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第三章
042 召喚者発見
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ギルドから出た後、当初の目的のため軍事施設方面へ向かいながら商店を見て行く、もちろん干物も買いました。
(煮干しもあったので購入、好きなんだよなぁ、ナビにも良くやったし)
ナビ『朝はほとんどと言って良いくらい、いただきましたね。たまに大きいのがあるとテンション上がりましたよ』
(俺はどっちか言えば小さいのが好きかなぁ)
ナビ『部屋の時は大きい方は私にくれましたもんね』
(んで、煮干しくわえたままの俺の口から、パクって行ってたな)
ナビ『勇大様の初ちゅですね』
(そう言えば、そうかも、······まぁナビならオッケー美猫やったし)
ナビ『でしょ~うふふ』
(おっ、近づいて来たけど門兵さん居るね、中には入れない?)
ナビ『可能性は高いですね』
そうこうしてる内に門前に到着のようです。
「こんにちは、沢山の軍艦があるって聞いて見たいなって思ったのですけど、見学とか出来ますか?」
門兵「ん? 軍艦は出港したから見学は無理だなぁ」
葉月「そうなんですの? 一隻もですの? 寂しいですの」
門兵「ん~、調整中のがあったなぁ、俺が案内するから少し待てよ。」
門兵は詰所に戻り、出てくる時は二人になってやってきやた。
門兵「しかし残念だったなぁ、見に来るのが昨日のなら、五十隻の軍艦が出港する所を見学出来たんだが」
葉月「そうなのですの? いっぱいですの!」
門兵「ああ、精鋭五千名の兵士達が、五十隻の軍艦で出港だ」
葉月「ほへぇ~」
門「まぁ、この街の住民は見慣れてるから見学は来ないが、たまに来る冒険者達はポツポツ見に来てるな」
葉月「ここに住んでればそうですの、門兵さんは見たですの?」
門兵「俺は門兵だ、門に居たな(苦笑)、それに見慣れてる(笑)、まあ、五十隻の出港は見たかったがな、俺の友人達も出港したのでな」
葉月「はぇ~何しに行ったですの?、お魚採りに行ったですの?」
門兵「お前達も聞いただろ、世界樹、それがこの海の先にあるって話でな、それを探すって話しだ」
こんなに軽く話してくれるって事は、相当数の住民も、この海の先にユグドラシルがあるのを認識してるって事かぁ。
門兵「よし、この建物だ。おい! 久しぶりの見学者だ! 船が見たいとの事で調整中があるだろ見せてやってくれ!」
兵士「ん? お前は、······正門の門兵か、それなら聞いて無いのも仕方がないか? 昨日出港した、っとこれは部外者には話せんな」
門兵「何かあったのか?」
兵士「そこの者は少し待ってくれるか、門兵少しこちらに」
門兵「ああ」
内緒話するようだ。
葉月(中には余り居ないですの! 旅行行きましたの!)
三葉(くっくっ、じゃろうな、攻めに来た者が居る訳は無いのぉ)
三葉(ほへぇ~、大きな建物ですね)
紗々(船が入る建物ですし)
聖(軍艦大きかったもんね~)
(三葉、あれ改造して豪華客船造るか!)
三葉(うむ、それも良いの、逆に小さく速い船で遊ぶのも良いか)
まりあ(それ楽しそうです! 後は、海賊船作ってパイレーツごっこもしたいかも!)
聖(潜水艦!)
紗々(釣り船で海釣りしましょう!)
(あははっ! 全部やろう!)
念話で話をしていると、やっと門兵さんが戻ってきた。
門兵「すまない、見学は無理そうだ」
葉月「ダメですの、仕方ないですの」
「葉月、仕方無いし帰るか」
葉月「はいですの」
「門兵さんすいませんでした、せっかく連れてきて貰ったのに」
門兵「では、門まで送る」
そして正門へ向け歩きだした。
門兵「お前達、もし依頼で海に出る事があるなら気を付けるんた。俺からはそれしか言えない、すまないな」
俺達に、ちゃんと気を使ってくれるいい人やん。
葉月「大丈夫ですの! ダンジョン行きますの! 魔物をワンパンですの! しゅっ! しゅっ! ですの!」
葉月はボクシングの様に拳を握りパンチ! 風切り音は口で言ってますが(笑)
門兵「そうか! お嬢ちゃんは強いんだな! あはは!」
葉月「Sランクの冒険者ですの! うそっ子だけど最強ですの!」
満面の笑顔である。
門兵「おお、最近噂を聞いたな、黒色より成果を上げたならSランクになれるって、お嬢ちゃんはそれでSランクなんだな! スゴいぞ! あはは!」
葉月「そうですの! ゴブリンなんて、けちょんけちょんですの! しゅっ! しゅっ! しゅっ!」
ゴブリン バッチイから素手で殴らないでね(笑)
って事をしている内に正門に着いた。
門兵「ここでは軍艦を見れなかったが、もう少し南にも大きな港町がある、そこなら数は少ないが見れるかも知れないな」
葉月「ありがとうございますですの! 機会があったら見に行きますの!」
門兵「ああ、ではな!」
「「ありがとうございました!」」
そうして、軍事施設を出て街に戻り、牡蠣を見つけた。
聖「牡蠣だぁ~カキフライぃ~♪」
「「賛成♪」」
晩ごはんが決まった瞬間だった。
まりあ「勇大さん! あれ学生服!」
お店のある大通りから少し入る路地裏に、学生服を着て刀を持った女の子が壁に背を付け座り込んでいた。
紗々「隣街の南高の制服!」
駆け寄る俺達
「大丈夫か!」
美夜「えっ? 鑑定······御神 勇大? ユタおっちゃん? 聖ちゃん!」
「マジか! 美夜!」
聖「美夜ちゃん!」
「チッ! 奴隷解除!」
美夜は奴隷にされていた。
美夜「えっ? うそっ! ちゃんと思いどおりに身体動くのです!」
聖「美夜ちゃん奴隷になってたの!」
美夜「うん、一週間前に召喚されてその時に皆と一緒にこの腕輪で」
「美夜、皆はどこに居る?」
美夜「ここの軍事施設の地下に居ると思うです、私だけ支援職だから街に兵士に連れてこられ鰻焼く修練してたの」
なんと! あの鰻は美夜が焼いたのか!
