異世界で転生したら襲われたんですが！

優一の姉のお話。番外編

高校で腐男子だとバレそうになる！

それは、高校二年生の頃である。
当時文化祭の行事があり、優一のクラスは、
“逆転演劇”をやることになっていた。
逆転演劇では、男が女装、女が男装をすることになっていた。
それは、衣装合わせのため着替えようとしていたとき。

ー？なんか、痛いな？なにが……なっ！

姉と同人誌を作っているときに描いたボツの絵の切れ端がくっついていた。

ーは、早く取らないと、ば、バレる！



ーーーーー
その後バレることはなかったのだが服を着ている時の不審な動きはバレていたので少し、引かれていた。



ーーーーー
ある時の演劇の練習。
暇だった優一は、無心になって何かを書いていた。だが後々になって気が付いた。

ーこれ、台本じゃない？　！やばいっ！なに書いてんの俺！

台本には攻め×受けの名前が書いており、喘ぎ声も書いていた。
そして何よりどう攻めているのかを、丁寧に書いていた。

ーうわーーーーーっ！な、何を書いてんのじゃ！俺！

消しゴムを探すが、出てこなかった。

ー最近悪化してるな………俺の妄想BL………




ーーーーー
ついには、
「授業始めるぞー。」

ーダルいな～。！ふ、筆箱が！い、家の！

優一の筆箱は家と学校とでは違っており、学校のは普通の筆箱だが家のは痛ふでばこのため隠していたが一番の問題はBLキャラの痛ふでばこだったことだ。

ー俺の筆箱は、どこだっ！

リュックを探しても見つからなかったため、シャーペンと消しゴムだけだした。

ーまぁ、消しゴムはBLキャラが入ってるけど……



ーーーーー
まだまだ続く。
今度は朝読をするくらいの時間があるとき優一のクラスは、小説を読むことになっている。

ー小説読むの面倒だなー………これBL小説だよな！

ついには学校にまでBLを持ち出していた。
ーやばいっ！本当にやばいっ！




ーーーーー
後々になって分かったのは、
全て桃子の仕業だということだった。



優一は一週間程度桃子に口を聞かなくなった。