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第11章:竜皇の宮殿
第10話:良心と悪意
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「ふふっ。まるで赤ちゃんのようなのデス……」
クォール=コンチェルトはチュパチュパと美味しそうに、アリス=アンジェラの右乳首を吸っていた。そして、骨だけになってしまった右手でアリス=アンジェラの左胸を揉み砕き、その中心部にある左乳首を摘まむ。アリス=アンジェラは時折、熱い吐息を漏らしながらも、半龍半人の青年を受け入れる。
クォール=コンチェルトは左眼と剥き出しになった右頭部から涙と脳みそを流れ出させながら、いつまでもアリス=アンジェラの両の乳首を弄り倒す。それから十数分ほどすると、アリス=アンジェラの針のように細い乳首ですら、ふっくらと膨れ上がってしまう。それほどまでにクォール=コンチェルトはこの可愛らしい乳首を愛でていた証拠でもあった。
クォール=コンチェルトは満足したのか、アリス=アンジェラの乳首から唇と右手を離し、憑き物が取れた表情になっていた。
「ありがとう、私の聖女よ。逝く前に十分に堪能させてもらった。私の息子を預けるに相応しい人物だ」
「息子? あのベビーちゃんのことデスカ?」
「そうだ。ディートという名前で、さぞかし男らしい名前だろ? だが、まだまだ甘えん坊なところが抜けない」
「そうデスネ。今、思い返せば、おっぱいのいじり方が貴方にそっくりだったのデス」
クォール=コンチェルトは骨が剥き出しになってしまった顔で赤面してしまうのであった。子は親に似るとは言うが、おっぱいのいじり方まで似てしまうのは、この上無く恥ずかしいことだ。しかしながら、これは往々にしてあることだ。親が子供に遺伝してほしくないことのひとつにあがるとすれば、やはり自分の性癖関連だ。
クォール=コンチェルトは女性の胸のサイズうんぬんにこだわりを持たないが、大きかろうが小さかろうが、丹ねんに愛撫するのをもっとうとしている。しかしながら、そんなことよりも、いじり方が似ていると言われては、立つ瀬が無いとはまさにこのことである。
「ごほん……。何にせよ、私は十分に堪能させてもらったよ。後は頼む。私の良心はここで死ぬ。そして、悪意が華開こうとするだろう」
「え!? 貴方を満足させたら、それで終わりじゃないんデス!?」
「いや……。その何というか……。貴女の乳首をもっと吸わせろと、悪意がやかましいのだ。こうなってしまった男が暴走するのもわかるであろう?」
「いえ……。性的経験の乏しいボクではわからないのデス」
アリス=アンジェラが気恥ずかしそうにそう言うと、骨が剥き出しの部分のほうが多くなってしまった半龍半人の青年がクックックっと意味ありげに笑うのであった。それに対して、ムッとした顔つきになるアリス=アンジェラであったが、聖女の表情に戻り、両手を抱き合わせ、創造主:Y.O.N.N様への祈りのポーズを取る。
すると、半龍半人の青年の身体に光輝く蝶が纏わりつき始める。半龍半人の青年は恍惚の表情を顔に映しながら、そのまま、天界へと昇っていくのであった。
アリス=アンジェラは残された彼の遺骸に、ポタポタと涙の雫を零す。そして、グイッと右腕の裾でその涙を拭き取り、崩れ始めだしたダンスホールのある一点を睨みつける。そこには、禍々しいオーラを纏った半龍半人がおり、アリス=アンジェラはひと目でその人物が竜皇の『悪意』だと察する。
「嬢ちゃん。俺にも良い想いをさせてくれよっ!」
「貴方に与える慈悲は、シャイニング・グーパンで十分デス!」
アリス=アンジェラは右手に神力を込める。そして、ギュッと右の拳を固め、振りかぶり、禍々しいオーラを放つ青年の顔面に向かって、それを突き立てる。
しかし、アリス=アンジェラの想いが込められたシャイニング・グーパンはその青年が翳した左手であっさりと受け止められる。さらにはその右の手首を左手で捻り上げ、臭い息をまんべんなく、アリス=アンジェラの顔に吹きかけるのであった。
「ああ、たまんねえ……。聖女の処女を奪い、駄女にしてやりたくなる匂いだ……」
「貴方にあげる処女など、持ち合わせていないのデス!」
