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第二八話 笑顔に満ちた思い出づくり
第二八話 一
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約束通り、冬の花祭の次の休日に、慈乃は学び家の男子とともに街へ遊びに行くことになった。
見送りに正門前に出てきたニアが心配そうに慈乃を見た。
「ほんとのほんとに大丈夫? シノのことは信頼してるけど、あの子達やんちゃだし」
「ええ、大丈夫ですよ。いい子達ばかりですもの」
慈乃の一番近くに立っていたガザが会話に割って入る。
「そうだぜ。それになんかあっても最年長のオレがいるしな!」
「だから心配!」
「ニア姉ちゃん、ひどくね⁉」
軽快なやりとりに慈乃が小さく笑みをもらすと、スイセンに呼びかけられた。
「シノさん、ガザくん。そろそろ出発しませんかー?」
「そうですね」
「おー!」
慈乃がもう一度ニアを見ると、ニアは心配そうではあったものの送り出す決意をしたようだった。最後には満面の笑みで慈乃達を見送った。
「いってらっしゃーい! 気をつけて!」
「いってきまーす‼」
澄んだ青空に、子ども達の元気いっぱいな声が吸い込まれていった。
見送りに正門前に出てきたニアが心配そうに慈乃を見た。
「ほんとのほんとに大丈夫? シノのことは信頼してるけど、あの子達やんちゃだし」
「ええ、大丈夫ですよ。いい子達ばかりですもの」
慈乃の一番近くに立っていたガザが会話に割って入る。
「そうだぜ。それになんかあっても最年長のオレがいるしな!」
「だから心配!」
「ニア姉ちゃん、ひどくね⁉」
軽快なやりとりに慈乃が小さく笑みをもらすと、スイセンに呼びかけられた。
「シノさん、ガザくん。そろそろ出発しませんかー?」
「そうですね」
「おー!」
慈乃がもう一度ニアを見ると、ニアは心配そうではあったものの送り出す決意をしたようだった。最後には満面の笑みで慈乃達を見送った。
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「いってきまーす‼」
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