「調理士?」
美夜「裁縫士、コスプレしたかったから、······でも料理覚えろって、今日も仕事が終わって帰る途中、兵士が突然消えるし、その兵士が近くに居ないと動き辛くなる様に命令されてたからなの」
三葉「なるほどの、そ奴らは旅行じゃな、では、地下に向かおうぞ旦那様」
(ナビ! ポイント頼む!)
ナビ『しました!』
「転移!」
パッ
そこは、訓練場の様で壁には剣や槍など武器が樽に入れられ置かれている。
そこに十一名の中学生達が居た。
美夜「え? 景色が! 皆!」
「美夜! え? その人達は?」
「落ち着いて! 美夜、ここに居るので全員か?」
美夜「······うん、十一人全員居るよ」
「よし、転移!」
パッ
「セレスさん」
セレス「はい、······これはまた」
「召喚されてた。違う大陸の魔法帝国で」
セレス「すぐに送還を?」
「そうしたいが」
三葉「美夜とか申す者は帰れんじゃろうな、旦那様と同じスキルを旦那様の本名を読み取れたとなると神眼持ちじゃろうな」
「ああ、美夜もお世話してくれてたからな」
聖「猫さんね~美夜ちゃんだけだったもんね、他の子は犬派で家のベガに行ってたから」
「神眼、無限収納、完全耐性ついてるな、美夜は自分の意思で外せたはずだが」
まりあ「気が付かなかったのですね(苦笑)」
美夜以外は久しぶりに外へ出たからなのか、女の子はピョンピョン飛び跳ねてる、男の子達は······。
魔法剣士「異世界チート! 魔法でSランクに! 魔法剣士だ!」
魔剣士「魔王を倒すぞ! 俺が魔剣で切り裂いてやる!」
勇者「それは勇者の僕の役割りです! 聖剣よ!」
三人はイタいポーズを決めて? いる。
「「第二のブレイド」」
ナビ『魔法帝国は災難にあいましたね、旅行ですが(笑)』
セレス「ユタ様、封印を」
「了解」
俺は男の子達の前に行き。
「王命である! 勇者達はこの封印の腕輪を外すことを禁止する! 永続である!」
シュ
勇者君に腕輪を嵌めた。
「「なっ!」」
「完了、すまんな、勇者職は歩くトラブル製造機だから封印をした、そのままなら普通に国が無くなるから」
勇者「マジか!」
と、元勇者を見る。
魔法剣士「委員長マジか!」
やっぱり委員長らしい。
勇者「嘘だ、ステータスが一桁になってる!」
「昔から勇者が居るところに、魔物が押し寄せたり、街道を歩けば盗賊、人攫い、魔物も寄ってくる、気にならなかったか? 食事に石が入っていたり、階段を踏み外したりしなかった?」
魔法剣士「委員長、いつも石入ってるって言ってた、······」
魔剣士「ちょっとの段差でもなってた、······」
勇者「トイレ行ったら紙が、······」
「と言うことで封印をさせて貰った、それから元の世界へ帰れるぞ」
「「ほんとに!」」
美夜にだけ聞こえる様に小声で。
「あぁ~、言いにくいが美夜は帰れないだろうな」
美夜「えっ? なんでなのですか?」
「俺も帰れない、ステータス見たら皆と違うだろ? 今は変わったけど、俺もそうだったし」
美夜「う、うん、測定不能になってる、“※” 付きでだけど」
「この異世界の神様に気に入られてるから、俺が拾ってきた猫のお世話しただろ? あの子がこの世界の神様だったみたい、だから特別に死ににくい身体にしてくれた」
美夜「白猫ちゃん、······」
「元の世界には魔力も無いから、俺達は向こうでは身体が維持できないんだ、今の内なら他の子達は帰せる」
美夜「······おっちゃん居たら良いか、······帰してあげて!」
少し考えそう答えた。
「解った、それから一応、皆には美夜が帰れないのは内緒にして欲しい、美夜が帰れないから私も、俺もとなるのは、皆の親達に申し訳無いから頼むよ」
美夜は頷いた。
俺は、庭にテーブル、椅子を出し、コの字にした。
聖達がお菓子やジュースを準備。
皆が、席に着いて話をする。
「さて、今回、魔法帝国に召喚されたのはこの十二人で間違いない?」
元勇者の委員長が代表で話す様だ。
勇者「はい、学級委員の仕事を、放課後に手伝って貰ってる最中でしたから、このメンバーだけです」
「ありがとう、こっちの まりあは、一人だけ別の所に召喚されてたから、その確認だ、それで皆は、その作業をしていた時間に、していた服装で帰る事が出来ます」
魔法剣士「ちょっと勿体ないが元の方がテレビもスマホもあるしなぁ」
魔剣士「そうだよなぁ、魔法使えたって魔物と戦うのでしょう、死んじゃいそうだし」
と、美夜以外が口々に。
「この後すぐに帰そうと思ってるが、良いかな?」
「「はい!」」
「解った、あっ! 勇者君もその封印の腕輪や、皆の奴隷の腕輪も外れるから安心してね」
魔法剣士「これな(笑)」
魔剣士「こんなゴツいの付けて帰ったら校則違反になっちゃうな」
「「うんうん」」
「それと、元の世界には魔力が無くて魔法は使えないから、向こうで "ファイアーボール!" とか叫んだら出ないし、笑われるからね(笑)」
「「やりそうでした!」」
「あははは、それじゃあ、そっちに集まってくれるかな」
皆は言われた通り席から立ち、少し離れた所に集まる。
俺達も立ち上がり皆の前に、俺はさらに一歩前に踏み出す。
「これから元の世界に帰すから、この世界の事は内緒でな、送還!」
パッ
そして美夜に手紙を書かせ、帰した時間に手紙を転移させた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
皆! 私は神様に帰れない身体にされてたから、こっちに残るね!
聞いたら、いつか帰れる様になるかもしれないけど、大分先になるみたい。
だから一旦お別れ! 皆と一緒に帰れなくてごめんね。
じゃあ またね! 元気でね!
"ファイアーボール!" は気を付けて(笑)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
読んだ皆は涙を流した。
"またね" と、皆は空が夕焼けに染まるまでその場を動かなかった。
美夜「ちゃんと帰れたのですか?」
「大丈夫や、ちゃんと帰れたぞ、って気になってたんやけど、なんで刀?」
聖「美夜ちゃんそれって、······あれ作ったの?」
美夜「る○うに○心の逆刃刀なのです! 模擬刀あったので勝手に作りました! 刃の方は適当ににトンカチで叩いて潰して刃の方は白色の墨で描きました!」
刃を潰してガタガタになっていて鞘から抜くのも一苦労しながら抜くと、峰側に消えかけた白色の炭で波紋が描かれてあった、······打って上げよう。
聖「ユタさんの漫画のせいですよ」
「せやけど、勝手に俺の部屋に潜り込んで読んでたやん!」
美夜「鍵開けてくれたの聖ちゃんだよ、無○の住○も好き!」
「聖?」
聖「何の事かなぁ~ひゅ~ひゅ~」
美夜「聖ちゃんまだ口笛吹けないんだ! ぴゅ~ぴゅ~こう吹くんだよ」
「お前が原因やん! まぁ、逆刃刀は打ってやるから安心しろ」
美夜「おっちゃんありがとう! ところでさっきから聞きたかった事があって、おっちゃんなんで? ちびっこなのですか?」
「こっちに召喚される時に神様に会っただろ?」
美夜「うん」
「その時にな、神様が俺の小さい時のこの姿になったんだ、それを一緒に召喚された糞ガキが、俺がおっさんやから若返らせろって事になって、さらにこの姿にしろと言いやがったのが、この姿の訳だ」
美夜「だったら、おっちゃん言うのはやめかなぁ?」
「中身は一緒やかまわんぞ」
美夜「ほんと? ユタ言った方が?」
聖「あぁ~美夜ちゃん小さい子達と一緒でその二つで呼んでたねぇ~私はさん付けたのに(笑)」
美夜「良いじゃん! ユタの事好きなんだから! あっ?」
「「きゃ~(ですの)!」」
「「美夜ちゃんずっと言ってたもんね~」」
美夜「聖ちゃんもでしょっ!」
聖「私のステータス見て♪」
美夜「ん? なっ! ユタの妻! 聖ちゃんずるい! 私も! 私も!」
聖「美夜ちゃん、他の人も見て(笑)」
美夜「え? えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」
来たぁぁぁぁぁぁぁぁ~!×5
美夜「はーれむさんだぁ~」
「なんで俺みたいなおっさんが良いの?」
美夜「おっさん違うもん! カッコいいもん! いっつも優しいし、おやつくれるし、ちみっこ達と遊んでくれるし、週末はパン持って帰ってくるし、段ボールで逆刃刀作ってくれたし、夏はゴムのプール膨らませてくれるし、竹で水鉄砲作ってくれるし、皆に格闘技教えてくれるし、猫連れてきてくれるし、腕立てで猫と一緒に乗せてくれるし、頭洗うのうまいし、たまに作ってくれるご飯美味しいし、漫画いっぱい持ってるし、ゲームも一緒にしてくれるし、家のパパとも仲良しだし、実はママもユタの事好きだし、筋トレの後シャツ脱いだの見てきゃ~って言ってるし、私もだし、エッチな本の隠し場所も知ってるし、パソコンにもエッチなの色々入ってるし、ゴミ箱には、ぴ~ なティッシュペーパー丸めて入ってるし、押し入れに猫グッズ隠してるし、仕事の鞄に煮干し入ってるし、給料日の後は猫缶入ってるし、誕生日にケーキ買ってくれるし、クリスマスはサンタになってくれるし、お年玉くれるし、ごみ袋と竹ひごで凧作ってくれるし、ホワイトデーにマシュマロくれるし、初ちゅうはユタだし、好きになっちゃったんだもん!」
「「······」」
「俺のプライバシーが砕けた気もするが、ありがとう」
美夜は俺に飛び付きギュッと背中に手をまわし抱きついた。
美夜「結婚して下さい 大好きです」
ナビ『美夜ちゃん可愛いじゃないですか、受け入れてあげて下さいね』
「はぁ、俺で良かったら仲良くしてね、皆ともね。よろしく」
「「よろしくお願いします♪」」
美夜「こちらこそ、末永くよろしくお願いします」
ちゅ
「「きゃ~♪」」
共にする仲間が増えた。
葉月「晩ごはんは、カキフライ定食! ワカメのお味噌付き! タルタルソース、オーロラソース、マヨネーズ、ウスターソース、各種ソースを用意しましたの! ひじきもありましたの! せ~の」
「「いただきます」」
シンディ、パラミス、パミュ、リリも転移で帰って来て全員での晩ごはん。
新たな仲間の美夜を中心に、わいわい楽しげだ。
最初、円ちゃんやティア、玉藻達に驚いていたがすぐに仲良くなり走り回ってた。
虎鉄達とも仲良くなり、私も! と生活魔法を習い始めた。たぶん猫になるだろう。
晩ごはんも終わり、俺は鍛冶場へ虎鉄と向かい。
「美夜は逆刃刀で、耳っ子達は二刀流だな、こっちは小太刀の二刀流にしよう、美夜も二刀流にしてしまおう! だとすると、小太刀か? 普通の太刀か? いやあれ見も見てたなら、柄頭に小太刀取り付けられる様に仕込むか、刀なら······、三刀流もありだし、五右衛門のもあるなぁ、風魔のは木刀やったし、鬼○の刃はその辺ちゃんと見てなかったからイメージが分からないし、逆刃刀二本にするか! なんかしっくり来るし! んじゃ打っていきますか!」
耳っ子の完成! 柄も握り易い様に細めに仕上げ。
美夜のも完成! 太刀と大太刀を足して割ったくらいのサイズに仕上がりました。
「片付けて戻ろうかね、虎鉄お掃除お願いね、なでなで」
片付けが終わり部家に戻るとまだ皆がきゃっきゃしている。
俺は虎鉄とソファーに横になり虎鉄が首に、そこ好きやね(笑)、なでなで、ん? スラさん分裂?
『うん まりょく ちょうだい』
『はち ぶんれつする なかまふえた』
(そうか、ありがとう)
むむむむむむむむ~!
(これくらいで大丈夫?)
『『やれる』』
ポヨ ポヨ ポヨ ポヨ
ポヨ ポヨ ポヨ ポヨ
『『できた まりょく ちょうだい』』
(ありがとうね、行くよ)
むむむむむむむむ~!
『またね』
『ふえたらね』
(あはは、その時は頼むね)
さて、葉月がスラさんズに気が付きやって来た。
葉月「寄生スライムさんですの!一.二.三······八匹ですの! あっ! そうですの! まだでしたの! スライムさん達来るですの!」
とスライムさんズを俺のお腹の上からひょいひょいっと連れて行こうとするのでついでだし。
「耳っ子達と美夜にこれも頼むよ、俺は集中して造ったから寝るね」
六本の刀を葉月に預けた。
葉月「はいですの! 行ってきますの!」
とてとてとてとて 葉月はスライムさんズと刀を持ち皆のところへ、見届けた後に目を閉じた。
ナビ『さぁ皆様、勇大さん確保しました!』
(煮干しもあったので購入、好きなんだよなぁ、ナビにも良くやったし)
ナビ『朝はほとんどと言って良いくらい、いただきましたね。たまに大きいのがあるとテンション上がりましたよ』
(俺はどっちか言えば小さいのが好きかなぁ)
ナビ『部屋の時は大きい方は私にくれましたもんね』
(んで、煮干しくわえたままの俺の口から、パクって行ってたな)
ナビ『勇大様の初ちゅですね』
(そう言えば、そうかも、······まぁナビならオッケー美猫やったし)
ナビ『でしょ~うふふ』
(おっ、近づいて来たけど門兵さん居るね、中には入れない?)
ナビ『可能性は高いですね』
そうこうしてる内に門前に到着のようです。
「こんにちは、沢山の軍艦があるって聞いて見たいなって思ったのですけど、見学とか出来ますか?」
門兵「ん? 軍艦は出港したから見学は無理だなぁ」
葉月「そうなんですの? 一隻もですの? 寂しいですの」
門兵「ん~、調整中のがあったなぁ、俺が案内するから少し待てよ。」
門兵は詰所に戻り、出てくる時は二人になってやってきやた。
門兵「しかし残念だったなぁ、見に来るのが昨日のなら、五十隻の軍艦が出港する所を見学出来たんだが」
葉月「そうなのですの? いっぱいですの!」
門兵「ああ、精鋭五千名の兵士達が、五十隻の軍艦で出港だ」
葉月「ほへぇ~」
門「まぁ、この街の住民は見慣れてるから見学は来ないが、たまに来る冒険者達はポツポツ見に来てるな」
葉月「ここに住んでればそうですの、門兵さんは見たですの?」
門兵「俺は門兵だ、門に居たな(苦笑)、それに見慣れてる(笑)、まあ、五十隻の出港は見たかったがな、俺の友人達も出港したのでな」
葉月「はぇ~何しに行ったですの?、お魚採りに行ったですの?」
門兵「お前達も聞いただろ、世界樹、それがこの海の先にあるって話でな、それを探すって話しだ」
こんなに軽く話してくれるって事は、相当数の住民も、この海の先にユグドラシルがあるのを認識してるって事かぁ。
門兵「よし、この建物だ。おい! 久しぶりの見学者だ! 船が見たいとの事で調整中があるだろ見せてやってくれ!」
兵士「ん? お前は、······正門の門兵か、それなら聞いて無いのも仕方がないか? 昨日出港した、っとこれは部外者には話せんな」
門兵「何かあったのか?」
兵士「そこの者は少し待ってくれるか、門兵少しこちらに」
門兵「ああ」
内緒話するようだ。
葉月(中には余り居ないですの! 旅行行きましたの!)
三葉(くっくっ、じゃろうな、攻めに来た者が居る訳は無いのぉ)
三葉(ほへぇ~、大きな建物ですね)
紗々(船が入る建物ですし)
聖(軍艦大きかったもんね~)
(三葉、あれ改造して豪華客船造るか!)
三葉(うむ、それも良いの、逆に小さく速い船で遊ぶのも良いか)
まりあ(それ楽しそうです! 後は、海賊船作ってパイレーツごっこもしたいかも!)
聖(潜水艦!)
紗々(釣り船で海釣りしましょう!)
(あははっ! 全部やろう!)
念話で話をしていると、やっと門兵さんが戻ってきた。
門兵「すまない、見学は無理そうだ」
葉月「ダメですの、仕方ないですの」
「葉月、仕方無いし帰るか」
葉月「はいですの」
「門兵さんすいませんでした、せっかく連れてきて貰ったのに」
門兵「では、門まで送る」
そして正門へ向け歩きだした。
門兵「お前達、もし依頼で海に出る事があるなら気を付けるんた。俺からはそれしか言えない、すまないな」
俺達に、ちゃんと気を使ってくれるいい人やん。
葉月「大丈夫ですの! ダンジョン行きますの! 魔物をワンパンですの! しゅっ! しゅっ! ですの!」
葉月はボクシングの様に拳を握りパンチ! 風切り音は口で言ってますが(笑)
門兵「そうか! お嬢ちゃんは強いんだな! あはは!」
葉月「Sランクの冒険者ですの! うそっ子だけど最強ですの!」
満面の笑顔である。
門兵「おお、最近噂を聞いたな、黒色より成果を上げたならSランクになれるって、お嬢ちゃんはそれでSランクなんだな! スゴいぞ! あはは!」
葉月「そうですの! ゴブリンなんて、けちょんけちょんですの! しゅっ! しゅっ! しゅっ!」
ゴブリン バッチイから素手で殴らないでね(笑)
って事をしている内に正門に着いた。
門兵「ここでは軍艦を見れなかったが、もう少し南にも大きな港町がある、そこなら数は少ないが見れるかも知れないな」
葉月「ありがとうございますですの! 機会があったら見に行きますの!」
門兵「ああ、ではな!」
「「ありがとうございました!」」
そうして、軍事施設を出て街に戻り、牡蠣を見つけた。
聖「牡蠣だぁ~カキフライぃ~♪」
「「賛成♪」」
晩ごはんが決まった瞬間だった。
まりあ「勇大さん! あれ学生服!」
お店のある大通りから少し入る路地裏に、学生服を着て刀を持った女の子が壁に背を付け座り込んでいた。
紗々「隣街の南高の制服!」
駆け寄る俺達
「大丈夫か!」
美夜「えっ? 鑑定······御神 勇大? ユタおっちゃん? 聖ちゃん!」
「マジか! 美夜!」
聖「美夜ちゃん!」
「チッ! 奴隷解除!」
美夜は奴隷にされていた。
美夜「えっ? うそっ! ちゃんと思いどおりに身体動くのです!」
聖「美夜ちゃん奴隷になってたの!」
美夜「うん、一週間前に召喚されてその時に皆と一緒にこの腕輪で」
「美夜、皆はどこに居る?」
美夜「ここの軍事施設の地下に居ると思うです、私だけ支援職だから街に兵士に連れてこられ鰻焼く修練してたの」
なんと! あの鰻は美夜が焼いたのか!
「調理士?」
美夜「裁縫士、コスプレしたかったから、······でも料理覚えろって、今日も仕事が終わって帰る途中、兵士が突然消えるし、その兵士が近くに居ないと動き辛くなる様に命令されてたからなの」
三葉「なるほどの、そ奴らは旅行じゃな、では、地下に向かおうぞ旦那様」
(ナビ! ポイント頼む!)
ナビ『しました!』
「転移!」
パッ
そこは、訓練場の様で壁には剣や槍など武器が樽に入れられ置かれている。
そこに十一名の中学生達が居た。
美夜「え? 景色が! 皆!」
「美夜! え? その人達は?」
「落ち着いて! 美夜、ここに居るので全員か?」
美夜「······うん、十一人全員居るよ」
「よし、転移!」
パッ
「セレスさん」
セレス「はい、······これはまた」
「召喚されてた。違う大陸の魔法帝国で」
セレス「すぐに送還を?」
「そうしたいが」
三葉「美夜とか申す者は帰れんじゃろうな、旦那様と同じスキルを旦那様の本名を読み取れたとなると神眼持ちじゃろうな」
「ああ、美夜もお世話してくれてたからな」
聖「猫さんね~美夜ちゃんだけだったもんね、他の子は犬派で家のベガに行ってたから」
「神眼、無限収納、完全耐性ついてるな、美夜は自分の意思で外せたはずだが」
まりあ「気が付かなかったのですね(苦笑)」
美夜以外は久しぶりに外へ出たからなのか、女の子はピョンピョン飛び跳ねてる、男の子達は······。
魔法剣士「異世界チート! 魔法でSランクに! 魔法剣士だ!」
魔剣士「魔王を倒すぞ! 俺が魔剣で切り裂いてやる!」
勇者「それは勇者の僕の役割りです! 聖剣よ!」
三人はイタいポーズを決めて? いる。
「「第二のブレイド」」
ナビ『魔法帝国は災難にあいましたね、旅行ですが(笑)』
セレス「ユタ様、封印を」
「了解」
俺は男の子達の前に行き。
「王命である! 勇者達はこの封印の腕輪を外すことを禁止する! 永続である!」
シュ
勇者君に腕輪を嵌めた。
「「なっ!」」
「完了、すまんな、勇者職は歩くトラブル製造機だから封印をした、そのままなら普通に国が無くなるから」
勇者「マジか!」
と、元勇者を見る。
魔法剣士「委員長マジか!」
やっぱり委員長らしい。
勇者「嘘だ、ステータスが一桁になってる!」
「昔から勇者が居るところに、魔物が押し寄せたり、街道を歩けば盗賊、人攫い、魔物も寄ってくる、気にならなかったか? 食事に石が入っていたり、階段を踏み外したりしなかった?」
魔法剣士「委員長、いつも石入ってるって言ってた、······」
魔剣士「ちょっとの段差でもなってた、······」
勇者「トイレ行ったら紙が、······」
「と言うことで封印をさせて貰った、それから元の世界へ帰れるぞ」
「「ほんとに!」」
美夜にだけ聞こえる様に小声で。
「あぁ~、言いにくいが美夜は帰れないだろうな」
美夜「えっ? なんでなのですか?」
「俺も帰れない、ステータス見たら皆と違うだろ? 今は変わったけど、俺もそうだったし」
美夜「う、うん、測定不能になってる、“※” 付きでだけど」
「この異世界の神様に気に入られてるから、俺が拾ってきた猫のお世話しただろ? あの子がこの世界の神様だったみたい、だから特別に死ににくい身体にしてくれた」
美夜「白猫ちゃん、······」
「元の世界には魔力も無いから、俺達は向こうでは身体が維持できないんだ、今の内なら他の子達は帰せる」
美夜「······おっちゃん居たら良いか、······帰してあげて!」
少し考えそう答えた。
「解った、それから一応、皆には美夜が帰れないのは内緒にして欲しい、美夜が帰れないから私も、俺もとなるのは、皆の親達に申し訳無いから頼むよ」
美夜は頷いた。
俺は、庭にテーブル、椅子を出し、コの字にした。
聖達がお菓子やジュースを準備。
皆が、席に着いて話をする。
「さて、今回、魔法帝国に召喚されたのはこの十二人で間違いない?」
元勇者の委員長が代表で話す様だ。
勇者「はい、学級委員の仕事を、放課後に手伝って貰ってる最中でしたから、このメンバーだけです」
「ありがとう、こっちの まりあは、一人だけ別の所に召喚されてたから、その確認だ、それで皆は、その作業をしていた時間に、していた服装で帰る事が出来ます」
魔法剣士「ちょっと勿体ないが元の方がテレビもスマホもあるしなぁ」
魔剣士「そうだよなぁ、魔法使えたって魔物と戦うのでしょう、死んじゃいそうだし」
と、美夜以外が口々に。
「この後すぐに帰そうと思ってるが、良いかな?」
「「はい!」」
「解った、あっ! 勇者君もその封印の腕輪や、皆の奴隷の腕輪も外れるから安心してね」
魔法剣士「これな(笑)」
魔剣士「こんなゴツいの付けて帰ったら校則違反になっちゃうな」
「「うんうん」」
「それと、元の世界には魔力が無くて魔法は使えないから、向こうで "ファイアーボール!" とか叫んだら出ないし、笑われるからね(笑)」
「「やりそうでした!」」
「あははは、それじゃあ、そっちに集まってくれるかな」
皆は言われた通り席から立ち、少し離れた所に集まる。
俺達も立ち上がり皆の前に、俺はさらに一歩前に踏み出す。
「これから元の世界に帰すから、この世界の事は内緒でな、送還!」
パッ
そして美夜に手紙を書かせ、帰した時間に手紙を転移させた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
皆! 私は神様に帰れない身体にされてたから、こっちに残るね!
聞いたら、いつか帰れる様になるかもしれないけど、大分先になるみたい。
だから一旦お別れ! 皆と一緒に帰れなくてごめんね。
じゃあ またね! 元気でね!
"ファイアーボール!" は気を付けて(笑)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
読んだ皆は涙を流した。
"またね" と、皆は空が夕焼けに染まるまでその場を動かなかった。
美夜「ちゃんと帰れたのですか?」
「大丈夫や、ちゃんと帰れたぞ、って気になってたんやけど、なんで刀?」
聖「美夜ちゃんそれって、······あれ作ったの?」
美夜「る○うに○心の逆刃刀なのです! 模擬刀あったので勝手に作りました! 刃の方は適当ににトンカチで叩いて潰して刃の方は白色の墨で描きました!」
刃を潰してガタガタになっていて鞘から抜くのも一苦労しながら抜くと、峰側に消えかけた白色の炭で波紋が描かれてあった、······打って上げよう。
聖「ユタさんの漫画のせいですよ」
「せやけど、勝手に俺の部屋に潜り込んで読んでたやん!」
美夜「鍵開けてくれたの聖ちゃんだよ、無○の住○も好き!」
「聖?」
聖「何の事かなぁ~ひゅ~ひゅ~」
美夜「聖ちゃんまだ口笛吹けないんだ! ぴゅ~ぴゅ~こう吹くんだよ」
「お前が原因やん! まぁ、逆刃刀は打ってやるから安心しろ」
美夜「おっちゃんありがとう! ところでさっきから聞きたかった事があって、おっちゃんなんで? ちびっこなのですか?」
「こっちに召喚される時に神様に会っただろ?」
美夜「うん」
「その時にな、神様が俺の小さい時のこの姿になったんだ、それを一緒に召喚された糞ガキが、俺がおっさんやから若返らせろって事になって、さらにこの姿にしろと言いやがったのが、この姿の訳だ」
美夜「だったら、おっちゃん言うのはやめかなぁ?」
「中身は一緒やかまわんぞ」
美夜「ほんと? ユタ言った方が?」
聖「あぁ~美夜ちゃん小さい子達と一緒でその二つで呼んでたねぇ~私はさん付けたのに(笑)」
美夜「良いじゃん! ユタの事好きなんだから! あっ?」
「「きゃ~(ですの)!」」
「「美夜ちゃんずっと言ってたもんね~」」
美夜「聖ちゃんもでしょっ!」
聖「私のステータス見て♪」
美夜「ん? なっ! ユタの妻! 聖ちゃんずるい! 私も! 私も!」
聖「美夜ちゃん、他の人も見て(笑)」
美夜「え? えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」
来たぁぁぁぁぁぁぁぁ~!×5
美夜「はーれむさんだぁ~」
「なんで俺みたいなおっさんが良いの?」
美夜「おっさん違うもん! カッコいいもん! いっつも優しいし、おやつくれるし、ちみっこ達と遊んでくれるし、週末はパン持って帰ってくるし、段ボールで逆刃刀作ってくれたし、夏はゴムのプール膨らませてくれるし、竹で水鉄砲作ってくれるし、皆に格闘技教えてくれるし、猫連れてきてくれるし、腕立てで猫と一緒に乗せてくれるし、頭洗うのうまいし、たまに作ってくれるご飯美味しいし、漫画いっぱい持ってるし、ゲームも一緒にしてくれるし、家のパパとも仲良しだし、実はママもユタの事好きだし、筋トレの後シャツ脱いだの見てきゃ~って言ってるし、私もだし、エッチな本の隠し場所も知ってるし、パソコンにもエッチなの色々入ってるし、ゴミ箱には、ぴ~ なティッシュペーパー丸めて入ってるし、押し入れに猫グッズ隠してるし、仕事の鞄に煮干し入ってるし、給料日の後は猫缶入ってるし、誕生日にケーキ買ってくれるし、クリスマスはサンタになってくれるし、お年玉くれるし、ごみ袋と竹ひごで凧作ってくれるし、ホワイトデーにマシュマロくれるし、初ちゅうはユタだし、好きになっちゃったんだもん!」
「「······」」
「俺のプライバシーが砕けた気もするが、ありがとう」
美夜は俺に飛び付きギュッと背中に手をまわし抱きついた。
美夜「結婚して下さい 大好きです」
ナビ『美夜ちゃん可愛いじゃないですか、受け入れてあげて下さいね』
「はぁ、俺で良かったら仲良くしてね、皆ともね。よろしく」
「「よろしくお願いします♪」」
美夜「こちらこそ、末永くよろしくお願いします」
ちゅ
「「きゃ~♪」」
共にする仲間が増えた。
葉月「晩ごはんは、カキフライ定食! ワカメのお味噌付き! タルタルソース、オーロラソース、マヨネーズ、ウスターソース、各種ソースを用意しましたの! ひじきもありましたの! せ~の」
「「いただきます」」
シンディ、パラミス、パミュ、リリも転移で帰って来て全員での晩ごはん。
新たな仲間の美夜を中心に、わいわい楽しげだ。
最初、円ちゃんやティア、玉藻達に驚いていたがすぐに仲良くなり走り回ってた。
虎鉄達とも仲良くなり、私も! と生活魔法を習い始めた。たぶん猫になるだろう。
晩ごはんも終わり、俺は鍛冶場へ虎鉄と向かい。
「美夜は逆刃刀で、耳っ子達は二刀流だな、こっちは小太刀の二刀流にしよう、美夜も二刀流にしてしまおう! だとすると、小太刀か? 普通の太刀か? いやあれ見も見てたなら、柄頭に小太刀取り付けられる様に仕込むか、刀なら······、三刀流もありだし、五右衛門のもあるなぁ、風魔のは木刀やったし、鬼○の刃はその辺ちゃんと見てなかったからイメージが分からないし、逆刃刀二本にするか! なんかしっくり来るし! んじゃ打っていきますか!」
耳っ子の完成! 柄も握り易い様に細めに仕上げ。
美夜のも完成! 太刀と大太刀を足して割ったくらいのサイズに仕上がりました。
「片付けて戻ろうかね、虎鉄お掃除お願いね、なでなで」
片付けが終わり部家に戻るとまだ皆がきゃっきゃしている。
俺は虎鉄とソファーに横になり虎鉄が首に、そこ好きやね(笑)、なでなで、ん? スラさん分裂?
『うん まりょく ちょうだい』
『はち ぶんれつする なかまふえた』
(そうか、ありがとう)
むむむむむむむむ~!
(これくらいで大丈夫?)
『『やれる』』
ポヨ ポヨ ポヨ ポヨ
ポヨ ポヨ ポヨ ポヨ
『『できた まりょく ちょうだい』』
(ありがとうね、行くよ)
むむむむむむむむ~!
『またね』
『ふえたらね』
(あはは、その時は頼むね)
さて、葉月がスラさんズに気が付きやって来た。
葉月「寄生スライムさんですの!一.二.三······八匹ですの! あっ! そうですの! まだでしたの! スライムさん達来るですの!」
とスライムさんズを俺のお腹の上からひょいひょいっと連れて行こうとするのでついでだし。
「耳っ子達と美夜にこれも頼むよ、俺は集中して造ったから寝るね」
六本の刀を葉月に預けた。
葉月「はいですの! 行ってきますの!」
とてとてとてとて 葉月はスライムさんズと刀を持ち皆のところへ、見届けた後に目を閉じた。
ナビ『さぁ皆様、勇大さん確保しました!』
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