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第4章:酒と天使

第7話R:フランクフルト

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 結局、アリス=アンジェラは生チュウ3杯を飲み、酩酊状態へと陥る。やれやれと首級くびを軽く左右に振りつつもアンドレイ=ラプソティはアリス=アンジェラを背負い、酒場兼食堂の隣にある宿屋の2階の一室にアリス=アンジェラを放り入れる。そして、自分はベリアルから救世主メシアの情報を手に入れるために、またもや食堂へと戻っていく。

 アリス=アンジェラははっきりとしない意識の中でも、木製の階段をブーツで踏む音に耳を傾ける。そして、その足音が完全に宿屋から消えた後、アリス=アンジェラはベッドの上で創造主:Y.O.N.N様に対して、祈りを捧げるポーズを取る。その途端、アリス=アンジェラが重ね合わせている両手からピンク色の蝶が部屋の四隅へと飛んでいく。

 天界の十三司徒すらその結界の中を感知できぬほどの強固な静寂の冥宮サイレント・メビウスが展開されることになる。さらにアリス=アンジェラは創造主:Y.O.N.Nに願い事を言う。

「創造主:Y.O.N.N様。アリスは悪い子なのデス。アリスに罰を与えてくだサイ」

 アリス=アンジェラは半天半人ハーフ・ダ・エンゼルゆえにその身体には天使の血が半分、ニンゲンの血が半分流れていた。そして、ニンゲンの血はアリス=アンジェラに大罪を背負わせる。その大罪を水で洗い流すためにも、天使の血は自分の身に罰を与えよと命じてくる。

 しかし、創造主:Y.O.N.Nは慈悲溢れる御方である。罰を欲しがるアリス=アンジェラに対して、麦酒ビールと太すぎるソーセージをお与えになったのだ。アリス=アンジェラは眼の前に置かれた麦酒ビールと太すぎるソーセージを見て、ゴクリッ……と喉を鳴らしてしまう。

「いけまセン。ボクが欲しいのは罰デス……。牛革製の鞭とか、熱く焼けた焼きゴテなのデス」

 アリス=アンジェラは陽がまだまだ高い所にあるというのに、麦酒ビールとソーセージを味わった罪を償うための罰を欲したのだ。しかし、創造主:Y.O.N.Nはそんなアリス=アンジェラを哀れに思い、このひとときだけは快楽に酔いしれても良いという慈悲を与えようとした。それゆえに太すぎるソーセージを加熱したのである。

 アリス=アンジェラは過熱されたことでパンパンに腫れあがって、湯気まで立ち昇っている太すぎるソーセージを見るや否や、勘違いをかます。これは拷問器具だと思ってしまったのだ。それゆえにアリス=アンジェラが長く太くパンパンに張り詰めて、さらにはこれ自体が溶岩のような熱さを持つソーセージをこれでもかと剥き出しの上半身に打ち付ける。

「あぅっ! あつぅいのデスっ! ソーセージから噴き出すお汁がアリスの肌を焼くのデスゥ!」

 アリス=アンジェラが勢いよくソーセージを身体に打ち付けるために、そのソーセージの先端からはこれまた勢いよく肉汁が噴き出し、さらにアリス=アンジェラの白い肌に紅い点を浮き立たせることになる。紅い点自体が熱を噴き出し、アリス=アンジェラはますます自分は自分で罰を与えている気分に浸ることが出来た。創造主:Y.O.N.Nは決して、アリス=アンジェラに対して、罰をお与えになろうとはしなかった。

 しかし、アリス=アンジェラは『痛みが快楽に変換される変態女』である。それゆえに創造主:Y.O.N.Nは考えをお改めになられ、アリス=アンジェラに罰ではなく、快楽を与える方向で調整し始める。長くしなやかなソーセージが振り回されることで、その身から熱が奪われていくはずであったが、アリス=アンジェラが熱心にソーセージの熱を甘受しようとすればするほど、そのソーセージの内熱は上がっていく。

 それと同時にソーセージの先端から飛び出す肉汁の熱量も上がる。アリス=アンジェラは背中に無数の紅い点を創り上げることになる。しかし、背中だけでは満足できなくなったアリス=アンジェラは上半身の前面に紅い点を描き始める。

 アリス=アンジェラはソーセージの皮が寄り集まる先端部分を丹念に細く尖った右の乳首へと当てる。そして、何を思ったのか、そのソーセージの中ほどから上端までを両手で絞り上げるような所作をする。アリス=アンジェラの思い描くイメージ通りに皮が寄り集まる先端部分から勢いよく大量の熱すぎる肉汁が飛び出ることになる。

「イギィ!」

 アリス=アンジェラはソーセージが発射した大量の熱すぎる肉汁を受けて、苦悶の表情となりながら、下の口から大量の肉汁を発射してしまうことになる。アリス=アンジェラはこの一発だけで果ててしまったのだ。両目はトロンと溶けてしまい、今の今まで罰を与えようと緊張していた頬も緩んでしまっている。右の乳首を中心に大量の肉汁がぶっかけられることになるが、アリス=アンジェラはそれを右手の指ですくい、美味しそうに舌で絡めとる。

 しかし、やはりソーセージはソーセージである。これが逞しい男の勇壮な男根であれば、アリス=アンジェラの痴態を見るや否や、またもやたくましく屹立していたであろう。大量の肉汁をアリス=アンジェラの右乳首に放射してしまったために、その太くて長くて熱々のソーセージはしなびれて、元のご立派なモノには戻らなくなってしまう。アリス=アンジェラはシクシクと悲しみながら、そのしわくちゃなソーセージを口の中に放り込み、創造主:Y.O.N.N様が用意してくれた麦酒ビールで胃の中に流し込んでしまう。

 そんな悲しみに暮れるアリス=アンジェラに対して、創造主:Y.O.N.Nはため息を吐きつつも、アリス=アンジェラのために新たなソーセージを用意する。それはまさに肉塊であった。太く長く熱々で、さらには中には肉汁がパンパンに詰まっていた。お肉棒というには表現が甘いほどのまさに『フランクフルト』であった。

 そのフランクフルトには男性器のような亀頭が付いており、その亀頭の先端には肉汁が飛び出るための亀裂がついていた。アリス=アンジェラはそのフランクフルト? を見るや否や、パッ! と明るい表情になってしまう。そして、火傷してしまいそうに熱いというのに、その焼きゴテを両手で優しく包み込み、さらにはその亀頭部分を丹念に舌で転がし始める。

「んぐっ、んぐっ。どんどん麦酒ビールが溢れてくるのデス……。熱すぎて、お口で受け止めれられないのデス……」

 アリス=アンジェラがそのフランクフルトを両手で支えながら、その先端部分から飛び出してくる黄金こがね色の液体をゴクゴクと喉の奥へと押下していく。しかし、そのホット麦酒ビールはアリス=アンジェラの喉を焼くために、アリス=アンジェラは口内が麻痺してきてしまう。ついにはアリス=アンジェラはそのホット麦酒ビールを飲み切ることを諦める。

 しかし、この黄金こがね色の液体を味わいたい気持ちは失っておらず、フランクフルトの先端から勢いよく飛び散る黄金こがね色の液体を顔全体で受け止めようとしたのだ。アリス=アンジェラは今まさに聖女おとめではなく駄女だめ、もしくは堕女おとめのように、黄金こがね色の液体で眉目秀麗な顔を汚しまくったのである。
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