【完結】【R-18】♡妹から悪役令嬢の濡れ衣を着せられて追放された私ですが、森でくまさんに拾われて溺愛されています♡

亜沙美多郎

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運命の瞬間 ★R-18

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「はっ……ぁ……、んんん……」
 これでやっと、一つに繋がれる。多幸感が身体中に満ちていた。

 ニコラさんは緩く腰を揺らしながら、少しずつ這入ってくる。
 太い肉棒は、内壁を擦りながら中を抉る。
 秘所に受け入れるソレは、より太く感じられ瞠目どうもくとした。

 目の前に星が散る。

 隙間もなく捩じ込まれる男根の圧迫感に、息を吐くことさえ出来なかった。

「はぁ……んっ……」
「アリシア、ゆっくり挿れるから。無理なら我慢しないで」
「だい、じょうぶ……」

 本当は、大丈夫ではない。疼痛とうつうが陰部から身体中に迸る。
 なんとも耐え難い痛みだけど、それよりもニコラさんと一つになりたい気持ちが優っていた。

「まだ先しか這入ってない」
 その言葉には驚かされたが、ニコラさんが止めない限り、私は続けてもらう決意を固めていた。

 ゆらりと腰が揺れるたび、息が詰まったような声が漏れる。
 少しずつ男根が奥へと隘路あいろひらいていく。
 狭いながらにも愛蜜でしとどに濡らしている膣内は、ニコラさんの男根を誘導するように滑らせた。
 
 ジンジンと伝わる痛みの奥に僅かな官能を感じ始めた頃、ついにニコラさんのものが最奥に届いたのだった。

「アリシア。ついに僕たち、一つになれたよ」
「……嬉しい」

 しっかりと子宮の入り口にまで達している男根の存在を、お腹の奥に感じられる。
「慣れるまで、ジッとしてるね」
 上から覆いかぶさって、口付けた。

 舌を絡ませ、唾液が混じり合う。
 ここでようやく、呼吸ができた。
 唇を重ねるほどに、過緊張を起こしていた身体の力が解けていく。

「分かる? アリシアの中に僕が這入ってる」
 私はあまりの喜びに、声が出なかった。
 手で口を抑え、涙を流しながら頷くので精一杯だ。
「そのうち、気持ち良くなるからね」

 ニコラさんは、こんな泣きじゃくった私の顔を見ても「綺麗だ」と言う。
 中に這入った男根をグイグイと押しつけてくる。
 唇から離れた顔が胸へと下がり、乳暈ごと舐めとった。

「あっ!! ぁあんっ……今は、だめ……」
「こうした方が脱力できるでしょ?」
「でも……ハァァンっっ!!」
 固くなった突起を舌で転がし、膣内を男根で押し上げられる。
 同時に責められれば、感じずにはいられない。
 知らずのうちに、腰を浮かせて揺らしていた。

 さっきまで痛かったはずの最奥から、愛蜜が溢れ出す。
 ニコラさんの先端が、鋭敏なところに当たって、度々体がビクンと跳ねた。

「アリシア、動くね」

 ニコラさんの腰がぬるりと揺れ始めた。
 中でグチュっと愛液とオメガの液が混ざり合う音がする。

「優しく、するから……」
 そう言ったニコラさんの表情には、さすがの余裕も消えていた。
 ふー、ふー、と荒い息を上げ、獲物を狙った獣のような目力で私を捉えている。

「大丈夫……だから……ニコラさんの思うように、愛してください」
「アリシア! 初めては、絶対に優しくするって……」
「ニコラさんの全てが欲しいんです」

 腕を伸ばし、ニコラさんの頬に手を添えた。
 その手を握ると、指を口腔に含み舌を絡ませる。
「あっ……」

 潤んだ吐息が零れた。

 ニコラさんは丁寧に指を舐めとると「もう、止まれないから」と言って、私の腰を鷲掴みにする。

 我慢の糸が切れたニコラさんは、普段の柔らかいイメージがスッカリなくなり、逞しく腰を打ち付けた。

「んぁっっ!!」
 いきなり最奥まで突き上げられ、全身が震えた。
 ニコラさんは何度も強く腰を打ち付けてくる。

 最奥のもっと先まで穿うがるように、押し入る。

「ぁんっ! んんぁ、ん……ぁぁあ!! ニコラさ……また……私……」
「イって、アリシア。僕も……もう……」

 ニコラさんは私をうつ伏せにさせると、さらに律動を早めた。
 蜜口からは注挿を繰り返すたびに愛液が流れ出し、腿までも濡らしている。

「はぁ、イく……ニコラさ……ぁぁああっっ」
「僕も……イ……く……アリシア、噛むよ!!」
「噛んで!! ニコラさん!!」

 パチュんっっ!! っと腰を打ち付けて、ニコラさんが達しながら覆いかぶさってきた。
 その勢いのまま、頸に牙を立てる。

「ふぅっ……ん……っっ!!!」
 想像以上の激痛だった。
 皮膚を突き破った牙は、頸の肉を突き破り、クッキリとした歯型を刻み込んだ。

「アリシア、僕たち番になれたよ」
 息を荒げたまま、ニコラさんが噛んだ頸にキスをした。

 アルファの吐精は長く、その後数分に渡り、ニコラさんの精液を膣内で受け止めた。


 
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