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魔王達

魔王降臨

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「今宵150年、我が国の因果、バーミリオンに勝利した事を祝い!乾杯!!」

かんぱーい!!

御前が華陽、妲己、レヴィヤタンを連れて暗黒帝国バーミリオンを完全破壊してきたらしい。
ミラージュ城で戦争終結の祝賀会が行われた。
何故かアイシャの隣に座らせられた俺。

「「「「だっ!誰も殺してないから!本当だよ!?」」」」

御前が華陽、妲己、レヴィヤタンを連れて俺の前に来て全員で謝りにきた。
いや、怒ってないよ?
なんか、結果オーライとかアイシャ喜んでるから・・・

「・・・チッ!本当に誰も死んでない・・・」

ウリエルさーん!?
ウリエルさんは大天使長の1人だから死んだか死んでないか分かるようで。

「・・・悪の癖に・・・」

ウリエルさんがレヴィヤタンを睨みつけた。

「う、ウリ公のその目・・・ジュンってしちゃった!!」

「・・・キモい・・・」

「ああ、ウリ公、もっと言って!罵って!!」

「・・・引く・・・」

ウリエルさんは青い顔をし、俺の後ろに隠れた。
レヴィヤタン、貴女、【嫉妬】じゃなく【ドM】にしたら?

『ロックス様が命名した事により【嫉妬】から【ドM】に変わりました』

サトーポさん、そんな改名要らないから!

「どうせだからいっそ仲魔になっちゃう?」

「いいんじゃない?勝てないなら仲魔になった方が良い事尽くめっぽいし?」

華陽と妲己がなんか稲荷が激怒しそうな事言いだした。

「旦那さま?・・・よろしいかしら?」

稲荷に耳引っ張られ、誰も居ないテラスに出され正座させられました。

宴は3日続いた・・・
正座も・・・

~・~・~・~・~・~・~・~・~

あれから何日経っただろう?
朝、目が覚める。
鳥のさえずりが聞こえる。
カーテンを開ける。
日差しが俺の金髪さんの髪を照らし、その美しさをあらわにした。

「あ、朝ですか?おはようございます。旦那さま」

稲荷が軽いキスをし、台所に向かう。

「・・・朝弱いんだから閉めてよカーテン・・・」

御前が不機嫌に枕に顔を埋めた。

「ああ・・・太陽・・・眩しい・・・浄化されちゃう・・・」

大魔王【レヴィヤタンドM】が同じく御前の横に顔を埋めた。

「・・・朝っぽい?」

「昨日あんな激しかったのに、よく起きれたわね?やっぱり見かけは子供だから?」

妲己と華陽は起き上がり、下着を着だした・・・

スマん!
食べた!
食べました!
終いには「ぐぁー!!いい!!」とか言ってました!!
すいません!

仲魔・・・と言うかむしろ妻だ。
一気に5人の妻が出来ました。
まさにハーレムラノベ・・・

いや、『神魔の理ゴルデビ』しようぜ!?

下に降りるとプリシラと稲荷が仲良く朝餉の準備をしていた。

「パーティーが7人になりましたぁ・・・って、バランス悪いパーティーですよね?妲己さんは【拳法家】華陽さんは【踊り子】レビーさんは【暗黒大魔導師】・・・盾って私1人じゃないですかぁ!!アタッカーがしたいのにぃ!!」

パンを捏ねながら嘆く繊細な花プリシラ
盾が居ないね?確かに・・・
あと【神女稲荷】と【陰師御前】だし・・・

「旦那さまが全部出来ますし、大概私達防御してるだけじゃないですか?」

ミラージュ寄合所ギルドから依頼で難易度が高いのが偶にあってそれを皆で行く。
プリシラの話を併合して考えると後衛特化型パーティーだな?確かに・・・

「後はオーブンに入れてぇ・・・」

「私はサラダを並べてきますね?」

「私・・・盾しようか?」

「あ、なら俺はミルク出すわ。レヴィはどうする?タバスコか?」

「ん?だから盾しようかって?」

「「「はい?」」」

え?レヴィヤタンは魔力特化型じゃないの?
レヴィヤタンのステータスを見る。

レヴィ
【大魔王ドM】
HPー1500000
MPー250000
強さー1000
防御ー25000
速さー150
賢さー50

盲点・・・
女の子だから後ろに下げたが、彼女は巨大な怪物。
防御とHPが生身で半端ないのだ。

「盾って私に相応しい仕事じゃない?」

「斬られるって素敵過ぎる!!」

と、俺に手を出してきた。

「?ハバネロ?」

レヴィヤタンの爪を手に乗せた。
それを食べて味わうレヴィ・・・

「じゃなくて【剣神ダーリン】作成の鎧頂戴!!」

レヴィの唾が顔に掛かった。
痛い、痛すぎるぞ!ハバネロ!
咄嗟に台所で顔を洗った。
ら、逆にさらに痛くなった。

「痛いんだが!?」

「ゴメン・・・あ!まさかこの格好で盾して斬り刻まれて半裸になった姿が見たいの?・・・変態」

紳士ヘンタイと言いたまえ、ゴシックロリータの少女よ?
って痛いんだが・・・

~・~・~・~・~・~・~・~・~

「ちゅー訳だからレヴィの盾の練習でクエストくれ」

「うぅ・・・タメ口が最近多いですぅ・・・」

ミラージュ寄合所に臨時勤務しているプリシラにお仕事を貰いに来ました。
で、何かないの?

「そう言う事ならぁ、報酬関係無しで【魔境の森】の調査があるですぅ」

ミラージュとメルトルとの間に川があり、その川を上流に向かうと現れる森が【魔境の森】と言われる場所だった。
その森の側にある村からの依頼で、最近森から魔物が出なくなってきたらしく、不気味になり調査して欲しい。
と言う依頼だった。

「それって魔物が居ないって事にならない?」

「そやねぇ?」

「練習にならないじゃん?」

御前と妲己が暇だから寄合所に付いてきた。
稲荷は【信太の森】で後輩狐達を教える為、森の診療所に行った。
華陽は飲み屋でダンサーのバイトがあるからとバイトに出かけた。
と、言う名の男漁りだと妲己が教えてくれた。
流石ビッチ狐だ。
「5人までなら同時対応出来るわよ?」と、・・・病気だけはきをつけてね?

「でもぉ、魔物が居ないんじゃなくてぇ、統率された可能性があるかもですぅ。どうしますかぁ?」

「どうする?」

「じゃあ、プリシラっちとダーリンに魔物が居なかったら攻撃して貰うって事でどうですか?」

レヴィヤタンに期待の眼差しを貰った。
妙にキラキラして怖い・・・流石ドMだ。

「並武器でなら折れるまで殺るデスぅ」

プリシラはカウンターの下からハルバートセバスちゃんを出した。

「じゃあ俺も並武器でなら・・・」

・・・煙管か?

【龍闘士】【陰士】【拳法家】【渡世人】と新規【守護者ガーディアン】のパーティーで行く事となった。

移動は御前と稲荷と水浴びした川まで御前の【転移】で移動した。
その後、川の上流に向かい歩いて行く。
途中で空からドラゴンが降りて来たが、妲己の指先1つでダウンさせた。

『竜玉【蒼】を手に入れた』

なんか7つの傷の人みたいに「アタァ!!」「ピリー!!」とかなって、「ニイイチンスラ」とか言って振り返ったらドラゴンの頭が「ボン!」て
爆発して「愛故に・・・」とか「粟立つドーテーね・・・」とか妲己が言ってた。
イチゴ味か!?
妲己強ぇえ・・・

「ドラゴンさんが原因ですかねぇ?」

プリシラは背中にあるセバスちゃんと装備中の天之凶鉾を持ち替えた。
俺も仕方なく『斬龍刀【龍王斬】』から煙管に持ち替えた。
お互いでレヴィを殴る準備をしだした。

「・・・うーん、【剣神】様の『一部フィールド全域完全掌握』ではかなり魔物が居るけど・・・」

地面に手を当ててる御前が俺の恩恵を使い【魔境の森】を調べていた。
同じように手を当て『一部フィールド全域完全掌握』を見た。

「・・・ね?」

「・・・だね?」

森の真ん中に洞窟があり、そこの周りに沢山の反応があり、数が多すぎてそれが何か?まではサトーポさんも表示出来ないでいた。

「洞窟行く?」

妲己も同じく見たようで、同じ事が出来ないレヴィが拗ねだした。
仕方がないから森の中心にある洞窟を目指す事となった。

森は鎮まり変える。
風の音すら聞こえない。

あ、妲己に聞いてみよう。

「御前は氷雨、妲己は旋風?」

「ああ、属性ね?まあ、風?」

「妲己お姉ちゃんが風・・・っても法力系みたいに軽い奴じゃないわよ?」

妲己のステータスを見た

妲己
【九尾黒狐】
【拳法家】
使い魔ー【ロックス】
HPー28000
MPー51500
強さー21000
防御ー580
速さー31540
賢さー2240
【轟竜巻】【主の恩恵】

轟竜巻らしい、アマツ○ガツチみたいにチート級鎧着てても即死攻撃が出来るぐらいの威力があるんだろう・・・

「あ、何かが近付いてくるですぅ・・・」

プリシラの【索敵】に反応が出たようた。
やっと。

「わ!なんかレビヤたんぐらいの奴が来る!!」

だよね?全域完全掌握で1番強いよね?

「な?誰!?」

『大魔王です』

藪が揺れ、大魔王が姿を現した。

血の色をした真っ赤な髪をツインテールにし、真っ赤な目を見開き、小さな口からは八重歯の牙が見える・・・
美幼女が現れた。
裸で・・・

「えと・・・あ、レヴィヤタンとベヘモスじゃ」

「アスタロトだ?こんな所でどうしたの?迷子?」

「ぬぅ!子供扱いするなぁ!!」

【守護者】で、ロックス印の『矛盾の鎧【轟金剛】』を着たレヴィヤタンにポカポカと叩き出すアスタロトたん。
可愛いい・・・
って!アスタロトたんのお手々が真っ赤になってきたじゃないか!!
美幼女の手が怪我するなど変態紳士の風上に置けない行為である!
アスタロトたんを捕まえ、その両手を握り【回復ヒール】を掛けた。

「な、なんじゃ?・・・私に回復を掛けてくれるのか?」

「アスタロトたんの手が怪我しそうだったからな?大丈夫か?」

「わ、私が怖くないのか?人間?」

「なんで?」

「私は7大魔王の1人、【怠惰】じゃぞ?」

アスタロトたんはもしかして、のじゃロリさんなのか?もしくはロリBBAか?
取り敢えず服を出してやろう!
ロリ体型にその魅力的な小さな膨らみは俺に【欲情】のゴーストが・・・

化袖【夜鷹】

あ、これはダメだ。

薄造りのナイトドレス【娼婦】

これもダメだ。

しぇくしーらんじぇりー【YESNO】

ダメだ・・・

【闇属性】系が安心して着れる服の在庫が尽いていた・・・

御前と妲己と華陽とレビーの所為だ!!

「こ!これ!私、これ着たい!!」

「え?私の侍女服ですかぁ?」

アスタロトたんはプリシラの服を指差した。
それならプリシラ用に作った奴がありますよ?

侍女服【和】

ただの明治時代の着物風侍女服だ。
色は桜色。
【和】は和みではなく和なだけ。
プリシラにそれを着せて貰うアスタロトたん。
可愛いい・・・

「どうじゃ?そこの龍人と同じじゃろ?人間」

神魔の理ゴルデビの服や鎧は着る者に合わせサイズが変わる便利なシステムがあって素晴らしい。

「可愛いい可愛いい」

「本当ですぅ」

「有り?」

「いいんじゃない?」

「・・・浮気」

いや、御前?
ロリは愛でる物・・・YESロリータ、NOタッチだ!!

「人間、良い物をくれた!どれ?願いを叶えてやろうぞ?」

和侍女服を着てチッパイを張り出し、腕を腰に当てドヤ顔アスタロトたんは・・・可愛い。

「・・・さて、幼女も着せてあけたし、洞窟に行くか?」

だが放置を選ぶ!!

「龍が出るか蛇が出るか・・・」

「ぼ!ボボ!BO!」とカンフー映画な音を出しながら突きを出す妲己。

「虎穴に入らば虎子を得ずですぅ」

セバスちゃんを背負い、弟切草の葉を口に咥えるイケメンみたいなプリシラ。

「歩きで疲れてきた。【剣神】さま抱っこ!!」

小さい俺に背中から抱きついてきた御前。

「早く盾させてよ・・・放置?・・・いい!!」

なんか股を押さえたレヴィヤタン。

「私を置いてかないで~~~!!迷子なんだから~~~!」

アスタロトたんはやはり迷子だったようだ・・・

~・~・~・~・~・~・~・~・~

~7大魔王【怠惰】の話~

コキュートスの私の城で寝てたら顔が誰かに舐められた。
鬱陶しいから起き上がると、見た事ない地龍に顔を舐められ、地龍は私から離れるとお座りし、よく見ると沢山の魔物達に囲まれていた。
みな行儀良く座っていなぁ・・・
知能ある魔物は頭を下げていたかな?
しかし、周りを見るとコキュートスではなかった。
私は何処に来ちゃったの!?
焦り、魔物の囲いから出た。
どうやら洞窟の奥底にいたようだ。
コキュートスの何処かの洞窟じゃと思い、外に出ようと洞窟の中を彷徨った。
光が見えた。
やっと外に出れる。
眩しい!?
なんじゃと!?
ここは楽園地上じゃないか!?
私は何故か楽園エデンに来てしまったようじゃ・・・
しかし、楽園にしては人間の気配が無い。
あ、人間の気配を発見した!!
私は直ちに其処へ向かって歩いた。
やっと森を抜けたわ!!
って・・・えっと??あれ?行方不明になってたレヴィヤタンとベヘモスが人間と一緒にいた。

「迷子?」

久々に会ってまた子供扱いするか!
おのれ!!
って相変わらず堅い奴じゃ・・・手が痛くなって来た・・・
っと?なんじゃ人間・・・って?魂はとてつもなく強い。
創世者級じゃ?
なんじゃ?手の痛みが引いてきた。
人間、御主がしてくれたのか?
と、私は裸ではないか!?
・・・人間、私に欲情するなよ?
なんじゃ、人間、私に服を用意してくれるのか?
・・・ならば其処の龍人の服が着たいぞ?

どうじゃ?似合うか?
そうか可愛いいか?
よし、人間、私が着いて行ってやろうぞ?
・・・って置いてかないで~~~!!

今、人間に肩車して貰っておる。
人間どうした?鼻息が荒いぞ?

~・~・~・~・~・~・~・~・~

いかん!アスタロトたんの背中に感じる小さな柔らか、と両頬に感じる柔らかさが俺の槍とパンが捏ねあがり、磨きあがる!!
ダメ!
イエスロリータノータッチだ!!
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