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第十五章
母親-04
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そんな死闘が行われているとは露知らず、シドニアは牢の向こう側で椅子に腰かけている自身の母であるルワンに向けて、問う。
「私とリンナに望んだ……夢の形……?」
「ええ。……でもそれを話す前に、貴方へしなければならないお話があるわね」
「……貴女がリンナの母である、という言葉の意味……ですか?」
「そうね、それも含めて。
私は、ヴィンセントとの間に生まれた貴方とは別に、ミクニ・バーンシュタインという男性とも交わり、子供を産んでいる。
そうして産まれた子にリンナという名を与え、旧友である刀匠・ガルラへと任せたの」
つまり、シドニアとリンナは、それぞれ父親こそ異なるが、同じ母から産まれた、兄妹という事になる。
――父が全て同じで、母だけが違う、各皇族の姉妹達と同じく。
「リンナが、姫巫女という、特別な力を持っている事は知っている?」
「ええ……貴女が知っているかどうかはともかく、現在我々皇族は、災いの対処に必要な刀を、刀匠であるリンナに委託している形です」
「偉いわね。きっとカルファスさんがしっかりと古い文献の調査をしたのね。……二十年前の皇族とは大違い」
「二十年前、というとアメリア領で起こった、女性にだけ発症する謎の病が流行した時期と重なりますが」
「そこまで調べているのなら、話は早いわ。
そう、二十年前に起こった病の流行騒動は、災いによる人類への一斉攻撃で、それと私は戦ったの。
私は元々、災いを滅する為に存在する姫巫女の女であり、リンナの父であるミクニ・バーンシュタインは、そうした姫巫女を管理する聖堂教会という組織の関係者だった。
そして、刀匠・ガルラは、姫巫女の用いる刀を献上してくれていた。他にも協力者が一人、マリルリンデという変わった子もいたわ」
と、そこで出て来た名前に、思わずシドニアは檻に手をかけて「マリルリンデ!?」と声を荒げた。
「? まさか、マリルリンデの事も知っているの? 彼の情報はどこにも無いと思うのだけれど」
「いえ……マリルリンデは現在起こっている、災いの問題を引き起こした張本人です! 何かの間違いではないのですか!?」
「……そう。でも、それは一旦置いて頂戴。少なくとも、今の本題はそれじゃないわ」
マリルリンデの事を知りつつも、しかし投獄されてからは彼の事を知り得る筈も無いルワンに、それ以上問うても無駄であるのだろう事は、シドニアにも分かった。
だが一つだけ言わねばならぬ事があるから、シドニアは彼女の次なる言葉を待たず、声を放つ。
「今、この収容所に、マリルリンデが侵入しています。理由は、分かりませんが」
「なるほど。貴方が血相を変えてここまで来た理由は、何となくわかったわ。でもごめんなさい、私もマリルリンデがここに来る理由は、分からないわ。私が絡んでいるかもしれないし、もしかしたら絡んでいないのかもしれない」
「二十年前に、貴女へ協力していたのでしょう?」
「だからこそなの。二十年前、共に戦った後から今日までの間、あの子と私は接触すらしていなかった。
彼にとって短い時間だとしても、私からしたら長い時間を過ごしたというのに、今更何か用があるなんて思えないじゃない。
……それに、今起こっている災いの問題を引き起こした張本人、なんて立場だったら、なおさらね」
それから絶え間なくルワンが語る言葉の衝撃によって、シドニアは口を挟む事すら出来ずにいた。
二代以上前のレアルタ皇国には、聖堂教会という姫巫女の管理組織が公的に存在していたが、災いの減少と共に姫巫女の一族が持つ政治的権能を恐れた皇族が、聖堂教会の解体と姫巫女の虐殺を行ったという事。
それから時が流れ、ヴィンセントが統治する先時代でも未だに姫巫女の一族を狙う皇族の勢力があったからこそ、ルワンを女性として気に入ったヴィンセントへと取り入る事により、何とかトレーシー家の命を守る事が出来た事。
そしてヴィンセントとの間に産まれたシドニアの誕生から二年も経たず、災いによる被害がアメリア領を中心に多発した事から、ルワンは幼いシドニアを置いて姫巫女としての使命を果たす為、災い達と戦った事。
そこで息をついたルワンは、情報の濁流によって頭を痛めつつも、何とか捻り出す事が出来たシドニアの言葉に、耳を傾ける。
「その……ミクニ・バーンシュタインという男とは、元々そうした、男女の関係であったのですか?」
「向こうがどう思っていたかは分からないけれど、私は少なくとも彼へ恋愛感情を抱いてはいなかったわ。……貴方には、少し残酷かもしれないけれど、ヴィンセントとの間にも、愛は無かった」
「それは、そうでしょうね」
控え目に言っても、ヴィンセントという男はシドニアから見ても理想の男性には思えない。
人間の悪性を全て内包した男、と言っても聞こえがいい程に、彼の良い部分が息子であるシドニアにも見えなかったのだ。
「母さんは、私が物心つくより前から、私の前へ顔を見せる事はほとんど無かった。それは、姫巫女としての戦い故に?」
「勿論。経歴故、后である筈なのに世間へ顔が割れていなかったから自由に動けた反面、皇族の息子がいると名有りの災いに知れてしまうと、それを戦略に組まれてしまう可能性があったから。貴方との接触は、最低限にしなければならなかったわ」
「父は……ヴィンセントは、貴方の正体を、貴方の戦いを知っていたのですか?」
「災いの事や姫巫女の事を詳しく知っていたかはともかくとして、私が姫巫女の一族という特殊な事情がある事は、もちろん知っていたわ。
……そして私が、戦いに出向くという事も知っていた。『好きにすればいいさ。だが皇族にその問題を持ち込むな』と言われた事もあったわね」
何にせよ、彼女は二十年前に災いと戦い、そして勝利した。
災いによる被害はアメリア領における特殊実験保護地域という結果を残す事にはなったものの、しかし人類滅亡に直結するような問題に発展する事なく、戦いを終えたのだという。
「けどね、あの戦いによって分かった事があったの」
「それは……?」
「ただの災害と同じよ。長らく危機が訪れずにいると、人間というのはどこかで危機感を薄れさせるという事」
例えば、数十年単位で大きな水害を経験していない国家は、年々防波堤に対する意識が低くなると言う。
人は過去から学ぶというが、しかし学びこそ常に過去となり、未来を見据えると驕った者は歴史を軽視し、その考えも含め、訪れた災厄によって打ち砕かれる。
「災いは、どこからか産まれるもの。かつて姫巫女の一族が、勢力や政治的権能を有していた時代には、狩り尽くせていたわ。
けれど災いは、私たち姫巫女の一族が人間の愚かしさによって虐殺されたの事を知り得、その数が少なくなった時を見計らい、それまで貯め込んできた勢力を一斉に投入してきた。
……分かるかしら。思考が芽生えた彼らは実に狡猾で、人間に対して容赦ない。まだ思考を伴わない感染症流行の方が対処はしやすいかもしれないわね。
私たちの時には何とかなったけれど、二十年後三十年後……いいえ、それこそ百年の時を待って襲い掛かられたら、今度こそ人類は終わってしまうかもしれない」
ミクニ・バーンシュタインという男は、それを危惧したのだという。
彼は元々姫巫女の一族を管理する聖堂教会を創設した者の孫であり、災いに対する防備を常に意識していたのだ、と。
だが――姫巫女の一族であるルワンの血を継ぐ者は、その段階ではただ一人だけ。
「姫巫女の一族が有する膨大な力……つまり虚力は、女性に特化したものなの」
「……知っています。故に、虚力を主食とする災いが狙うのは女性なのだ、とも」
「勿論男性にも多く虚力を有する人はいる。それでも平均的な女性の十分の一にさえ満たない量よ。
私の息子だとしても、例外ではなかった」
そう、シドニアは姫巫女の一族として……否、姫巫女としての力を持ち得る存在では無かったのだ。
だからこそ――ルワンは、愛してもいないミクニ・バーンシュタインと繋がり、リンナという子を授かった。
シドニアは、どこか可笑しいと思う気持ちを堪えきれず、檻に額を合わせながら、乾いた笑みを溢す。
「はは……つまり私は……どこまでも才能がない男だったと……女に産まれていれば、姫巫女としての役割だってあったかもしれない、と……そういう事か……」
ルワンは、何も言わなかった。
否、言えなかったのだ。
ルワンはそもそも、幼い頃のシドニアとさえ、まともな親子の会話をしてこなかった。
今はこうして投獄され、今の彼が受ける辛さや悲しみを知る事も無い。
だからこそ――ルワンはシドニアの目を、ただ見つめ続けた。
息子から目を逸らさないと、そう言わんばかりに。
「私とリンナに望んだ……夢の形……?」
「ええ。……でもそれを話す前に、貴方へしなければならないお話があるわね」
「……貴女がリンナの母である、という言葉の意味……ですか?」
「そうね、それも含めて。
私は、ヴィンセントとの間に生まれた貴方とは別に、ミクニ・バーンシュタインという男性とも交わり、子供を産んでいる。
そうして産まれた子にリンナという名を与え、旧友である刀匠・ガルラへと任せたの」
つまり、シドニアとリンナは、それぞれ父親こそ異なるが、同じ母から産まれた、兄妹という事になる。
――父が全て同じで、母だけが違う、各皇族の姉妹達と同じく。
「リンナが、姫巫女という、特別な力を持っている事は知っている?」
「ええ……貴女が知っているかどうかはともかく、現在我々皇族は、災いの対処に必要な刀を、刀匠であるリンナに委託している形です」
「偉いわね。きっとカルファスさんがしっかりと古い文献の調査をしたのね。……二十年前の皇族とは大違い」
「二十年前、というとアメリア領で起こった、女性にだけ発症する謎の病が流行した時期と重なりますが」
「そこまで調べているのなら、話は早いわ。
そう、二十年前に起こった病の流行騒動は、災いによる人類への一斉攻撃で、それと私は戦ったの。
私は元々、災いを滅する為に存在する姫巫女の女であり、リンナの父であるミクニ・バーンシュタインは、そうした姫巫女を管理する聖堂教会という組織の関係者だった。
そして、刀匠・ガルラは、姫巫女の用いる刀を献上してくれていた。他にも協力者が一人、マリルリンデという変わった子もいたわ」
と、そこで出て来た名前に、思わずシドニアは檻に手をかけて「マリルリンデ!?」と声を荒げた。
「? まさか、マリルリンデの事も知っているの? 彼の情報はどこにも無いと思うのだけれど」
「いえ……マリルリンデは現在起こっている、災いの問題を引き起こした張本人です! 何かの間違いではないのですか!?」
「……そう。でも、それは一旦置いて頂戴。少なくとも、今の本題はそれじゃないわ」
マリルリンデの事を知りつつも、しかし投獄されてからは彼の事を知り得る筈も無いルワンに、それ以上問うても無駄であるのだろう事は、シドニアにも分かった。
だが一つだけ言わねばならぬ事があるから、シドニアは彼女の次なる言葉を待たず、声を放つ。
「今、この収容所に、マリルリンデが侵入しています。理由は、分かりませんが」
「なるほど。貴方が血相を変えてここまで来た理由は、何となくわかったわ。でもごめんなさい、私もマリルリンデがここに来る理由は、分からないわ。私が絡んでいるかもしれないし、もしかしたら絡んでいないのかもしれない」
「二十年前に、貴女へ協力していたのでしょう?」
「だからこそなの。二十年前、共に戦った後から今日までの間、あの子と私は接触すらしていなかった。
彼にとって短い時間だとしても、私からしたら長い時間を過ごしたというのに、今更何か用があるなんて思えないじゃない。
……それに、今起こっている災いの問題を引き起こした張本人、なんて立場だったら、なおさらね」
それから絶え間なくルワンが語る言葉の衝撃によって、シドニアは口を挟む事すら出来ずにいた。
二代以上前のレアルタ皇国には、聖堂教会という姫巫女の管理組織が公的に存在していたが、災いの減少と共に姫巫女の一族が持つ政治的権能を恐れた皇族が、聖堂教会の解体と姫巫女の虐殺を行ったという事。
それから時が流れ、ヴィンセントが統治する先時代でも未だに姫巫女の一族を狙う皇族の勢力があったからこそ、ルワンを女性として気に入ったヴィンセントへと取り入る事により、何とかトレーシー家の命を守る事が出来た事。
そしてヴィンセントとの間に産まれたシドニアの誕生から二年も経たず、災いによる被害がアメリア領を中心に多発した事から、ルワンは幼いシドニアを置いて姫巫女としての使命を果たす為、災い達と戦った事。
そこで息をついたルワンは、情報の濁流によって頭を痛めつつも、何とか捻り出す事が出来たシドニアの言葉に、耳を傾ける。
「その……ミクニ・バーンシュタインという男とは、元々そうした、男女の関係であったのですか?」
「向こうがどう思っていたかは分からないけれど、私は少なくとも彼へ恋愛感情を抱いてはいなかったわ。……貴方には、少し残酷かもしれないけれど、ヴィンセントとの間にも、愛は無かった」
「それは、そうでしょうね」
控え目に言っても、ヴィンセントという男はシドニアから見ても理想の男性には思えない。
人間の悪性を全て内包した男、と言っても聞こえがいい程に、彼の良い部分が息子であるシドニアにも見えなかったのだ。
「母さんは、私が物心つくより前から、私の前へ顔を見せる事はほとんど無かった。それは、姫巫女としての戦い故に?」
「勿論。経歴故、后である筈なのに世間へ顔が割れていなかったから自由に動けた反面、皇族の息子がいると名有りの災いに知れてしまうと、それを戦略に組まれてしまう可能性があったから。貴方との接触は、最低限にしなければならなかったわ」
「父は……ヴィンセントは、貴方の正体を、貴方の戦いを知っていたのですか?」
「災いの事や姫巫女の事を詳しく知っていたかはともかくとして、私が姫巫女の一族という特殊な事情がある事は、もちろん知っていたわ。
……そして私が、戦いに出向くという事も知っていた。『好きにすればいいさ。だが皇族にその問題を持ち込むな』と言われた事もあったわね」
何にせよ、彼女は二十年前に災いと戦い、そして勝利した。
災いによる被害はアメリア領における特殊実験保護地域という結果を残す事にはなったものの、しかし人類滅亡に直結するような問題に発展する事なく、戦いを終えたのだという。
「けどね、あの戦いによって分かった事があったの」
「それは……?」
「ただの災害と同じよ。長らく危機が訪れずにいると、人間というのはどこかで危機感を薄れさせるという事」
例えば、数十年単位で大きな水害を経験していない国家は、年々防波堤に対する意識が低くなると言う。
人は過去から学ぶというが、しかし学びこそ常に過去となり、未来を見据えると驕った者は歴史を軽視し、その考えも含め、訪れた災厄によって打ち砕かれる。
「災いは、どこからか産まれるもの。かつて姫巫女の一族が、勢力や政治的権能を有していた時代には、狩り尽くせていたわ。
けれど災いは、私たち姫巫女の一族が人間の愚かしさによって虐殺されたの事を知り得、その数が少なくなった時を見計らい、それまで貯め込んできた勢力を一斉に投入してきた。
……分かるかしら。思考が芽生えた彼らは実に狡猾で、人間に対して容赦ない。まだ思考を伴わない感染症流行の方が対処はしやすいかもしれないわね。
私たちの時には何とかなったけれど、二十年後三十年後……いいえ、それこそ百年の時を待って襲い掛かられたら、今度こそ人類は終わってしまうかもしれない」
ミクニ・バーンシュタインという男は、それを危惧したのだという。
彼は元々姫巫女の一族を管理する聖堂教会を創設した者の孫であり、災いに対する防備を常に意識していたのだ、と。
だが――姫巫女の一族であるルワンの血を継ぐ者は、その段階ではただ一人だけ。
「姫巫女の一族が有する膨大な力……つまり虚力は、女性に特化したものなの」
「……知っています。故に、虚力を主食とする災いが狙うのは女性なのだ、とも」
「勿論男性にも多く虚力を有する人はいる。それでも平均的な女性の十分の一にさえ満たない量よ。
私の息子だとしても、例外ではなかった」
そう、シドニアは姫巫女の一族として……否、姫巫女としての力を持ち得る存在では無かったのだ。
だからこそ――ルワンは、愛してもいないミクニ・バーンシュタインと繋がり、リンナという子を授かった。
シドニアは、どこか可笑しいと思う気持ちを堪えきれず、檻に額を合わせながら、乾いた笑みを溢す。
「はは……つまり私は……どこまでも才能がない男だったと……女に産まれていれば、姫巫女としての役割だってあったかもしれない、と……そういう事か……」
ルワンは、何も言わなかった。
否、言えなかったのだ。
ルワンはそもそも、幼い頃のシドニアとさえ、まともな親子の会話をしてこなかった。
今はこうして投獄され、今の彼が受ける辛さや悲しみを知る事も無い。
だからこそ――ルワンはシドニアの目を、ただ見つめ続けた。
息子から目を逸らさないと、そう言わんばかりに。
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