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第一章

第十三話 処女損失

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 垢目が戻ってくるなど、最初から分かりきったことだった。
 戻ってくるまでのあいだに宇崎と一緒に逃げる。回復してから再戦する。それがレムに残された唯一の勝機だった。


 宇崎の心情を考えていなかったことが、レムにとっての最大の誤算となった。


 突然戻ってきた垢目は、火照りきったレムの身体を慰め始めた。
 それを見て、血相を変えて飛び掛かってきた宇崎を蹴り飛ばした。


「宇崎ー、おまえにその資格はないぞー」


 鈍い音と一緒に転がったままの宇崎をほったらかしにして、垢目はレムへと本格的な愛撫を開始したのだ。
 宇崎から痛いほどに吸い上げられた膣口を慰めるように、ゆったり、そしてねっとりと、まるでナメクジのように長い舌が出入りを繰り返す。


 肉棒にも見える舌が出入りする様子は、傍から見ると、触手による責めを連想させた。だが、レムにとっては傷口を舐めて癒やすような愛撫で、拒絶の意思がみるみるうちに溶かされていった。


 焼きたてパンのように柔らかく、そしてまっ白な内腿に、ヒタッ、と添えるように置かれたゴツゴツした垢目の指。その一本一本が、レムを開脚させたままに沈んでいた。


 そして、宇崎に見せつけるように、垢目の舌が膣の内部を弄くりまわす。


「あ、あっ、う、ふっあ……、あ……、ふぁあ、あ」


 どくんっ……、どくんっ……、と舌が入り込んでくるタイミングで、膣から愛液が溢れていく。宇崎から容赦のない愛撫をされたばかりの火照った身体は、必要以上に感じていた。


 垢目に感じてしまうのは、宇崎の乱暴な愛撫によって過敏になっていることだけが理由ではなかった。
 皮肉にも、宇崎からの乱暴な愛撫によって、垢目からの優しい愛撫に愛情を感じてしまっていたのだ。


「あぁ、んっ……、あ……、っう、は、あ、あっ、あ、あ、あ、あ、ぅ……」


 喘ぎ声が小刻みなものへと変わっていく。何度か迎えた絶頂が近付いてくる。
 快楽の頂きを前にして、顔を埋めていた垢目が、絶頂の邪魔をしないように抜き差しをしつつ問い掛けてくる。


「ツプッ、感じてるのかー? ツッププチュ……、なぁ。チュププウッ……」


 絶頂への快楽が引いてはすぐに戻されての絶妙な愛撫だった。
 途中でやめられることはないだろう……。そう思っても絶頂が引いてしまう不安から、レムはコクッと顎を引いて頷いてしまう。


「ふふっ、そうか、チュ、チュプ、チュプッチュ」

「あ、はぁ、んっ、んはぁあああーっんくうっ!! ……んっ、はぁ……、うっ、はぁ、っ、はぁ……、はぁ……くっ、はぁ……」


 心地のいい絶頂から戻ると、レムは咄嗟に返事してしまったことを悔いて、眉をハの字に歪めたままに震わせた。


 ――しかし。
 くすみ一つさえ残さぬように哺乳瓶を洗う。そんな丁寧さで膣内舐めを繰り返されると、またもや、みるみるうちに表情が蕩かされてしまう。


「チュプッ、、、ツプ、チュレロ、おっ、またいきそうなのか? チュプッ……」

「クッ、ふぅ、ぅ……、んっ……ぅ、はぁ、あっ、っ……、ぅう」


 さっきよりも考える時間があった。
 にもかかわらず、レムは小さく顎を引いて頷いてしまう。


 宇崎には見えていない。それに見られていたとしても……。
 そう思い始めるほどに、ねっとりとした愛撫に酔わされていた。


 知覚の伝達速度を引き上げる唾液の効果もあった。
 舐められた余韻をそのままにして舐められている。
 そう思っていた独特の快感は、縦に舐められた場所を、同時に横にも斜めにも舐められている。そんな未知な快感へと塗り替えられていた。


「あ、あ、……あっ、あ、あっ……っう、あ、あっ」


 膣内だけではなく、内臓全体が縮こまるような痙攣が、キュッ、キュッ、と間隔を狭めていく。締まりも強まっていく。
 自らの意思で快楽を受諾したレムには、絶頂に抗うつもりなどなくて、垢目の舌に流されるままに絶頂へと上り詰めていく。


「あふぁああっ♥ あ、っう……、あぁ♥ はぁ、はぁ……、っう、はぁ……」


 鋭くはない分、怖さのない快感だった。
 強烈じゃない分、癖にもなりにくい絶頂だった。にもかかわらず、絶頂のたびに舌が抜かれると、とろとろとした本気汁が秘裂の際から零れていき、会陰へと流れる愛液の量が減っていくと、もう次の愛撫が欲しくてたまらなかった。


 そのタイミングを知り尽くしたように、クンニリングスが再開される。


「あ、ふぁあ♥ んっ、あ、あぁあっ……、あっ♥ あんっ……」


 最初は無理やりに股を広げられて舐められた。それが添えるような最低限の力で広げながらに絶頂させられた。


 今となっては、添えるように置かれていた手のひらさえ置かれていない。
 そう、完全に快楽を受諾したように、自ら股を開いていた。
 それも舐めやすいように、添えられていたときよりも大きく股を開いていた。


(き、きもちよすぎるっ。ゆ、ゆめとはっ、別次元っ……、こ、こっちのほうがゆめのようだっ……。なんれ、らっ……。こ、こんなきもちよかったことっ、い、いままれっ……なひっ……)


 ピチャ、ピチャ、と愛液に向かって唾液を跳ねさせるような心地いい音色に流されながら、レムは垢目の愛撫に溺れていく。
 絶頂を前にして舌が引かれていくと、太ももで垢目を挟んでしまうほどに身体が堕ちていた。


「おお? どうした夢乃ー。処女のくせに淫乱かー?」


「あ、ふぁ、……はぁ、……っはぁ。はぁ……。っく……」


 言い返せなかった。一度睨みはしたものの、すぐに尖った瞳を緩めてしまう。

 垢目が逃げてしまう。そんな不安から、垢目の顔を挟み込んだままに股を開くことが出来なかったのだ。
 唇は悔しげに山の字を描いていて、いつ泣きだしてもおかしくないほどフルフル震わせていた。


「おお? どうなんだー、夢乃ー淫乱なのかー?」


 二度問われて、レムは震える唇で呟いてしまう。


「い、淫乱でっ、淫乱でっ、いいからっ、もっと、もっとしてっ……。も、もっとっ……、してっ、な、なめてほしいっんだっ……」


「ほー、宇崎がいんのに、とうとう白状しやがったかー」


 宇崎の前で堕ちたくない。そんな気持ちなどとっくの前に失せていた。それ以上に垢目に恥ずかしいことを言いたくなかった。
 垢目に生まされた羞恥心の方が大きかった。
 否定しようがないほど垢目に堕ちてしまっている。
 身体だけではない。心までが堕ちてしまっている。


 そして、一度求めたことによって羞恥心が緩んでしまって、レムは次から次へと懇願を口にしてしまう。


「は、はやくっ、してくれっ……、……、さ、さ、さっきみたいにっ、おまんこっ、なめてぇえっ、へ、へんになりそうなんだっ……、おねがいっ……」


 下品に唇を緩めた垢目が、股間に迫ってくる。
 チュプッ、と舌を使っておまんこに口付けしてくれた。まではいいが、それだけでまともに舐めてはくれなかった。


 垢目の舌先が、まるでバカになったネジをぐりっ、と右に、そして、ぐりっ、と左にまわすドライバーのように、嫌なくらいに緩慢な動きで焦らしてくる。


 快感を一切与えようともしない舌撫に、求める愛撫を次々に言葉にさせられてしまう。言葉にすればするほど、遠慮がなくなっていく。


「そ、そこっ、ちがうのっ、あっ、そ、そこっ、そこっ、いいっ、んぅうっ!? もっ、もっとなかぁ、あ、ひやっ、あ、ああっ! お、奥もなめてぇえっ」


「ここかー? レロッ、レロ、ほんと淫乱だなぁおい。ジュルルルッ!」


「ひやぁああっ!? ん、ふっ、あ、あぁああ゛!? あぁああ゛ああっ!」


 おまんこの舐められやすさだけを考えて、片足だけでブリッジしたアンバランスな大開脚。そこから飛沫とも言える潮吹きが繰り返されていた。
 股間を振り上げてはビシャッ、ビシャッ、と飛び散って、それが垢目目掛けて放たれる。


「あ、あかめっう、ま、またいぐっう! い、いぐいぐっう、んひゃぁあっ!? あ、あぁああ゛っ、いくぅううううっ! おまんこ舐められてイグゥウッ!」


 絶頂のたびに首の付け根がズキン、と悲鳴を上げて、同時に視界が途切れていた。視界が途切れるたびに、入り込んでくる光景がめまぐるしく変わり続ける。
 垢目の腕の中で抱かれていたかと思うと、ベッドシーツに顔を埋めていた。
 ピシャン! と尻を叩かれたかと思うと、壁により掛かって立たされたまま乳房を舐められていた。


 そう、レムは意識が飛び飛びの中で、愛撫の限りを尽くされたのである。


「あ、ぅ……、ぅ、は、あ……、っ……、は、はぁあ……、う、ぅう……」


 それらが終わった頃には、レムの身体は溶けたバターのようにデロデロに濡れていて、垢目の身体が他人のものとは思えないほどに馴染んでいた。
 心は垢目のことしか考えられなくなっていた。


 そんな捕食直前のレムの前で、中年太りの担任教師は、肥えて醜い身体をさらけ出していく。肉棒の根元が見えないほどに、下っ腹がぽこっと張り出している。
 それよりなにより目を引くのは、変異した肉棒の形だった。


 夢で対峙している触手のように粘体質ではあるが、触手のように長くはない。
 しかし、触手をギュッと縮こまらせたような力強い弾力性を持っていた。


 レムは知らず知らずのうちに、垢目の肉棒を握り締めて、その感触を確かめていた。先端にある張り出した亀頭は、蛇の頭のように出っ張っていて、睨み付けてくる。

 その侮辱してくるような威圧感がたまらない……。

「す、すご、ぃ……におぃ、もっ……、色もっ、あ、はぁ、はぁ……んふぅう、はぁ、あ、はぁ……」


 身体中を舐められて塗り込まれた唾液の臭いでさえ、ほわん、ほわんとした浮遊感を与えてきていたが、おちんぽからの臭いはその比較ではなかった。
 気持ちよくしてくれた臭いよりも、もっと気持ちよくなれると物語る刺激臭を放っていた。


「とどめを刺してやるぞー、夢乃」


 人間ではないと分かりきった男。
 それを分かっても、身体は拒絶出来ないほどに身体は酔っていて、垢目に促されるままベッドに寝かしつけられてしまう。
 垢目に蹴り飛ばされて藻掻いていた宇崎が、転がったままに何度も何度も叫び止めていたものの、レムにはその声が一切届いていなかった。


 ドロドロと砕いたばかりのヨーグルトのようなカウパーを、ネチャリネチャリと馴染まされていく。それだけで少女の唇から、甘ったるい喘ぎ声が溢れていた。


「んふぁ、あっ、んひゅう、ううっう、ま、まらなのかぁ……、た、たのみゅ……、も、もうがまんっ、がまんできなひぃいっ、は、はやくぅううっ!」


 馴染ませている。そう思っていた亀頭による陰唇愛撫は、クチュクチュクチュクチュ、とカウパーが散るほどに繰り返されて、レムは挿入を求める。
 そんな中で、問い掛けられた。


「夢乃レムー。夢の中で永遠に生きるって誓うかー? ずっとここでセックス漬けになってくれるかー?」


「なにぃ、を、ほぁあ、あっ――、んっ!? ひぃあぁああぁああ゛っ!?」

 恐ろしい言葉を掛けられて、レムは快楽に酔っていたものの一瞬我に返る。
 しかし、取り戻せた理性は、ほんの一瞬でしかなかった。
 取り戻したばかりの理性を削ぎ落とすように、クリトリスを、グチャリッ、と亀頭で弾かれたのだ。


「んほぉおおおおおオオオォッ!?」


(なんら、ぃまのぉお!? やば、ひゃばかったっ、い、いしきが、飛びゅとこらたぁ、はぁあ……、はぁあ、ち、ちんぽいれりゃれりゅ、前にっ、い、意識っ……とびゅとこらたっ……)


 鈴口でクリトリスを潰された衝撃に、レムは目を見開いていた。
 絶頂でもしようものなら、戻ってこれないほどの快感だった。なんで逝かなかったのかも分からない激感だった。
 その余波に身体を震わせるレムに、垢目は告げていく。


「勘違いするなよー。おまえは逝かなかったんじゃないぞ? 逝けなかったんだ。俺の唾液はなー、知覚伝達をあげるだけじゃないんだー。当然遅らせることも出来てなー。溜め込ませることだって出来るんだよー!」


「ふぇえ? ひいっ!? ――ひぇえええええっ!?」


 グチョグチョグチョグチョ! クリトリスが、崩れかねないほどの荒々しさで亀頭の段差に責め立てられる。
 カウパーが顔に散ってくるくらいの荒々しいクリ責めだというのに、あるべき快感が襲ってこない。
 ジンジンとした心地良さしかない。


「あっあんっ、ふぁあ♥ あっ、あ、ひゃああ♥ あっ♥ んふぅう♥」


 ジンジンとした痺れがこもっていくような心地良さに、甘ったるい喘ぎを漏らし続けるレムではあった。
 が、当然これは、時限爆弾の埋め込み作業である。


「夢乃ー、逝けなくても気持ちいいだろうー? でもなー、このままでは終わらないぞー。こっから泣くまで寸止め続けるからな。チンポ懇願するまでよー!」


 蕩けた頭でも分かるように再度告げられて、レムは震え上がった。
 怖かろうが関係ない、とばかりに、グチャグチャグチャグチャ延々同じ責めが繰り返されていく。
 クリトリスをグチャリグチャリ、とカウパー塗れにする愛撫が繰り返される。


 最初はジンジンして気持ちよかったのに、それがすぐに苦痛に変わった。心地良さが痒みに変わって、切なくて切なくてたまらなくなっていた。
 両足をバタバタ暴れさせても、亀頭を擦り続けてくる。もう何が何だか分からなくなっていた。


「ひゃめ、ひゃめてくれっ! あ、あかめっ、ひゃめてくれっ!」


「馬鹿いうなー、もう遅いだろうー? それに期待してんだろー? クリトリスビンビンじゃねぇかー! チンポよりもかってぇぞー!」


 弾かれては、愛液飛ばしながらに起き上がるクリトリスは、時限の作動を心待ちにしたようにジクジクと疼き切っていて、治りかけの火傷のように痒くて痒くてしかたがない。


「ちんこ入れるのが起爆装置だー。どうだー夢乃? ちんこ欲しいかー? 処女マンコにちんこ欲しいか-? オレのちんぽがマンコにほしいかー?」


(あ、あじわってはみ、みたいっ、し、しかしっ、しんでしまうっ、ほんろにっ、死んでしまうっ……。じ、じぇったいしぬっ……。し、しぬほどきもちよくしゃれりゅっ……。しぬほどきもちよくなりゅうっう!!)


 想像させられただけで、おまんこの中がギュウギュウ締まって、お腹の中がこね回されるように蠢いた。
 ねっとりと気持ち悪いくらいにうねって、そのお腹の動きがはっきり分かるくらいに身体が過敏になっていくぅううう!


「ほ、ほしぃいいいい゛っ! ほしいっ、お、おちんぽほしいのおおおおォオオオオオオォオオオ゛ォ――ヒぎぃいいいンッ!? イぎっ!? ングッウ、んひゃぁああっ!? アガァアアアア!?」


 陰唇かき鳴らしていた肉棒が、一気に子宮まで埋め尽くして、その瞬間首から上が破裂した。そんな衝撃と一緒に意識を飛ばされた。
 舌が鼻にぶつかるほどに伸びきってのアへ顔を晒していた。


「さすが退魔師様の処女マンコだ! 精子くれってギュウギュウ泣いてやがる!」

 ギュウウウッ! 四方八方から締め上げてくるヌルヌルの泥濘みマンコに、垢目は喚起を叫ぶ。突き刺せば鈴口からカリを滑ってくるようなもどかしい痒み。
 再奥に到達した瞬間にはガチッ、と食らいつかれて、腰を引いた瞬間カリ首の段差にすべてを削り取られる快感に、垢目の興奮はピークだった。


「うおぉ、ほんとにっ、す、すげぇぞこれっ! おい宇崎っ、おまえにも使わせてやろうか処女まんこ! 処女じゃなくなっちまったけどよ! ぶっ壊れてなかったら使わせてやる!」


 ズブオォオッ、ズブッ、ジュブズボォオッ、ズブウ、ビュルルルルルッ!


「ひゃああああっ!? でてりゅっ! 精子っ、しぇいえきひぃいいいっ! んひぃいいいいいギイイイッ!?」


 射精したからといって萎えのない肉棒が、ピストン運動をさらに加速させる。
 ジュボンジュボンッ、と、はじめからだらしのなかったピストン音が、精液のシェイク音のせいでブビュルブビュルリュリュッ! と、醜い音を響かせる。


「んくひぃいいっィイイ!? イ、イグッ、ま、またいっじゃうっ!! ングヒィイイッ!? ヒィ、ヒギィイイイイ!?」


 壊れた人形のように手先足先をバラバラに散らせて、レムはアへ顔で歓喜の悲鳴を叫ぶ。
 喉が潰れんばかりに叫んでも、涙が枯れるほどに散らせても、すべてを無視した激しいピストンが続けられていく。子宮に精液を流し込んで、それを閉じ込めたままに激しい肉輸送が繰り返される。


「ンホォオオ!? ヒャアアあぁア!? い、イグ、マ、マダッイグイグゥウウううっ! シェ、イシデイグゥウウウ!」


 ドビュドビュドビュウウ!! ――ジュボジュボッジュボッ、ジュブッドビュルルルッ!


 子宮がパンパンに膨れるほどの射精は、レムが夢の世界から出たくない、そう思いこむまで続けられるのであった。


「一生ここにいるんだよな!? あぁあ!?」


「いまずっ! いまずっがらっ! も、もうここからでまぜん、がら……ず、ずっど、ぢんぼ奴隷してますがらぁあ、あ、あうぅう……」


 夢の世界の住人になる、そう申告するまで陵辱は続けられたのであった。


                  ※


 ――完全敗北を認めてから幾ばくかの時が過ぎた。

「ほんとっ、たまんねぇええっ! おらぁあ夢乃! もっかい出すぞ……オッ、ウォオオオッ!」

 ジュボジュボジュ、――――――ビュルルルルルッ!


「あ、ひゃあっ!? あぁあっ!? い、いくっ! いくいくいくうううっ! ま、またいくういいうっ!!」


「ふぅ……。おしっ、……掃除しろ。また暇があったら来てやるからよ」


「あ、はぁ、はぁ……。んちゅ、んふぅう――んくんっ、んはぁんっ……」


 垢目に敗北して夢の中の住人になってから、一体どれだけの時間が過ぎたのか分からない。
 ボロぞうきんのようにくたくたになったレムは、夢の中に閉じ込められて性処理する日々を送っていた。


「あっ、はぁ……、っ、く、くる、しぃ……。お、おなかがっ……」


 垢目がいなくなっても、注ぎこまれた余液がレムの膣からドボドボ漏れ続けていた。そこを押さえながらに、レムはボソボソと呟いていた。
 そんなレムに、一緒に幽閉された宇崎が問い掛ける。


「れ、レムさん、さっきの続きいいかな? 垢目が来たせいで、途中だったから。フェラでもいいから。いいよね?」


「は、はぁ、はぁ、わ、わかったっ。す、すきにしてくれっ……ん、ぶっ、ん……チュぶっ――」


 垢目の性処理、垢目がいないあいだは宇崎の性処理。
 レムはセックスしていない時間のない淫獄の中で、犯され続けるのであった。
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