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第2章 忍の章

25話 ナツキVSスネ吉♥(アナル責め)

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 セックスでは絶対使わない尿道の小さな穴を使って、クリトリスを責める。
 そんな人間では不可能な変態チックな責めが終わるとすぐに、ナツキは吊されていた手首を解放された。


 アナルを責める。
 尿道での責めより遥かに恐ろしいことを言われた。
 だが、オネエとエリナを解放させる約束の時間は間近に迫っている。
 それを知って、理性もよりはっきりと戻ってきた。


 思考がはっきりしてはいるものの、身体に倦怠感が残り過ぎていて、ぐたっ、とタケヤンの身体の上に寝そべってしまっていた。


 あれだけ逝かされ続けたんだ。当然か……。
 それでも後3分弱っぅ……あ、はぁ♥


 心を強く持ち直すも束の間、後ろに立ったままのスネ吉から、ペヂャッとショベル状にした手の平を使って、陰唇に張り付いていた愛液を掬われた。
 それをヌリュヌリュと尻肉に塗りたくられる。


(の、のこりっ、3分だっ……この程度っ……。――いや、3分なのに、こんな責めしかしてこないとかっ……狡猾そうな顔してっ、大したことないっ……)


 ぐにゅり、ぐにゅり、と餅でも捏ねるように乱暴に責め立ててくるものの、耐えられない責めじゃない。
 まともに抵抗出来ない程の倦怠感を考えると寧ろ好都合だった。


 最初、経験の無いアナルを責めると言われて焦りはしたものの、責めたくられるのは脂の乗った桃尻ばかり。
 アナルを本格的に責められたとしても、所詮3分ではあるが。


「ノビオ! こっちから撮影してヨォオ! ほかにカメラが無いのも分からないの!? しっかりまんこもケツの穴も映して!」


 なっ!? わがままをほったらかしにして育てられたような声を張られて、ナツキは目をぱちくりと開かされる。抗議しようとするも、ガバッ、と尻たぶを全開に広げられて、抗議の声が詰まってしまう。


「ノビオォオ! この広げられてひくひく震えている尻の皺を、一本一本大事に撮影してェエエエ! ヒュクッ、ヒュクッ、て震えるケツの穴もダヨ! ――あれェエ!? うんこの穴を丸見えにしたらまんこの汁がドクドク出てるねノビオー」


「ほんとだね。――見られて、……感じてる?」


 そ、そんなわけ……ない。ぜっ、絶対、そんな訳、ない……。
 お尻なんて開発されたことない。いや、そもそもアナルなんてしたことない。
 というか、タケヤンにさっきまで逝かされまくったからだっ――。
 そんな反論できる筈も無く。


「み、見るなっ…………う、……映さないンエ゛ッ!?」


 ネチュンッ……、予兆無くアナルに濡れた刺激を感じて声が裏返り、同時にお尻がビクンッと跳ね上がった。
 ありえないところを舐められたのかと思って震えたが、それがお尻の溝に唾液を垂らされたと知って安堵する。


「良い反応ダネ! ノビオもそう思うだろ!? パクパクして唾を飲み込もうとしてるネ!? どう思う!? マンコよりも具合良いかもねェエ!」


 ちょっ、……ちょっと……。


「えろい。お尻なのに綺麗な色している。処女まんこより綺麗で黒ずみもない」


 な、なんなのこれ……。お尻の穴の品評会って……。馬鹿じゃないの……。


「ノビオー舐めたァイ!? 綺麗なら舐められるでしョオ!? うんち穴舐めたいんでしょ!? ここをサァア!」


「ひやっ!?」


 ピチュッ! とお尻の穴を指差されて、桃尻を瑞々しくテカらせている愛液が散る程に腰が跳ね上がった。


「ま、まって、ぜ、ぜったい、ぜいったいだめぜ、ぜ、ぜったいだめ……」


「じゃボクが舐めるレロッ!」


「ンア゛ッ!?」


 ゾワゾワッ、と背中の上を蟻の大群が駆け抜けるような蠱惑的な悪寒がした。
 それは寒気とかではなく、背筋の上を氷が滑っていったような本物の冷感だった。
 一番汚いところを舐められた汚辱感やら、恥じらいやらが一気に押し寄せてきてそれがあまりにも苦しくて堪らない。


 ……はぁくっ、……はぁくっ、と呼吸を整えることしか出来ない。
 呼吸を整えつつ手立てを考えるも、対策の一つも練られぬまま、鳥肌が収まりきるのも待たずにレロッ!


「ッウ!? ッア゛!?」


 レロッレロッ……レロッレロッ……。


「――ちょ、お、お、や、め…………あ、あ……、あくっ…………」


 猫のようにザラつく舌で舐めしゃくられて、頭の中を真っ白に塗り潰されていた。
 羞恥心で頭の中を埋め尽くされて、白塗られた頭の中にレロッ、レロッ、と汚辱による刺激が植え込まれていく。


 ま、まず、いっ……。は、恥ずかしさだけで、い、逝かされそっ、うっ……。


 スネ吉が下手くそなのか舐められる刺激自体は強くはなかった。ムズムズと毟って欲しくなるような、嫌な刺激しかない。しかしそのせいで、心への責めだけで快感を得てしまっていると知ってしまう。
 羞恥心だけで逝かされるほど感じてしまっていると知ってしまう。
 

「少しおとなしくなってきたねェエ。舐めても陸に打ち上げられた魚みたいに跳ねないネェエー、どうするノビオ。ノビオもナツキのケツの穴舐めたァイ?」


「ま、まって!! だ、だめっ、そんなのダメッ! ぜ、絶対ダメっ、それだけはそれだけはダメっ!」


 汚辱に身を任せ掛けていたものの、我に返って拒否を叫ぶ。
 ノビオにはまだ恋愛感情の残骸みたいなものが残っている。
 こんな状態で舐められたら……。スネ吉が相手でさえ羞恥心で逝かされそうになっていたのに……。
 ノビオの方が羞恥心が強いのは火を見るよりも明らかだった。
 恥ずかし過ぎて舐められたくないノビオのほうが、どう考えても恥ずかしい。
 ノビオに舐められようモノならどれだけ感じてしまうか分からない。身体への刺激と違って、心への刺激の強さはどれだけ跳ね上がるか想像すら出来ない。


 想像だけでお腹の辺りがゾクゾクと疼いた。その疼きはアナル舐めが止んでいるせいで解消されることもなく、ゾワゾワと胃もたれのようなむかつきになって女の部位に蓄積し続けている。


(な、舐められていないせいで、……おまんこまで……凄く疼いてっ……)


 タケヤンの上に乗り上がったまま開かれた股の間を、ネバネバした愛液が垂れ落ちていく。そんな股間に向かって話しかけられた。


「なんでダメなの? スネ吉には舐めさせたよね? マンコも舐めまくったのにアナルはダメなの? ボクじゃダメなの?」


 っあ、ぁ……。
 ノビオの声を聞いて、堕ちるまで酔わされたクンニを思い出してしまい、まんこがキュンキュン疼いた。ねっとりと内部を舐められたときでさえ、外まで溶かしてしまうような舌の感触を思い出した。
 ノビオのクンニを身体が鮮明に思い出してしまい、ついつい股の間に指が伸びていく。指で再現しようと向かわせてしまう。


「っあ……あ、はぁ、っ……」


 タケヤンの身体が邪魔をして一旦正気を取り戻す。


「ノビオにケツの穴を舐められる想像で興奮したのか? 顔真っ赤だぜ」


 タケヤンに言われたものの、そんな想像はしていなかった。
 しかし、言われて、クンニの感覚をアナルに置き換えて妄想してしまった。


「っう…………、あ、あぁ……あぁ………………ぅ、ぅううう゛…………」


 ねっとり味わうようなノビオの愛撫が、お尻を味わう想像をしてしまって、ドックンドックンとお尻と関係ないところまで動悸した。未だ経験の無いほどの羞恥心で、それが邪な疼きを生み出して臍を中心として広がっていく。


「嫌がってるみたいだし、違うんじゃない? ノビオ下手そうだし」


「そんなことないっ! そんな、こと……は……」


 考えるよりも早く間髪入れない速さで口走ってしまった。


「じゃあなんで?」


 ぐぐ、うっ……、とナツキはタケヤンのお腹の上に置いた手の平を握り締める。
 恥ずかしさを堪えて答えをひねり出した。


「き、……きもち良くなる…………から。お前よりっ、絶対……気持ちよくなるから……。ノビオにされたらお尻でも気持ちよくなる変態にされちゃうからだ!」


 それを聞き、ナツキの2穴に向かって話し掛けていた、がニヤリと笑う。


「へぇーそうなんだ。じゃ、ノビオに変わってもらうねー」


 一旦ゆっくりと立ち上がったスネ吉は、にまーっと下品に口角を吊った。
 そして、同じ位置にゆっくりしゃがんで、声を変質させて問い掛ける。


「ンン゛ッ――。じゃ、舐めるよナツキちゃん」


 咳払いしたスネ吉に、ゆっくり頷くナツキ。
 恥じらいに身体を振るわせる返事を確認して、スネ吉がナツキの股の間へと顔を寄せる。そしてアナルへの愛撫が開始された。


                  ※


「あぁんっ♥ い、いいっ、あ、あ、んっう、あぁあっ♥ あぁああんっ♥」


 責めが、タケヤンからスネ吉にバトンタッチされてからずっと、スネ吉の一人二役とも知らないままナツキは流されていた。
 後ろに回って撮影していると思っていたノビオが場所を変えないまま、前から撮影し続けているとも知らずに、スネ吉から舐め回されて喘ぎ狂っていた。


「あぁん♥ あ、んぁあ♥ や、あ……ん、あはぁ♥ あぁんっ♥」


「どう? アナル気持ちいい?」


「い、いいっ♥ こ、こんなのっ、じぇったいやらって……お、思ってたのにっ、す、すごくいいっ♥ いいのっ♥」


 唾液だけで触れるような柔らかい愛撫。
 円の縁をじっとり舐められてじゅくじゅくと窄まりの中心までむず痒い。
 掻き毟りたくなるような衝動に駆られるも、だからといって掻ける筈もなく、太ももに血が滲むほどに握り締めて耐える。


 れろー……ッ……、れろー……ッ……。


「あっ、ふ…………ぅ……う……う、あ、……あぁ……ぁ~……あぅ」
 

「凄いねアナルがパクパクって、小指の先なら入りそうなくらい開いてる」


「あ、…………はぁ、い、いっや、あぁ………………」


「鼻をスンスン鳴らしたらお腹の中の臭いまでしそうだね」


「ひ、ひぁ…………ひやらぁ、嗅がないれっ…………お、おねっ…………――――ンァア!?」


 ズボオッ! と中に軟体動物のような舌が入り込んできて、排泄物でも探し回るようにグリグリしてくる。
 臭いを嗅がれるとかそんな次元で済まない羞恥心に、おぉお…………お、と呻きが駄々漏れになる。


「お、おぅ…………う、ぅ…………ん、ぉ……オ……、オヒィイイイ゛ッ!?」


 ヌボンッ! と調べ終えたかのように引っこ抜かれると、獣の断末魔のような悲鳴をあげてしまう。
 その惨めとしか言えない泣き声を気にしていられるのもここまでだった。


 ジュブジュブッジュボ、――ッジュボッボッジュ!


「ンァア!? らにご、ごれっん、オ!? オンッ、グッ、ンァアア!?」


 ジュブォボッジュボッ! ジュボッ――ジュボボッボ!


 肉棒が尻の穴を貫いていた。
 終始背後から責めたてられていて、理解するまで時間が掛かるも、それを理解しても、していなかったとしても、ただただ凶悪な羞恥による快感を享受するしかなかった。


「い、いぐっ、アナルでっ、い、いぐっ! あ、あぁ、い、いぐっう! アァア゛!」


 ジュボオオッ、とおちんちんにお腹の中を一杯にされては、ボボボッ、とお腹を空っぽにされる。
 満腹と空腹を交互に繰り返されてアナルセックスの虜にされてしまう。


「ンァアアっ! んぐぅ、あんぃ、イグッ、らめ、らめっ、ノビオらめぇええ!」


 ダメと叫んだからと言って休ませてもらえるはずもなく、おまんこを扱うのと同じように激しく腰を振りたくられる。
 尻溝に垂らすように唾液をとろとろされて、その唾液をお腹の中に押し込みながらのシェイクピストンに、みるみるうちに身体が馴染まされていく。


「あ、あぁあん♥ い、逝くっ、い、い゛イクゥウウウウウウウッ!」


 苦しみからの解放による絶頂かも、満足からの絶頂かも、排泄からの絶頂かも分からない。おまんこを責められていないのに身体が歓喜に極まっていた。


「ンァアア!? ンオ、お、い、いぐぅ、ンンッ!!」


「おし、また逝った。そろそろ精液浣腸もしてあげル。精液浣腸で逝くときは、ノビオのカメラに向かって絶頂宣言しながらネェエ!」


「ンエッ!? ア、アァア、アッ!? ろ、ろういう、ことっ、ン、ア゛!? アァア゛!?」


 両手首を掴んで身体を起こされ、カメラのレンズを視界に入れられて、ここでやっと気付いた。アナルで絶頂させてきた男がスネ吉だった、と。


 ノビオだと思って喘いで、感じていることも素直に答えて、おちんぽ挿入されても我慢して、緩々になるまで受け入れた。
 それもこれも全てがスネ吉だったと今更になって気付いたのだ。


「イ、イヤ゛ァア!? ア゛、アァア゛! アァンッ! んぁあぁあっ!?」


「嫌じゃないヨネ!? ギヂッて締まったヨ! あぁ、これ凄い……。これだとすぐ出る、……、フ、フライング精液浣腸ダ!!」


「イヤァアア、ア゛っ!? ンお゛!? んぉ゛…………お゛……ご……オ……」


 ノビオの全てを受け入れるほどにちんぽに酔ってぐでんぐでんになっていた中、全てをスネ吉と知って死後硬直ほどに身体が固まった。
 そんな相反した身体を破壊する勢いで熱液をお腹に注ぎこまれてしまい、ナツキは完全に飛ばされてしまうのであった。
 
 

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