かんねえんじゃねえか。」
富河が愚痴を零す。
「少なくとも、式鬼を放った人物はあの場所にいた筈です。教師はいませんでしたから生徒…2年生の階ですから高い確率で2年生。
1年生…3年生がいたかも知れませんが、此方が動かずとも直ぐ解りますでしょう。」
そこで質問をしたのは鳥子であった。
「何で解るのよ、生徒何人いると思ってんの?」
「式鬼は術者に返るのですよ、鳥子。」
「えっ、じゃあ⁉」
薙が表情に影を落とし、三人に教える。
「この数日の間にこの学校生徒の1人が大怪我を負うか、惨い死に方をされますわ。」
「助けてはあげられないのか?」
アイザックが薙に懇願すると…彼女は不敵に嘲笑う。
「死ねば良いのですよ。」
その笑みに見てアイザックと富河の背筋に悪寒が走った。
「何の修行もせずに式の呪法を使えば自身に返るのは必至。
素人が呪法を玩ぶは御霊への冒涜!
人を呪わば穴二つ…と云うことわざが御座いますが、最早このことわざ事態が概念に込められた呪いなのです。」
…と、突然アイザックが薙の肩を掴む。これを攻撃と判断した三原色が主を掴む彼の腕に噛みつく。先程とは違う鋭い牙を生やして。
突然の事に鳥子は立ち上がり狼狽える。
「ちょっ、薙⁉」
「大丈夫ですわよ、鳥子。」
「いや、アンタは心配してないから!」
三原色に噛まれる痛みに顔を歪ませながら更に懇願をした。
「誰だとかは関係ないさ…。助ける事が出来るなら、助けてあげて欲しい。」
アイザックが薙の肩を掴んだ腕に力を込め、薙は痛みを感じ表情を歪ませる。
「随分乱暴ですのね、ザックさんは何か思う所でもあるのかしら?」
「特にはないさ。…でも、後味が悪いのは誰だって嫌じゃないか?」
すると薙は一枚のカードを机に出した。そして左人差し指で三原色に合図を出すと赤海、青魅、黄身は噛むのを止めてセーラー服の襟の裏に隠れる。
「これは何だい?」
「対怪霊災害対策嘱託免許。ジャパニーズシャーマンライセンスと言えば宜しいのかしら。
国から本物の退魔師と認められた証明書です、これを見せたからには私は同級生ではありません。日本が証明する嘱託退魔師で御座います。
ザック君は陰陽道鬼閂流陰陽師…鬼閂薙に退魔を御依頼為さいますか?」
試すかの様に薙はアイザック・トッドの黒い瞳を覗き込む。
アイザックは挑む様に彼女に顔を近付けて答える。
「Yes,I would like to request you to exorcise the demon.」
薙はニコリは何故か表情が怪訝そうに変わり…「えっ?」と声が洩れた。
「えっ?」
アイザックも彼女に連られてそんな声が洩れてしまった。
鳥子は二人の猫騙しでもされた様な顔にゲラゲラと笑い出してしまう。薙の英語の成績は最悪なのだから…。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
トゴウ様
真霜ナオ
ホラー
MyTube(マイチューブ)配信者として伸び悩んでいたユージは、配信仲間と共に都市伝説を試すこととなる。
「トゴウ様」と呼ばれるそれは、とある条件をクリアすれば、どんな願いも叶えてくれるというのだ。
「動画をバズらせたい」という願いを叶えるため、配信仲間と共に廃校を訪れた。
霊的なものは信じないユージだが、そこで仲間の一人が不審死を遂げてしまう。
トゴウ様の呪いを恐れて儀式を中断しようとするも、ルールを破れば全員が呪い殺されてしまうと知る。
誰も予想していなかった、逃れられない恐怖の始まりだった。
「第5回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!
他サイト様にも投稿しています。
ゾンビ発生が台風並みの扱いで報道される中、ニートの俺は普通にゾンビ倒して普通に生活する
黄札
ホラー
朝、何気なくテレビを付けると流れる天気予報。お馴染みの花粉や紫外線情報も流してくれるのはありがたいことだが……ゾンビ発生注意報?……いやいや、それも普通よ。いつものこと。
だが、お気に入りのアニメを見ようとしたところ、母親から買い物に行ってくれという電話がかかってきた。
どうする俺? 今、ゾンビ発生してるんですけど? 注意報、発令されてるんですけど??
ニートである立場上、断れずしぶしぶ重い腰を上げ外へ出る事に──
家でアニメを見ていても、同人誌を売りに行っても、バイトへ出ても、ゾンビに襲われる主人公。
何で俺ばかりこんな目に……嘆きつつもだんだん耐性ができてくる。
しまいには、サバゲーフィールドにゾンビを放って遊んだり、ゾンビ災害ボランティアにまで参加する始末。
友人はゾンビをペットにし、効率よくゾンビを倒すためエアガンを改造する。
ゾンビのいることが日常となった世界で、当たり前のようにゾンビと戦う日常的ゾンビアクション。ノベルアッププラス、ツギクル、小説家になろうでも公開中。
表紙絵は姫嶋ヤシコさんからいただきました、
©2020黄札
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる