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異世界の替え歌
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替え歌なら、尚更、ちゃんと聞かないとな。
覚えて、船長に報告しなきゃいけねえし。
「う~み~は、赤い~な。大きい~な~。
青~いどう~く~つ、いり~ぐ~ち~。」
おいおい。マジか。
青い洞窟が入り口って、お宝のありかかよ?
「ま~え~に、進め~ば。戻さ~れる~。
後ろ~に進め~ば、先に~行く~。」
なんだコリャ。
なぞなぞかよ。
「獣~が、うじゃう~じゃ。怖い~よ~。
蛇~に、コカト~リス、バジリ~スク~。」
はああ?
マジか。バジリスクとか、伝説の生き物だろ。
「石~に、なった~ら、鏡~を~。
石~を挟んで~合わせ~鏡~。」
石になるのかよ。
戻し方教えてくれるなんて、親切だな。
「あ~と~は、かんた~ん。なぞな~ぞだ~。
おま~えな~ら、解けるの~さ。」
最後も教えてくれよ。
親切なのかなんなのか。
頭を抱えて、どう船長達に伝えたものか考える。
俺は意識してなかったが、巻き貝を耳につけたままで、苦悩していた。
「…ここは、意外と良い所だけど、怖い所もある。悪いやつもいる。特にエルフには気をつけて。利用しても良いけど、信用しちゃダメだよ。歌の洞窟の中に、エルフは入れちゃダメ。」
…は?
何だよ。それ。
エルフ?
エルフなんているのか?
信用するなって、この世界のエルフって極悪なのか?
これは、船長にどう報告すりゃいいんだ?
「ま、頑張って。ヒントは他にもあるから。以上、浅井正人より。」
それを最後にブツリっと音声が途絶えた。
軽いな。アサイー帝。いや、浅井正人さんか。
さあて、どう報告するかな。
エルフはヤバいんだよな?
「サイ?どう?」
「オル。ダメよ。サイちゃんの邪魔になっちゃう。」
オルが待ちきれなさそうだ。
副船長が止めてくれてるが、周りもオルと同じ気持ちだろう。
とりあえず、歌の部分は伝えて大丈夫だろう。
残りの部分は言うにしても、船長にだけ、先に話そう。
そう決めた俺は、巻き貝を耳から離して顔を上げた。
ひいい。コーネルさんがすぐそばに。
何でこの人、こんなに怖えんだろうな。
すげえ綺麗だとは思うけどよ。
と、いけねえ。
船長がこっち睨んでる。
とりあえず、報告が先だ。
でないと、蹴られる。
覚えて、船長に報告しなきゃいけねえし。
「う~み~は、赤い~な。大きい~な~。
青~いどう~く~つ、いり~ぐ~ち~。」
おいおい。マジか。
青い洞窟が入り口って、お宝のありかかよ?
「ま~え~に、進め~ば。戻さ~れる~。
後ろ~に進め~ば、先に~行く~。」
なんだコリャ。
なぞなぞかよ。
「獣~が、うじゃう~じゃ。怖い~よ~。
蛇~に、コカト~リス、バジリ~スク~。」
はああ?
マジか。バジリスクとか、伝説の生き物だろ。
「石~に、なった~ら、鏡~を~。
石~を挟んで~合わせ~鏡~。」
石になるのかよ。
戻し方教えてくれるなんて、親切だな。
「あ~と~は、かんた~ん。なぞな~ぞだ~。
おま~えな~ら、解けるの~さ。」
最後も教えてくれよ。
親切なのかなんなのか。
頭を抱えて、どう船長達に伝えたものか考える。
俺は意識してなかったが、巻き貝を耳につけたままで、苦悩していた。
「…ここは、意外と良い所だけど、怖い所もある。悪いやつもいる。特にエルフには気をつけて。利用しても良いけど、信用しちゃダメだよ。歌の洞窟の中に、エルフは入れちゃダメ。」
…は?
何だよ。それ。
エルフ?
エルフなんているのか?
信用するなって、この世界のエルフって極悪なのか?
これは、船長にどう報告すりゃいいんだ?
「ま、頑張って。ヒントは他にもあるから。以上、浅井正人より。」
それを最後にブツリっと音声が途絶えた。
軽いな。アサイー帝。いや、浅井正人さんか。
さあて、どう報告するかな。
エルフはヤバいんだよな?
「サイ?どう?」
「オル。ダメよ。サイちゃんの邪魔になっちゃう。」
オルが待ちきれなさそうだ。
副船長が止めてくれてるが、周りもオルと同じ気持ちだろう。
とりあえず、歌の部分は伝えて大丈夫だろう。
残りの部分は言うにしても、船長にだけ、先に話そう。
そう決めた俺は、巻き貝を耳から離して顔を上げた。
ひいい。コーネルさんがすぐそばに。
何でこの人、こんなに怖えんだろうな。
すげえ綺麗だとは思うけどよ。
と、いけねえ。
船長がこっち睨んでる。
とりあえず、報告が先だ。
でないと、蹴られる。
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