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俺はイジメられ中。
何故かって?
それは、馬鹿な奴に嵌められたから。
なんで、弘毅と麗一先生しか
話しをきいてくれないんだろう。
ちょっと考えればわかるのに……
事の発端は二週間前まで遡る。
隣のクラスの石田に
呼び出されたことから始まった。
理由は馬鹿馬鹿しいが俺が気に入らないとか。
そんなこと、知ったこっちゃない。
本当馬鹿。
だが、そんな馬鹿な石田の迫真の演技が
通用したらしく呼び出された
二日後からイジメられるようになった。
教科書や上履きは持って帰ってるから
被害は出ていない。
そして、俺はあることを計画した。
それは、全校集会で麗一先生と弘毅に
一芝居打ってもらうこと。
シナリオはこう。
数日間学校に行かず、久々に俺から電話を受けた麗一先生に態と大声で
「はやまるなよ、幸人!!」
と叫んでもらい、出て来た俺は怪我をして行く。
二人に提案したら、
苦笑いしつつも賛成してくれた。
提案したのは、
正確には俺じゃなくて
もう一人の人格・ユウだ。
こいつは口が悪い。
数日後、それは実行された。
平日の昼間の職員室。
「はい、花見川高校……
幸人? どうした?
待て待て、はやまるな‼
辛いのはわかるが
はやまっちゃ駄目だ」
さて、職員室はどんな様子だったか後で訊いてよう。
手筈としては、この後、麗一先生が
弘毅に伝えに行き、二人で家に来る。
翌日、麗一先生に連れられて学校へ来た。
「幸人、大丈夫か?」
心底心配そうな声で二人が訊いてくる。
『うん、大丈夫だよ』
如何にも、大怪我ですと演出して集会が行われる
体育館へは弘毅が支えてくれた。
そして、俺が無実だと
証明したのはやっぱりユウだ。
「お前ら、そんなんでこの先どうすんだ?
社会人になって、今回みたいな状況で
一方だけを信じて、片方を悪者にするのか?」
ユウの言葉に誰ひとり応えられる者はいない。
「お前らは今からでも変わる気があるなら
変われるだろうよ。
しかし、先公たちはどうだ?
それでも教師か?
先公つうのは生徒に平等なのが普通だろうが!!」
麗一先生以外はバツの悪そうな顔をした。
石田は停学二ヶ月となった。
これに懲りて、馬鹿な理由で
馬鹿なことをする奴は出ないだろう。
だけど、イジメはなくならない。
俺は運がよかっただけだ。
これから先、イジメが無くなればいいと願った。
何故かって?
それは、馬鹿な奴に嵌められたから。
なんで、弘毅と麗一先生しか
話しをきいてくれないんだろう。
ちょっと考えればわかるのに……
事の発端は二週間前まで遡る。
隣のクラスの石田に
呼び出されたことから始まった。
理由は馬鹿馬鹿しいが俺が気に入らないとか。
そんなこと、知ったこっちゃない。
本当馬鹿。
だが、そんな馬鹿な石田の迫真の演技が
通用したらしく呼び出された
二日後からイジメられるようになった。
教科書や上履きは持って帰ってるから
被害は出ていない。
そして、俺はあることを計画した。
それは、全校集会で麗一先生と弘毅に
一芝居打ってもらうこと。
シナリオはこう。
数日間学校に行かず、久々に俺から電話を受けた麗一先生に態と大声で
「はやまるなよ、幸人!!」
と叫んでもらい、出て来た俺は怪我をして行く。
二人に提案したら、
苦笑いしつつも賛成してくれた。
提案したのは、
正確には俺じゃなくて
もう一人の人格・ユウだ。
こいつは口が悪い。
数日後、それは実行された。
平日の昼間の職員室。
「はい、花見川高校……
幸人? どうした?
待て待て、はやまるな‼
辛いのはわかるが
はやまっちゃ駄目だ」
さて、職員室はどんな様子だったか後で訊いてよう。
手筈としては、この後、麗一先生が
弘毅に伝えに行き、二人で家に来る。
翌日、麗一先生に連れられて学校へ来た。
「幸人、大丈夫か?」
心底心配そうな声で二人が訊いてくる。
『うん、大丈夫だよ』
如何にも、大怪我ですと演出して集会が行われる
体育館へは弘毅が支えてくれた。
そして、俺が無実だと
証明したのはやっぱりユウだ。
「お前ら、そんなんでこの先どうすんだ?
社会人になって、今回みたいな状況で
一方だけを信じて、片方を悪者にするのか?」
ユウの言葉に誰ひとり応えられる者はいない。
「お前らは今からでも変わる気があるなら
変われるだろうよ。
しかし、先公たちはどうだ?
それでも教師か?
先公つうのは生徒に平等なのが普通だろうが!!」
麗一先生以外はバツの悪そうな顔をした。
石田は停学二ヶ月となった。
これに懲りて、馬鹿な理由で
馬鹿なことをする奴は出ないだろう。
だけど、イジメはなくならない。
俺は運がよかっただけだ。
これから先、イジメが無くなればいいと願った。
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