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第三章 熱欲
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最奥が手洗いで、左手前にある扉が上の部屋へと続く階段だった。体を斜めにしてやっと通れるくらいに狭い。
扉を開けた途端、思わず仰け反った。
まず目に入ったのは、中央で存在を誇示するキングサイズのベッドだ。カバーは薄ピンクの花柄で、裾には何重にもレースが飾られている。同種類の枕が二つ。向かって左には蔓草の彫刻が施されたクローゼット、その反対側には背の高い観葉植物が二つ並んで置かれている。壁のクロスはベッドカバーと対になっているような柄で、豪奢なシャンデリアが少女趣味に拍車を掛けていた。
階下のシンプルさとは真逆をいく空間に、俺は頭を抱え唸った。いかにもといった甘さに、吐き気さえ催す。
しかも、ベッドでの情事をしっかり晒すように、真向かいの壁には蔦模様が彫られた金縁の鏡が埋め込まれてあった。悪趣味にもほどがある。
「あ、秋……んんっ! 」
いきなり唇を塞がれ、ぎょっと目を剥いた。
部屋に入るなり後ろ手に鍵を閉めた秋葉は、有無を言わさず俺の唇に吸い付いた。舌先がまるで生き物のように口腔内を這い回してくる。個体は俺が逃げようと引っ込めた舌を追って、より大きな動きをみせる。魂までをも取り込もうといわんばかりに、きつく吸っては粘膜を舐め尽くし、留まることを知らない。ジンとこめかみが痺れた。
瞼の奥で一匹のしなやかな豹を見た。自尊心の高い、綺麗な獣だ。
「恵一だろ。言ってみろ。ほら」
獣の幻影と、真正面の男の姿が重なる。ハッと我に返った。
「あ、あんた。性格変わってるぞ。おい」
「静かに」
耳元で重低音が響いた。
「きょろきょろしないで、目を閉じて」
秋葉の唇がさらに耳朶をくすぐる。背筋に震えが走り、思わず相手の肩に顔を埋めてしまった。これではまるで甘えているかのような仕草だ。
「黙って聞いて下さい」
囁き声は、事態の異常を示している。刑事となってそれなりの経験を積んできた俺は、相手の出す信号に敏感に反応し、言われた通り目を閉じた。
「盗聴器が仕掛けられています。植木鉢とクローゼットにはおそらく監視カメラも。鏡はマジックミラーとみて間違いないでしょう」
吐息が顎のラインを伝う。状況は睦言と変わりないものの、あくまで一貫して仕事に徹する、そんな秋葉を前に、謎めいた浮遊感から一気に現実へと引き戻された。
「我々を警察の犬と疑ってかかっているのでしょう」
「それじゃあ」
即、撤退するのが得策だ。
「静かに」
急に落ち着きをなくした俺の耳元を、舌打ちが掠める。躊躇なく秋葉が己の胸元に俺を引き寄せ、さらに密着具合が増した。
「この店の関係者に、何やら疾しいことがあるのは確かです」
淡々と分析する秋葉の声に、俺の筋肉はますます強張っていく。話が進めば進むほど、こんなところで愚図愚図している場合ではないことを実感する。早く逃げましょう。そう発言しかけたときだった。
「なっ」
出し抜けに重みが肩に掛かって、踏ん張りがきかず、勢いのままベッドに仰向けに倒れ込んだ。
ぎょっと目を見開いた矢継ぎ早で、鼻先に熱い息をくらう。
何をするんだと上半身を起こした途端、真摯な双眸を正面に捉え、不覚にもドキリと心臓が跳ねた。怒鳴ろうとした声が喉元で滞る。
隙が生まれた。
「これも任務ですから。辛抱して下さい」
秋葉は一瞬を見逃さず、俺を組敷いた。鍛え抜かれた胸板は厚みがあって固く、やはり武術大会で優勝するだけのことはある。俺もそこそこ体力のある方だが、秋葉相手では到底敵いそうにない。
「ここでボロを出せば、全てが水泡に帰すのですよ」
「あ、あんた。付き合ってるやついるんだろ。こんなことして、女が悲しむだろうが」
「女? 私に特定の相手はいませんが? 」
「遊びかよ。最低だな」
「何か誤解があるようですね」
