170 / 202
第17章:ミハエル救出
第8話:焼肉
しおりを挟む
ヨーコ=タマモ。エイコー大陸の東側にある国をその妖艶な肢体で国を傾かせた大妖狐の直系である。それゆえに、幻術に関して、彼女の右に出る者など、地上界に存在するはずもなかった。しかしながら、それでも、ヨーコ=タマモは幻術で創り出した自分の分身をミハエル=アレクサンダーによって斬られた時に、心に傷を負わされることになる。
ヨーコ=タマモの身体からは熱い汗よりも、鈍い脂汗のほうが多くなってきていた。さすがはアンドレイ=ラプソティたち全員を一度に相手すると豪語していたクズ男である。大層、でかい口を聞くだけの坊やかと思えば、呪力の量だけは果てしないモノを持っている。
しかしながら、だからこそ、こんな呪力頼りの坊やを、無理やり妖力でベッドの上へと押し倒して、再教育してやらねばならないのだ。ヨーコ=タマモの心の中には、こりゃだめかもしれんなぁという気持ちと、そんな気弱な気持ちであのクズ男の童貞をどう奪うつもりなのじゃ? ちゃんとせぬかっ!! という自分自身を叱咤激励する気持ちが混ざり合わさることになる。
ヨーコ=タマモはズタボロになっていく着物の襟を正し、すぅぅぅ、はぁぁぁとゆったりとした呼吸を繰り返すのであった。その間、ミハエル=アレクサンダーはふぅふぅと荒い呼吸をどうにか抑えようとしていた。一度、長剣を地面に突き刺し、右手をグーパー、グーパーと閉じて開いてを繰り返す。
お互い、次のための一撃の準備を整え終えると、彼らの戦いを遠巻きに見守っているアンドレイ=ラプソティたちがゴクリッと生唾を喉奥へと押下する。誰しもがわかっていたのだ。2人の決着が次に刃を交えた時に、つこうとしていることを。
先に動いたのはヨーコ=タマモであった。芭蕉扇を大きく上下へ振り回し、風の凶刃を創り出す。ミハエル=アレクサンダーはそれをメデューサの盾で受ける。跳ね返された風の凶刃はヨーコ=タマモをずたずたに切り裂く。しかし、それはもちろん、ヨーコ=タマモが創り出した幻影であり、本体は別の位置へと移動を開始していた。
ミハエル=アレクサンダーは自分の周囲に浮かぶウィル・オー・ウィスプを高速に自転させつつ、自らを中心としての公転をさせ始めたのである。こうなれば、ヨーコ=タマモがいくら幻術で幻影を創り出したとしても、うかつには近寄れなくなる。ミハエル=アレクサンダーの周りを公転するウィル・オー・ウィスプ群はその公転の半径を広げ、さらに向こう側へと向かっていく。
神鳴りを纏うウィル・オー・ウィスプたちは、ヨーコ=タマモが創り出した幻影をどんどん駆逐していく。それに伴い、砂ぼこりが舞い上がり、思わず、アンドレイ=ラプソティたちは腕を使って、砂ぼこりを防御する。
しかしながら、その中でもアリス=アンジェラはミハエル=アレクサンダーの上空10ミャートル地点を見つめていた。アンドレイ=ラプソティたちの中で、ただひとり、幻影でない本体の動きをその眼で追えていたのは、アリス=アンジェラのみであった。
「さすがは拳聖:キョーコ=モトカードの直系の師範をパートナーとしていただけはありマス。まだまだ拙いながらも、音速を越える域に足を踏み入れているのデス。あれなら、戦闘経験の乏しい相手なら、どうにでも翻弄できるのデス」
アリス=アンジェラの言う通り、ヨーコ=タマモは幻惑術を使いながら、自身は幻影と立ち位置を入れ替えつつ、ミハエル=アレクサンダーを惑わし続けた。しかし、アリス=アンジェラはヨーコ=タマモの実力を評価しながらも、決して、ヨーコ=タマモではミハエル=アレクサンダーを打倒出来ないと感じていた。呪力任せの相手に、速度や技量で翻弄するのは、正しい戦闘方法だ。だが、それはある程度の呪力で収まっている相手ならば、という条件付きである。
「さあ、これで決まりじゃぞっ!」
「抜かすなっ! いくら俺でも、どの方向から迫ってくることくらい、わかるわっ!」
ミハエル=アレクサンダーがウィル・オー・ウィスプを自分の周りで公転させていたのには理由があった。水平方向にウィル・オー・ウィスプをまるで山狩りの如くに展開させれば、ヨーコ=タマモの攻撃は自分の上空側からしか無くなってしまう。ミハエル=アレクサンダーはメデューサの盾を天空に向かって振りかざす。そして、ミハエル=アレクサンダーの予想通り、10を数えるヨーコ=タマモが上空で一斉に芭蕉扇を振り回したのである。
芭蕉扇から放たれた風の凶刃群がメデューサの盾とぶつかり、反射される。反射された風の凶刃は主を散々に噛み千切る。ミハエル=アレクサンダーは勝ったと思った。いくら、あの10体の中に本体が居なくても、どっちにしろ、上から攻撃してくるしか無いのだ、ヨーコ=タマモは。あとはじっくり、上空のどの位置にヨーコ=タマモが居るのかを確認し、そこに向かって、右手に持つ長剣を突き立てるだけである。
ミハエル=アレクサンダーは眉間にシワを寄せれるだけ寄せて、ヨーコ=タマモの本体を探り始める。ヨーコ=タマモは幻影を掻き消されると同時に、新たな幻影を生み出し、自分の位置を特定させないようにした。そんな健気なヨーコ=タマモの腹に向かって、ニヤリと口の端を歪ませたミハエル=アレクサンダーが右手に持つ長剣を突き立てたのであった。
「殺ったぞぉぉぉ!」
ミハエル=アレクサンダーの顔には歓喜の表情が浮かぶ。彼の右手には確かな手ごたえがあった。幻影では無く、肉の身に長剣を突き刺したという確信があった。だからこそ、長剣を突き刺すだけでなく、その肉の身に向かって、大量の神鳴りを流し込んだのである。
周囲に肉が焼け焦げる匂いが充満するのであった。それは美味しそうな匂いを通り越した匂いであり、明らかに不快感を伴う匂いであった。ミハエル=アレクサンダーは肉の身を焼いていると同時に、クハハハ……と不気味な笑い声をあげることになる。
「何が俺を喰ってやるだっ! 女狐め、丸焼きからの丸喰いをしてやるわっ!」
「ほぅ。黒焦げの半狐半人をご所望かえ? わらわは料理が下手なゆえに、よく肉を黒焦げにしてしまうのじゃ。ほんに、わらわたちは相性が良いのぅ?」
ミハエル=アレクサンダーはギョッとした顔つきになる。絶賛、今、丸焦げにしている肉の塊の方向から、あの女狐の声が聞こえてきたのである。とっくに絶命していてもおかしくないというのに、どこから声を出しているのか、不思議でたまらなかった。だからこそ、余計に長剣で突き刺している肉の塊に神鳴りをぶち込んだのだ。
そして、ついに肉の塊が炭化し、ボロボロと崩れ落ちるまで、ミハエル=アレクサンダーは神鳴りを流せるだけ流し切る。ようやく、ヨーコ=タマモをもの言わぬ崩れ行く炭と化したと確信したミハエル=アレクサンダーが次に視線を送った先は、父の仇であるアリス=アンジェラであった……。
ヨーコ=タマモの身体からは熱い汗よりも、鈍い脂汗のほうが多くなってきていた。さすがはアンドレイ=ラプソティたち全員を一度に相手すると豪語していたクズ男である。大層、でかい口を聞くだけの坊やかと思えば、呪力の量だけは果てしないモノを持っている。
しかしながら、だからこそ、こんな呪力頼りの坊やを、無理やり妖力でベッドの上へと押し倒して、再教育してやらねばならないのだ。ヨーコ=タマモの心の中には、こりゃだめかもしれんなぁという気持ちと、そんな気弱な気持ちであのクズ男の童貞をどう奪うつもりなのじゃ? ちゃんとせぬかっ!! という自分自身を叱咤激励する気持ちが混ざり合わさることになる。
ヨーコ=タマモはズタボロになっていく着物の襟を正し、すぅぅぅ、はぁぁぁとゆったりとした呼吸を繰り返すのであった。その間、ミハエル=アレクサンダーはふぅふぅと荒い呼吸をどうにか抑えようとしていた。一度、長剣を地面に突き刺し、右手をグーパー、グーパーと閉じて開いてを繰り返す。
お互い、次のための一撃の準備を整え終えると、彼らの戦いを遠巻きに見守っているアンドレイ=ラプソティたちがゴクリッと生唾を喉奥へと押下する。誰しもがわかっていたのだ。2人の決着が次に刃を交えた時に、つこうとしていることを。
先に動いたのはヨーコ=タマモであった。芭蕉扇を大きく上下へ振り回し、風の凶刃を創り出す。ミハエル=アレクサンダーはそれをメデューサの盾で受ける。跳ね返された風の凶刃はヨーコ=タマモをずたずたに切り裂く。しかし、それはもちろん、ヨーコ=タマモが創り出した幻影であり、本体は別の位置へと移動を開始していた。
ミハエル=アレクサンダーは自分の周囲に浮かぶウィル・オー・ウィスプを高速に自転させつつ、自らを中心としての公転をさせ始めたのである。こうなれば、ヨーコ=タマモがいくら幻術で幻影を創り出したとしても、うかつには近寄れなくなる。ミハエル=アレクサンダーの周りを公転するウィル・オー・ウィスプ群はその公転の半径を広げ、さらに向こう側へと向かっていく。
神鳴りを纏うウィル・オー・ウィスプたちは、ヨーコ=タマモが創り出した幻影をどんどん駆逐していく。それに伴い、砂ぼこりが舞い上がり、思わず、アンドレイ=ラプソティたちは腕を使って、砂ぼこりを防御する。
しかしながら、その中でもアリス=アンジェラはミハエル=アレクサンダーの上空10ミャートル地点を見つめていた。アンドレイ=ラプソティたちの中で、ただひとり、幻影でない本体の動きをその眼で追えていたのは、アリス=アンジェラのみであった。
「さすがは拳聖:キョーコ=モトカードの直系の師範をパートナーとしていただけはありマス。まだまだ拙いながらも、音速を越える域に足を踏み入れているのデス。あれなら、戦闘経験の乏しい相手なら、どうにでも翻弄できるのデス」
アリス=アンジェラの言う通り、ヨーコ=タマモは幻惑術を使いながら、自身は幻影と立ち位置を入れ替えつつ、ミハエル=アレクサンダーを惑わし続けた。しかし、アリス=アンジェラはヨーコ=タマモの実力を評価しながらも、決して、ヨーコ=タマモではミハエル=アレクサンダーを打倒出来ないと感じていた。呪力任せの相手に、速度や技量で翻弄するのは、正しい戦闘方法だ。だが、それはある程度の呪力で収まっている相手ならば、という条件付きである。
「さあ、これで決まりじゃぞっ!」
「抜かすなっ! いくら俺でも、どの方向から迫ってくることくらい、わかるわっ!」
ミハエル=アレクサンダーがウィル・オー・ウィスプを自分の周りで公転させていたのには理由があった。水平方向にウィル・オー・ウィスプをまるで山狩りの如くに展開させれば、ヨーコ=タマモの攻撃は自分の上空側からしか無くなってしまう。ミハエル=アレクサンダーはメデューサの盾を天空に向かって振りかざす。そして、ミハエル=アレクサンダーの予想通り、10を数えるヨーコ=タマモが上空で一斉に芭蕉扇を振り回したのである。
芭蕉扇から放たれた風の凶刃群がメデューサの盾とぶつかり、反射される。反射された風の凶刃は主を散々に噛み千切る。ミハエル=アレクサンダーは勝ったと思った。いくら、あの10体の中に本体が居なくても、どっちにしろ、上から攻撃してくるしか無いのだ、ヨーコ=タマモは。あとはじっくり、上空のどの位置にヨーコ=タマモが居るのかを確認し、そこに向かって、右手に持つ長剣を突き立てるだけである。
ミハエル=アレクサンダーは眉間にシワを寄せれるだけ寄せて、ヨーコ=タマモの本体を探り始める。ヨーコ=タマモは幻影を掻き消されると同時に、新たな幻影を生み出し、自分の位置を特定させないようにした。そんな健気なヨーコ=タマモの腹に向かって、ニヤリと口の端を歪ませたミハエル=アレクサンダーが右手に持つ長剣を突き立てたのであった。
「殺ったぞぉぉぉ!」
ミハエル=アレクサンダーの顔には歓喜の表情が浮かぶ。彼の右手には確かな手ごたえがあった。幻影では無く、肉の身に長剣を突き刺したという確信があった。だからこそ、長剣を突き刺すだけでなく、その肉の身に向かって、大量の神鳴りを流し込んだのである。
周囲に肉が焼け焦げる匂いが充満するのであった。それは美味しそうな匂いを通り越した匂いであり、明らかに不快感を伴う匂いであった。ミハエル=アレクサンダーは肉の身を焼いていると同時に、クハハハ……と不気味な笑い声をあげることになる。
「何が俺を喰ってやるだっ! 女狐め、丸焼きからの丸喰いをしてやるわっ!」
「ほぅ。黒焦げの半狐半人をご所望かえ? わらわは料理が下手なゆえに、よく肉を黒焦げにしてしまうのじゃ。ほんに、わらわたちは相性が良いのぅ?」
ミハエル=アレクサンダーはギョッとした顔つきになる。絶賛、今、丸焦げにしている肉の塊の方向から、あの女狐の声が聞こえてきたのである。とっくに絶命していてもおかしくないというのに、どこから声を出しているのか、不思議でたまらなかった。だからこそ、余計に長剣で突き刺している肉の塊に神鳴りをぶち込んだのだ。
そして、ついに肉の塊が炭化し、ボロボロと崩れ落ちるまで、ミハエル=アレクサンダーは神鳴りを流せるだけ流し切る。ようやく、ヨーコ=タマモをもの言わぬ崩れ行く炭と化したと確信したミハエル=アレクサンダーが次に視線を送った先は、父の仇であるアリス=アンジェラであった……。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
プロミネンス~~獣人だらけの世界にいるけどやっぱり炎が最強です~~
笹原うずら
ファンタジー
獣人ばかりの世界の主人公は、炎を使う人間の姿をした少年だった。
鳥人族の国、スカイルの孤児の施設で育てられた主人公、サン。彼は陽天流という剣術の師範であるハヤブサの獣人ファルに預けられ、剣術の修行に明け暮れていた。しかしある日、ライバルであるツバメの獣人スアロと手合わせをした際、獣の力を持たないサンは、敗北してしまう。
自信の才能のなさに落ち込みながらも、様々な人の励ましを経て、立ち直るサン。しかしそんなサンが施設に戻ったとき、獣人の獣の部位を売買するパーツ商人に、サンは施設の仲間を奪われてしまう。さらに、サンの事を待ち構えていたパーツ商人の一人、ハイエナのイエナに死にかけの重傷を負わされる。
傷だらけの身体を抱えながらも、みんなを守るために立ち上がり、母の形見のペンダントを握り締めるサン。するとその時、死んだはずの母がサンの前に現れ、彼の炎の力を呼び覚ますのだった。
炎の力で獣人だらけの世界を切り開く、痛快大長編異世界ファンタジーが、今ここに開幕する!!!
蒼星伝 ~マッチ売りの男の娘はチート改造され、片翼の天使と成り果て、地上に舞い降りる剣と化す~
ももちく
ファンタジー
|神代《かみよ》の時代から、創造主:Y.O.N.Nと悪魔の統括者であるハイヨル混沌は激しい戦いを繰り返してきた。
その両者の戦いの余波を受けて、惑星:ジ・アースは4つに分かたれてしまう。
それから、さらに途方もない年月が経つ。
復活を果たしたハイヨル混沌は今度こそ、創造主;Y.O.N.Nとの決着をつけるためにも、惑星:ジ・アースを完全に暗黒の世界へと変えようとする。
ハイヨル混沌の支配を跳ね返すためにも、創造主:Y.O.N.Nのパートナーとも呼べる天界の主である星皇が天使軍団を率い、ハイヨル混沌軍団との戦いを始める。
しかし、ハイヨル混沌軍団は地上界を闇の世界に堕とすだけでなく、星皇の妻の命を狙う。
その計画を妨害するためにも星皇は自分の妾(男の娘)を妻の下へと派遣する。
幾星霜もの間、続いた創造主:Y.O.N.Nとハイヨル混沌との戦いに終止符を打つキーマンとなる星皇の妻と妾(男の娘)は互いの手を取り合う。
時にはぶつかり合い、地獄と化していく地上界で懸命に戦い、やがて、その命の炎を燃やし尽くす……。
彼女達の命の輝きを見た地上界の住人たちは、彼女たちの戦いの軌跡と生き様を『蒼星伝』として語り継ぐことになる。
「聖女に丸投げ、いい加減やめません?」というと、それが発動条件でした。※シファルルート
ハル*
ファンタジー
コミュ障気味で、中学校では友達なんか出来なくて。
胸が苦しくなるようなこともあったけれど、今度こそ友達を作りたい! って思ってた。
いよいよ明日は高校の入学式だ! と校則がゆるめの高校ということで、思いきって金髪にカラコンデビューを果たしたばかりだったのに。
――――気づけば異世界?
金髪&淡いピンクの瞳が、聖女の色だなんて知らないよ……。
自前じゃない髪の色に、カラコンゆえの瞳の色。
本当は聖女の色じゃないってバレたら、どうなるの?
勝手に聖女だからって持ち上げておいて、聖女のあたしを護ってくれる誰かはいないの?
どこにも誰にも甘えられない環境で、くじけてしまいそうだよ。
まだ、たった15才なんだから。
ここに来てから支えてくれようとしているのか、困らせようとしているのかわかりにくい男の子もいるけれど、ひとまず聖女としてやれることやりつつ、髪色とカラコンについては後で……(ごにょごにょ)。
――なんて思っていたら、頭頂部の髪が黒くなってきたのは、脱色後の髪が伸びたから…が理由じゃなくて、問題は別にあったなんて。
浄化の瞬間は、そう遠くはない。その時あたしは、どんな表情でどんな気持ちで浄化が出来るだろう。
召喚から浄化までの約3か月のこと。
見た目はニセモノな聖女と5人の(彼女に王子だと伝えられない)王子や王子じゃない彼らのお話です。
※残酷と思われるシーンには、タイトルに※をつけてあります。
29話以降が、シファルルートの分岐になります。
29話までは、本編・ジークムントと同じ内容になりますことをご了承ください。
本編・ジークムントルートも連載中です。
Shadow★Man~変態イケメン御曹司に溺愛(ストーカー)されました~
美保馨
恋愛
ある日突然、澪は金持ちの美男子・藤堂千鶴に見染められる。しかしこの男は変態で異常なストーカーであった。澪はド変態イケメン金持ち千鶴に翻弄される日々を送る。『誰か平凡な日々を私に返して頂戴!』
★変態美男子の『千鶴』と
バイオレンスな『澪』が送る
愛と笑いの物語!
ドタバタラブ?コメディー
ギャグ50%シリアス50%の比率
でお送り致します。
※他社サイトで2007年に執筆開始いたしました。
※感想をくださったら、飛び跳ねて喜び感涙いたします。
※2007年当時に執筆した作品かつ著者が10代の頃に執筆した物のため、黒歴史感満載です。
改行等の修正は施しましたが、内容自体に手を加えていません。
2007年12月16日 執筆開始
2015年12月9日 復活(後にすぐまた休止)
2022年6月28日 アルファポリス様にて転用
※実は別名義で「雪村 里帆」としてドギツイ裏有の小説をアルファポリス様で執筆しております。
現在の私の活動はこちらでご覧ください(閲覧注意ですw)。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔法公証人~ルロイ・フェヘールの事件簿~
紫仙
ファンタジー
真実を司りし神ウェルスの名のもとに、
魔法公証人が秘められし真実を問う。
舞台は多くのダンジョンを近郊に擁する古都レッジョ。
多くの冒険者を惹きつけるレッジョでは今日も、
冒険者やダンジョンにまつわるトラブルで騒がしい。
魔法公証人ルロイ・フェヘールは、
そんなレッジョで真実を司る神ウェルスの御名の元、
証書と魔法により真実を見極める力「プロバティオ」をもって、
トラブルを抱えた依頼人たちを助けてゆく。
異世界公証人ファンタジー。
基本章ごとの短編集なので、
各章のごとに独立したお話として読めます。
カクヨムにて一度公開した作品ですが、
要所を手直し推敲して再アップしたものを連載しています。
最終話までは既に書いてあるので、
小説の完結は確約できます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる