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すり変わった歴史の真相。 1
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あまりにも皆さんに笑われたからか、それとも否定やらなんやらの持ってきばのない感情のせいか、ぐったりした様子の始祖様は、リオさんの顔をチラリと見ると口を開いた。
ん??リオさんとなにか関係あること??
ってことはオーシャンに関することかな??
「っ、は~。ほれ!!ここでヤイヤイ言ってても判んねぇまんまだろ!?皆で行くぞ!!」
「「みんなで~♪」」
「「「はぃ!?」」」
キリッと表情を引き締めて、だけれどもどこかお疲れ気味な様子の始祖様の宣言に、アルゴスくんとマルケスくんは「やった!!」とばかりに可愛らしい声を上げた。
や、うん!?はい!?
けど、大人な我々は、突然の始祖様の宣言に、何がどうなっての言葉で、どこに行こうとしているのか、予想すらたてられずにすっとんきょうな声を上げてしまった。
や、うん!?落ち着け!!楓!!
なんども変な声を口から出しそうになる自分を制して、心のなかで考えを必死で纏める。
ここで言ってても判らないまんまと言うことは、始祖様はオーシャンのことでどこかに行こうとしている??
でも、当事者なリオさんはここに居るし……あ!!
もしかして、イールとイース!?
彼等も交えて答え合わせをしようとしてる!?
それなら確かに彼等を弾いてここでヤイヤイ言ってても仕方ないな。
思っていれば、母なる森から私の考えを事象として聞いたのか、始祖様が私へバチコン!!と音がしそうなウィンクといつもの笑顔を浮かべ、大きくうなずいてくれた。
や、うん。変な考えはしてないつもりだけど、頭のなかを直接見られているような感覚になって、どうにもこうにも気忙しいと言うかなんというか……、あ、あれだ。
マルケスくんの言葉で「感じ悪い」だ。
必要があるからとは理解できるんだけど、でも、やっぱり、感情でものを言わせて貰うならその言葉が出てしまう。
ムカムカ、とは違う、なにやらモヤモヤしたそれの正体を掴めずにいれば、始祖様が申し訳なさそうに私を見ていて、いつの間にか彼の隣にいたリオさんはいまいちこの状況が判っていないのか、キョトンとした表情でいた。
「あー!!じーじ、ズルい!!」
「ママにパチパチダメだよ!!」
パチパチ??
ん??始祖様、私に音がすることなんかしたっけ??
思っていれば、アルゴスくんは始祖様をビシッと指差し、マルケスくんは自分の手を腰へ持ってきて、怒ってますアピールをしていた。
私のために怒ってくれて居るのは判るんだけど、その感情のトリガーがどこにかかるのかが判らず、ついつい首をかしげてしまう。
うちの王様はもちろん、首をかしげているし、あ、誰も判らないのかな??
「もう!!俺たちもしたいのに!!」
「そうだよ!!僕たちもママにパチパチしたい!!」
え!?私にしたいの??
パチパチを??
っていうか、パチパチってなに??
始祖様がした、私へのパチパチ。
子供たちがズルい!!と感情をぶつけるパチパチ。
考えろ。楓!!
母なる森が始祖様へ私の思考を流すってことは、今、この時にも私の考えが必要と判断されたからだ。
なら、どんな小さなことも流すべきではないってことで……
「マルケス様。ふぅじぃに、パチパチとは何かを教えて貰えませんかの??」
言ったー!!
フリストさん、言ってくれたー!!
この場に居る大人たちの誰もが知りたがっていた質問をまさかのドストレートに聞いてくれたー!!
……一人胸のなかで思考の煮詰まりに陥っていれば、サンタクロースさんが、優しい笑顔を浮かべて子供たちへ切り込んでくれた。
やっぱり、他の皆さんも「パチパチってなんだ??」はあったのだろう。
みんな、こどもたちがなんと答えるのか静かに待ってくれている。
「パチパチ判らないのか??」
「判らないんだ」
「パチパチ、なに??」
……リオさん。
子供たちの尻馬に乗っかっただけなのか、それとも知りたいと思ったのか、リオさんが続けたことで、アルゴスくんとマルケスくんは二人で顔を見合わせると「いたずらっ子です♪」と一目で判る、ニ~ンマリとした笑顔を浮かべた。
ん??リオさんとなにか関係あること??
