192 / 261
第20章:東への帰路
第1話:女王との謁見
しおりを挟む
――北ラメリア大陸歴1495年4月1日 ミシガン王国:首都:ジカーゴにて――
「カッツエ=マルベール女王、お久しぶりッスワン。こいつらが紅玉眼の蒼き竜を追い返した英雄たちッスワン。左からレオナルト=ヴィッダー、リリベル=ユーリィ、クルス=サンティーモ、エクレア=シュー、そして俺っちの今現在の恋人であるマリア=アコナイトッス」
「ふむ……。こう言ってはなんですけど……。ボロボロですわね」
ミシガン王国の女王であるカッツエ=マルベールは玉座に座りながら、白銀の獣皇に率いられ、王宮に参上したレオナルト=ヴィッダー一行を値踏みする。彼らが着こむ部分鎧や服は紅玉眼の蒼き竜との戦闘が痛々しいものだったと主張してやまなかった。
しかしながら、一国の女王と謁見するのであれば、それ相応に相応しい恰好があるのではなかろうかと思ってしまうカッツエ=マルベール女王であった。
「女王様があからさまに怪訝な表情になっているんですニャン……。やっぱり衣服を新調してから、謁見に預かったほうが良かったですニャン……」
「シロちゃんの助言に従ったのは間違いだったのです~~~。シロちゃんの提案を聞いた時は皆、そうしようとノリノリでしたけど、いざ、女王様の前でこの恰好は悪手だったのかもしれないのです~~~」
白銀の獣皇ことシロちゃんが、どれほどまでに過酷な戦いであったかを見せつけ、さらには新しい衣服の資金も女王からせしめようという提案の下、着の身着のままで登城したは良いが、女王のみならず、その女王の周りを固めている宰相や貴族たちはきやびらかな恰好をしていた。それに比べると、自分たちはまるで浮浪者とでも言いたげな恰好である。マリア=アコナイトとエクレア=シューは恥を感じざるをえなくなる。
だが、そんな彼女たちとは違い、レオナルト=ヴィッダー、リリベル=ユーリィ、クルス=サンティーモは誇らしさを保ったまま、片膝をついた状態から、直立不動の姿勢へと持っていき、胸を張ってみせる。その真っ直ぐな態度にカッツエ=マルベール女王は、ほぅ……と思わず感嘆の声が口から漏れだしてしまう。
「なるほど……。ボロは着てても、心は錦。まさに貴方たちは救国の英雄ということですわね……」
「そうッスワン。こいつらのふてぶてしさと言ったら、俺っちでも裸足で逃げ出したくなるほどッスワン。こいつら、城に閉じこもって、城の隅で縮こまりながら奥歯をガタガタ震わせているだけだった貴族たちをバカにしてやろうぜということで、戦いによってボロボロになった格好を見せつけに来たんっスよ!? 悪ふざけが大好きな俺っちでもドン引きしたッスワン!!」
もちろん、これは白銀の獣皇が吐いた嘘が9割を占めている。こう言ったのは白銀の獣皇自身であり、レオナルト=ヴィッダーたちは間違ってもこんなことを一言も口から零してはいない。心の中では白銀の獣皇が言う事ももっともだと賛同はしている。それでも、言っていいことと悪いことがあることは、レオナルト=ヴィッダーたちは重々承知である。
しかしながら、白銀の獣皇の軽口は止まらない。やれ、貴族たちは穀潰しだと揶揄し続けた。国民から税を絞りとる権利がある以上、国民が何かの災厄に巻き込まれた時は、その国民に喰わせてもらっている貴族たちが、その身を盾にして、国民たちを護らなければならないと、強烈に主張する。
貴族たちはギリギリと歯ぎしりしながら、白銀の獣皇の言葉を受け止める他無かった。さもレオナルト=ヴィッダーたちがそう言っていたと、彼らを前面に立てながら、白銀の獣皇は貴族批判を繰り返す。白銀の獣皇がレオナルト=ヴィッダーという緩衝材を挟むのは、直接的に貴族たちを非難すれば、貴族たちがまったくもって反論できなくなってしまうからだ。
それゆえ、貴族たちもレオナルト=ヴィッダーという緩衝材を挟み、自分たちはやむをえない事情のために、紅玉眼の蒼き竜との戦いで、矢面に立てなかったと、レオナルト=ヴィッダーたちに弁明しつつ、白銀の獣皇に反論する。
「レオナルト=ヴィッダー。彼らはわたくしの命を護ることを最優先にしてしまったのです。彼らを責める気持ちはわかりますが、わたくしにも責任があります。今後は国民の命をないがしろにしないことで調整いたしますわ」
「カッツエ=マルベール女王あってこそのミシガン王国なのはレオナルト=ヴィッダーたちもわかっているッス。とりあえず、住む家すら失くした国民たちのために早急に仮の住居を準備するッス。レオナルト=ヴィッダーもそれで良いッスよね?」
「ああ……。俺の名前をいちいち出されるのは釈然としないが、それで丸く収まるってのなら、俺から何も言うことは無い」
レオナルト=ヴィッダーは何故、直接的に白銀の獣皇と女王はやりあわないのかと不思議でたまらなかった。白銀の獣皇は神に等しき存在である。カッツエ=マルベール女王相手と言えども、頭ごなしに叱りつければいいのではないのか? と思えてしょうがない。
レオナルト=ヴィッダーがこう思うのも仕方がないと言えよう。白銀の獣皇はミシガン王国の守護獣であることは周知の事実である。しかしながら、ミシガン王国の政治を担っているのは、カッツエ=マルベール女王を初め、貴族たちである。白銀の獣皇はあまり政治に口出しをしたくないのだ。あくまでも可愛いニンゲンたちを見守る立場で居たいのである。
そういうこともあり、白銀の獣皇は歯に衣を被せる恰好で、女王を始め、貴族たちを非難したのである。この辺りの機微を理解できないレオナルト=ヴィッダーはまだまだ若いとしか言いようがなかった。
「レオナルト=ヴィッダー殿の忠告、痛みいりますわ。本来なら貴方はウィーゼ王国の国民。それなのに、ミシガン王国の国民たちのために、我が身を顧みずに女王であるわたくしに意見してくださる……」
「あ、ああ……。俺なんかの言いたい放題で無責任な発言を受け止めてくれて、ありがとうございます……」
レオナルト=ヴィッダーとカッツエ=マルベール女王の間には何とも言い難い空気が流れていた。レオナルト=ヴィッダーはこの居心地の悪い空間から、出来る限り早く退散したかった。しかし、レオナルト=ヴィッダーのその願いは叶うことない。白銀の獣皇が取るモノ取ってからだと言わしめん発言をしだしたのである。
「ミシガン王国が被った損害は計り知れないモノなのは承知の上で言わせてもらうッス。レオナルト=ヴィッダーたち、救国の英雄に対して、それ相応の対応をしてもらいたいッス」
「おい……。シロ……。これ以上、俺たちを巻き込もうとするんじゃねえ。嫌な予感がプンプン匂ってきてしょうがねえ……」
「カッツエ=マルベール女王、お久しぶりッスワン。こいつらが紅玉眼の蒼き竜を追い返した英雄たちッスワン。左からレオナルト=ヴィッダー、リリベル=ユーリィ、クルス=サンティーモ、エクレア=シュー、そして俺っちの今現在の恋人であるマリア=アコナイトッス」
「ふむ……。こう言ってはなんですけど……。ボロボロですわね」
ミシガン王国の女王であるカッツエ=マルベールは玉座に座りながら、白銀の獣皇に率いられ、王宮に参上したレオナルト=ヴィッダー一行を値踏みする。彼らが着こむ部分鎧や服は紅玉眼の蒼き竜との戦闘が痛々しいものだったと主張してやまなかった。
しかしながら、一国の女王と謁見するのであれば、それ相応に相応しい恰好があるのではなかろうかと思ってしまうカッツエ=マルベール女王であった。
「女王様があからさまに怪訝な表情になっているんですニャン……。やっぱり衣服を新調してから、謁見に預かったほうが良かったですニャン……」
「シロちゃんの助言に従ったのは間違いだったのです~~~。シロちゃんの提案を聞いた時は皆、そうしようとノリノリでしたけど、いざ、女王様の前でこの恰好は悪手だったのかもしれないのです~~~」
白銀の獣皇ことシロちゃんが、どれほどまでに過酷な戦いであったかを見せつけ、さらには新しい衣服の資金も女王からせしめようという提案の下、着の身着のままで登城したは良いが、女王のみならず、その女王の周りを固めている宰相や貴族たちはきやびらかな恰好をしていた。それに比べると、自分たちはまるで浮浪者とでも言いたげな恰好である。マリア=アコナイトとエクレア=シューは恥を感じざるをえなくなる。
だが、そんな彼女たちとは違い、レオナルト=ヴィッダー、リリベル=ユーリィ、クルス=サンティーモは誇らしさを保ったまま、片膝をついた状態から、直立不動の姿勢へと持っていき、胸を張ってみせる。その真っ直ぐな態度にカッツエ=マルベール女王は、ほぅ……と思わず感嘆の声が口から漏れだしてしまう。
「なるほど……。ボロは着てても、心は錦。まさに貴方たちは救国の英雄ということですわね……」
「そうッスワン。こいつらのふてぶてしさと言ったら、俺っちでも裸足で逃げ出したくなるほどッスワン。こいつら、城に閉じこもって、城の隅で縮こまりながら奥歯をガタガタ震わせているだけだった貴族たちをバカにしてやろうぜということで、戦いによってボロボロになった格好を見せつけに来たんっスよ!? 悪ふざけが大好きな俺っちでもドン引きしたッスワン!!」
もちろん、これは白銀の獣皇が吐いた嘘が9割を占めている。こう言ったのは白銀の獣皇自身であり、レオナルト=ヴィッダーたちは間違ってもこんなことを一言も口から零してはいない。心の中では白銀の獣皇が言う事ももっともだと賛同はしている。それでも、言っていいことと悪いことがあることは、レオナルト=ヴィッダーたちは重々承知である。
しかしながら、白銀の獣皇の軽口は止まらない。やれ、貴族たちは穀潰しだと揶揄し続けた。国民から税を絞りとる権利がある以上、国民が何かの災厄に巻き込まれた時は、その国民に喰わせてもらっている貴族たちが、その身を盾にして、国民たちを護らなければならないと、強烈に主張する。
貴族たちはギリギリと歯ぎしりしながら、白銀の獣皇の言葉を受け止める他無かった。さもレオナルト=ヴィッダーたちがそう言っていたと、彼らを前面に立てながら、白銀の獣皇は貴族批判を繰り返す。白銀の獣皇がレオナルト=ヴィッダーという緩衝材を挟むのは、直接的に貴族たちを非難すれば、貴族たちがまったくもって反論できなくなってしまうからだ。
それゆえ、貴族たちもレオナルト=ヴィッダーという緩衝材を挟み、自分たちはやむをえない事情のために、紅玉眼の蒼き竜との戦いで、矢面に立てなかったと、レオナルト=ヴィッダーたちに弁明しつつ、白銀の獣皇に反論する。
「レオナルト=ヴィッダー。彼らはわたくしの命を護ることを最優先にしてしまったのです。彼らを責める気持ちはわかりますが、わたくしにも責任があります。今後は国民の命をないがしろにしないことで調整いたしますわ」
「カッツエ=マルベール女王あってこそのミシガン王国なのはレオナルト=ヴィッダーたちもわかっているッス。とりあえず、住む家すら失くした国民たちのために早急に仮の住居を準備するッス。レオナルト=ヴィッダーもそれで良いッスよね?」
「ああ……。俺の名前をいちいち出されるのは釈然としないが、それで丸く収まるってのなら、俺から何も言うことは無い」
レオナルト=ヴィッダーは何故、直接的に白銀の獣皇と女王はやりあわないのかと不思議でたまらなかった。白銀の獣皇は神に等しき存在である。カッツエ=マルベール女王相手と言えども、頭ごなしに叱りつければいいのではないのか? と思えてしょうがない。
レオナルト=ヴィッダーがこう思うのも仕方がないと言えよう。白銀の獣皇はミシガン王国の守護獣であることは周知の事実である。しかしながら、ミシガン王国の政治を担っているのは、カッツエ=マルベール女王を初め、貴族たちである。白銀の獣皇はあまり政治に口出しをしたくないのだ。あくまでも可愛いニンゲンたちを見守る立場で居たいのである。
