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天使。
しおりを挟む「美波、俺たちに子供いたら
もっと楽しいかな?」
「ん?義弥そっくりの美人は困るよ?」
「じゃあ、美波そっくりの天使は?」
「義弥欲しいの?」
「これ以上の贅沢はダメかな?」
「僕は義弥の望みは全部叶えてあげたいよ?
でも代理母とかってコト?」
「……そんなトコ。」
「義弥が望むならいいよ。」
「ありがと。」
そんな話しをしたのは
僕が楠木家の養子に入って初めての秋だった。
満月のキレイな夜だった。
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