21 / 55
幼少期編
ミッションスタートです
しおりを挟む
それから1週間後…
私、只今任務真っ最中です
展開が早いと言う声は受け付けません!
私自身、早すぎて驚いているのですから!
それはそうと、今回の任務、本当に重要な役割を任されました
その名も、「囮作戦!」
…ネーミングは私じゃありませんよ、長様です
在り来りな名前でも、中身は普通に真面目です
「まず、誘拐が多発しているボレッタ街の人がいない路地へ行け、そこでか弱い子供のフリをしろ。そして誘拐されて来い、俺らは離れた所で待機&監視をしている」
こう長様に言われました
確かに、誘拐されるのは5~10の子供の様なので、私が適任ですね
…皆さん、私は先月誕生日を迎え、9歳になったばかりのお子様ですよ
前世により紛らわしい言動をしていますが、もう一度いいます、子供です
健全な9歳児なんです!
…絶対忘れてましたよね?
(ギクリ…作者は忘れておりました( ̄▽ ̄;))
まぁ、いいでしょう、それはともかく…近くに2人組が居ますね、こんな裏路地に来る人など滅多にいませんので、お目当ての方が来たようです
さぁ、出番でしょうか
ーーーーーーーーーーーーーーーー
長様視点
「おっ、行ったか….」
イルと男達が無事遭遇しそうでほっと息を吐く
「ねぇ、あの子に任せて本当に大丈夫なの?」
ミーティアが不安そうに聞いてくる
無理もない、いきなりぽっと出の新人と一緒に仕事しろと言って、了承してくれたのすら凄いのだから
けどどうせ、こいつの事だから自分がフォローすればいいとか思ってんだろうが
「あぁ、問題ないさ、あいつの実力は俺が保証する」
「ならいいけどぉ…」
そう言いながらも何処と無く不安そうなミーティア
まぁ、今回で実力が分かるだろう
「始まったぞ」
「えぇ」
俺とミーティアは影から気配を消して見ている
「おうおう坊主、こんな所でなにしてんだ?」
「ここがどこか分かりますでしょうか?」
声をかけたのはガタイのいいおっさんと、胡散臭い敬語を使ったヒョロヒョロの男
こいつらが最初の声掛けか
…それにしても坊主って、めっちゃ男に見られてんな!
女と分かったら女にしか見えないのだが
変装技術も中々のものだ
「お兄ちゃん、誰なの?僕、道に迷っちゃった…」
…誰だこいつ
目をうるうるさせて不安そうな顔をしてるこいつは、俺が知ってるこいつじゃない!
9歳児でこれか…バケモンかよ…
「す、凄いわ…」
ミーティアも感嘆半分引き攣り半分といった所だ
「お兄ちゃんが貴方のお母さんの所まで案内してあげるから、一緒に来て下さい」
ヒョロヒョロの男がそう声をかける
「ありがとう!親切なお兄ちゃん!」
「!」
「「っ!」」
そういって上を見たこいつの笑顔、見たか?
もうそれはキラッキラの顔だよ!
こいつ、人たらしにもなりそうだな
素ではこんな顔できるのか?こいつ
「っ見たか?こいつは高値だぞ」
「ええ、ラッキーですね!」
男2人はそうやって話している
これでこいつらが奴隷商人だってのは確定だな
「こちらイル、只今標的を発見、アジトに向かいます」
「「…」」
なんつーか、こっちからみたらキラッキラの笑顔をしてるのに、声だけ絶対零度なんだよな
猫何匹被ってるんだ
まぁともかく…これからが本番だ。イル、頑張ってくれよ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
今回初めて別視点を書きました!
どうでしょうか?
次回は、レイルア視点に戻ります
それから、お気に入り登録50人、ありがとうございまぁぁぁぁぁぁす!
作者感激です!
今度何か記念に番外編を収録したいと思います
私、只今任務真っ最中です
展開が早いと言う声は受け付けません!
私自身、早すぎて驚いているのですから!
