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第十一章 夜の教室
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――――ス~ス~、スヤスヤ。
「……ん? あれ? そっか……ぼく、寝ちゃってたんだ」
ふと目を開けると、棚の天井が見えました。
どうやら、ぼくは自分の寝息で目をさましたようです。
(いったい、どれくらい眠っていたんだろう)
うつぶせに転がって、白い明かりに照らされた教室を見ると、
「あれ?」
ピン子とジョーはまだ、ゆかで三角座りをしているのでした。
(ふたりは、まだ起きてたんだ……)
ピン子たちは、目をさましたぼくには気がついていません。
(真剣な顔して、どうしたんだろう? なにかあったのかな)
ふたりは、起きてはいるものの、黙ったままで静かなのです。
ピン子は、自分の足を見つめたままで、じっとうつむいていました。
ジョーは、そんなピン子を心配するように、ちらちらと視線をむけています。
(もしかして、ケンカでもしちゃったのかな?)
そう思って、ふたりに声をかけようとしたのですが、ピン子とジョーの様子がいつもと違う気がして、ぼくは思わず言葉をのみ込みました。
すると、ピン子の沈んだ声が聞こえてきたのです。
「やっぱり、あたしがまちがっていたのかな……ゴーを、危険な目に合わせちゃった……あたしたち、これから、どうしたらいいんだろう」
(やっぱり、なにかあったんだ)
ぼくはうつぶせになったまま、すこしだけ棚の奥に下がって、しばらくふたりを観察することにしました。
「おれは反対だって言っただろ」
ジョーの低い声が聞こえます。
「ピン子、考えなおせよ。もう気がすんだだろ? ほんとに、このままずっーと、冒険をつづけていくつもりなのか?」
(えっ?)
ジョーの意外な思いを知って、ぼくはきょとんとしました。
(ジョーは冒険にでること、反対だったの? ぼくのまえで言ってたこととちがうよね)
ぼくはすこし混乱してしまいました。
まだ話の内容が見えてはこないのですが、ふたりが、ぼくに聞かせたくない話をしていることだけはわかります。
そのときバンっと、ゆかをたたく音がしました。
「冒険はつづけるわ! つづけるに、決まってるじゃないっ」
「つづけるってよ、いつかは帰らねえとしょうがねえだろ!」
「わかってるわ……そんなのわかってるけど、もし帰ったら……もし帰ったら、ゴーが、死んじゃうじゃない!」
(なっ、なんだって?! ぼっ、ぼくが……し、死ぬだって?)
ピン子の悲鳴にも似た声に、ぼくの体がドキッと反応します。
「しっ、しーっ」
ジョーが声をひそめました。
「おい、ピン子! 大声だすと、ゴーが起きちまうだろっ」
「あ……ご、ごめん。ついあたし、感情的になっちゃって」
(ふたりは、いまたしかに、ぼくが死ぬって言ったよね?)
ぼくの胸が、ドキドキドキとはげしく音を立てます。
うつぶせになっていても、ぼくの胸は、波打つように跳ねてしまうのです。
なんども息を整えようとがんばっても、呼吸は、どんどん荒くなりました。
(落ちつけ……さっきの話は、きっと、ぼくの聞きまちがいかもしれない。うん、きっとそうだよ)
ぼくはもういちど深呼吸をして、ピン子とジョーの会話に耳をすませました。
「文房具のなかでも、消しゴムの命が――とっても短いことは、知っていたわ」
ピン子の、感情を押し殺すような声が聞こえます。
(はじめて聞いたよ……消しゴムの命が短いなんて)
ふたたび、呼吸が荒くなってきました。
(はぁ、息苦しくなってきたよ……ダメだ、落ちつかないと。落ちつけ、ぼく……まずは呼吸を整えよう……起きているのがバレたら、きっとふたりは、会話を中断しちゃう)
ふたりの会話は怖くてしかたがないのに、それでもぼくは、ふたりがなにを考えてどうしようとしているのか、その話を最後まで聞いてみたいと思ったのです。
(ピン子とジョーは、どうして、ぼくを冒険に誘ったんだろう? ジョーは反対していたのに、どうして、ぼくを外の世界になんか連れ出したんだろう?)
ぼくは、気配を消すようにじっと静かにして、ふたりを観察しました。
「あたしの考えは変わらないわ! だからお願い、理解してよ、ジョー」
「ゴーの気持ちは、どうなるんだ?」
ジョーが、ピン子に歩み寄ります。
「もちぬしから文房具をうばうなんて、ほんとは、やっちゃいけないこと……そんなの、わかってる……でも、ゴーがいなくなるほうがあたしはもっといや!」
ピン子がさけぶ姿に、ぼくは、頭がまっ白になりました。
(わけがわからないよ……ぼくは、ほんとに死んじゃうのか?)
「おれが言いてえのは、ほかにもっと、良いアイデアがあるんじゃねえかってことだ」
「考えに考え抜いたのよ……もう、外に出るしか、方法はないわ」
ジョーが、ピン子の肩に手を置きます。
「消しゴムなんて、たいていは、もちぬしが使い切るまえに、なくしてしまうもんだろ? だったら、冒険なんて危険なことはしなくっても、もちぬしがなくしたように見せればいいんじゃねえか?」
(そういうことか……)
いまの会話で、ぼくは、はっきりとわかりました。
(だからぼくを、外に連れ出したんだ)
ふたりは、ぼくとケイタくんを、引き離そうとしていたのです。
「ケイちゃんは、漫画も描きはじめたのよっ」
ピン子が、ジョーの手をふりはらいました。
「ケイちゃんは、なにかをやりはじめたら、とことん夢中になる子なの! だから、危険なのよ! きっと漫画を描いているうちに、ゴーを、使いきってしまうわ!」
「そうだけどよ……ゴーにとっては、それが幸せなことなんじゃねえのか?」
ジョーがまた、ピン子の両肩をつかみます。
「ゴーの気持ちも聞かねえで、おれたちが勝手に、連れ出していいのかよ?」
「そんなこと、わかってるわ……でも、ゴーが消えてなくなるぐらいなら、あたしはゴーの気持ちなんて、いまはどうでもいいと思ってる!」
ぼくは、喉の奥が熱くなって、咳きこみそうになりました。
(このままだとぼくは、ケイタくんに、使いきられて……死んでしまうんだ)
だからふたりは、危険を冒してまで、ぼくを外の世界に連れ出したのです。
ぼくは、想像してみました。
体がけずれて、どんどん小さくなっていくぼく。
毎晩、ケイタくんが漫画を描くたびに、ぼくの体はものすごいスピードで、どんどんけずれていってしまいます。
(たしかに……このままだとぼくは、すごいスピードで消えてしまう)
ピン子はいま、ぼくを救おうと必死に闘っています。
ジョーは、ぼくの気持ちを優先しろと言っています。
(ぼくは、生きていたいし……ケイタくんとも離れたくない……だったら、どうすればいいんだ? 両方とも、望みをかなえることは、できないの?)
教室はいま、しんと静まり返っています。
こんなときなのに、なぜかぼくは、みんなの習字を思い出しました。
教室うしろの壁には、クラスのみんなが書いた「光」という半紙が、ずらりと並んで貼られています。
(『光』はたしか、ひかり、って読むんだっけ?)
ぼくは外の世界でも、たくさんの光を見てきました。
運動場に桜の木、空に浮かぶ雲にあれば、さんさんと輝く太陽は光の塊でした。
(広い広い世界には、光がたくさんあった。ぼくは今日、たくさんの光を見てきたけど、ケイタくんにとって、ケイタくんの光って、いったいなんなんだろう?)
ガンッ、ガガンガンガンッ!
「えっ?」
とつぜん、ものすごく大きな音がして、ぼくはピン子とジョーを見ました。
なんと、ピン子が教室のゆかを、なんども手で殴っているのです。
「ゴーがいなくなるなんていやっ……そんなの、絶対に絶対にいやっ!」
「落ちつけって、ピン子!」
ジョーが腕をつかみますが、ピン子は、その場にくずれ落ちるように座りこみました。そして、ジョーの手をふりはらい、バンっバンっ、と手をゆかに打ちつけます。
「冒険はやめないっ、絶対にやめないっ、ゴーを死なせてたまるもんですかっ」
「わかったから、落ちつけっ! なあピン子っ、とにかく冷静になれって!」
ジョーは後ろから抱きつくようにして、ピン子を落ち着かせようとします。
「はなしてっ、はなしてって」
「イテテっ、暴れるなって……ピン子っ……落ちつけって、深呼吸しろっ!」
ジョーに腕を取られても、ピン子は抵抗して、足をバタバタさせています。
「ジョーは、どうしてそんなに、落ちついていられるのよっ」
「おれだって……考えすぎて考えすぎて、なにかに当たりてえ気分だよっ」
ジョーのさけびに、ピン子の体がビクッと反応しました。
「はあはあ、ピン子……もう苦しむのは、やめようぜ……ほんとは、おまえだって小太郎に会いたいんだろ! ほんとは冒険なんて、やりたくないんだろっ?」
抵抗していたピン子の足が、静かになります。
「もう正直になれっ! もう、無理しなくってもいいんだ!」
ピン子の顔が、クシャクシャになりました。
「う、うぅ……怖いわ、怖いわよぉ……ほんとは無理もしているし、外の世界なんて行きたくない……小太郎くんのことも心配で心配でたまらないわっ……でも、このままだと、このままだとぉ……うぅぅ、うわ~んっ、わ~んっ、わんっ」
「……ん? あれ? そっか……ぼく、寝ちゃってたんだ」
ふと目を開けると、棚の天井が見えました。
どうやら、ぼくは自分の寝息で目をさましたようです。
(いったい、どれくらい眠っていたんだろう)
うつぶせに転がって、白い明かりに照らされた教室を見ると、
「あれ?」
ピン子とジョーはまだ、ゆかで三角座りをしているのでした。
(ふたりは、まだ起きてたんだ……)
ピン子たちは、目をさましたぼくには気がついていません。
(真剣な顔して、どうしたんだろう? なにかあったのかな)
ふたりは、起きてはいるものの、黙ったままで静かなのです。
ピン子は、自分の足を見つめたままで、じっとうつむいていました。
ジョーは、そんなピン子を心配するように、ちらちらと視線をむけています。
(もしかして、ケンカでもしちゃったのかな?)
そう思って、ふたりに声をかけようとしたのですが、ピン子とジョーの様子がいつもと違う気がして、ぼくは思わず言葉をのみ込みました。
すると、ピン子の沈んだ声が聞こえてきたのです。
「やっぱり、あたしがまちがっていたのかな……ゴーを、危険な目に合わせちゃった……あたしたち、これから、どうしたらいいんだろう」
(やっぱり、なにかあったんだ)
ぼくはうつぶせになったまま、すこしだけ棚の奥に下がって、しばらくふたりを観察することにしました。
「おれは反対だって言っただろ」
ジョーの低い声が聞こえます。
「ピン子、考えなおせよ。もう気がすんだだろ? ほんとに、このままずっーと、冒険をつづけていくつもりなのか?」
(えっ?)
ジョーの意外な思いを知って、ぼくはきょとんとしました。
(ジョーは冒険にでること、反対だったの? ぼくのまえで言ってたこととちがうよね)
ぼくはすこし混乱してしまいました。
まだ話の内容が見えてはこないのですが、ふたりが、ぼくに聞かせたくない話をしていることだけはわかります。
そのときバンっと、ゆかをたたく音がしました。
「冒険はつづけるわ! つづけるに、決まってるじゃないっ」
「つづけるってよ、いつかは帰らねえとしょうがねえだろ!」
「わかってるわ……そんなのわかってるけど、もし帰ったら……もし帰ったら、ゴーが、死んじゃうじゃない!」
(なっ、なんだって?! ぼっ、ぼくが……し、死ぬだって?)
ピン子の悲鳴にも似た声に、ぼくの体がドキッと反応します。
「しっ、しーっ」
ジョーが声をひそめました。
「おい、ピン子! 大声だすと、ゴーが起きちまうだろっ」
「あ……ご、ごめん。ついあたし、感情的になっちゃって」
(ふたりは、いまたしかに、ぼくが死ぬって言ったよね?)
ぼくの胸が、ドキドキドキとはげしく音を立てます。
うつぶせになっていても、ぼくの胸は、波打つように跳ねてしまうのです。
なんども息を整えようとがんばっても、呼吸は、どんどん荒くなりました。
(落ちつけ……さっきの話は、きっと、ぼくの聞きまちがいかもしれない。うん、きっとそうだよ)
ぼくはもういちど深呼吸をして、ピン子とジョーの会話に耳をすませました。
「文房具のなかでも、消しゴムの命が――とっても短いことは、知っていたわ」
ピン子の、感情を押し殺すような声が聞こえます。
(はじめて聞いたよ……消しゴムの命が短いなんて)
ふたたび、呼吸が荒くなってきました。
(はぁ、息苦しくなってきたよ……ダメだ、落ちつかないと。落ちつけ、ぼく……まずは呼吸を整えよう……起きているのがバレたら、きっとふたりは、会話を中断しちゃう)
ふたりの会話は怖くてしかたがないのに、それでもぼくは、ふたりがなにを考えてどうしようとしているのか、その話を最後まで聞いてみたいと思ったのです。
(ピン子とジョーは、どうして、ぼくを冒険に誘ったんだろう? ジョーは反対していたのに、どうして、ぼくを外の世界になんか連れ出したんだろう?)
ぼくは、気配を消すようにじっと静かにして、ふたりを観察しました。
「あたしの考えは変わらないわ! だからお願い、理解してよ、ジョー」
「ゴーの気持ちは、どうなるんだ?」
ジョーが、ピン子に歩み寄ります。
「もちぬしから文房具をうばうなんて、ほんとは、やっちゃいけないこと……そんなの、わかってる……でも、ゴーがいなくなるほうがあたしはもっといや!」
ピン子がさけぶ姿に、ぼくは、頭がまっ白になりました。
(わけがわからないよ……ぼくは、ほんとに死んじゃうのか?)
「おれが言いてえのは、ほかにもっと、良いアイデアがあるんじゃねえかってことだ」
「考えに考え抜いたのよ……もう、外に出るしか、方法はないわ」
ジョーが、ピン子の肩に手を置きます。
「消しゴムなんて、たいていは、もちぬしが使い切るまえに、なくしてしまうもんだろ? だったら、冒険なんて危険なことはしなくっても、もちぬしがなくしたように見せればいいんじゃねえか?」
(そういうことか……)
いまの会話で、ぼくは、はっきりとわかりました。
(だからぼくを、外に連れ出したんだ)
ふたりは、ぼくとケイタくんを、引き離そうとしていたのです。
「ケイちゃんは、漫画も描きはじめたのよっ」
ピン子が、ジョーの手をふりはらいました。
「ケイちゃんは、なにかをやりはじめたら、とことん夢中になる子なの! だから、危険なのよ! きっと漫画を描いているうちに、ゴーを、使いきってしまうわ!」
「そうだけどよ……ゴーにとっては、それが幸せなことなんじゃねえのか?」
ジョーがまた、ピン子の両肩をつかみます。
「ゴーの気持ちも聞かねえで、おれたちが勝手に、連れ出していいのかよ?」
「そんなこと、わかってるわ……でも、ゴーが消えてなくなるぐらいなら、あたしはゴーの気持ちなんて、いまはどうでもいいと思ってる!」
ぼくは、喉の奥が熱くなって、咳きこみそうになりました。
(このままだとぼくは、ケイタくんに、使いきられて……死んでしまうんだ)
だからふたりは、危険を冒してまで、ぼくを外の世界に連れ出したのです。
ぼくは、想像してみました。
体がけずれて、どんどん小さくなっていくぼく。
毎晩、ケイタくんが漫画を描くたびに、ぼくの体はものすごいスピードで、どんどんけずれていってしまいます。
(たしかに……このままだとぼくは、すごいスピードで消えてしまう)
ピン子はいま、ぼくを救おうと必死に闘っています。
ジョーは、ぼくの気持ちを優先しろと言っています。
(ぼくは、生きていたいし……ケイタくんとも離れたくない……だったら、どうすればいいんだ? 両方とも、望みをかなえることは、できないの?)
教室はいま、しんと静まり返っています。
こんなときなのに、なぜかぼくは、みんなの習字を思い出しました。
教室うしろの壁には、クラスのみんなが書いた「光」という半紙が、ずらりと並んで貼られています。
(『光』はたしか、ひかり、って読むんだっけ?)
ぼくは外の世界でも、たくさんの光を見てきました。
運動場に桜の木、空に浮かぶ雲にあれば、さんさんと輝く太陽は光の塊でした。
(広い広い世界には、光がたくさんあった。ぼくは今日、たくさんの光を見てきたけど、ケイタくんにとって、ケイタくんの光って、いったいなんなんだろう?)
ガンッ、ガガンガンガンッ!
「えっ?」
とつぜん、ものすごく大きな音がして、ぼくはピン子とジョーを見ました。
なんと、ピン子が教室のゆかを、なんども手で殴っているのです。
「ゴーがいなくなるなんていやっ……そんなの、絶対に絶対にいやっ!」
「落ちつけって、ピン子!」
ジョーが腕をつかみますが、ピン子は、その場にくずれ落ちるように座りこみました。そして、ジョーの手をふりはらい、バンっバンっ、と手をゆかに打ちつけます。
「冒険はやめないっ、絶対にやめないっ、ゴーを死なせてたまるもんですかっ」
「わかったから、落ちつけっ! なあピン子っ、とにかく冷静になれって!」
ジョーは後ろから抱きつくようにして、ピン子を落ち着かせようとします。
「はなしてっ、はなしてって」
「イテテっ、暴れるなって……ピン子っ……落ちつけって、深呼吸しろっ!」
ジョーに腕を取られても、ピン子は抵抗して、足をバタバタさせています。
「ジョーは、どうしてそんなに、落ちついていられるのよっ」
「おれだって……考えすぎて考えすぎて、なにかに当たりてえ気分だよっ」
ジョーのさけびに、ピン子の体がビクッと反応しました。
「はあはあ、ピン子……もう苦しむのは、やめようぜ……ほんとは、おまえだって小太郎に会いたいんだろ! ほんとは冒険なんて、やりたくないんだろっ?」
抵抗していたピン子の足が、静かになります。
「もう正直になれっ! もう、無理しなくってもいいんだ!」
ピン子の顔が、クシャクシャになりました。
「う、うぅ……怖いわ、怖いわよぉ……ほんとは無理もしているし、外の世界なんて行きたくない……小太郎くんのことも心配で心配でたまらないわっ……でも、このままだと、このままだとぉ……うぅぅ、うわ~んっ、わ~んっ、わんっ」
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