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幼少期編

16話

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…………………………ん?僕の見間違いかな。
お父様のレベルが72って見えたんだけど.........。見間違いだよねぇ?
しかも、お母様の方も65って見えたような..........。違うよね?お母様がこんなに強いはずがないよね?








「ん?零、急にぼーっとしてどうしたんだ?」

「………はっ!今ね~、お父様のレベルが72って見えたんだけど...やっぱり見間違いだよね~。」

「?僕のレベルは72だけど、それがどうしたんだい?」

「えっ?じゃあ、お母様のレベルも本当に65...?」

「ええ、そうよ。何をそんなに驚いているのよ~?私たちはそこそこ有名なんだからね!」







えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
Lv:70を超えている人って世界で8人しかいないんだよね?
えっ?っていうことはお父様はそのうちの1人っていうこと?えっ?マジで言ってる?







「ふぇ!Lv:70を超えている人は8人しかいないんだよね?!」

「あぁ、そうだなぁ。僕以外、個性が強くてとても面白い人たちだよ。」

「ふふふ。そうねぇ、あの人たちは変態というかなんというか、人たちよ。もう少し大きくなったら紹介するつもりだから、覚えておいてね。」

「やっぱり、お父様は世界最強と呼ばれている人たちの1人なの?」

「さっきからそう言っているだろう。まぁ、そこら辺の話をしてなかったからなぁ、仕方ないか。」

「あら、旦那様。言っていなかったのですか?てっきり言っているのだと思っていましたわ。」





はい、お母様。そんな話は全く聞いたことがありませんよ!
そんな楽しそうな話、僕が聞き逃すはずがないでしょう!教えてもらおーっと!





「はいはいっ!僕、お父様やお母様のこと知りたいな~。教えてほしいな~。」

「ふふふ。そんな面白い話ではないわよ。」

「そうだなぁ、まぁ3歳になったし大丈夫かな。じゃあまずは、僕と花蓮の出会いから始めようかなー。あれは、僕がまだBランク冒険者のときで........................




















===================================




















「………………という感じに僕たちは出会い、こうして夫婦になれたんだ。いやー、決められた運命に逆らうと決めたときはなりふり構わず使えるものは使っていたから、いつの間にかLv:72っていう世界最強クラスの所にきちゃったんだよねー。」

「いや、凄いね~。うん。思っていたよりも壮絶だったよ。うん...。」







いや、うん。凄かったよ。
話を聞いているだけなのに鳥肌がたつぐらい.........。面白さの欠片もなかったね.........。

だってさー、お父様とお母様の称号に[運命を変えた者]ってあるから、どんなことをしたんだろうって軽く気にはなっていたんだよ?この機会に全て教えちゃうって...何でよ......僕知りたくなかったよ.........。

蓋を開けてみれば、思っていたより酷いし、昼ドラのドロドロ三角関係が可愛く見えるぐらいのえげつない話って普通にやばくない?まだ、僕3歳だよ?普通こういうの聞かせないよね?
確かに僕が知りたいって言ったけどさ~。こういうのじゃない......。

しかもね、話を聞いててたまにお父様が「…………もっと絞めとけば良かった。」とか「…………指よりXXXピーーを切り落とした方がもっと効果的だったかな」とか言うんだよ?普通に怖いわ!?なんのことか聞けなかったよ?!

さらにはさ、お母様も「ふふふふふ。」とか黒い笑顔で笑っては、真顔で「………………死ね、まじで殺す」とかぼそって言っているんだよ!?いつものお母様に戻ってよ!!!

ただでさえ、話を聞いているだけで鳥肌がたつのに、お父様とお母様のせいで寒気が止まらなかったし、地獄のような時間だったね.........。精神的に死ぬ.........。












「…………ねぇ。もうその人たちはいない?皆で一緒に暮らせる?」




お父様が排除したとか言っていたし、もうこの世にはいないと思うけどね...。
心配だから聞いとこ。せっかくここの皆と仲良くなれたのに離れるのは嫌だしね~。




「えぇ、皆とずっと一緒よ。うふふ、今、私はきっと世界中の誰よりも幸せだわ。だって、貴方と旦那様、皆がいつもそばにいてくれるんですもの。これほど幸せなことはないわ。」

「ははは、嬉しいことを言ってくれるな、花蓮は。僕はいつまでも君のそばにいるよ。花蓮を誰よりも愛してる♡」

「旦那様!私も愛していますわ♡大好きですわ♡」






















あーあ。お父様たちがイチャイチャしだした~。
あぁなると、長い間、2人だけの世界からもどってこないし、お父様たちのステータスを参考に勝手に隠蔽しとこっと。













特殊スキルは3個に抑えて、称号もいらんやつは消してっと。













あぁ、いつまでも、新婚さんな両親を持つと大変だな~。
待ち時間が長いし、見てる方が恥ずかしいし........。
























あぁ、早く2人だけの世界から戻って来ないかな~。



























_________________________________

はーーーい!お久しぶりでーす。
そこまで経ってはない気もするけど、感覚的にはすごい久しぶり~。

どーも、黒雨でーーーす!

なんかね~、今謎にテンションが高いの~(笑)
なんでだろう~?ほんと謎~。


ね!ね!聞いて聞いて!
今日、6月16日、私の誕生日なの!いぇーーーーい☆

また1つ年をとってしまったぜ!うぇーーーい!大人の階段のーぼるー♪


年をとるっていいことなのか悪いことなのかわからないなーーー。
実際、どうなんでしょうね~。




まぁ、そんな訳でお誕生日の話を投稿したかったのに、まだ、零くん3歳だし、白はまだ出てきてないしで、投稿できなーーーい。番外編で書いているけど、投稿できなーい。かなピヨ。ピヨピヨ子。





っていうことで、謎にテンションの高かった黒雨でしたー。
最後まで見てくれてありがとう!

ではでは~、バイバイキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
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