37 / 134
やっぱり。
しおりを挟む
2人で身支度をしながら
俺は母さんに電話をする。
「母さん、おはよう。
朝ごはんミナのウチで食べるよ?
だからゆっくりして。」
「櫻くんのウチに食べる物はあるかしら?
早く来なさい。」
母さんは笑いながらそう言って
電話は切れた。
「おばさんには敵わないな。
ウチに何もないのバレてるね?
おばさんの美味しいゴハン食べに行こう。」
昨夜の『弱い生きモノ』は
何処にもいない。
独りで生きるための
精一杯の鎧を装備した
ミナがいる。
いつでも
重たい鎧を外せるように
俺は
ミナの側にいる。
「母さんただいま~いただきます。」
「おばさんいつもありがとうございます。
いただきます。」
俺たちは
暖かい味噌汁に舌を鳴らした。
午前中の部活を終えて
ヨシのウチへ帰る。
そしてまたしても
美味しそうな食事。
焼き魚定食。
ヨシと僕と
ヨシの両親と
4人で食べた。
本当に美味しい。
ヨシと食べる食事は美味しい。
おばさんの料理は美味しい。
でも
家族で食べるのは
やっぱり
もっと美味しい。
俺は母さんに電話をする。
「母さん、おはよう。
朝ごはんミナのウチで食べるよ?
だからゆっくりして。」
「櫻くんのウチに食べる物はあるかしら?
早く来なさい。」
母さんは笑いながらそう言って
電話は切れた。
「おばさんには敵わないな。
ウチに何もないのバレてるね?
おばさんの美味しいゴハン食べに行こう。」
昨夜の『弱い生きモノ』は
何処にもいない。
独りで生きるための
精一杯の鎧を装備した
ミナがいる。
いつでも
重たい鎧を外せるように
俺は
ミナの側にいる。
「母さんただいま~いただきます。」
「おばさんいつもありがとうございます。
いただきます。」
俺たちは
暖かい味噌汁に舌を鳴らした。
午前中の部活を終えて
ヨシのウチへ帰る。
そしてまたしても
美味しそうな食事。
焼き魚定食。
ヨシと僕と
ヨシの両親と
4人で食べた。
本当に美味しい。
ヨシと食べる食事は美味しい。
おばさんの料理は美味しい。
でも
家族で食べるのは
やっぱり
もっと美味しい。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
すれ違い片想い
高嗣水清太
BL
「なぁ、獅郎。吹雪って好きなヤツいるか聞いてねェか?」
ずっと好きだった幼馴染は、無邪気に残酷な言葉を吐いた――。
※六~七年前に二次創作で書いた小説をリメイク、改稿したお話です。
他の短編はノベプラに移行しました。
その日君は笑った
mahiro
BL
大学で知り合った友人たちが恋人のことで泣く姿を嫌でも見ていた。
それを見ながらそんな風に感情を露に出来る程人を好きなるなんて良いなと思っていたが、まさか平凡な俺が彼らと同じようになるなんて。
最初に書いた作品「泣くなといい聞かせて」の登場人物が出てきます。
※完結いたしました。
閲覧、ブックマークを本当にありがとうございました。
拙い文章でもお付き合いいただけたこと、誠に感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる