最愛の敵

「自分はあなたを救いたい!!!」
 そう願っても叶わないと分かっていた。だって貴方はこの日を待ち望んでだから。それでも生きてほしかった。貴方の誠が知りたかった。
 
 この世界は戦争の絶えない世界。人々はいつも助けを求めていた。その助けに応えるかのように4人の英雄ーパイロンが現れる。
 パイロンにはあるルールが存在するそれは「どこの国にも属さず、誰の上にも下にも立たない」というものだった。
 しかし彼らはスイマール帝国と手を組み戦争で数々の勝利を納め始める。そこで主人公トートと出会い彼をチームに入れ共に行動する。
 パイロンのリーダーは全てが謎に包まれた、名をラズリ。パイロンはラズリを含めた4人で構成され、それを補助する『影』という情報屋も関わっていた。『影』のリーダーとパイロンの関係とは!?
 パイロンの目的は戦争をなくすことそしてある組織を根絶やしにすることだった。その組織とラズリには深い関係があった。だが、ラズリだけではなく他の者達とも関わりがあることが判明する。ある組織の目的とは。そして関係が明らかになるとき、ラズリが主人公トートに願う、願いを聴き、彼はどんな思いでどんな選択をするだろうか。
 これはトートが心を失ったラズリとそれを取り巻く人達が辿った醜くも美しい人生の一欠片。
 これは今誰も知らない歴史、世界を統一するまでの物語。
 
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