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第三話

優一、犯される。後編 : 1

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「ど、どう言うこと、ですか?」

優一はうろたえていた。

ーび、媚薬って!お、俺飲んでな………あっ!

優一はそこで気が付いた。優一は確かに飲んでいた物があることを。

ーもしかして、スープにっ!ひ、卑怯だろ!……鑑定スキル使えば良かった……

後悔してももう遅かった。

「うわっ!」
「身体熱いでしょう?ほら?」
「な、なにす……ひぃっ!ん!」

眼鏡を掛けた男が優一の着ているズボンの下から優一の息子を触ってきた。

「んっ!」
「お、良い反応するねぇ………ここもどう?」


ーそこは違うだろっ!確かにBLだったら使うけどっ!そこケツの穴っ!

優一の穴を揉み始めた。

「な、何すんだっ!………」
「何って、初めてだったら指入れた時に痛いだろ?だからこうして慣れさしているんだろ?」

ーだ、だからってなんで俺ッ!?………!そ、そういいえば……



ーー『俺はな、“あの子に惚れた”。』『そうか~、実は俺もなんだ~。』



ーま、まさか『惚れた』って……嘘だろ?だ、だからって薬盛るって!BL展開だったらおいしいけどっ!

その間にも優一の身体は火照っていく。段々と感じやすくなっていく身体と感じたくない思いがが優一の心の中で戦っていた。

ーや、やだっ!ここが日本だったらレイプであんたら捕まえてやるからなっ!

「おっ、段々と感じやすくなってきたね~。これ使えば指簡単に入るかな?」
「!な、何それっ!」
「?これの事?これはね“スライムの体液”だよ。これね使い勝手が良いんだよ。」

ローション代わりのスライムの体液を眼鏡を掛けた男が手に付け、優一のズボンと優一が穿いているトランクスごと足元まで落とし丸見えになったお尻の谷間に塗りたくった。

「つ、つめたっ!」
「大丈夫だよ。段々と熱くなって来るからね?」
「俺がユーイチくんのお尻を解して上げよう。」
「うっわ、ずるくねっ!」
「別に良いだろ。」

ーよくねーわっ!何俺の意思無視しておっぱじめよーとしてんだっ!

「い、いやだ、やめっ!」
「大丈夫だ。痛くはしない。」

ーいや、そう言う意味じゃなくてっ!お尻だってっ!尻っーーーー!

だが優一の思いは伝わらず筋肉が印象的な男が優一のアナルに人差し指を入れた。

「うっ!」
「キツいな、ユーイチくん。深呼吸をしてくれ。」
「な、何でっ!」
「ユーイチくんも苦しいだろ?だから深呼吸をすれば楽になる。」

ーい、いやだっ!何でやらなきゃいけないんだっ!てか神様居んじゃんっ!助けろよっ!



[ 現在 神 ]

「リクくんは、食べ物の中で何が好き?」
「俺ですか?俺はですね~、ハニーカボチャで作ったカボチャのシチューが好きですっ!」

ーあぁ、その笑顔ヤバタンっ!良いっ!

ーー助けてっ!

ー?何か聴こえたな?まぁ良いか。

「それでそれでっ!他には何が好き?」

優一の助けを無視する神だった。





可哀想に優一………














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