それはそうと、今回の任務、本当に重要な役割を任されました
その名も、「囮作戦!」
…ネーミングは私じゃありませんよ、長様です
在り来りな名前でも、中身は普通に真面目です
「まず、誘拐が多発しているボレッタ街の人がいない路地へ行け、そこでか弱い子供のフリをしろ。そして誘拐されて来い、俺らは離れた所で待機&監視をしている」
こう長様に言われました
確かに、誘拐されるのは5~10の子供の様なので、私が適任ですね
…皆さん、私は先月誕生日を迎え、9歳になったばかりのお子様ですよ
前世により紛らわしい言動をしていますが、もう一度いいます、子供です
健全な9歳児なんです!
…絶対忘れてましたよね?
(ギクリ…作者は忘れておりました( ̄▽ ̄;))
まぁ、いいでしょう、それはともかく…近くに2人組が居ますね、こんな裏路地に来る人など滅多にいませんので、お目当ての方が来たようです
さぁ、出番でしょうか
ーーーーーーーーーーーーーーーー
長様視点
「おっ、行ったか….」
イルと男達が無事遭遇しそうでほっと息を吐く
「ねぇ、あの子に任せて本当に大丈夫なの?」
ミーティアが不安そうに聞いてくる
無理もない、いきなりぽっと出の新人と一緒に仕事しろと言って、了承してくれたのすら凄いのだから
けどどうせ、こいつの事だから自分がフォローすればいいとか思ってんだろうが
「あぁ、問題ないさ、あいつの実力は俺が保証する」
「ならいいけどぉ…」
そう言いながらも何処と無く不安そうなミーティア
まぁ、今回で実力が分かるだろう
「始まったぞ」
「えぇ」
俺とミーティアは影から気配を消して見ている
「おうおう坊主、こんな所でなにしてんだ?」
「ここがどこか分かりますでしょうか?」
声をかけたのはガタイのいいおっさんと、胡散臭い敬語を使ったヒョロヒョロの男
こいつらが最初の声掛けか
…それにしても坊主って、めっちゃ男に見られてんな!
女と分かったら女にしか見えないのだが
変装技術も中々のものだ
「お兄ちゃん、誰なの?僕、道に迷っちゃった…」
…誰だこいつ
目をうるうるさせて不安そうな顔をしてるこいつは、俺が知ってるこいつじゃない!
9歳児でこれか…バケモンかよ…
「す、凄いわ…」
ミーティアも感嘆半分引き攣り半分といった所だ
「お兄ちゃんが貴方のお母さんの所まで案内してあげるから、一緒に来て下さい」
ヒョロヒョロの男がそう声をかける
「ありがとう!親切なお兄ちゃん!」
「!」
「「っ!」」
そういって上を見たこいつの笑顔、見たか?
もうそれはキラッキラの顔だよ!
こいつ、人たらしにもなりそうだな
素ではこんな顔できるのか?こいつ
「っ見たか?こいつは高値だぞ」
「ええ、ラッキーですね!」
男2人はそうやって話している
これでこいつらが奴隷商人だってのは確定だな
「こちらイル、只今標的を発見、アジトに向かいます」
「「…」」
なんつーか、こっちからみたらキラッキラの笑顔をしてるのに、声だけ絶対零度なんだよな
猫何匹被ってるんだ
まぁともかく…これからが本番だ。イル、頑張ってくれよ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
今回初めて別視点を書きました!
どうでしょうか?
次回は、レイルア視点に戻ります
それから、お気に入り登録50人、ありがとうございまぁぁぁぁぁぁす!
作者感激です!
今度何か記念に番外編を収録したいと思います
0
お気に入りに追加
134
あなたにおすすめの小説
侯爵令嬢の置き土産
ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。
「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
小説主人公の悪役令嬢の姉に転生しました
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは小説の世界だ。
乙女ゲームの悪役令嬢が主役で、悪役にならず幸せを掴む、そんな内容の話で私はその主人公の姉。しかもゲーム内で妹が悪役令嬢になってしまう原因の1つが姉である私だったはず。
とはいえ私は所謂モブ。
この世界のルールから逸脱しないように無難に生きていこうと決意するも、なぜか第一王子に執着されている。
そういえば、元々姉の婚約者を奪っていたとか設定されていたような…?
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れな時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる