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序章
チャーハンの音と食事
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料理を作り終わってから、かれこれ10分程たち……
いまだに西城はチャーハンを食べなからうめ~を連呼している。
「うめ~」
現在、西城はチャーハンを5杯ほどたいらげていた。
「お前どんだけ食べんだよ!」
西城は少しだけ食べるのを止め、俺の顔を少し見た後、また食べ始めた。
「……うめ!」
「うめ~じゃねえーよ!」
いくら言っても聞かないため遂にキレてしまった。
「……うめ!」
「やっぱり、ダメだこいつ」
結果、俺は西城と話をするのを諦め、2階の自分の部屋へ戻る。
「やあ、カヤトちゃん」
「おい、俺の部屋で何してるんだ姉貴」
「なにって、ナニだよ」
「……ふざけるなよ姉貴」
俺の姉貴こと甘奈木 雪(かんなぎ ゆき)。
弟の俺から見ても姉貴はかなり美人の部類に入ると思う。
何せ、身長が高く、スタイルはまさにボン!キュ!ボン!だ。
しかも、大手IT会社で働くバリバリのキャリアウーマンだ。
こんな凄い姉だが一つ欠点がある。それは、重度のブラコンなのだ!?
……おや?姉貴は仕事の筈では
「冗談じゃないかカヤト、まさか本気にしたのかい?ほれ、ほれ、ほれ、お姉ちゃんのエロい姿でも想像したのかい?まあ、高校生だもんね、まだまだ思春期真っ盛りだもんね?」
指で俺の頬をつついてくる。
イラッ
「ふふ♡」
笑顔が可愛いが何とも言えない。
「違う」
イラッとしたが、とりあえず無難に違うと答えておいた。姉貴には口で勝てたことがないから下手なことは言わないほうがいいだろう。
「もう、恥ずかしがっちゃって」
「違う」
「本当に?」
「あぁ……」
「もう」
姉貴が頬を可愛らしく膨らます。
「はぁー、好きだよ」
「もう、最初から正直に言ってよね♪」
「はい、はい」
はあ、姉貴の相手は疲れる。
ブラコンな姉貴を持つとこれだから。
「そう言えば、姉貴、仕事は?」
「うん?仕事ならもう終わったわよ」
「え、嘘だろ、いつもより仕事終わるの早すぎだろう」
「ふふ、いつもは遅くやってるからよ」
無駄にハイスペックな姉だな。
「そうなのかよ」
「そうよ」
「あぁ、そうだ、俺の友達が来ているから下には来ないでくれよ」
「えぇ ~なんで」
「何となくだ」
と、言いつつも有無を言わせないように姉の目を睨む。
「もう、仕方ないな~」
「頼むよ」
「わかった」
姉は俺の条件を了承すると自分の部屋へ戻って行った。
よく見ると、俺がベットの下に置いておいた小説がなくなっている。
「姉貴持っていきやがったな」
まったく、俺の気に入った小説を何で毎回持っていくかな。
いまだに西城はチャーハンを食べなからうめ~を連呼している。
「うめ~」
現在、西城はチャーハンを5杯ほどたいらげていた。
「お前どんだけ食べんだよ!」
西城は少しだけ食べるのを止め、俺の顔を少し見た後、また食べ始めた。
「……うめ!」
「うめ~じゃねえーよ!」
いくら言っても聞かないため遂にキレてしまった。
「……うめ!」
「やっぱり、ダメだこいつ」
結果、俺は西城と話をするのを諦め、2階の自分の部屋へ戻る。
「やあ、カヤトちゃん」
「おい、俺の部屋で何してるんだ姉貴」
「なにって、ナニだよ」
「……ふざけるなよ姉貴」
俺の姉貴こと甘奈木 雪(かんなぎ ゆき)。
弟の俺から見ても姉貴はかなり美人の部類に入ると思う。
何せ、身長が高く、スタイルはまさにボン!キュ!ボン!だ。
しかも、大手IT会社で働くバリバリのキャリアウーマンだ。
こんな凄い姉だが一つ欠点がある。それは、重度のブラコンなのだ!?
……おや?姉貴は仕事の筈では
「冗談じゃないかカヤト、まさか本気にしたのかい?ほれ、ほれ、ほれ、お姉ちゃんのエロい姿でも想像したのかい?まあ、高校生だもんね、まだまだ思春期真っ盛りだもんね?」
指で俺の頬をつついてくる。
イラッ
「ふふ♡」
笑顔が可愛いが何とも言えない。
「違う」
イラッとしたが、とりあえず無難に違うと答えておいた。姉貴には口で勝てたことがないから下手なことは言わないほうがいいだろう。
「もう、恥ずかしがっちゃって」
「違う」
「本当に?」
「あぁ……」
「もう」
姉貴が頬を可愛らしく膨らます。
「はぁー、好きだよ」
「もう、最初から正直に言ってよね♪」
「はい、はい」
はあ、姉貴の相手は疲れる。
ブラコンな姉貴を持つとこれだから。
「そう言えば、姉貴、仕事は?」
「うん?仕事ならもう終わったわよ」
「え、嘘だろ、いつもより仕事終わるの早すぎだろう」
「ふふ、いつもは遅くやってるからよ」
無駄にハイスペックな姉だな。
「そうなのかよ」
「そうよ」
「あぁ、そうだ、俺の友達が来ているから下には来ないでくれよ」
「えぇ ~なんで」
「何となくだ」
と、言いつつも有無を言わせないように姉の目を睨む。
「もう、仕方ないな~」
「頼むよ」
「わかった」
姉は俺の条件を了承すると自分の部屋へ戻って行った。
よく見ると、俺がベットの下に置いておいた小説がなくなっている。
「姉貴持っていきやがったな」
まったく、俺の気に入った小説を何で毎回持っていくかな。
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