ってことはオーシャンに関することかな??
「っ、は~。ほれ!!ここでヤイヤイ言ってても判んねぇまんまだろ!?皆で行くぞ!!」
「「みんなで~♪」」
「「「はぃ!?」」」
キリッと表情を引き締めて、だけれどもどこかお疲れ気味な様子の始祖様の宣言に、アルゴスくんとマルケスくんは「やった!!」とばかりに可愛らしい声を上げた。
や、うん!?はい!?
けど、大人な我々は、突然の始祖様の宣言に、何がどうなっての言葉で、どこに行こうとしているのか、予想すらたてられずにすっとんきょうな声を上げてしまった。
や、うん!?落ち着け!!楓!!
なんども変な声を口から出しそうになる自分を制して、心のなかで考えを必死で纏める。
ここで言ってても判らないまんまと言うことは、始祖様はオーシャンのことでどこかに行こうとしている??
でも、当事者なリオさんはここに居るし……あ!!
もしかして、イールとイース!?
彼等も交えて答え合わせをしようとしてる!?
それなら確かに彼等を弾いてここでヤイヤイ言ってても仕方ないな。
思っていれば、母なる森から私の考えを事象として聞いたのか、始祖様が私へバチコン!!と音がしそうなウィンクといつもの笑顔を浮かべ、大きくうなずいてくれた。
や、うん。変な考えはしてないつもりだけど、頭のなかを直接見られているような感覚になって、どうにもこうにも気忙しいと言うかなんというか……、あ、あれだ。
マルケスくんの言葉で「感じ悪い」だ。
必要があるからとは理解できるんだけど、でも、やっぱり、感情でものを言わせて貰うならその言葉が出てしまう。
ムカムカ、とは違う、なにやらモヤモヤしたそれの正体を掴めずにいれば、始祖様が申し訳なさそうに私を見ていて、いつの間にか彼の隣にいたリオさんはいまいちこの状況が判っていないのか、キョトンとした表情でいた。
「あー!!じーじ、ズルい!!」
「ママにパチパチダメだよ!!」
パチパチ??
ん??始祖様、私に音がすることなんかしたっけ??
思っていれば、アルゴスくんは始祖様をビシッと指差し、マルケスくんは自分の手を腰へ持ってきて、怒ってますアピールをしていた。
私のために怒ってくれて居るのは判るんだけど、その感情のトリガーがどこにかかるのかが判らず、ついつい首をかしげてしまう。
うちの王様はもちろん、首をかしげているし、あ、誰も判らないのかな??
「もう!!俺たちもしたいのに!!」
「そうだよ!!僕たちもママにパチパチしたい!!」
え!?私にしたいの??
パチパチを??
っていうか、パチパチってなに??
始祖様がした、私へのパチパチ。
子供たちがズルい!!と感情をぶつけるパチパチ。
考えろ。楓!!
母なる森が始祖様へ私の思考を流すってことは、今、この時にも私の考えが必要と判断されたからだ。
なら、どんな小さなことも流すべきではないってことで……
「マルケス様。ふぅじぃに、パチパチとは何かを教えて貰えませんかの??」
言ったー!!
フリストさん、言ってくれたー!!
この場に居る大人たちの誰もが知りたがっていた質問をまさかのドストレートに聞いてくれたー!!
……一人胸のなかで思考の煮詰まりに陥っていれば、サンタクロースさんが、優しい笑顔を浮かべて子供たちへ切り込んでくれた。
やっぱり、他の皆さんも「パチパチってなんだ??」はあったのだろう。
みんな、こどもたちがなんと答えるのか静かに待ってくれている。
「パチパチ判らないのか??」
「判らないんだ」
「パチパチ、なに??」
……リオさん。
子供たちの尻馬に乗っかっただけなのか、それとも知りたいと思ったのか、リオさんが続けたことで、アルゴスくんとマルケスくんは二人で顔を見合わせると「いたずらっ子です♪」と一目で判る、ニ~ンマリとした笑顔を浮かべた。
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