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第10章:アルピオーネ山脈
第7話:ベビー
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アリス=アンジェラたちは横穴の奥へとそろりそろりと進むのだが、前からの気配よりも、後ろから小動物が近づいてくることに注意を向けられることになる。振り返ると、そこにはよちよちと歩きながらアリス=アンジェラの後を遅れないように必死に歩いてくる幼竜の姿が見えたのであった。
「どうしたのデス? アリスが恋しくなりまシタ?」
「チュッチュッチュ……。アリスちゃんの厚顔不遜さにはあきれ果てるでッチュウ」
幼竜はアリス=アンジェラによって、鍋の出汁にされたというのに、まるで母竜にくっつくかのようにアリス=アンジェラに抱きかかえてもらった後、アリス=アンジェラの顔をペロペロと舐め始める。コッシロー=ネヅとしては、何をどう間違って、こうなってしまったのかわからない。幼竜がアリス=アンジェラの両腕を独占することになり、コッシロー=ネヅは元のケルビムの姿に戻り、自分の足で横穴の奥へと歩いて進むしかなくなってしまう。
「我輩という愛玩動物がいながら、アリスちゃんが浮気してしまったのでッチュウ」
「コッシローさん、嫉妬は見苦しいのデス。こう見ると、可愛いのデス。ボクの指を乳首でも吸っているかのように咥えこんで離さないのデス」
コッシロー=ネヅはそのアリス=アンジェラの言葉を聞き、思わず、ケッ! と不満気に息を吐く。コッシロー=ネヅはケルビムの時の姿は勇壮この上無いが、省エネモード状態の白ネズミの姿の時は、誰しもからモテモテなほどに愛くるしい姿だと思っている。だが、アリス=アンジェラの注意は今、全て幼竜に注がれている。しかも、アリス=アンジェラは幼竜にこっそりふところに忍び込ませていた非常食用のポテトスティックを食べさせている。
これがますますコッシロー=ネヅにとっては面白くない。それゆえか、コッシロー=ネヅはつい、要らぬ一言を口から漏らしてしまう。
「アリスちゃん。今、幼竜に与えているのはアリスちゃんが小腹が空いた時に食べるお菓子でッチュウよね? お前、アリスちゃんがそれを全部失くした時には、お前が代わりに食べられるのでッチュウ」
コッシロー=ネヅの言わんことを察したのか、幼竜はピギャーピギャー! と鳴きだすのであった。コッシロー=ネヅとしてはニヤリッと微笑んでしまうが、アリス=アンジェラが左手で拳を作り、ポカンッ! と軽く、コッシロー=ネヅの頭を叩く。
「ダメデス。赤ちゃんにそんなことを言っちゃ。ほら、怖くないでちゅヨォ。コッシローさんはやきもちを焼いているだけデスから」
「ピギャー? ピギャー? ピギャー?」
言葉は通じないが何となく、この幼竜の言いたいことがわかるアリス=アンジェラであった。幼竜は本当? 本当に本当? と尋ねてきていると思えてしまう。アリス=アンジェラは聖母のような微笑みを幼竜に対して、見せるのであった。幼竜は安心感を得たのか、ますますアリス=アンジェラにべったりと甘え始めるのであった。
「だ、ダメデス……。おっぱいを揉んでも、お乳は出ないのデス……」
「チュッチュッチュ。そのサイズのどこにお乳が詰まっているのでッチュウ?」
「コッシローさん、眼から光線なのデス!!」
アリス=アンジェラがもこもこの防寒具の上から、まさぐられるように幼竜に胸を揉まれていた。アリス=アンジェラは恥ずかしさを感じつつも、よしよし……と幼竜をあやしていたのだが、そこにまたしても要らぬ一言を口から発したのがコッシロー=ネヅであった。本当にやきもちはみっともないとは、今のコッシロー=ネヅにぴったり当てはまる言葉であった。
少しだけこんがり焼けてしまったコッシロー=ネヅを置き去りにして、アリス=アンジェラは足を滑らせないように注意しながら、幼竜を抱きかかえたままの恰好で横穴の奥へと進んでいく。奥に向かえば向かうほど、光源は少なくなっていくはずだというのに、この横穴の壁にはヒカリゴケと呼ばれるコケ類の量が段々と増えていくばかりであった。
そして、アリス=アンジェラは進んだ先で、思わず、おおお……と感嘆の声をあげざるをえなくなる。横穴は広い空間を持つ洞窟に繋がっていたのである。そして、自分は星々が輝く夜空の中に紛れ込んでしまったのではないか? と錯覚するようにヒカリゴケが明滅を繰り返していたのである。
「おう。アリス嬢ちゃん。いらっしゃい。なかなか幻想的な場所に繋がっていたな」
「ベリアル。どうしたのデス?」
「どうしたもこうしたもねえよ。別に大をしていたから、戻るのが遅れたわけじゃねえ。この洞窟の奥のさらに奥に行こうか、迷ってただけだ」
「チュッチュッチュ。気持ちはわかるのでッチュウ。晴れ渡った冬の夜空のほうが圧倒的にキレイでっちゅうけど、これはこれでワビサビを感じられるのでッチュウ」
「だな。俺の薄汚い心が洗われる気分だぜ」
「いや……。ベリアルの心はドス黒く汚れているのでッチュウ。何を自分は普通のニンゲンだとでも主張したいようなことを言っているのでッチュウ?」
コッシロー=ネヅのツッコミにベリアルは右手を額に当てつつ、これは一本取られたとばかりに、クハハッ! と軽快に笑ってみせる。そうした後、2本の足で立ち上がり、アンドレイ=ラプソティの下へ戻ろうかとコッシロー=ネヅに言うのであった。しかしながら、コッシロー=ネヅは渋い表情になってしまったために、ベリアルは何となく察するのであった。
「なるほどな。お前らが総出でやってきたのは、アンドレイがしっぽりと始めちまったのか」
「いや、その前段階だったチュウけど、始まるのも時間の問題だなと感じたので、アリスちゃんを連れて、ベリアルを探しにきたのでッチュウ」
「ふ~~~ん。アリス嬢ちゃんの将来のためにも、勉強しておいたほうが良いと思うけどな。それは置いておいて、すぐに戻るのもアレだな。あと3分は待ってやろう」
「こと自体は3分で終わるかもでッチュウけど、ピロトークの時間も考慮してやるのでッチュウ。なので、1時間ほど、時間を潰しておくべきでッチュウ」
ベリアルはまたしても1本取られたと思わざるをえない。コッシロー=ネヅはなかなかにウィットに飛んだ返しをしてくれるものだと感じてしまう。こっちの話に乗っておきながら、そこに一言、添えてくれるところに、この天界の騎乗獣の教養の深さに感心してしまうのであった。
しかしながら、いつも余計な一言でアリス=アンジェラの機嫌を損ねてしまっているのも、もったいないなと思ってしまうベリアルであった。知恵が回るからこそ、滑ってしまう。知恵者としてはよくよくあることだ。ベリアルが失言するのと、コッシロー=ネヅの失言のタイプはまるで違う。ベリアルは思ったことをそのまま言ってしまうことに対して、コッシロー=ネヅは狙いにいって。滑るのである。
しかしながら、今さっきのコッシロー=ネヅの返しは上手いと思ってしまったのも事実である。いつでも狙ってウケることは出来ようも無いが、それでも、今はコッシロー=ネヅのしてやったりといった表情を微笑しながら受ける他無いベリアルであった。
「どうしたのデス? アリスが恋しくなりまシタ?」
「チュッチュッチュ……。アリスちゃんの厚顔不遜さにはあきれ果てるでッチュウ」
幼竜はアリス=アンジェラによって、鍋の出汁にされたというのに、まるで母竜にくっつくかのようにアリス=アンジェラに抱きかかえてもらった後、アリス=アンジェラの顔をペロペロと舐め始める。コッシロー=ネヅとしては、何をどう間違って、こうなってしまったのかわからない。幼竜がアリス=アンジェラの両腕を独占することになり、コッシロー=ネヅは元のケルビムの姿に戻り、自分の足で横穴の奥へと歩いて進むしかなくなってしまう。
「我輩という愛玩動物がいながら、アリスちゃんが浮気してしまったのでッチュウ」
「コッシローさん、嫉妬は見苦しいのデス。こう見ると、可愛いのデス。ボクの指を乳首でも吸っているかのように咥えこんで離さないのデス」
コッシロー=ネヅはそのアリス=アンジェラの言葉を聞き、思わず、ケッ! と不満気に息を吐く。コッシロー=ネヅはケルビムの時の姿は勇壮この上無いが、省エネモード状態の白ネズミの姿の時は、誰しもからモテモテなほどに愛くるしい姿だと思っている。だが、アリス=アンジェラの注意は今、全て幼竜に注がれている。しかも、アリス=アンジェラは幼竜にこっそりふところに忍び込ませていた非常食用のポテトスティックを食べさせている。
これがますますコッシロー=ネヅにとっては面白くない。それゆえか、コッシロー=ネヅはつい、要らぬ一言を口から漏らしてしまう。
「アリスちゃん。今、幼竜に与えているのはアリスちゃんが小腹が空いた時に食べるお菓子でッチュウよね? お前、アリスちゃんがそれを全部失くした時には、お前が代わりに食べられるのでッチュウ」
コッシロー=ネヅの言わんことを察したのか、幼竜はピギャーピギャー! と鳴きだすのであった。コッシロー=ネヅとしてはニヤリッと微笑んでしまうが、アリス=アンジェラが左手で拳を作り、ポカンッ! と軽く、コッシロー=ネヅの頭を叩く。
「ダメデス。赤ちゃんにそんなことを言っちゃ。ほら、怖くないでちゅヨォ。コッシローさんはやきもちを焼いているだけデスから」
「ピギャー? ピギャー? ピギャー?」
言葉は通じないが何となく、この幼竜の言いたいことがわかるアリス=アンジェラであった。幼竜は本当? 本当に本当? と尋ねてきていると思えてしまう。アリス=アンジェラは聖母のような微笑みを幼竜に対して、見せるのであった。幼竜は安心感を得たのか、ますますアリス=アンジェラにべったりと甘え始めるのであった。
「だ、ダメデス……。おっぱいを揉んでも、お乳は出ないのデス……」
「チュッチュッチュ。そのサイズのどこにお乳が詰まっているのでッチュウ?」
「コッシローさん、眼から光線なのデス!!」
アリス=アンジェラがもこもこの防寒具の上から、まさぐられるように幼竜に胸を揉まれていた。アリス=アンジェラは恥ずかしさを感じつつも、よしよし……と幼竜をあやしていたのだが、そこにまたしても要らぬ一言を口から発したのがコッシロー=ネヅであった。本当にやきもちはみっともないとは、今のコッシロー=ネヅにぴったり当てはまる言葉であった。
少しだけこんがり焼けてしまったコッシロー=ネヅを置き去りにして、アリス=アンジェラは足を滑らせないように注意しながら、幼竜を抱きかかえたままの恰好で横穴の奥へと進んでいく。奥に向かえば向かうほど、光源は少なくなっていくはずだというのに、この横穴の壁にはヒカリゴケと呼ばれるコケ類の量が段々と増えていくばかりであった。
そして、アリス=アンジェラは進んだ先で、思わず、おおお……と感嘆の声をあげざるをえなくなる。横穴は広い空間を持つ洞窟に繋がっていたのである。そして、自分は星々が輝く夜空の中に紛れ込んでしまったのではないか? と錯覚するようにヒカリゴケが明滅を繰り返していたのである。
「おう。アリス嬢ちゃん。いらっしゃい。なかなか幻想的な場所に繋がっていたな」
「ベリアル。どうしたのデス?」
「どうしたもこうしたもねえよ。別に大をしていたから、戻るのが遅れたわけじゃねえ。この洞窟の奥のさらに奥に行こうか、迷ってただけだ」
「チュッチュッチュ。気持ちはわかるのでッチュウ。晴れ渡った冬の夜空のほうが圧倒的にキレイでっちゅうけど、これはこれでワビサビを感じられるのでッチュウ」
「だな。俺の薄汚い心が洗われる気分だぜ」
「いや……。ベリアルの心はドス黒く汚れているのでッチュウ。何を自分は普通のニンゲンだとでも主張したいようなことを言っているのでッチュウ?」
コッシロー=ネヅのツッコミにベリアルは右手を額に当てつつ、これは一本取られたとばかりに、クハハッ! と軽快に笑ってみせる。そうした後、2本の足で立ち上がり、アンドレイ=ラプソティの下へ戻ろうかとコッシロー=ネヅに言うのであった。しかしながら、コッシロー=ネヅは渋い表情になってしまったために、ベリアルは何となく察するのであった。
「なるほどな。お前らが総出でやってきたのは、アンドレイがしっぽりと始めちまったのか」
「いや、その前段階だったチュウけど、始まるのも時間の問題だなと感じたので、アリスちゃんを連れて、ベリアルを探しにきたのでッチュウ」
「ふ~~~ん。アリス嬢ちゃんの将来のためにも、勉強しておいたほうが良いと思うけどな。それは置いておいて、すぐに戻るのもアレだな。あと3分は待ってやろう」
「こと自体は3分で終わるかもでッチュウけど、ピロトークの時間も考慮してやるのでッチュウ。なので、1時間ほど、時間を潰しておくべきでッチュウ」
ベリアルはまたしても1本取られたと思わざるをえない。コッシロー=ネヅはなかなかにウィットに飛んだ返しをしてくれるものだと感じてしまう。こっちの話に乗っておきながら、そこに一言、添えてくれるところに、この天界の騎乗獣の教養の深さに感心してしまうのであった。
しかしながら、いつも余計な一言でアリス=アンジェラの機嫌を損ねてしまっているのも、もったいないなと思ってしまうベリアルであった。知恵が回るからこそ、滑ってしまう。知恵者としてはよくよくあることだ。ベリアルが失言するのと、コッシロー=ネヅの失言のタイプはまるで違う。ベリアルは思ったことをそのまま言ってしまうことに対して、コッシロー=ネヅは狙いにいって。滑るのである。
しかしながら、今さっきのコッシロー=ネヅの返しは上手いと思ってしまったのも事実である。いつでも狙ってウケることは出来ようも無いが、それでも、今はコッシロー=ネヅのしてやったりといった表情を微笑しながら受ける他無いベリアルであった。
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