アリス=アンジェラは右の手首を掴まれている状態から、左の手のひらに神力を集め、かの青年の右頬を左の拳でぶち抜く。禍々しいオーラを放つ青年はよろめきながら、アリス=アンジェラから身を離させられることになる。青年はベッ! と紫色の血が混じった唾を吐き、アリス=アンジェラを睨みつける。
アリス=アンジェラは禍々しい視線を正面から受けつつも、まったく怯む様子など、見せはしなかった。それどころか、ますます身体の奥底から神力を溢れ出させ、臨戦態勢へと移っていく。
「いいぜ。生意気な処女は嫌いじゃぁなぁぁぁい。強がりながら、そして、泣き叫んでいる処女を駄女にするのは、俺がもっとも好きなヤリ方だっ!!」
「獲物を前に舌なめずり。さすがは下衆なのデス! 下衆には制裁がお似合いなのデス!」
「なんだよっ! 俺にもそのちっぱいを楽しませてくれよぉぉぉ!!」
「うっさいのデス! ちっぱい言うなデス!」
アリス=アンジェラはキッ! と目力を貯めて、眼から光線を放つ。それが開戦の合図となり、ふたりは神力と竜力のぶつけ合いを始める。
アリス=アンジェラが右の手刀をすかさず叩きこもうとすれば、半龍半人は竜鱗で覆われている左腕を用いて、ガードする。まるで金属と金属がぶつかり合うような音が崩れ落ちていくダンスホールにコダマしていく。
しかしながら、アリス=アンジェラの手刀をガードしておきながら、半龍半人はまったく怯みもせずに右足を右から左へと振り回す。アリス=アンジェラは左わき腹をその右足で抉られることになり、ダンスホールの床を数度バウンドしながら、転げ回ることになる。
半龍半人の足もまた、硬い竜鱗で覆われていた。そのため、アリス=アンジェラはまるで金砕棒でぶん殴られたかのような衝撃を受けて、吹っ飛ばされたのである。だが、アリス=アンジェラは床を転げ回りながらも、すぐに姿勢を整え直し、床板を足裏で剥がしながら、半龍半人の方へとすっ飛んでいく。
アリス=アンジェラは左手を手刀の形にして、真っ直ぐに爪先を半龍半人の右肩やや下あたりにめり込ませる。半龍半人は痛みにより、鈍い表情となるが、痛みをこらえて、右肩周りの筋肉を委縮させる。だが、アリス=アンジェラは左手が筋肉に囚われる前に左手をそこから抜き出す。
半龍半人はチッ! と甲高く舌打ちし、女の顔を殴るのは趣味じゃねえっ! と言いながら、左の拳をアリス=アンジェラの右頬にぶち込むのであった。
クォール=コンチェルトはチュパチュパと美味しそうに、アリス=アンジェラの右乳首を吸っていた。そして、骨だけになってしまった右手でアリス=アンジェラの左胸を揉み砕き、その中心部にある左乳首を摘まむ。アリス=アンジェラは時折、熱い吐息を漏らしながらも、半龍半人の青年を受け入れる。
クォール=コンチェルトは左眼と剥き出しになった右頭部から涙と脳みそを流れ出させながら、いつまでもアリス=アンジェラの両の乳首を弄り倒す。それから十数分ほどすると、アリス=アンジェラの針のように細い乳首ですら、ふっくらと膨れ上がってしまう。それほどまでにクォール=コンチェルトはこの可愛らしい乳首を愛でていた証拠でもあった。
クォール=コンチェルトは満足したのか、アリス=アンジェラの乳首から唇と右手を離し、憑き物が取れた表情になっていた。
「ありがとう、私の聖女よ。逝く前に十分に堪能させてもらった。私の息子を預けるに相応しい人物だ」
「息子? あのベビーちゃんのことデスカ?」
「そうだ。ディートという名前で、さぞかし男らしい名前だろ? だが、まだまだ甘えん坊なところが抜けない」
「そうデスネ。今、思い返せば、おっぱいのいじり方が貴方にそっくりだったのデス」
クォール=コンチェルトは骨が剥き出しになってしまった顔で赤面してしまうのであった。子は親に似るとは言うが、おっぱいのいじり方まで似てしまうのは、この上無く恥ずかしいことだ。しかしながら、これは往々にしてあることだ。親が子供に遺伝してほしくないことのひとつにあがるとすれば、やはり自分の性癖関連だ。
クォール=コンチェルトは女性の胸のサイズうんぬんにこだわりを持たないが、大きかろうが小さかろうが、丹ねんに愛撫するのをもっとうとしている。しかしながら、そんなことよりも、いじり方が似ていると言われては、立つ瀬が無いとはまさにこのことである。
「ごほん……。何にせよ、私は十分に堪能させてもらったよ。後は頼む。私の良心はここで死ぬ。そして、悪意が華開こうとするだろう」
「え!? 貴方を満足させたら、それで終わりじゃないんデス!?」
「いや……。その何というか……。貴女の乳首をもっと吸わせろと、悪意がやかましいのだ。こうなってしまった男が暴走するのもわかるであろう?」
「いえ……。性的経験の乏しいボクではわからないのデス」
アリス=アンジェラが気恥ずかしそうにそう言うと、骨が剥き出しの部分のほうが多くなってしまった半龍半人の青年がクックックっと意味ありげに笑うのであった。それに対して、ムッとした顔つきになるアリス=アンジェラであったが、聖女の表情に戻り、両手を抱き合わせ、創造主:Y.O.N.N様への祈りのポーズを取る。
すると、半龍半人の青年の身体に光輝く蝶が纏わりつき始める。半龍半人の青年は恍惚の表情を顔に映しながら、そのまま、天界へと昇っていくのであった。
アリス=アンジェラは残された彼の遺骸に、ポタポタと涙の雫を零す。そして、グイッと右腕の裾でその涙を拭き取り、崩れ始めだしたダンスホールのある一点を睨みつける。そこには、禍々しいオーラを纏った半龍半人がおり、アリス=アンジェラはひと目でその人物が竜皇の『悪意』だと察する。
「嬢ちゃん。俺にも良い想いをさせてくれよっ!」
「貴方に与える慈悲は、シャイニング・グーパンで十分デス!」
アリス=アンジェラは右手に神力を込める。そして、ギュッと右の拳を固め、振りかぶり、禍々しいオーラを放つ青年の顔面に向かって、それを突き立てる。
しかし、アリス=アンジェラの想いが込められたシャイニング・グーパンはその青年が翳した左手であっさりと受け止められる。さらにはその右の手首を左手で捻り上げ、臭い息をまんべんなく、アリス=アンジェラの顔に吹きかけるのであった。
「ああ、たまんねえ……。聖女の処女を奪い、駄女にしてやりたくなる匂いだ……」
「貴方にあげる処女など、持ち合わせていないのデス!」
アリス=アンジェラは右の手首を掴まれている状態から、左の手のひらに神力を集め、かの青年の右頬を左の拳でぶち抜く。禍々しいオーラを放つ青年はよろめきながら、アリス=アンジェラから身を離させられることになる。青年はベッ! と紫色の血が混じった唾を吐き、アリス=アンジェラを睨みつける。
アリス=アンジェラは禍々しい視線を正面から受けつつも、まったく怯む様子など、見せはしなかった。それどころか、ますます身体の奥底から神力を溢れ出させ、臨戦態勢へと移っていく。
「いいぜ。生意気な処女は嫌いじゃぁなぁぁぁい。強がりながら、そして、泣き叫んでいる処女を駄女にするのは、俺がもっとも好きなヤリ方だっ!!」
「獲物を前に舌なめずり。さすがは下衆なのデス! 下衆には制裁がお似合いなのデス!」
「なんだよっ! 俺にもそのちっぱいを楽しませてくれよぉぉぉ!!」
「うっさいのデス! ちっぱい言うなデス!」
アリス=アンジェラはキッ! と目力を貯めて、眼から光線を放つ。それが開戦の合図となり、ふたりは神力と竜力のぶつけ合いを始める。
アリス=アンジェラが右の手刀をすかさず叩きこもうとすれば、半龍半人は竜鱗で覆われている左腕を用いて、ガードする。まるで金属と金属がぶつかり合うような音が崩れ落ちていくダンスホールにコダマしていく。
しかしながら、アリス=アンジェラの手刀をガードしておきながら、半龍半人はまったく怯みもせずに右足を右から左へと振り回す。アリス=アンジェラは左わき腹をその右足で抉られることになり、ダンスホールの床を数度バウンドしながら、転げ回ることになる。
半龍半人の足もまた、硬い竜鱗で覆われていた。そのため、アリス=アンジェラはまるで金砕棒でぶん殴られたかのような衝撃を受けて、吹っ飛ばされたのである。だが、アリス=アンジェラは床を転げ回りながらも、すぐに姿勢を整え直し、床板を足裏で剥がしながら、半龍半人の方へとすっ飛んでいく。
アリス=アンジェラは左手を手刀の形にして、真っ直ぐに爪先を半龍半人の右肩やや下あたりにめり込ませる。半龍半人は痛みにより、鈍い表情となるが、痛みをこらえて、右肩周りの筋肉を委縮させる。だが、アリス=アンジェラは左手が筋肉に囚われる前に左手をそこから抜き出す。
半龍半人はチッ! と甲高く舌打ちし、女の顔を殴るのは趣味じゃねえっ! と言いながら、左の拳をアリス=アンジェラの右頬にぶち込むのであった。
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