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カレーライス。
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副部長の高橋先輩と吉岡は幼馴染らしい。
でも
中学男子が人前で手を繋ぐって
ちょっと勇気がいるかもって思った。
ミナと目を合わせ
「「羨ましいね」」
と小さく囁きあった。
ミナと同じコトを考えていたのが嬉しくって
にやけた。
「お前ら買い物?」
「ハイ。夜ゴハンの買い出しです。」
「えっ?2人で?羨ましいなぁ」
高橋先輩は呑気な声を出す。
「翔君、仕方ないでしょ?
俺らのウチは土日はどっちのウチも家族いて騒がしいだけじゃん。」
「だよなぁ~
でも友達2人で夜ゴハンは羨ましいぞ。
駿?」
吉岡は顔を真っ赤に俯いている。
再びミナと目を合わせ
「「4人でよければ一緒に夜ゴハン食べませんか?」」
「マジ?いいの?駿、夜まで一緒にいよう?」
「うん。」
元気な高橋先輩とは正反対に
吉岡は小さな声で呟いた。
「何か用事あります?
何もなければ
このまま買い物してウチ、行きませんか?」
ミナの声に
「「ありがとう」」
と2人揃って返事した。
2人は早速、家族に連絡した。
ミナも……
父さんに
『陸上部の友達とウチで夜ゴハン食べます。
楠木くんは泊まります。』
と連絡した。
メニューはカレーとサラダ。
明日の朝ごはんはトーストに目玉焼き。
インスタントのスープも。
今から食べるおやつも忘れない。
4人でミナのウチに行った。
先ずは材料をテーブルに広げて写真を撮る。
「「何してるの?」」
不思議そうに
高橋先輩と吉岡が聞いてきた。
「ちゃんと準備してるって見せないと
クスの母さんから特製弁当届いちゃうんだ。」
とミナが説明した。
「「それ羨ましい」」
4人で笑い合った。
俺は母さんに写真を送った。
『出来上がりの写真もね。』って返信。
また4人で笑った。
ミナの父さんからの
返信は
無かった。
でも
中学男子が人前で手を繋ぐって
ちょっと勇気がいるかもって思った。
ミナと目を合わせ
「「羨ましいね」」
と小さく囁きあった。
ミナと同じコトを考えていたのが嬉しくって
にやけた。
「お前ら買い物?」
「ハイ。夜ゴハンの買い出しです。」
「えっ?2人で?羨ましいなぁ」
高橋先輩は呑気な声を出す。
「翔君、仕方ないでしょ?
俺らのウチは土日はどっちのウチも家族いて騒がしいだけじゃん。」
「だよなぁ~
でも友達2人で夜ゴハンは羨ましいぞ。
駿?」
吉岡は顔を真っ赤に俯いている。
再びミナと目を合わせ
「「4人でよければ一緒に夜ゴハン食べませんか?」」
「マジ?いいの?駿、夜まで一緒にいよう?」
「うん。」
元気な高橋先輩とは正反対に
吉岡は小さな声で呟いた。
「何か用事あります?
何もなければ
このまま買い物してウチ、行きませんか?」
ミナの声に
「「ありがとう」」
と2人揃って返事した。
2人は早速、家族に連絡した。
ミナも……
父さんに
『陸上部の友達とウチで夜ゴハン食べます。
楠木くんは泊まります。』
と連絡した。
メニューはカレーとサラダ。
明日の朝ごはんはトーストに目玉焼き。
インスタントのスープも。
今から食べるおやつも忘れない。
4人でミナのウチに行った。
先ずは材料をテーブルに広げて写真を撮る。
「「何してるの?」」
不思議そうに
高橋先輩と吉岡が聞いてきた。
「ちゃんと準備してるって見せないと
クスの母さんから特製弁当届いちゃうんだ。」
とミナが説明した。
「「それ羨ましい」」
4人で笑い合った。
俺は母さんに写真を送った。
『出来上がりの写真もね。』って返信。
また4人で笑った。
ミナの父さんからの
返信は
無かった。
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