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学園編第1章

いざ、ロイエ王国へ!

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感想貰ってテンション爆上がりの状態で書いてる作者です!めちゃくちゃ嬉しい…!

ーーーーーー


時は、夜中の11時も終わり頃

フードを被り、持っているのは少量の荷物とお母様から貰ったネックレス

男装した状態で、窓からひっそりと部屋を出る

時計が12時を指した瞬間に、私は屋敷の敷地内から飛び出した

「む、む、娘が家出したぁぁぁぁぁああ!」

朝、私が書いた置き手紙を見たお父様の叫びが、公爵邸からは聞こえたそう


レイルア  ハルレット、今日から15歳、只今絶賛家出中です

ーーーーーー

向かう先は、アイトの依頼で出てきたロイエ王国

パール王国と同等の大国で、隣国にあたります

そこまで馬車で行ってもいいのですが、それだと時間がかかりますし、追っ手に見つかる恐れがあります

なので、途中まで転移魔法で行き、国境を越え、ある程度ロイエ王国の王都に近い所に着いたら、馬車に変えようと思います

転移魔法は本来、10人以上の魔術師が魔力を注ぎ、それでも短距離しか行けないというものなので、1人だと滅茶苦茶魔力を持っていかれますから、余り使わないんですけどね…

けれど、今回は国境まででいい所を、王都近くの都市まで転移します

何故かって?

……魔法を使っても、舗装されていない辺境の道を馬車で通るのは、中々難しいものなのですよ…(遠い目)

前世では大体舗装されていて、馬車ではなく安定感のある車でしたからね…

幼い頃乗った時、これ程過酷だとは思いもしなかったです

慣れというものは恐ろしく、今では王都のある程度舗装されている道は普通に乗れるのですが、国境付近はちょっと…

あ、話が脱線しましたね

コホン、では改めまして

「転移!」

転生してから慣れた詠唱を行い、私は慣れた故郷を離れた

ーーーーーー

ガタン、ガタン

「そこのべっぴんさんな坊主、この国は初めてなんだろう?ここが、その首都さ」

ここ何日か馬車で生活を共にした気のいい男がいう

「そうなんですね!楽しみです」

そして、レイルア改めレイという少年が笑った

ーーーーーー

「…と、ここですか」

首都に着いて向かったのは依頼者である国王がいる王城ではなく、古くからある男爵邸

何故ここに来たかというと…

「貴方が新しい執事見習いですか?ここの主であり、国王様の執事を32年務めております、セバスです。これから殿下に務める貴方の指導役に選ばれましたので、宜しくお願い致します」

そう、ただの護衛の依頼ではない

「宜しくお願いします。セバス先生」

私は今日から、執事になる

ーーーーーー

今更ですけどお気に入り登録80人ありがとうございます(* 'ᵕ' )

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