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第22章:光り輝く存在

第1話:新しい刺激

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 レオナルト=ヴィッダーはおちんこさんに多大な血を流し込んでいた。それだけではない。ついに素戔嗚スサノオから呪力ちからをも流し込み、リリベル=ユーリィたちのケツ穴をガバガバにしたイボイボだらけの棍棒へと変貌させる。その異様なおちんこさんを魔皇へと見せつけ、レオナルト=ヴィッダーは勝ち誇る表情へとなる。

「オラオラッ! 魔皇様に俺のおちんこさんがどれほどのものか見せつけてやるぜっ! どうだっ! これが本当の俺の姿だっ!」

 素戔嗚スサノオから呪力ちからの供給を受けるということは、レオナルト=ヴィッダーの意識が素戔嗚スサノオに乗っ取られていくのと同義であった。レオナルト=ヴィッダーはオラオラ系の威勢の良いおとこへと段々と変貌していき、魔皇に対しても不遜な態度を示しはじめる。

「ふんっ……。くだらぬ。素戔嗚スサノオはあくまでも呪物なのだ。それに飲み込まれている内は、われに勝てると思うなっ!!」

 魔皇がそう叫ぶや否や、彼の身体からドス黒いオーラが噴き出し、それが冷気となって、大浴場へと吹きすさぶ。しかし、レオナルト=ヴィッダーの意識は大きく膨らんでおり、その威圧に屈することはなかった。レオナルト=ヴィッダーは仁王立ちしつつも、おちんこさんも不動の構えとし、狂暴なイボイボ付きの棍棒を天へと突き立て続けた。

 しかし、魔皇が見せた動きはそれだけではなかった。その身から噴き出した真っ黒なオーラが一旦、周囲に噴き出したと思いきや、段々と魔皇のおちんこさんへと凝縮されていく。レオナルト=ヴィッダーは前から吹きつけてきた冷気が背中から当たる感じとなり、思わず、身体を前へと持っていかれる。不意を突かれた形となり、レオナルト=ヴィッダーは自分に向かってケツ穴を見せつけていたリリベル=ユーリィに背中側から覆いかぶさることとなる。

 そして、リリベル=ユーリィと身体を折り重ねているレオナルト=ヴィッダーはその眼で見た。魔皇のおちんこさんが増殖していくのを……。

われは魔皇也。ヒトがその身に宿す108の煩悩の源。そのものであるっ! さあ、われにかしづけ……。われの本当の姿である『マーラ』を見たうえでなっ!?」

 魔皇が発したドス黒いオーラがおちんこさんに集中したことで、おちんこさんは2本となる。レオナルト=ヴィッダーはナマズのような太さを持つおちんこさんが2本に増えたことで、唖然としてしまうが、魔皇のおちんこさんの変貌はそれだけに留まることはなかった。

「2本、いや、3本? 違う……。8本だと!? てめえはタコか何かか!?」

 レオナルト=ヴィッダーが驚愕するのも当然であった。魔皇の股間からは触手のような肉の管が8本も生えていたのである。そのうちの2本はまるで花のおしべのように太くしなやかであり、それを取り囲む花弁は細く長く、中心部のおしべを強調させていたのである。

 レオナルト=ヴィッダーはその異様な8本のおちんこさんをまざまざと見せつけられたことで、心の中で『孕まされる』という危惧を抱いてしまう。レオナルト=ヴィッダーの性は『男』であるが、男ですらケツ穴で孕んでしまうという危険な感情を抱いてしまうほどに、魔皇のおちんこさんは猛々しく、怪しく、そして精に満ち溢れたモノであった。

「どうした? 声も出なくなったのか? 小童こわっぱ。貴様のおちんこさんが見る見る萎んでいくのが手に取るようにわかるぞ!?」

「クッ! 反則だぜ……。俺にもそのおちんこさんを寄こせっ! それがあれば、俺はリリベルたち全員を同時に相手できるってのによっ!」

 レオナルト=ヴィッダーは、リリベル=ユーリィの背中を支えにしつつ、二本の足で先ほどのように仁王立ちしはじめる。しかし、いくら威勢を張っても、レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんはイボイボ付きの棍棒から、通常のお仕置き棒サイズへと減衰していた。レオナルト=ヴィッダーは焦りを心の奥底から沸き上がらせるしかなかった。

 男という生物は真の恐怖と出会った時、子宝袋が縮み上がり、その中にある子宝種は股間の内側へと入り込もうとする。それに伴い、下腹部にはとんでもない痛みが走り、竿にもその影響が顕著に出る。レオナルト=ヴィッダーももれなく、その状況に陥り、生命の危機を知らせるシグナルを下腹部に受けることで、お仕置き棒サイズのおちんこさんはどんどんサイズを減衰させていく。

 あと十数秒もすれば、レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんはモンキーバナナのサイズまで小さくなってしまうところであった。そのレオナルト=ヴィッダーの危機を救ったのは意外なことにマリア=アコナイトだった。

「今のレオン様には刺激が足りないのですニャンッ! 使い込んだリリベル様のケツ穴ではダメですニャンッ!」

「あんた、言うに事欠いて、使い物にならないほどガバがにされた中古のケツ穴って言ったわねっ!?」

「ご、誤解ですニャンッ! あちきが言いたいのは、新しい刺激の話ですニャンッ!!」

 リリベル=ユーリィがカチンときたのか、レオナルト=ヴィッダーに向かって、尻肉を両手で左右に広げることを止めて、マリア=アコナイトの首を両手で絞りあげる方向で力を込める。マリア=アコナイトはリリベル=ユーリィに首根っこを捕まえられて、前後へと揺さぶられるが、それでも怒れるリリベル=ユーリィに対して、言うべきことを言いきる。

「なるほどね。男のさがってやつね。わかった。不承不承ながらも、わたしも手伝うわっ」

「わかってくれてありがとうございますニャンッ!」

 リリベル=ユーリィはマリア=アコナイトの言うことも一理あると思い、レオの子宝袋と竿への刺激をクルス=サンティーモとエクレア=シューに任せることとする。そして、マリア=アコナイトたちは、大浴場を見渡し、この劣勢の状況を覆すために必要な女性を探すこととなる、

「う、う~~~ん。のぼせそうなのですわ」

「いたわよっ、マリア! わたしがソフィアを羽交い絞めにするから、マリアはソフィアの股を無理やりこじ開けてっ!」

「わかってますニャンッ! ソフィアさん、貴女に恨みはこれっぽっちも無いですけど、あちきたちの御主人様のかてとなってもらいますニャンッ!!」

「え? え? えええっ!?」

 ソフィア=グレイプは大浴場の湯舟の端っこのほうで、湯舟の縁に上半身を預ける形となっていた。レオナルト=ヴィッダーと魔皇が威風を大浴場に吹き荒らしている中、前後不覚となっていたソフィア=グレイプは湯舟に起きた大波に乗って、レオナルト=ヴィッダーたちからはかなり離れた位置まで流されていた。そんな彼女が湯の熱でのぼせ上りそうになっていたところを、真剣な顔つきで近づいてきたリリベル=ユーリィとマリア=アコナイトに捕縛されることとなる……。
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