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襲来者編0日〜0日
プロローグ
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「――京介、国枝京介‼︎」
「あっ、はい!」
「紛い物の勇者が来よったぞ」
「ぇ、えぇ、もう既に承知しています」
「だったら返事をせんか。お前ももう18になったんだろ、少しは自覚を持って行動しろ」
「つい現を抜かしていました。アザミさんは村の方たちと一緒に、安全な所に避難していてください」
俺は徐に立ち上がり、アザミさんに背を向けるようにして、玄関先へと爪先を廻らせた。
「お前は……どうするつもりだ?」
▶︎ゴーストナイフ
サーペンティアナイフ
サミアナイフ
シェイクスピア
ゴーストナイフ決定。
【アサシン専用武器、ゴーストナイフを召喚】
虚無から忽然と現れし、鈍色に輝く鼠色の刃に、赤みを帯びた錆の柄を徐に握りしめて眼前に翳し、薄らと己の平和ボケした面差しと瞳が映り込む。
「全てにケリをつけます」
その刃を僅かに傾げば、アザミさんが物憂げな表情を浮かべて、パチパチと乾いた音を立てた、小さな火種が天へと昇っていく焚き火に項垂れていた。
「まだ、お前が目的とは限らんだろう」
「十中八九、いえ九割九分の確率で俺でしょうね」
「必ずしも上手くいくとは思わんが、考えがある。この先の選択、どうか儂に託してくれないか?」
「……」
「……」
「ハァ、負けました。解りましたよ。ですが、万が一、その勇者が貴方に、この村に刃を抜けば、きっと皆さんとは此処で、お別れになります。その時は彼女に――『すまなかった』と、伝えてください」
「それだけはちゃんと自分で言わんか。まぁ、お前が彼奴無しで三日もまともに生きていけるならな」
「そうですね、俺は一人じゃ弱いですから。逃げてから数刻もしないうちに、ひょっこり帰ってきてしまって、騎士連中と一悶着起こしそうです。ハハ」
「あぁ、だろうな。だが、全盛期のお前なら一瞬だろう?」
「いえいえ、流石に鍛錬を辞めてから身体も大分、鈍ってしまいましたから。今回の件は何事もなく、穏便に行きたいものですね」
「なら、さっさと消えんか」
「はい。身に危険が及ぶようなら直ぐに出ますから」
「己の身くらい、己で守れるわ。いいからさっさと隠れんか、阿呆が」
「健闘を祈ります」
☆
「貴様がこのアスター村の村長、アザミ・アイオライトだな?」
「えぇ、左様です」
村長の粋な計らいと自殺行為たる招きによって、埃の被った仄暗い謁見の間に顔を合わせた二人は、焚き火を囲っての殺伐とした言葉を交わしていた。
「何故、兜を外さらないのですか?」
「愚問だな。この敵地の中心で、意味もなく無防備なる必要が何処にある?」
「ハァ……。そのような考えがおありでしたか。何分、私は戦闘経験ありませんもので、そういった戦術などは頭の片隅にも過ぎりませんでした」
「気にする必要はない。無論、考える必要も、そして、この俺から逃げ隠れする理由がない。だろう?」
「えぇ、はい」
「それにしても、随分と人口の少ない村だな」
「我々の資源は限られていますので、こんな夜更けに無意味に貴重な時間を割く必要もありませんから」
「あぁ、そうだな」
「……」
「……」
「――こんな辺鄙な地まで御足労だったでしょう。些か、以てなしに不満を持っておるでしょうが、唐突な来訪者に対する我々の最大限の歓迎ですので、どうか寛容なお心に免じて、ごゆるりと御寛ぎ下さりますと、大変感謝に耐えない所存であります故」
「堅苦しい御託はいい。用件は、此処らの干魃を対処した青年についてだが……万が一、貴様らの内一人でも秘匿していた場合、お前の親兄弟子供も皆共犯者として扱い、然るべき処罰を下すこととなる。それを理解した上で、慎重に言葉を選べ、御老人」
「えぇ、重々承知しております。どうぞ構いません。ですが、何分彼は多忙なものでして、既に村を発っているやも知れませんので……。少々、お時間を取らせて頂きますから、その間は、どうかお気に召すまで、ゆっくりと御寛ぎ下さい」
「そうか、では待とう。この件が全て片付くまで」
……。
【血圧急上昇中、……ステルスを解除しますか?】
いいや、まだ様子を見よう。
息遣いが当たるほどに間近な距離に潜んだ俺の殺気すら気付けないとは、所詮は名ばかりの勇者か。
その一言が脳裏を駆け抜けた瞬間、勇者は猛禽たる突き刺すような鋭い双眸で刹那に背を一瞥する。
然も、見えぬ筈の俺を見透かしているかの如く。
どうやら、単なる賊じゃなさそうだな。何か裏がありそうな、そんな嫌な予感が頻りに襲ってくる。
願わくば、このまま何事もなく去ってくれるとありがたいんだが――――。
紛い物の勇者がその望みを聞き入れる訳もなく、緩やかに立ち上がって何処かへ歩みを進めていき、俺も村長の想いを踏み躙り、渋々その後に続いた。
。
閑散とした草花の生い茂る野原にて立ち止まり、仄暗い闇夜に皓々と輝く、満月に照らされた勇者。
重苦しき静寂を切り裂くかのように、握りしめた柄で血に染まった大剣の刃を払い、踵を廻らせる。
間。
先に沈黙を破ったのは、紛い物の勇者であった。
「先代勇者の意志を継ぐ、異邦人殲滅作戦の後任。10代目北大国の勇者、シオン・ノースドラゴンだ。大義名分の名の下に、異邦人であるお前を駆除しに来た」
10代目……だと?
俺は煩わしい無造作な前髪を掻き上げる。
「何処で知った?」
――――――――――――――――――
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
【現在、星が不足しています。?に協力しますか?】
▶︎はい いいえ
「あっ、はい!」
「紛い物の勇者が来よったぞ」
「ぇ、えぇ、もう既に承知しています」
「だったら返事をせんか。お前ももう18になったんだろ、少しは自覚を持って行動しろ」
「つい現を抜かしていました。アザミさんは村の方たちと一緒に、安全な所に避難していてください」
俺は徐に立ち上がり、アザミさんに背を向けるようにして、玄関先へと爪先を廻らせた。
「お前は……どうするつもりだ?」
▶︎ゴーストナイフ
サーペンティアナイフ
サミアナイフ
シェイクスピア
ゴーストナイフ決定。
【アサシン専用武器、ゴーストナイフを召喚】
虚無から忽然と現れし、鈍色に輝く鼠色の刃に、赤みを帯びた錆の柄を徐に握りしめて眼前に翳し、薄らと己の平和ボケした面差しと瞳が映り込む。
「全てにケリをつけます」
その刃を僅かに傾げば、アザミさんが物憂げな表情を浮かべて、パチパチと乾いた音を立てた、小さな火種が天へと昇っていく焚き火に項垂れていた。
「まだ、お前が目的とは限らんだろう」
「十中八九、いえ九割九分の確率で俺でしょうね」
「必ずしも上手くいくとは思わんが、考えがある。この先の選択、どうか儂に託してくれないか?」
「……」
「……」
「ハァ、負けました。解りましたよ。ですが、万が一、その勇者が貴方に、この村に刃を抜けば、きっと皆さんとは此処で、お別れになります。その時は彼女に――『すまなかった』と、伝えてください」
「それだけはちゃんと自分で言わんか。まぁ、お前が彼奴無しで三日もまともに生きていけるならな」
「そうですね、俺は一人じゃ弱いですから。逃げてから数刻もしないうちに、ひょっこり帰ってきてしまって、騎士連中と一悶着起こしそうです。ハハ」
「あぁ、だろうな。だが、全盛期のお前なら一瞬だろう?」
「いえいえ、流石に鍛錬を辞めてから身体も大分、鈍ってしまいましたから。今回の件は何事もなく、穏便に行きたいものですね」
「なら、さっさと消えんか」
「はい。身に危険が及ぶようなら直ぐに出ますから」
「己の身くらい、己で守れるわ。いいからさっさと隠れんか、阿呆が」
「健闘を祈ります」
☆
「貴様がこのアスター村の村長、アザミ・アイオライトだな?」
「えぇ、左様です」
村長の粋な計らいと自殺行為たる招きによって、埃の被った仄暗い謁見の間に顔を合わせた二人は、焚き火を囲っての殺伐とした言葉を交わしていた。
「何故、兜を外さらないのですか?」
「愚問だな。この敵地の中心で、意味もなく無防備なる必要が何処にある?」
「ハァ……。そのような考えがおありでしたか。何分、私は戦闘経験ありませんもので、そういった戦術などは頭の片隅にも過ぎりませんでした」
「気にする必要はない。無論、考える必要も、そして、この俺から逃げ隠れする理由がない。だろう?」
「えぇ、はい」
「それにしても、随分と人口の少ない村だな」
「我々の資源は限られていますので、こんな夜更けに無意味に貴重な時間を割く必要もありませんから」
「あぁ、そうだな」
「……」
「……」
「――こんな辺鄙な地まで御足労だったでしょう。些か、以てなしに不満を持っておるでしょうが、唐突な来訪者に対する我々の最大限の歓迎ですので、どうか寛容なお心に免じて、ごゆるりと御寛ぎ下さりますと、大変感謝に耐えない所存であります故」
「堅苦しい御託はいい。用件は、此処らの干魃を対処した青年についてだが……万が一、貴様らの内一人でも秘匿していた場合、お前の親兄弟子供も皆共犯者として扱い、然るべき処罰を下すこととなる。それを理解した上で、慎重に言葉を選べ、御老人」
「えぇ、重々承知しております。どうぞ構いません。ですが、何分彼は多忙なものでして、既に村を発っているやも知れませんので……。少々、お時間を取らせて頂きますから、その間は、どうかお気に召すまで、ゆっくりと御寛ぎ下さい」
「そうか、では待とう。この件が全て片付くまで」
……。
【血圧急上昇中、……ステルスを解除しますか?】
いいや、まだ様子を見よう。
息遣いが当たるほどに間近な距離に潜んだ俺の殺気すら気付けないとは、所詮は名ばかりの勇者か。
その一言が脳裏を駆け抜けた瞬間、勇者は猛禽たる突き刺すような鋭い双眸で刹那に背を一瞥する。
然も、見えぬ筈の俺を見透かしているかの如く。
どうやら、単なる賊じゃなさそうだな。何か裏がありそうな、そんな嫌な予感が頻りに襲ってくる。
願わくば、このまま何事もなく去ってくれるとありがたいんだが――――。
紛い物の勇者がその望みを聞き入れる訳もなく、緩やかに立ち上がって何処かへ歩みを進めていき、俺も村長の想いを踏み躙り、渋々その後に続いた。
。
閑散とした草花の生い茂る野原にて立ち止まり、仄暗い闇夜に皓々と輝く、満月に照らされた勇者。
重苦しき静寂を切り裂くかのように、握りしめた柄で血に染まった大剣の刃を払い、踵を廻らせる。
間。
先に沈黙を破ったのは、紛い物の勇者であった。
「先代勇者の意志を継ぐ、異邦人殲滅作戦の後任。10代目北大国の勇者、シオン・ノースドラゴンだ。大義名分の名の下に、異邦人であるお前を駆除しに来た」
10代目……だと?
俺は煩わしい無造作な前髪を掻き上げる。
「何処で知った?」
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【現在、星が不足しています。?に協力しますか?】
▶︎はい いいえ
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