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第七章 空の旅
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「ゴー、だいじょうぶ?」
やがて、ピン子にポンポンと肩をたたかれました。
ぼくは、はっとして目を開けると、
「あ、あれっ? ここって……地面だよね」
まわりには雲も太陽もなく、そこはもう空の上ではありませんでした。
「ゴー、到着したんだよ」
ピン子はクロスケの背中で、あぐらをかいて座っています。
そして目をほそめたピン子が、くちびるの端を持ち上げました。
「うふふ、つまりそれは、どういうことでしょう?」
ぼくにむかって、意味深に笑いかけてくるピン子。
(つまり……ぼくたちは、到着した……てことは、あ、ああっ!)
その意味がわかって、ぼくは思いきり目を見開きました。
「ぼくたちは……はじめて、外の世界に降りたったんだ!」
ぼくはとうとう、冒険の地に降りたっていることに、気がついたのです。
ゆっくりと辺りを見まわすと、教室では見ることのない物や光景が、ぼくのまわりにあふれかえっているのでした。
「大きな木……砂に石もあるよっ!」
ピョーンっ――――タタタタタっ!
ぼくは気もちが高ぶってしまい、クロスケの背中を飛び降りて、はじめての学校の校庭へと飛びだしたのです。
「よーい、ドンっ」
パっ―――ン!
「走れ走れっ、いけいけ!」
はじめて見る運動場では、体操着に着替えた小学校の生徒たちが、白いラインの外を全力で走っている姿が見えました。
ぼくが、興奮しながら運動場をながめていると、クロスケが飛んできて、
「すごいだろ、ゴー。ここがオイラたちが住んでる、外の世界なんだカー」
羽を広げながら、校庭の居場所について教えてくれたのです。
「まずは空の旅、お疲れ様でしたカー。ここがピン子が要望した目的地、校庭の桜の木なんだよね。さっきゴーが、その大きさに驚いていたね。その木が桜の木だよ。いまは葉っぱも散っちゃってるけど、春になると、ピンク色の花が咲き誇るんだカー」
ぼくは、右手にそびえ立つ、太い幹を見上げました。
「……ランドセルを入れる棚よりも、ずっと背が高い」
そこへ、ピン子とジョーも走ってきて、
「桜の木って、枝が長くって、おじぎをしているみたいで面白いわねぇ」
「がっはは! ようこそ、文房具なかよし三人組ご一考様~、こちらが本日の宿泊先で~す……なんてな」
ふたりは言って、ぼくの肩にそっと手を置きました。
ところがクロスケは、笑みがこぼれるぼくたちにむかって、
「カァーカァー、そうそう、ここで大事なことを伝えるよ」
と少し怖い顔で言ったのです。
「いいかい! 外の世界を楽しむのはいいけど、ぜったいにぜったいに約束だよ。夜になるまでには、教室のもちぬしのところか、建物のなかには帰っておくこと!」
クロスケは念を押すように、右の羽をバサバサと上下にふって言いました。
「つまり、ぜったいにぜったいに明るいうちに安全な場所に帰ることだカー」
「う、うん……」
そう答えたものの、ぼくは、クロスケのどこか先生が生徒に注意をするような口調が気になって、「……夜になると、なにか問題があるの?」と、たずねてみたのです。
「問題? そんなの、大ありだカー」
クロスケによると、この辺りは夜になると、猫が現れるようでした。いつかクロスケも
羽をむしられた、凶暴な野良猫がエサを求めてやってくるようなのです。
「オイラはあの日のことが、いまでもこわくて忘れられないよ。あの赤毛のでっぷりした猫……この界隈では、『片目の鈴子』って呼ばれてるんだ。乱暴者で、うわさだと、自分よりも三倍も体の大きい犬と喧嘩して、片目を失ったそうだよ」
「えっ、三倍も体の大きい犬と……乱暴者で、片目がないっ」
いつかケイタくんが描いた漫画で見た、ずんぐりと体の大きい敵を思い出しました。
想像するだけで、「片目の鈴子」はぼくの頭のなかで、モンスターのように巨大化して暴れまわるのです。
「ひぃぃ、そんな猫が……校庭には、いるんだ」
クロスケの話に、ぼくは背筋が凍る思いです。
「だいじょぶよ、ゴー。いくらなんでも、夜まで冒険をつづけるつもりはないわ」
ピン子はそう言って、ぼくの肩をやさしくなでました。
「そうだぜ! 明るいうちに教室に帰れば、なんも問題はねえってことだ!」
「……そ、そうだね」
クロスケは、「そろそろつぎのお客さんのところへ行くね」と言って、校庭の桜の木の下まで飛び跳ねながら歩いていきました。
そこで黒い羽を広げると、クロスケは飛び立つ格好で、ぼくたちをふりかえりました。
「そうだ、『片目の鈴子』は首に大きな鈴をぶら下げてるよ。もしも鈴の音が聞こえたら、さっさと逃げるんだよ。オイラも、君たちの冒険を応援してるから。それじゃあまたね、カァーっ、カーカァーっ!」
「ありがとう、バイバーイ」
ぼくたち三人は、上空に飛び立つクロスケに、大きく手をふりました。
バサバサ、バサバサっ、バサササササーっ!
お礼を告げると、クロスケはあっという間に、大空の彼方へと飛びたっていったのです。
「鳥って、すげえな……もう姿が見えなくっちまったぜ――そういや、ピン子。クロスケが猫に襲われたのは、この運動場だったよなあ」
腕を組んで桜の木を見つめたジョーが、ピン子に顔をむけます。
「そうだったねぇ。校庭で、うちの小太郎くんが傷ついたクロスケを発見して、四年三組で保護したんだよねぇ。きっとクロスケは、あたしたちのことを心配をして、なんども言い聞かせたんだと思うわ」
「暗くなると、野良猫が校庭に、エサを求めてやってくるのか――」
そこでジョーは、はっとして言葉をつぐみました。
ぼくが、あまりにびくびくしていて、しまったと思ったようです。
「……がっはは! 心配すんなって、ゴー。野良猫に出くわすとは、限らねえしな。そんなに遅くまで冒険をつづけるつもりもねえからよっ……な、なあ、ピン子っ」
「そ、そうそうっ! あくまで、最悪の場面を想像して、話をしてただけよ」
ピン子とジョーの話しに耳をかたむけていると、ぼくは体だけじゃなく、表情までが硬くなっているのに気がつきました。
「だよね……最悪の話、だもんね」
ぼくがボソッと答えると、ふたりはぼくにむかってにっこり笑い、
「最悪なんて起きないわ!」
「おれもそう断言するぜ!」
ピン子が気を取りなおすように、宝の地図と断定した、ノートの切れ端を広げたのです。
「野良猫の話はもう終わり! はいはい、ゴーとジョーも宝の地図に注目して!」
ぼくもぶんぶんと頭をふって、ピン子が持ってきた宝の地図に目をむけました。
地図上の「ここ」と書かれた矢印が、桜の木の辺りを指しています。
ぼくは、右手に見える桜の木に目をやりました。
「あの木の近くに、小太郎くんが隠した宝物があるってこと?」
ぼくが質問すると、ピン子は口もとに手を当てて言いました。
「う~ん、あたしの直感は、そう言ってるんだよねぇ」
「小太郎のやつ、いったいなにを隠してるんだ……あ~、むしょうに気になってきた!」
ジョーは、宝の地図に顔を近づけて、穴が空くほどノートの切れ端を見つめます。
(宝物ってなんだろう? 考えると、またわくわくしてきたよ。冒険の予感がする!)
ぼくも野良猫のことは忘れることにして、ジョーがにぎりしめる宝の地図を、ドキドキしながら眺めたのでした。
やがて、ピン子にポンポンと肩をたたかれました。
ぼくは、はっとして目を開けると、
「あ、あれっ? ここって……地面だよね」
まわりには雲も太陽もなく、そこはもう空の上ではありませんでした。
「ゴー、到着したんだよ」
ピン子はクロスケの背中で、あぐらをかいて座っています。
そして目をほそめたピン子が、くちびるの端を持ち上げました。
「うふふ、つまりそれは、どういうことでしょう?」
ぼくにむかって、意味深に笑いかけてくるピン子。
(つまり……ぼくたちは、到着した……てことは、あ、ああっ!)
その意味がわかって、ぼくは思いきり目を見開きました。
「ぼくたちは……はじめて、外の世界に降りたったんだ!」
ぼくはとうとう、冒険の地に降りたっていることに、気がついたのです。
ゆっくりと辺りを見まわすと、教室では見ることのない物や光景が、ぼくのまわりにあふれかえっているのでした。
「大きな木……砂に石もあるよっ!」
ピョーンっ――――タタタタタっ!
ぼくは気もちが高ぶってしまい、クロスケの背中を飛び降りて、はじめての学校の校庭へと飛びだしたのです。
「よーい、ドンっ」
パっ―――ン!
「走れ走れっ、いけいけ!」
はじめて見る運動場では、体操着に着替えた小学校の生徒たちが、白いラインの外を全力で走っている姿が見えました。
ぼくが、興奮しながら運動場をながめていると、クロスケが飛んできて、
「すごいだろ、ゴー。ここがオイラたちが住んでる、外の世界なんだカー」
羽を広げながら、校庭の居場所について教えてくれたのです。
「まずは空の旅、お疲れ様でしたカー。ここがピン子が要望した目的地、校庭の桜の木なんだよね。さっきゴーが、その大きさに驚いていたね。その木が桜の木だよ。いまは葉っぱも散っちゃってるけど、春になると、ピンク色の花が咲き誇るんだカー」
ぼくは、右手にそびえ立つ、太い幹を見上げました。
「……ランドセルを入れる棚よりも、ずっと背が高い」
そこへ、ピン子とジョーも走ってきて、
「桜の木って、枝が長くって、おじぎをしているみたいで面白いわねぇ」
「がっはは! ようこそ、文房具なかよし三人組ご一考様~、こちらが本日の宿泊先で~す……なんてな」
ふたりは言って、ぼくの肩にそっと手を置きました。
ところがクロスケは、笑みがこぼれるぼくたちにむかって、
「カァーカァー、そうそう、ここで大事なことを伝えるよ」
と少し怖い顔で言ったのです。
「いいかい! 外の世界を楽しむのはいいけど、ぜったいにぜったいに約束だよ。夜になるまでには、教室のもちぬしのところか、建物のなかには帰っておくこと!」
クロスケは念を押すように、右の羽をバサバサと上下にふって言いました。
「つまり、ぜったいにぜったいに明るいうちに安全な場所に帰ることだカー」
「う、うん……」
そう答えたものの、ぼくは、クロスケのどこか先生が生徒に注意をするような口調が気になって、「……夜になると、なにか問題があるの?」と、たずねてみたのです。
「問題? そんなの、大ありだカー」
クロスケによると、この辺りは夜になると、猫が現れるようでした。いつかクロスケも
羽をむしられた、凶暴な野良猫がエサを求めてやってくるようなのです。
「オイラはあの日のことが、いまでもこわくて忘れられないよ。あの赤毛のでっぷりした猫……この界隈では、『片目の鈴子』って呼ばれてるんだ。乱暴者で、うわさだと、自分よりも三倍も体の大きい犬と喧嘩して、片目を失ったそうだよ」
「えっ、三倍も体の大きい犬と……乱暴者で、片目がないっ」
いつかケイタくんが描いた漫画で見た、ずんぐりと体の大きい敵を思い出しました。
想像するだけで、「片目の鈴子」はぼくの頭のなかで、モンスターのように巨大化して暴れまわるのです。
「ひぃぃ、そんな猫が……校庭には、いるんだ」
クロスケの話に、ぼくは背筋が凍る思いです。
「だいじょぶよ、ゴー。いくらなんでも、夜まで冒険をつづけるつもりはないわ」
ピン子はそう言って、ぼくの肩をやさしくなでました。
「そうだぜ! 明るいうちに教室に帰れば、なんも問題はねえってことだ!」
「……そ、そうだね」
クロスケは、「そろそろつぎのお客さんのところへ行くね」と言って、校庭の桜の木の下まで飛び跳ねながら歩いていきました。
そこで黒い羽を広げると、クロスケは飛び立つ格好で、ぼくたちをふりかえりました。
「そうだ、『片目の鈴子』は首に大きな鈴をぶら下げてるよ。もしも鈴の音が聞こえたら、さっさと逃げるんだよ。オイラも、君たちの冒険を応援してるから。それじゃあまたね、カァーっ、カーカァーっ!」
「ありがとう、バイバーイ」
ぼくたち三人は、上空に飛び立つクロスケに、大きく手をふりました。
バサバサ、バサバサっ、バサササササーっ!
お礼を告げると、クロスケはあっという間に、大空の彼方へと飛びたっていったのです。
「鳥って、すげえな……もう姿が見えなくっちまったぜ――そういや、ピン子。クロスケが猫に襲われたのは、この運動場だったよなあ」
腕を組んで桜の木を見つめたジョーが、ピン子に顔をむけます。
「そうだったねぇ。校庭で、うちの小太郎くんが傷ついたクロスケを発見して、四年三組で保護したんだよねぇ。きっとクロスケは、あたしたちのことを心配をして、なんども言い聞かせたんだと思うわ」
「暗くなると、野良猫が校庭に、エサを求めてやってくるのか――」
そこでジョーは、はっとして言葉をつぐみました。
ぼくが、あまりにびくびくしていて、しまったと思ったようです。
「……がっはは! 心配すんなって、ゴー。野良猫に出くわすとは、限らねえしな。そんなに遅くまで冒険をつづけるつもりもねえからよっ……な、なあ、ピン子っ」
「そ、そうそうっ! あくまで、最悪の場面を想像して、話をしてただけよ」
ピン子とジョーの話しに耳をかたむけていると、ぼくは体だけじゃなく、表情までが硬くなっているのに気がつきました。
「だよね……最悪の話、だもんね」
ぼくがボソッと答えると、ふたりはぼくにむかってにっこり笑い、
「最悪なんて起きないわ!」
「おれもそう断言するぜ!」
ピン子が気を取りなおすように、宝の地図と断定した、ノートの切れ端を広げたのです。
「野良猫の話はもう終わり! はいはい、ゴーとジョーも宝の地図に注目して!」
ぼくもぶんぶんと頭をふって、ピン子が持ってきた宝の地図に目をむけました。
地図上の「ここ」と書かれた矢印が、桜の木の辺りを指しています。
ぼくは、右手に見える桜の木に目をやりました。
「あの木の近くに、小太郎くんが隠した宝物があるってこと?」
ぼくが質問すると、ピン子は口もとに手を当てて言いました。
「う~ん、あたしの直感は、そう言ってるんだよねぇ」
「小太郎のやつ、いったいなにを隠してるんだ……あ~、むしょうに気になってきた!」
ジョーは、宝の地図に顔を近づけて、穴が空くほどノートの切れ端を見つめます。
(宝物ってなんだろう? 考えると、またわくわくしてきたよ。冒険の予感がする!)
ぼくも野良猫のことは忘れることにして、ジョーがにぎりしめる宝の地図を、ドキドキしながら眺めたのでした。
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