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公園。
しおりを挟む「美月はあの男とどこで知り合ったんだ?」
美月は俺の服をギュッと掴んで
それからゆっくり俺の顔を覗き込んだ。
気付いた俺は美月の口元に耳を近付けた。
「……ホテルの前にいたら郁弥が来てくれるかもと思って行ったけど、あそこで待つことなんて出来なくて、ノブのアパートの近くの公園に行ったんだ。
そこで『いくら?』って声かけられた。
無視してたら無理やり連れていかれたんだ……。」
小さな声で俺に伝えて来た。
……やっぱり襲われてたんじゃん……
「義弥さん、俺の家すぐ近くなんです。
俺がいなかったから俺んちの側の公園で待ってたそうで
そこで『いくら?』って声かけられたみたいです。」
「美月!」
「義弥さん違いますよ。
美月は無視をしていたんです。
そしたらあの男が無理やり連れて行ったそうです。
確かあの公園も防犯カメラありますよ。」
「ありがとう。警察に伝えて来るよ。」
義弥さんは部屋を出て行った。
「美月……あれで良かったか?」
「ノブ……ありがとう。」
「ん。美月、病院行こ。」
俺はそう言って美月の手をとった。
控え室を出て郁弥の所に行くと義弥さんに伝えて病院に向かった。
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