脛に負荷が掛かって、秋葉の体重を受け止めざるを得ない。ハッと息を呑む。否応なく太腿に当たった秋葉の中心部分が猛っていることに気付いたからだ。この状況のどこに秋葉を興奮させる要素があったのか。皆目見当がつかない。
混乱する俺をよそに、秋葉は次の段階に入った。
「まあ、いいでしょう。おいおい、わからせてあげます」
「なっ」
絶句する。何と秋葉は、俺のズボンを下着ごと引き摺り下ろし、あろうことかそこに顔を埋めてきたのだ。
「ちょ、ちょっと。あんた。何やってんだよ! 」
ついタメ口をきいてしまう。秋葉は全く意に介しておらず、剥き出しになった俺のものを含むと、慣れたふうに舌を巧みに使って刺激を与えた。相手の目論見通り、体は電流を打たれたように跳ね上がった。そんな馬鹿な。目がめいいっぱい大きくなる。
「や、やめろよ。何でこんなっ」
咄嗟に髪を掴んで引き離そうとすれば、さらに形を確かめるように舌先が緩慢に滑った。
嘘だ。いやいやと首を横に振る。男で、しかも直属の上司からこのような仕打ちを受けて、不快どころか、感じているなんて。
「聞いてるのかよ。ちょっと。拙いってば」
「静かに」
慌てふためく俺を一喝すると、秋葉は一旦咥えていたものを引き離す。唇の周囲が唾液でぬらぬらと光って、手の甲でそれを拭う様は何とも卑猥だ。肌が粟立った。
「抱かれたがっているくせに。何をごちゃごちゃと」
「だ、誰が! 」
「そんな目で人を見てくるくせに。まだ否定するのですか」
長い指先で顎を掴み上げられ、まともに視線がぶつかる。獣そのものの荒々しい双眸を前に、ごくりと唾を飲んだ。射抜かれたが最後、囚われて、逃げられない。
「いい加減に認めなさい」
違う。男に抱かれるなんて、とんでもない。自分はここにいる奴らとは違う。叫びたいのに、喉ががらがらになって声が詰まる。必死に首を横に振った。
「あなたはね、人を惑わす妙なフェロモンを出しているのですよ」
そんなもの出すか。真っ赤になって秋葉を睨んだ。
「自覚のないところが厄介ですね」
やれやれ、とわざとらしい溜め息をくらう。秋葉は、自分にこんなことをさせるのは全て俺の責任だと言っている。
扉を開けた途端、思わず仰け反った。
まず目に入ったのは、中央で存在を誇示するキングサイズのベッドだ。カバーは薄ピンクの花柄で、裾には何重にもレースが飾られている。同種類の枕が二つ。向かって左には蔓草の彫刻が施されたクローゼット、その反対側には背の高い観葉植物が二つ並んで置かれている。壁のクロスはベッドカバーと対になっているような柄で、豪奢なシャンデリアが少女趣味に拍車を掛けていた。
階下のシンプルさとは真逆をいく空間に、俺は頭を抱え唸った。いかにもといった甘さに、吐き気さえ催す。
しかも、ベッドでの情事をしっかり晒すように、真向かいの壁には蔦模様が彫られた金縁の鏡が埋め込まれてあった。悪趣味にもほどがある。
「あ、秋……んんっ! 」
いきなり唇を塞がれ、ぎょっと目を剥いた。
部屋に入るなり後ろ手に鍵を閉めた秋葉は、有無を言わさず俺の唇に吸い付いた。舌先がまるで生き物のように口腔内を這い回してくる。個体は俺が逃げようと引っ込めた舌を追って、より大きな動きをみせる。魂までをも取り込もうといわんばかりに、きつく吸っては粘膜を舐め尽くし、留まることを知らない。ジンとこめかみが痺れた。
瞼の奥で一匹のしなやかな豹を見た。自尊心の高い、綺麗な獣だ。
「恵一だろ。言ってみろ。ほら」
獣の幻影と、真正面の男の姿が重なる。ハッと我に返った。
「あ、あんた。性格変わってるぞ。おい」
「静かに」
耳元で重低音が響いた。
「きょろきょろしないで、目を閉じて」
秋葉の唇がさらに耳朶をくすぐる。背筋に震えが走り、思わず相手の肩に顔を埋めてしまった。これではまるで甘えているかのような仕草だ。
「黙って聞いて下さい」
囁き声は、事態の異常を示している。刑事となってそれなりの経験を積んできた俺は、相手の出す信号に敏感に反応し、言われた通り目を閉じた。
「盗聴器が仕掛けられています。植木鉢とクローゼットにはおそらく監視カメラも。鏡はマジックミラーとみて間違いないでしょう」
吐息が顎のラインを伝う。状況は睦言と変わりないものの、あくまで一貫して仕事に徹する、そんな秋葉を前に、謎めいた浮遊感から一気に現実へと引き戻された。
「我々を警察の犬と疑ってかかっているのでしょう」
「それじゃあ」
即、撤退するのが得策だ。
「静かに」
急に落ち着きをなくした俺の耳元を、舌打ちが掠める。躊躇なく秋葉が己の胸元に俺を引き寄せ、さらに密着具合が増した。
「この店の関係者に、何やら疾しいことがあるのは確かです」
淡々と分析する秋葉の声に、俺の筋肉はますます強張っていく。話が進めば進むほど、こんなところで愚図愚図している場合ではないことを実感する。早く逃げましょう。そう発言しかけたときだった。
「なっ」
出し抜けに重みが肩に掛かって、踏ん張りがきかず、勢いのままベッドに仰向けに倒れ込んだ。
ぎょっと目を見開いた矢継ぎ早で、鼻先に熱い息をくらう。
何をするんだと上半身を起こした途端、真摯な双眸を正面に捉え、不覚にもドキリと心臓が跳ねた。怒鳴ろうとした声が喉元で滞る。
隙が生まれた。
「これも任務ですから。辛抱して下さい」
秋葉は一瞬を見逃さず、俺を組敷いた。鍛え抜かれた胸板は厚みがあって固く、やはり武術大会で優勝するだけのことはある。俺もそこそこ体力のある方だが、秋葉相手では到底敵いそうにない。
「ここでボロを出せば、全てが水泡に帰すのですよ」
「あ、あんた。付き合ってるやついるんだろ。こんなことして、女が悲しむだろうが」
「女? 私に特定の相手はいませんが? 」
「遊びかよ。最低だな」
「何か誤解があるようですね」
脛に負荷が掛かって、秋葉の体重を受け止めざるを得ない。ハッと息を呑む。否応なく太腿に当たった秋葉の中心部分が猛っていることに気付いたからだ。この状況のどこに秋葉を興奮させる要素があったのか。皆目見当がつかない。
混乱する俺をよそに、秋葉は次の段階に入った。
「まあ、いいでしょう。おいおい、わからせてあげます」
「なっ」
絶句する。何と秋葉は、俺のズボンを下着ごと引き摺り下ろし、あろうことかそこに顔を埋めてきたのだ。
「ちょ、ちょっと。あんた。何やってんだよ! 」
ついタメ口をきいてしまう。秋葉は全く意に介しておらず、剥き出しになった俺のものを含むと、慣れたふうに舌を巧みに使って刺激を与えた。相手の目論見通り、体は電流を打たれたように跳ね上がった。そんな馬鹿な。目がめいいっぱい大きくなる。
「や、やめろよ。何でこんなっ」
咄嗟に髪を掴んで引き離そうとすれば、さらに形を確かめるように舌先が緩慢に滑った。
嘘だ。いやいやと首を横に振る。男で、しかも直属の上司からこのような仕打ちを受けて、不快どころか、感じているなんて。
「聞いてるのかよ。ちょっと。拙いってば」
「静かに」
慌てふためく俺を一喝すると、秋葉は一旦咥えていたものを引き離す。唇の周囲が唾液でぬらぬらと光って、手の甲でそれを拭う様は何とも卑猥だ。肌が粟立った。
「抱かれたがっているくせに。何をごちゃごちゃと」
「だ、誰が! 」
「そんな目で人を見てくるくせに。まだ否定するのですか」
長い指先で顎を掴み上げられ、まともに視線がぶつかる。獣そのものの荒々しい双眸を前に、ごくりと唾を飲んだ。射抜かれたが最後、囚われて、逃げられない。
「いい加減に認めなさい」
違う。男に抱かれるなんて、とんでもない。自分はここにいる奴らとは違う。叫びたいのに、喉ががらがらになって声が詰まる。必死に首を横に振った。
「あなたはね、人を惑わす妙なフェロモンを出しているのですよ」
そんなもの出すか。真っ赤になって秋葉を睨んだ。
「自覚のないところが厄介ですね」
やれやれ、とわざとらしい溜め息をくらう。秋葉は、自分にこんなことをさせるのは全て俺の責任だと言っている。
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