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〜3学期編〜
サプライズ
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休憩後の撮影では急遽少しの動画も撮りました。
mochi巾着Pの楽曲を聞いているうちに巽さんが少し動いた方が合うかもしれない……と閃いたようです。
"動く"とは言っても顔を正面から横に向ける程度のものなのですが。
写真以外の撮影もしたので予定時間よりも遅くまで時間が掛かってしまいました。
「長い時間お疲れ様!!」
巽さんの一声でようやく今日の撮影が全て終了となりました。
取材の方がまた僕たちにカメラを向けています。
(やっぱり、巽さんより僕達を撮ってるような……)
一応、カメラに向かっても会釈をすると、夏帆さんのところにメイクオフしてもらいに行きました。
今日の夏帆さんは、スタジオでずっとmochi巾着Pの新曲が流れていたので、いつもに増して上機嫌です。
「新曲もカッコいいよね~!PVが楽しみだよぉ~」
と、早くもサビの部分を一緒に口遊んでいました。
着替えを済ませ、巽さんやスタッフさんに挨拶に行くと、もう一度カメラの前に呼ばれました。
さっきまで敷き詰められていた花を一部避け、椅子が置かれています。
もう撮影は終わったハズなのに?と不思議に思いながらも巽さんの指示に従い、座りました。
取材の方が「カメラ回します」と言うと、巽さんが喋り始めます。
「今日は俺の密着取材に見せかけて、この二人の撮影風景を密着してもらいました。
実は二人はたった今真実を聞かされたわけだけど。
俺からちゃんと事務所に依頼を出して許可は得ています」
巽さんが喋ると、周りのスタッフさんから「あはは!」と、笑いが漏れました。
それとは対照的に僕と磨理王は状況が把握出来ず、巽さんを全力で凝視してしまいました。
巽さんの密着は嘘で、本当は僕たちの密着だったってことですか?
「あらかじめテレビの取材が入るって言うと緊張するかな?って思ってね。伏せておいたんだ」
なるほど……。どうりでカメラが僕たちばかり追ってると思いましたよ。やっと謎が解けました。
「えっ?ってことは……」
「僕たちの映像がTVで流れる……?」
「うん!そうだよ!!」
そうだよって!!そんなアッサリ言われましても……。
「だから、ちゃんと事務所に依頼して許可もらってるってば!後でマネージャーに聞くといいよ」
相澤さん⁉︎
わー!やられました!!ドッキリにかかった気分です!
「初めは本当に俺への取材として依頼がきたんだ。でもこの機会に君たちをちゃんと世に知らしめるのはどうかと思って、逆に俺から提案した。あまりにも謎の多い二人だから!
そしたら番組もウチで初公開させてもらえるなら!って乗り気で受けてくれたんだ。感謝してるよ」
好奇心旺盛な子供のように無邪気な笑顔でトークします。
まぁ、確かに芸能人でもないですから、僕たちもモデルなのか何なのか判断つかないところはあります。
質問されても答えようのないことが多すぎるのも事実ですし……。
「で、俺はこれからも二人を撮って行きたいし、それなら取材の中で専属モデルにならないかってスカウトして、OKだった場合は写真集を作るって言うのもサプライズで発表しようってなってね。今日はワクワクして仕方なかったよ!久しぶりに楽しい取材だった!」
まあ、カメラが回ってたら断りにくいだろうし!と、豪快に笑います。
見事に巽さんの罠にかかってしまいましたね。でもこんな嬉しいサプライズなんてなかなかないですよ。
実感するほどに顔がニヤけてしまいます。
二人で「これからもよろしくお願いします」と改めて挨拶しました。
今度こそ全ての撮影を終えると、磨理王が一目散に夏帆さんのところに駆け寄りました。
何か喋りながらも夏帆さんに頭を下げる磨理王。
何を喋っているのでしょう……。
気になって二人に近づきました。
「磨理王、どうしたんですか?」
「実はね、夏帆さんにずっと相談してたんだ。将来は巽さんのアシスタントとして働きたいって。だから、なんとか繋がりが途切れないように出来ないかって」
そうだったんですね!!じゃあ、二人で遊びに行ってたのもその相談だったってことですか!!
「それで、夏帆さんからも巽さんに口利きしてくれてたんだよ。
巽さんは忙しいから、俺とゆっくり話してる時間もないし……でもこのチャンスは絶対逃せないでしょ?だから、夏帆さんに色々話を聞いてもらってたんだよ」
「じゃあ、僕たちが専属モデルになったのって……」
「あっでも!元々二人のことは今後も使いたいって言ってたんだよ?だから、磨理王君の気持ちは巽さんにとっても願ったり叶ったりだったハズだよ!」
「でも、夏帆さんのおかげです。ありがとうございます」
磨理王が再び頭を下げました。
「そんな!!頭下げないでよ!!私、別に大した事してないよぅ」
「そんなことないです!俺がいくら巽さんの弟子になりたいって言っても、今はまだバイトですら通えないですし。それこそアシスタントなんてなかなかんれるものでもない。それを夏帆さんがより近くで巽さんの仕事が見られるように一生懸命考えてくれたんです!本当に感謝しかないですよ!」
こんなに熱烈な磨理王、初めて見ました。
巽さんと仕事で繋がりたいとは前から言ってましたが、こんなに積極的に動いていたなんて……。
それを僕は恋だのなんだのって……!!
そりゃ、僕の目は節穴だらけって言われるはずです!!
心から謝罪したい!!
磨理王が必死に将来に向けて動いていたのに僕は……。
はぁ……自分の能天気さに情けなくなりますよ。
「でも、将来は自分が椿君を撮るっていう目標があるもんね!」
「あっやっ!!夏帆さん、それは今言わなくてもいいじゃないですか!!」
「磨理王……前に言ってたこと、本当にそう思ってくれてたんですね」
「そんな……嘘ついても仕方ないじゃん。俺は自分の腕を磨いて椿を撮りたいんだ。実は入学式で初めて椿を見た瞬間から思ってた。
それまでは父親と一緒に風景や野鳥とかばっかり撮ってたんだけど、初めて"この人を撮ってみたい"そう思ったのが椿なんだよ。
って!!なんでこのタイミングでカミングアウトしてるの俺!!恥ずかしい!!」
磨理王が手で自分の顔を仰ぎます。きっと僕本人には言う予定じゃなかったんでしょうね。
「……恥ずかしくないですよ。嬉しいです。目標があるって、素晴らしいじゃないですか。その目標に僕が存在してるなんて、幸せでしかないですよ!磨理王、ありがとうございます」
「椿……」
言葉を失った磨理王を隣から夏帆さんが突ついています。
巽さんとの関係を絶たないように動いてくれていたのも嬉しいですし、将来の僕たちも繋がっていられるように考えてくれていて、それを行動してくれてて!!磨理王には感謝しかありません。
今日はサプライズの連続でした。
本当に嬉しいサプライズばかりです。
僕ばかりがドッキリされられてばかりも悔しいので、最後の最後にmochi巾着Pの正体だけ明かしておきました。
夏帆さんも巽さんも大いにビックリしてくれて嬉しかったです。
「mochi巾着Pによろしく伝えてね!!またスタジオに連れて来てね!!あっそうだ。サインもらってきてくれる?」
夏帆さん、本当に好きなんですね。帰ったらエイト先輩に報告しないと……。
帰りの車では二人で相澤さんを責め続け、ごめんなさいと言わせてやりました。
「でも楽しかったでしょ?」なんて嬉しそうでしたが。
相澤さんともまだまだ長い付き合いになるのですね。それも嬉しいです。
さあ今日は帰って来夢君に聞いてもらう話が沢山できましたよ。
来夢君にメッセージを送ると、睡魔に襲われ秀麗に着くまで磨理王と寄り添って眠りました。
.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇
大切なお時間をいただき、ありがとうございます。
お気に入り登録、しおり等、投稿の励みになっています!
次回もどうぞよろしくお願いします。
mochi巾着Pの楽曲を聞いているうちに巽さんが少し動いた方が合うかもしれない……と閃いたようです。
"動く"とは言っても顔を正面から横に向ける程度のものなのですが。
写真以外の撮影もしたので予定時間よりも遅くまで時間が掛かってしまいました。
「長い時間お疲れ様!!」
巽さんの一声でようやく今日の撮影が全て終了となりました。
取材の方がまた僕たちにカメラを向けています。
(やっぱり、巽さんより僕達を撮ってるような……)
一応、カメラに向かっても会釈をすると、夏帆さんのところにメイクオフしてもらいに行きました。
今日の夏帆さんは、スタジオでずっとmochi巾着Pの新曲が流れていたので、いつもに増して上機嫌です。
「新曲もカッコいいよね~!PVが楽しみだよぉ~」
と、早くもサビの部分を一緒に口遊んでいました。
着替えを済ませ、巽さんやスタッフさんに挨拶に行くと、もう一度カメラの前に呼ばれました。
さっきまで敷き詰められていた花を一部避け、椅子が置かれています。
もう撮影は終わったハズなのに?と不思議に思いながらも巽さんの指示に従い、座りました。
取材の方が「カメラ回します」と言うと、巽さんが喋り始めます。
「今日は俺の密着取材に見せかけて、この二人の撮影風景を密着してもらいました。
実は二人はたった今真実を聞かされたわけだけど。
俺からちゃんと事務所に依頼を出して許可は得ています」
巽さんが喋ると、周りのスタッフさんから「あはは!」と、笑いが漏れました。
それとは対照的に僕と磨理王は状況が把握出来ず、巽さんを全力で凝視してしまいました。
巽さんの密着は嘘で、本当は僕たちの密着だったってことですか?
「あらかじめテレビの取材が入るって言うと緊張するかな?って思ってね。伏せておいたんだ」
なるほど……。どうりでカメラが僕たちばかり追ってると思いましたよ。やっと謎が解けました。
「えっ?ってことは……」
「僕たちの映像がTVで流れる……?」
「うん!そうだよ!!」
そうだよって!!そんなアッサリ言われましても……。
「だから、ちゃんと事務所に依頼して許可もらってるってば!後でマネージャーに聞くといいよ」
相澤さん⁉︎
わー!やられました!!ドッキリにかかった気分です!
「初めは本当に俺への取材として依頼がきたんだ。でもこの機会に君たちをちゃんと世に知らしめるのはどうかと思って、逆に俺から提案した。あまりにも謎の多い二人だから!
そしたら番組もウチで初公開させてもらえるなら!って乗り気で受けてくれたんだ。感謝してるよ」
好奇心旺盛な子供のように無邪気な笑顔でトークします。
まぁ、確かに芸能人でもないですから、僕たちもモデルなのか何なのか判断つかないところはあります。
質問されても答えようのないことが多すぎるのも事実ですし……。
「で、俺はこれからも二人を撮って行きたいし、それなら取材の中で専属モデルにならないかってスカウトして、OKだった場合は写真集を作るって言うのもサプライズで発表しようってなってね。今日はワクワクして仕方なかったよ!久しぶりに楽しい取材だった!」
まあ、カメラが回ってたら断りにくいだろうし!と、豪快に笑います。
見事に巽さんの罠にかかってしまいましたね。でもこんな嬉しいサプライズなんてなかなかないですよ。
実感するほどに顔がニヤけてしまいます。
二人で「これからもよろしくお願いします」と改めて挨拶しました。
今度こそ全ての撮影を終えると、磨理王が一目散に夏帆さんのところに駆け寄りました。
何か喋りながらも夏帆さんに頭を下げる磨理王。
何を喋っているのでしょう……。
気になって二人に近づきました。
「磨理王、どうしたんですか?」
「実はね、夏帆さんにずっと相談してたんだ。将来は巽さんのアシスタントとして働きたいって。だから、なんとか繋がりが途切れないように出来ないかって」
そうだったんですね!!じゃあ、二人で遊びに行ってたのもその相談だったってことですか!!
「それで、夏帆さんからも巽さんに口利きしてくれてたんだよ。
巽さんは忙しいから、俺とゆっくり話してる時間もないし……でもこのチャンスは絶対逃せないでしょ?だから、夏帆さんに色々話を聞いてもらってたんだよ」
「じゃあ、僕たちが専属モデルになったのって……」
「あっでも!元々二人のことは今後も使いたいって言ってたんだよ?だから、磨理王君の気持ちは巽さんにとっても願ったり叶ったりだったハズだよ!」
「でも、夏帆さんのおかげです。ありがとうございます」
磨理王が再び頭を下げました。
「そんな!!頭下げないでよ!!私、別に大した事してないよぅ」
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はぁ……自分の能天気さに情けなくなりますよ。
「でも、将来は自分が椿君を撮るっていう目標があるもんね!」
「あっやっ!!夏帆さん、それは今言わなくてもいいじゃないですか!!」
「磨理王……前に言ってたこと、本当にそう思ってくれてたんですね」
「そんな……嘘ついても仕方ないじゃん。俺は自分の腕を磨いて椿を撮りたいんだ。実は入学式で初めて椿を見た瞬間から思ってた。
それまでは父親と一緒に風景や野鳥とかばっかり撮ってたんだけど、初めて"この人を撮ってみたい"そう思ったのが椿なんだよ。
って!!なんでこのタイミングでカミングアウトしてるの俺!!恥ずかしい!!」
磨理王が手で自分の顔を仰ぎます。きっと僕本人には言う予定じゃなかったんでしょうね。
「……恥ずかしくないですよ。嬉しいです。目標があるって、素晴らしいじゃないですか。その目標に僕が存在してるなんて、幸せでしかないですよ!磨理王、ありがとうございます」
「椿……」
言葉を失った磨理王を隣から夏帆さんが突ついています。
巽さんとの関係を絶たないように動いてくれていたのも嬉しいですし、将来の僕たちも繋がっていられるように考えてくれていて、それを行動してくれてて!!磨理王には感謝しかありません。
今日はサプライズの連続でした。
本当に嬉しいサプライズばかりです。
僕ばかりがドッキリされられてばかりも悔しいので、最後の最後にmochi巾着Pの正体だけ明かしておきました。
夏帆さんも巽さんも大いにビックリしてくれて嬉しかったです。
「mochi巾着Pによろしく伝えてね!!またスタジオに連れて来てね!!あっそうだ。サインもらってきてくれる?」
夏帆さん、本当に好きなんですね。帰ったらエイト先輩に報告しないと……。
帰りの車では二人で相澤さんを責め続け、ごめんなさいと言わせてやりました。
「でも楽しかったでしょ?」なんて嬉しそうでしたが。
相澤さんともまだまだ長い付き合いになるのですね。それも嬉しいです。
さあ今日は帰って来夢君に聞いてもらう話が沢山できましたよ。
来夢君にメッセージを送ると、睡魔に襲われ秀麗に着くまで磨理王と寄り添って眠りました。
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