恋人たちの New year

あんず

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二人の秘密。

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ミキちゃんの身体をバスタオルで丁寧に拭き
あげた。


自分の身体もサッと拭く……

ホントならこの可愛いミキちゃんをお姫様抱っこでベッドまで運びたい。

でも体格差のない僕には叶わない……。


きっとシュンとした顔だったんだろう……。


「くうちゃん……ベッド連れてって…」

お風呂上がりのピンク色の身体を惜しげもなく僕に絡ませて甘えるミキちゃん。


僕自身が一気に勃ち上がった。


「……くう…ちゃん?」


どこまでも甘くて

可愛くて

…………儚いミキちゃん……





たまにしかないけど

この二人の時間は一生の秘密だ。







僕はミキちゃんの手を取りベッドへと導いた。







横たわったミキちゃんは両手を広げて

「くうちゃん……きて…」

と呟いた。




僕はミキちゃんに覆い被さりキスをした。


ミキちゃんの舌を追いかけ絡め取る。

歯列をなぞって口蓋に刺激を与える。



ミキちゃんの呼吸が一気に荒くなり

硬くなったペニスが僕の太ももに当たった。





ミキちゃんを抱きたいとずっと思ってた。





僕を救ってくれたミキちゃん……



僕もミキちゃんのココロの暗い所に少しでもいいから入れて欲しい……。





我慢できない……

美月だけが僕を雄だと自覚させてくれる。






「美月……抱いていい?」





「……くうちゃん……」




「僕の童貞は美月にもらって欲しいんだ。」




「ミキ……エッチするの…………初めて…」




えっ?


初めて?


ノブは?




内心焦った。

僕が美月の初めてをもらっていいのか……?




「……美月……ノブがいいよね?」









「…………そら……抱いてくれる?」



「美月……」



「……秘密でしょ?……」



「……二人の秘密だよ……」






美月は今まで見たこともないくらい綺麗な笑顔で僕を見た……。



「……美月……」



「……そら……」



















その日初めて


美月と最後までの関係をもった。



甘くて


優しくて


安心できる




美月とのセックスはそんな時間だった。













もう一度二人でシャワーを浴びた。










「……くうちゃん…ありがと……」


ミキちゃんは天使の笑顔をくれた。






「ミキちゃん……秘密だよ?」





ミキちゃんは真っ赤な顔で

「うん。秘密。」と呟いた。











シャワーから出て二人で

身体を拭きっこして

髪を乾かしっこした。



























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