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第1章:罪には罰を
第3話:叶わない願い
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レオナルト=ヴィッダーは収穫祭が終わった後、2週間近く、城の地下にある牢に繋がれていた。そこは日の光が射しこむことも無く、灯りは牢の外の壁に設置されている松明1本だけであった。そのため、レオナルト=ヴィッダーは今が昼なのか、夜なのかもわからない。食事はパン一切れと野菜くずが浮かぶ味の薄いスープのみである。レオナルト=ヴィッダーは御年18歳であり、これだけの量で満足する腹ではなかった。そのため、1日中、腹の虫をグーグーと鳴らす他無かったのだ。
しかし、その牢獄生活もやっと終わりを迎えようとしていた。城の衛兵と思わしき男がひとりやってきて、牢番と話をしだす。そして、牢番は腰の右側に結わえていた鍵束から、ひとつの鍵を選びだし、レオナルト=ヴィッダーを捕らえている牢の扉の鍵を開ける。
「おい、レオナルト、起きろ。貴様の処遇が決まったそうだ。衛兵隊長殿自らが出迎えにきてくれたぞ」
「なん……だって? なんでゼクロス隊長が俺なんかをわざわざ出迎えにきてくれたんだ?」
「知るかっ。さっさと牢からでやがれってんだ。ここはお前の家じゃねえ。だから、二度とくるんじゃないぞっ!」
牢番はそう言うと、未だに上半身しか起こしていないレオナルト=ヴィッダーの右腕を掴み、無理やりに粗末なゴザの上から立ち上がらさせる。そして、強めに右手でレオナルト=ヴィッダーの背中を押して、彼を強引に牢の外へと追い出す。レオナルト=ヴィッダーはそれにより、けつまづきそうになるが、なんとか体勢を整える。そして、衛兵隊長に言われるがままに暗い牢の廊下を歩き、さらには階段を登っていく。
自分は今からどこに向かっていくのか、さっぱりわからない。このまま、絞首台に連れていかれるのでは? という危惧すら持ってしまう。だが、その不安を吹き飛ばすかのように、衛兵隊長は彼に背中を見せたまま
「安心しろ。いきなり死罪ってのは免れているぞ」
「んじゃ、裁判にかけられて、罪をでっちあげられるわけですか? ゼクロス隊長」
「どこぞの三文小説の読み過ぎだろ……。国王様や宰相様がそんな面倒な手続きを経るわけがないわっ!」
衛兵隊長は吐き捨てるようにそう言ってみせる。言われた側のレオナルト=ヴィッダーは顔から火が出そうなほどに赤面してしまう。ゼクロス隊長には衛兵に関するイロハを教えてもらった間柄だ。だからこそ、自分にとっては上司であり、さらには槍の師匠でもあった。そんな彼に三文小説の読み過ぎだと指摘されたことが恥ずかしくてたまらない。
ゼクロス隊長の言う通り、ここ1年ばかりのレオナルト=ヴィッダーはこの国の姫であるアイリス=クレープスに勧められるままに、インテリ層からは下品と揶揄される市井に出回る小説を読むようになっていた。騎士と村娘が恋に落ちる恋愛小説に始まり、英雄たちがこぞって名乗りを上げる戦記物。さらには道化たちが演じるミステリー小説などだ。
そのどれもが教養からはかけ離れた話ばかりであり、城勤めの者なら、一笑にふされる物ばかりだ。しかし、姫であるアイリス=クレープスは、これこそ、国民たちの日常を知る一助になると声高々に主張したものだ。レオナルト=ヴィッダーはそんな彼女に苦笑しつつも、彼女が勧めてくる大衆小説の類に眼を通すようになる。
衛兵勤めの休憩時間には、フトコロに入れていた小冊子を取り出し、熱心にそれを読みふけったものだ、レオナルト=ヴィッダーは。その姿をゼクロス隊長も見ており、その行為を指しての先ほどの発言だったのだ。
衛兵の仕事には2種類ある。街を護るための警護兵。その街の門を護るための門衛。そして、衛兵隊の中でも一番に栄誉あるのが城勤めであった。レオナルト=ヴィッダーはその城勤めの衛兵隊の副長だった。何故、過去形かと言えば、姫との間柄を国王に知られたことにより、レオナルト=ヴィッダーは数カ月前に解雇され、城への入城を固く禁じられてしまったのだ。
しかしながら、何の縁か、今、自分をどこかに案内しているのは衛兵時代の上司であるゼクロス隊長であった。
「ったくよぉ。大人しくしてれば、お前ならもっと身分が上になれたかもしれないってのに。騎士見習いくらいに出世してから、姫様に手を出せ……」
「すいません……。もしかして、ゼクロス隊長に迷惑をかけてしましましたか?」
「迷惑どころで済むかっ! しかしだ……。お前を絞首台に送るための護衛役にならなかったことだけは神に感謝しとくわ」
終始、ゼクロス隊長はレオナルト=ヴィッダーに背中を見せたままであった。決して、面と向かって、レオナルト=ヴィッダーに話しかけてこようとしなかった。その態度がレオナルト=ヴィッダーの心をどんどん下の方へと落下させていく。
牢に入れられても、レオナルト=ヴィッダーは自分は間違ったことをしていないと固く信じていた。自分とアイリスは結ばれるべくして結ばれたのだと、頑固に自分に言い聞かせてきた。もし、絞首台に登ることになれば、自分はそこでアイリス=クレープスとの愛を大声で宣言してみせるつもりでもいた。
しかし、ゼクロス隊長の背中を見ていると、その固い意思に少しばかりヒビが入ってしまう。自分が巻き起こした騒動は自分だけの問題ではなくなっていることに薄々感じたからだ。だからといって、自分はアイリスのために出来ることをしたのだとそこだけは曲げるつもりなど、まったくもって無かったのである。
そんなレオナルト=ヴィッダーが連れてこられた場所は、城の一角にある誰かの執務室であった。そこは足が埋もれてしまうのではなかろうかというふかふかの絨毯が床に敷かれており、レオナルト=ヴィッダーはつい、驚きの表情をその顔に浮かべてしまう。
「衛兵隊長ゼクロス=マークス。第一王子の言付け通り、レオナルト=ヴィッダーを連れてまいりましたっ!」
「ご苦労さまです。では、彼をここに置いて、キミは本来の仕事に戻ってください」
衛兵隊長であるゼクロス=マークスは、えっ!? と素っ頓狂の声を上げてしまう。しかしながら、第一王子:フィルフェン=クレープスは仕事机に着席したまま、右手をひょいひょいと前後に動かし、ゼクロス=マークスに部屋から退散してもらうように促す。ゼクロス=マークスは眉間にシワを寄せるが、相手はあの何を考えているかわからない第一王子だ。何かを言いたい気持ちを必死に抑えつつ、ゼクロス=マークスはその場から消える。
そして、残されたレオナルト=ヴィッダーに対して、第一王子:フィルフェン=クレープスは良い知らせと悪い知らせの二つがあるが、どっちから先に知りたいかとレオナルト=ヴィッダーに尋ねる。レオナルト=ヴィッダーは深く考えずに悪い方をと答えてしまう。フィルフェン=クレープスはニコニコと笑顔を絶やさずに
「残念ながら、妹のアイリスに生理がやってきましてね。キミたちは子供を授かりたいと願っていたそうじゃないですか。いやあ、さすがに妹が孕んでいたら、レオナルトくんの死罪を免じてもらうことは出来ませんでしたよ、ハハッ!」
しかし、その牢獄生活もやっと終わりを迎えようとしていた。城の衛兵と思わしき男がひとりやってきて、牢番と話をしだす。そして、牢番は腰の右側に結わえていた鍵束から、ひとつの鍵を選びだし、レオナルト=ヴィッダーを捕らえている牢の扉の鍵を開ける。
「おい、レオナルト、起きろ。貴様の処遇が決まったそうだ。衛兵隊長殿自らが出迎えにきてくれたぞ」
「なん……だって? なんでゼクロス隊長が俺なんかをわざわざ出迎えにきてくれたんだ?」
「知るかっ。さっさと牢からでやがれってんだ。ここはお前の家じゃねえ。だから、二度とくるんじゃないぞっ!」
牢番はそう言うと、未だに上半身しか起こしていないレオナルト=ヴィッダーの右腕を掴み、無理やりに粗末なゴザの上から立ち上がらさせる。そして、強めに右手でレオナルト=ヴィッダーの背中を押して、彼を強引に牢の外へと追い出す。レオナルト=ヴィッダーはそれにより、けつまづきそうになるが、なんとか体勢を整える。そして、衛兵隊長に言われるがままに暗い牢の廊下を歩き、さらには階段を登っていく。
自分は今からどこに向かっていくのか、さっぱりわからない。このまま、絞首台に連れていかれるのでは? という危惧すら持ってしまう。だが、その不安を吹き飛ばすかのように、衛兵隊長は彼に背中を見せたまま
「安心しろ。いきなり死罪ってのは免れているぞ」
「んじゃ、裁判にかけられて、罪をでっちあげられるわけですか? ゼクロス隊長」
「どこぞの三文小説の読み過ぎだろ……。国王様や宰相様がそんな面倒な手続きを経るわけがないわっ!」
衛兵隊長は吐き捨てるようにそう言ってみせる。言われた側のレオナルト=ヴィッダーは顔から火が出そうなほどに赤面してしまう。ゼクロス隊長には衛兵に関するイロハを教えてもらった間柄だ。だからこそ、自分にとっては上司であり、さらには槍の師匠でもあった。そんな彼に三文小説の読み過ぎだと指摘されたことが恥ずかしくてたまらない。
ゼクロス隊長の言う通り、ここ1年ばかりのレオナルト=ヴィッダーはこの国の姫であるアイリス=クレープスに勧められるままに、インテリ層からは下品と揶揄される市井に出回る小説を読むようになっていた。騎士と村娘が恋に落ちる恋愛小説に始まり、英雄たちがこぞって名乗りを上げる戦記物。さらには道化たちが演じるミステリー小説などだ。
そのどれもが教養からはかけ離れた話ばかりであり、城勤めの者なら、一笑にふされる物ばかりだ。しかし、姫であるアイリス=クレープスは、これこそ、国民たちの日常を知る一助になると声高々に主張したものだ。レオナルト=ヴィッダーはそんな彼女に苦笑しつつも、彼女が勧めてくる大衆小説の類に眼を通すようになる。
衛兵勤めの休憩時間には、フトコロに入れていた小冊子を取り出し、熱心にそれを読みふけったものだ、レオナルト=ヴィッダーは。その姿をゼクロス隊長も見ており、その行為を指しての先ほどの発言だったのだ。
衛兵の仕事には2種類ある。街を護るための警護兵。その街の門を護るための門衛。そして、衛兵隊の中でも一番に栄誉あるのが城勤めであった。レオナルト=ヴィッダーはその城勤めの衛兵隊の副長だった。何故、過去形かと言えば、姫との間柄を国王に知られたことにより、レオナルト=ヴィッダーは数カ月前に解雇され、城への入城を固く禁じられてしまったのだ。
しかしながら、何の縁か、今、自分をどこかに案内しているのは衛兵時代の上司であるゼクロス隊長であった。
「ったくよぉ。大人しくしてれば、お前ならもっと身分が上になれたかもしれないってのに。騎士見習いくらいに出世してから、姫様に手を出せ……」
「すいません……。もしかして、ゼクロス隊長に迷惑をかけてしましましたか?」
「迷惑どころで済むかっ! しかしだ……。お前を絞首台に送るための護衛役にならなかったことだけは神に感謝しとくわ」
終始、ゼクロス隊長はレオナルト=ヴィッダーに背中を見せたままであった。決して、面と向かって、レオナルト=ヴィッダーに話しかけてこようとしなかった。その態度がレオナルト=ヴィッダーの心をどんどん下の方へと落下させていく。
牢に入れられても、レオナルト=ヴィッダーは自分は間違ったことをしていないと固く信じていた。自分とアイリスは結ばれるべくして結ばれたのだと、頑固に自分に言い聞かせてきた。もし、絞首台に登ることになれば、自分はそこでアイリス=クレープスとの愛を大声で宣言してみせるつもりでもいた。
しかし、ゼクロス隊長の背中を見ていると、その固い意思に少しばかりヒビが入ってしまう。自分が巻き起こした騒動は自分だけの問題ではなくなっていることに薄々感じたからだ。だからといって、自分はアイリスのために出来ることをしたのだとそこだけは曲げるつもりなど、まったくもって無かったのである。
そんなレオナルト=ヴィッダーが連れてこられた場所は、城の一角にある誰かの執務室であった。そこは足が埋もれてしまうのではなかろうかというふかふかの絨毯が床に敷かれており、レオナルト=ヴィッダーはつい、驚きの表情をその顔に浮かべてしまう。
「衛兵隊長ゼクロス=マークス。第一王子の言付け通り、レオナルト=ヴィッダーを連れてまいりましたっ!」
「ご苦労さまです。では、彼をここに置いて、キミは本来の仕事に戻ってください」
衛兵隊長であるゼクロス=マークスは、えっ!? と素っ頓狂の声を上げてしまう。しかしながら、第一王子:フィルフェン=クレープスは仕事机に着席したまま、右手をひょいひょいと前後に動かし、ゼクロス=マークスに部屋から退散してもらうように促す。ゼクロス=マークスは眉間にシワを寄せるが、相手はあの何を考えているかわからない第一王子だ。何かを言いたい気持ちを必死に抑えつつ、ゼクロス=マークスはその場から消える。
そして、残されたレオナルト=ヴィッダーに対して、第一王子:フィルフェン=クレープスは良い知らせと悪い知らせの二つがあるが、どっちから先に知りたいかとレオナルト=ヴィッダーに尋ねる。レオナルト=ヴィッダーは深く考えずに悪い方をと答えてしまう。フィルフェン=クレープスはニコニコと笑顔を絶やさずに
「残念ながら、妹のアイリスに生理がやってきましてね。キミたちは子供を授かりたいと願っていたそうじゃないですか。いやあ、さすがに妹が孕んでいたら、レオナルトくんの死罪を免じてもらうことは出来ませんでしたよ、ハハッ!」
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