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泉 龍之介

前戯のお手本 3 ※

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──すげぇ、マジで乳首だけでイッた…。


しんと静まり返った部屋に、レイさんの荒い息遣いが響く。
トモさんのテクがすげぇのか、レイさんの身体が敏感なのか…まぁどっちもだろうけど。

俺はさせたことないけど、女が乳首だけでイけるってのは知ってた。
でも男も乳首だけでイけるなんて知らなかったし見るのも初めてで。
隣にいるじゅんくんなんて、「えっろ…」って言って前屈みになってるし。

でも、気持ちは分かる。

俺は今のところ男相手はひなでしか勃たないけど、レイさん相手でもいけそうだな…なんて失礼なことを考えた。
そして、ひなも開発したら乳首だけでイけるようになんのかな…見てみてぇな…と想像したら勃った。


「上半身で気持ちよくしてやったら、次は下半身だ。下半身も上半身と同じく、すぐに一番気持ちいい場所に触るんじゃなくて焦らしながら触っていくといいぞ。足の指を舐めるとか、膝の裏を舐めるとかな。あと足の付け根と、この玉とアナルの間の蟻の門渡りってとこは、焦らすのに最適だ」


そう話しながらトモさんの指がM字に開いたレイさんの脚の付け根を指先でスリスリと撫でると、一度イッて萎えていたちんこがむくむくとまた持ち上がり始めて。
そしてレイさんの脚の間に跪いたトモさんがレイさんの脚の指をちゅっちゅっと音を立てて一本一本しゃぶり、足の指の間を舐め、ふくらはぎをたどって膝の裏を舌先でくすぐる頃にはレイさんのちんこはすっかり硬さを取り戻し、鈴口から我慢汁が溢れ出していた。


「これからフェラをしていくけど、今日は時間の都合上、俺からレイにだけする。まあタチがネコにフェラするのもネコがタチにフェラするのもやり方は同じだからしっかり見とけよ」


フェラし始めたらレイがイクまでノンストップでするから、先に説明だけしておくな、と、再びレイさんの身体を俺達から見て横向きに座らせると、レイさんのちんこが俺達にちゃんと見えるように脚を下ろさせ、竿を握った。


「ぁん……っ」

「ちんこに関してはみんなオナニーで使うだろうから、どこをどう触れば気持ちいいか大体わかってると思う。竿はあんまり敏感じゃないから弱い刺激だとそんなに気持ちよくない。逆に亀頭や裏筋は敏感だからあんまり強くしすぎると痛みが出る。フェラも手でするのと同じような力加減ですればまず間違いない」


トモさんは下に下ろした状態で大きく開かせたレイさんの脚の付け根を擽るように舌先で舐め、玉袋の中身をコロコロと転がしたりハムハムと唇で甘噛みしてから、竿にべたっと舌の表面をくっつけてずりずりと上下に動かす。

しばらくそうやって竿を刺激していると、鈴口から溢れ出した我慢汁が裏筋をつたって竿に流れてきて、それを美味そうに啜り、裏筋を優しく何度かぺろぺろと舐め、亀頭を包み込むように唇の内側でちゅうと吸い付いた。


「あぁっ…!ぁは、あああん…っ」


唇の内側の柔らかい部分をあてながらちゅぽちゅぽと吸ったり離したりを繰り返され、その合間に柔らかくした舌の表面でぬるぬると亀頭やカリ首を舐め回されて、レイさんは気持ち良さそうな声を上げて身悶えている。

歯を当てないように何度も出し入れされ、亀頭をべろべろと舐められながら竿を絶妙な力加減で扱かれて、気持ち良さのあまりガクガクと痙攣し始めたレイさんは、ビンビンに尖った乳首を自分の指先で転がし始めた。


「はぁ…やらしー。俺にちんこ舐められながら自分でおっぱいいじってんの?気持ちいい?」

「あぁん……あぅ…っ、ぁ、きもちぃ、きもちいい…っ」


レイさんの反応を見て目を細めたトモさんが、ぐぽぐぽと激しい音を立てて口の中にレイさんのちんこを出し入れしながら竿を扱くのに合わせ、レイさんも自分の乳首をくにくにと押しつぶすように捏ねながら腰を前後に揺らして。


「だめだめだめっ、またいっちゃう!あ、あ、い…っく、いく、いくう……っ!」


びくんと大きく痙攣し、ベッドに倒れ込んだレイさんのちんこを咥えたまま、ゆるゆると頭を動かして管に残った精液まで吸い出したトモさんがちゅぽっと音を立てて口を離すと、唾液にまみれたレイさんのちんこがくったりと力なく下を向き、管に少しだけ残っていたらしい粘ついた液がとろっと糸を引きながら床に垂れた。


「はぁっ、は、はぁ……っ」

「レイ、大丈夫か?」

「んん…とも…ぎゅうして…あとちゅうも……」

「ん」


ぐったりと横たわるレイさんにねだられて覆いかぶさったトモさんがレイさんの唇を塞いで…もう完全に名前忘れたけど、なんとかって言う何種類かのキスを繰り返して、くちゅくちゅと舌を絡ませる。

講習だってことを忘れるぐらい自然な…まるで恋人同士のようなやり取りについ見入ってると、トモさんがレイさんの身体を抱き起こしてまた正面を向かせた。


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