そういうこともあり、白銀の獣皇は歯に衣を被せる恰好で、女王を始め、貴族たちを非難したのである。この辺りの機微を理解できないレオナルト=ヴィッダーはまだまだ若いとしか言いようがなかった。
「レオナルト=ヴィッダー殿の忠告、痛みいりますわ。本来なら貴方はウィーゼ王国の国民。それなのに、ミシガン王国の国民たちのために、我が身を顧みずに女王であるわたくしに意見してくださる……」
「あ、ああ……。俺なんかの言いたい放題で無責任な発言を受け止めてくれて、ありがとうございます……」
レオナルト=ヴィッダーとカッツエ=マルベール女王の間には何とも言い難い空気が流れていた。レオナルト=ヴィッダーはこの居心地の悪い空間から、出来る限り早く退散したかった。しかし、レオナルト=ヴィッダーのその願いは叶うことない。白銀の獣皇が取るモノ取ってからだと言わしめん発言をしだしたのである。
「ミシガン王国が被った損害は計り知れないモノなのは承知の上で言わせてもらうッス。レオナルト=ヴィッダーたち、救国の英雄に対して、それ相応の対応をしてもらいたいッス」
「おい……。シロ……。これ以上、俺たちを巻き込もうとするんじゃねえ。嫌な予感がプンプン匂ってきてしょうがねえ……」
0
お気に入りに追加
184
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
男女貞操逆転世界で、自己肯定感低めのお人好し男が、自分も周りも幸せにするお話
カムラ
ファンタジー
※下の方に感想を送る際の注意事項などがございます!
お気に入り登録は積極的にしていただけると嬉しいです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらすじ
学生時代、冤罪によってセクハラの罪を着せられ、肩身の狭い人生を送ってきた30歳の男、大野真人(おおのまさと)。
ある日仕事を終え、1人暮らしのアパートに戻り眠りについた。
そこで不思議な夢を見たと思ったら、目を覚ますと全く知らない場所だった。
混乱していると部屋の扉が開き、そこには目を見張るほどの美女がいて…!?
これは自己肯定感が低いお人好し男が、転生した男女貞操逆転世界で幸せになるお話。
※本番はまぁまぁ先ですが、#6くらいから結構Hな描写が増えます。
割とガッツリ性描写は書いてますので、苦手な方は気をつけて!
♡つきの話は性描写ありです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誤字報告、明らかな矛盾点、良かったよ!、続きが気になる! みたいな感想は大歓迎です!
どんどん送ってください!
逆に、否定的な感想は書かないようにお願いします。
受け取り手によって変わりそうな箇所などは報告しなくて大丈夫です!(言い回しとか、言葉の意味の違いとか)
作者のモチベを上げてくれるような感想お待ちしております!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
働くおじさん異世界に逝く~プリンを武器に俺は戦う!薬草狩りで世界を制す~
山鳥うずら
ファンタジー
東京に勤務している普通のおっさんが異世界に転移した。そこは東京とはかけ離れた文明の世界。スキルやチートもないまま彼は異世界で足掻きます。少しずつ人々と繋がりを持ちながら、この無理ゲーな社会で一人の冒険者として生きる話。
少し大人の世界のなろうが読みたい方に楽しめるよう創りました。テンプレを生かしながら、なろう小説の深淵を見せたいと思います。
彼はどうやってハーレムを築くのか――
底辺の冒険者として彼は老後のお金を貯められたのか――
ちょっとビターな異世界転移の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる