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1章
5話 ボス
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ーー魔の森ボス部屋ーー
俺と葵が扉を開けると、目の前には看板と宝箱が設置されていた。
いかにもゲームに出てきそうな宝箱に俺達は宝箱に感動したが、その感動はすぐに消える。
「ギャァオッー!?!?」
ボスが大声で叫び、このボス部屋全体がびきびきと揺れる。
俺達が今、いる場所はボスが居る1個手前の廊下だ。
この廊下を進むとボスと接触し、戦闘が始まる。しかし、ボスは俺達が入ってきたのを感じとり、威嚇してきたのだ。
「早く、看板を読んで宝箱を開けてみよ!」
葵があたふたしながら、看板を読む。
看板の内容に記されていたのは宝箱の詳細についてだった。
「この宝箱は私が命懸けで研究した内容だ。あそこに居るボスを倒すための有効手段として、使ってくれ。ゼフィアー・ラッシュだって宝箱を開けるよ?」
葵が看板を読むと、次に宝箱を開ける。
開けると、男性用と書いてあるマントと、俺にピッタリな黒色ロングコート、女性用と書いてある、綺麗な白色でかなり動きやすそうなワンピーススカートに小さなルビーのペンダントと、切れ味が抜群そうな少し長めの剣が入ってある。
「これ…着ればいいよな?確かに俺達の装備は制服で動きずらかったし…よいしょ」
「わー!バカバカ!」
俺がベルトを外そうとすると、葵は顔を赤くして止めようとする。
俺は何故だ?と言う顔をするが、すぐに理解し、顔を赤くする。
「あっ…ごめん!ボスの前で頭真っ白になってたわ…反対側向いて着替えようか、絶対振り向かないから」
「…絶対ね?」
「グォォオッ!!!」
俺達はお互い反対側を向いて、着替えようとする。
すると、ボスは早くしないか!?と言わんばかりの大声を上げる。
そして、俺達は着替え終わり、ボスの居る広場に向かう。
「準備はいい?葵」
「大丈夫!それよりもこの装備凄いね。動きやすい」
「思った…凄い装備だ」
この装備を、着てから俺達の動きは格段に良くなった気がする。
足も速くなり、いつも以上のスピードで歩ける。
そして何故か分からないが、あれだけボスに怯えていた精神が安定している。
ボスの広場に着くと、ボスが姿を現す。
「ギャァオ…」
その正体は大きなドラゴン…そして黒い禍々しいオーラを放っているため、体は全部黒色で染まっている。
「二手に別れよう!俺は右から行く!」
「分かった!」
俺達は所々にある大きな岩に身を隠しながら、ドラゴンに接近する。
ドラゴンは俺達に向けて息吹をバンバン放ち、地面が削れていく。
(俺のレベルはおよそ70…あいつは何レベだろうか…とりあえずヨーヨーを召喚だ)
俺はヨーヨーを後ろに隠しながら召喚させる。
そして、レベルアップで習得したスキルを試す。
「電撃アクア!」
俺のヨーヨーがビリビリと光る、そして雨漏りのように水が垂れる。
この技は合わせ技があればな…と思い、開発した技だ。
そして、たくさんレベルが上がったおかげで、ヨーヨーの長さも初期と比べ物にならないほどの長さになっていた。
「飛べ」
ドラゴンとの距離はおよそ10mほど、俺のヨーヨーは10mほどの大きさのため、直撃させることに成功した。
「ギャァオッ!?!?!?!?」
龍のような水がドラゴンの周りを纏い、いっせいに襲い、ヨーヨーから溢れ出す電気にドラゴンはビリビリと動けなくなる。
そして、ドラゴンが硬直した隙を葵が利用し、剣でドラゴンを切り裂く。
グシャッ!
大きな音と共にドラゴンのうなじから大量の血が飛び散る。
「いいぞ!葵!」
「この剣凄いよ!?軽く振っただけなのに超強力なパワーが出た!」
葵が喜んでいる隙を着き、ドラゴンは狙いを葵に替え、タックルする。
「キャッ!?」
ドラゴンの高速なスピードに反応出来ずにタックルを食らい、壁にぶつけられる。
ドラゴンは追撃しようとするが、俺のヨーヨーを警戒したのか、俺の方を向く。
「真っ向勝負だ!」
俺はドラゴンと距離を縮めつつ、鉄のヨーヨーをドラゴンに向けて放ちまくる。
それをドラゴンは手で防ぎながら、息吹を放つ。
(くっ…強いなこのドラゴン!俺の鉄のヨーヨーを軽く弾きやがる…)
俺と葵が扉を開けると、目の前には看板と宝箱が設置されていた。
いかにもゲームに出てきそうな宝箱に俺達は宝箱に感動したが、その感動はすぐに消える。
「ギャァオッー!?!?」
ボスが大声で叫び、このボス部屋全体がびきびきと揺れる。
俺達が今、いる場所はボスが居る1個手前の廊下だ。
この廊下を進むとボスと接触し、戦闘が始まる。しかし、ボスは俺達が入ってきたのを感じとり、威嚇してきたのだ。
「早く、看板を読んで宝箱を開けてみよ!」
葵があたふたしながら、看板を読む。
看板の内容に記されていたのは宝箱の詳細についてだった。
「この宝箱は私が命懸けで研究した内容だ。あそこに居るボスを倒すための有効手段として、使ってくれ。ゼフィアー・ラッシュだって宝箱を開けるよ?」
葵が看板を読むと、次に宝箱を開ける。
開けると、男性用と書いてあるマントと、俺にピッタリな黒色ロングコート、女性用と書いてある、綺麗な白色でかなり動きやすそうなワンピーススカートに小さなルビーのペンダントと、切れ味が抜群そうな少し長めの剣が入ってある。
「これ…着ればいいよな?確かに俺達の装備は制服で動きずらかったし…よいしょ」
「わー!バカバカ!」
俺がベルトを外そうとすると、葵は顔を赤くして止めようとする。
俺は何故だ?と言う顔をするが、すぐに理解し、顔を赤くする。
「あっ…ごめん!ボスの前で頭真っ白になってたわ…反対側向いて着替えようか、絶対振り向かないから」
「…絶対ね?」
「グォォオッ!!!」
俺達はお互い反対側を向いて、着替えようとする。
すると、ボスは早くしないか!?と言わんばかりの大声を上げる。
そして、俺達は着替え終わり、ボスの居る広場に向かう。
「準備はいい?葵」
「大丈夫!それよりもこの装備凄いね。動きやすい」
「思った…凄い装備だ」
この装備を、着てから俺達の動きは格段に良くなった気がする。
足も速くなり、いつも以上のスピードで歩ける。
そして何故か分からないが、あれだけボスに怯えていた精神が安定している。
ボスの広場に着くと、ボスが姿を現す。
「ギャァオ…」
その正体は大きなドラゴン…そして黒い禍々しいオーラを放っているため、体は全部黒色で染まっている。
「二手に別れよう!俺は右から行く!」
「分かった!」
俺達は所々にある大きな岩に身を隠しながら、ドラゴンに接近する。
ドラゴンは俺達に向けて息吹をバンバン放ち、地面が削れていく。
(俺のレベルはおよそ70…あいつは何レベだろうか…とりあえずヨーヨーを召喚だ)
俺はヨーヨーを後ろに隠しながら召喚させる。
そして、レベルアップで習得したスキルを試す。
「電撃アクア!」
俺のヨーヨーがビリビリと光る、そして雨漏りのように水が垂れる。
この技は合わせ技があればな…と思い、開発した技だ。
そして、たくさんレベルが上がったおかげで、ヨーヨーの長さも初期と比べ物にならないほどの長さになっていた。
「飛べ」
ドラゴンとの距離はおよそ10mほど、俺のヨーヨーは10mほどの大きさのため、直撃させることに成功した。
「ギャァオッ!?!?!?!?」
龍のような水がドラゴンの周りを纏い、いっせいに襲い、ヨーヨーから溢れ出す電気にドラゴンはビリビリと動けなくなる。
そして、ドラゴンが硬直した隙を葵が利用し、剣でドラゴンを切り裂く。
グシャッ!
大きな音と共にドラゴンのうなじから大量の血が飛び散る。
「いいぞ!葵!」
「この剣凄いよ!?軽く振っただけなのに超強力なパワーが出た!」
葵が喜んでいる隙を着き、ドラゴンは狙いを葵に替え、タックルする。
「キャッ!?」
ドラゴンの高速なスピードに反応出来ずにタックルを食らい、壁にぶつけられる。
ドラゴンは追撃しようとするが、俺のヨーヨーを警戒したのか、俺の方を向く。
「真っ向勝負だ!」
俺はドラゴンと距離を縮めつつ、鉄のヨーヨーをドラゴンに向けて放ちまくる。
それをドラゴンは手で防ぎながら、息吹を放つ。
(くっ…強いなこのドラゴン!俺の鉄のヨーヨーを軽く弾きやがる…)
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