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一章
ワイルドボアの討伐
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セドの家を後にして冒険者ギルドへと向かう。
そして冒険者ギルドに着いて中に入ると今まで騒がしかったギルド内が一気に静かになった
だがそんなのをいちいち気にしていてもアレなのでスルーして依頼書が掲示されている掲示板まで行く。
確か依頼は自分のランクより一個下から自分のランクまでが受けれるとセドから聞いているので、最初はBランクの依頼を受けてみる事にした。
「お、これとか良いかも」
ピッと依頼をボードから取ると受付まで持って行く。
今回選んだのはワイルドボアの群れの討伐だ
ワイルドボア自体はそこまで強くないらしいが、群れになると驚異度が一気に跳ね上がるらしい。
「ミラさん、依頼受けに来たよ、これお願い。」
「イサギさん!冒険者ギルドへようこそ。依頼書拝見させていただきます.......はい、受理いたしますね。」
そう言ってポンっとスタンプを押し、依頼書をワシに渡す。
「初めての依頼ですがなにか確認事項はありますか?」
「いや、以前ここで魔物についての本を読ませてもらったから特には。」
「かしこまりました。どうぞお気をつけて言って来てくださいね。」
「はい、行って来ます」
そう言ってワシはニコリと笑うと冒険者ギルドを後にする
依頼書をに書いてある村は...
「アジの村、ここか」
ワシはアジの村の入り口に立っている見張りの人に声をかける
「すみません、冒険者ギルドで依頼を受けて来ました、イサギです」
そう言ってワシはギルドカードを見せる
「えっ!?A級冒険者!?失礼ですが他にも仲間の方がいらっしゃるのですか...?」
「いや、ワシ一人だけど」
「あの...ワイルドボアの群れの討伐ですよ?とてもではないけど一人では無理なのでは...」
「おい、どうかしたのかね?」
見張りの人とワシが話していると一人のお爺さんが村の中からこちらへやって来て話しかけて来た。
「そ、村長!いえ、実は今A級冒険者の方が依頼書を持ってきていて...」
「おぉ!あのワイルドボアの群れの討伐依頼を受けてくださるのかね!ささ、どうぞ中へ」
「ですがお一人でですよ!?」
「だがA級の冒険者なのであろう?であれば問題はない、さ、えーと名前は?」
「イサギです」
「イサギさん!どうぞ私の家まで案内します。」
そう言って案内をしてくれる
「ささ、イサギさん、お茶をどうぞ。」
「ありがとうございます、村長」
お茶を貰いながら今回のワイルドボアの群れの討伐について詳しく話を聞く
「分かりました、ではこれから討伐に行って来ます」
「お願いします、イサギさん」
そう言って頭を下げる村長。
ワシも村長に頭を下げると一人森の中へ入って行く
ふむ、これがワイルドボアの足跡...
あそこの草もワイルドボアの仕業だな
この方向を進めばおそらく...
そうやってワイルドボアの痕跡を辿っていると
「居た。」
ワシは気配を消すようにこっそりとワイルドボアの群れを見つめる
ワイルドボアの群れは確かに驚異なのだが、コイツらは意外とボスを討伐さえすれば簡単で、ボスが居なくなれば統率力が無くなり一気に瓦解する。
後はそいつらを大規模魔法なりなんなりで殲滅すれば簡単だ。
ワシはワイルドボアのボスを見つける
居た!あの一際大きいのがワイルドボアのボスか
一応スマホで鑑定しておく
すると、なんとコイツだけ魔法無効化のユニーク個体らしい。
とすると物理攻撃だけか...
物理攻撃は得意だからまあ問題はないか
よしっ、三、二、一っ!
ダンっとその場で足を踏み出すと一気に群れの真ん中にいるボスの所まで飛んでいき、挨拶代わりに脳天に足技を叩き込む。
「ブギっ!!!」
すると少しフラつき頭を振るワイルドボアのボス
「プギィィィィィッ!!!」
怒ったボスがこっちに突進してくる
それと同時に周りのワイルドボアも連携してこちらの邪魔をしてくる
うん、絶妙に鬱陶しい。
そう思ったワシはワイルドボアのボスと自分だけの空間を作る為に炎の壁で周りを囲う。
「さぁ、これで邪魔はないぞ」
「ブルルルッ!!」
「今日は早く帰らないといけなくてね、悪いが三撃で死んでもらおうか。」
そうワシが言うとワイルボドボアのボスが怒りに任せて突進してくる
ワシは深呼吸をし、目を閉じる
やはり不思議と技名や体の動かし方、どのタイミングでどう動けば相手がどうなるのかが分かる。
「この技は三撃の足技で必ず絶命する...ケルベロス!」
一撃目、まず平衡感覚を狂わせる
ワシは勢いよく突っ込んできたワイルドボアのボスに回し蹴りを喰らわせる
二撃目で視界を奪う
足を振り上げ、フラフラしているワイルドボアのボスの眉間にかかと落としをする
そして三撃目
心臓部分に強烈な蹴りを入れ、心臓だけを破裂させる
そうして必ず絶命する
「ギィィィィィッ!!!」
ズドンッ!!
「技名ダサいけどまあ良いか」
さてと、そろそろこの炎の壁を解除して残りのワイルドボアを殲滅しなければ
フッと炎の壁を消すとすでに統率力を失った有象無象のワイルボドボアたちが居た
ワシとボスを見た途端今まで以上に散り散りに逃げようとするワイルボドボア
「逃がさない」
そう言ってワシは広範囲殲滅魔法を展開した。
「火炎流星群」
この広範囲殲滅魔法はロックオンしたターゲットに必ずあたる追尾式広範囲殲滅魔法だ。
森で火は厳禁って?
大丈夫、ワシは水属性の魔法も使えるから燃える前に消すよ
暫くワイルドボアの群が壊滅するのを待っているとようやく最後の一匹が死んだので死体をマジックバックに入れていく
「さてと、村長に報告しに行くか」
「ありがとうございます、イサギさん、これで平穏に皆が過ごすことができます」
「いえ、仕事ですので。では村長、ワシは急ぎますのでこれで。」
「分かりました、本当にありがとうございました。」
早く帰ってレオンを迎えに行かないと
そして冒険者ギルドに着いて中に入ると今まで騒がしかったギルド内が一気に静かになった
だがそんなのをいちいち気にしていてもアレなのでスルーして依頼書が掲示されている掲示板まで行く。
確か依頼は自分のランクより一個下から自分のランクまでが受けれるとセドから聞いているので、最初はBランクの依頼を受けてみる事にした。
「お、これとか良いかも」
ピッと依頼をボードから取ると受付まで持って行く。
今回選んだのはワイルドボアの群れの討伐だ
ワイルドボア自体はそこまで強くないらしいが、群れになると驚異度が一気に跳ね上がるらしい。
「ミラさん、依頼受けに来たよ、これお願い。」
「イサギさん!冒険者ギルドへようこそ。依頼書拝見させていただきます.......はい、受理いたしますね。」
そう言ってポンっとスタンプを押し、依頼書をワシに渡す。
「初めての依頼ですがなにか確認事項はありますか?」
「いや、以前ここで魔物についての本を読ませてもらったから特には。」
「かしこまりました。どうぞお気をつけて言って来てくださいね。」
「はい、行って来ます」
そう言ってワシはニコリと笑うと冒険者ギルドを後にする
依頼書をに書いてある村は...
「アジの村、ここか」
ワシはアジの村の入り口に立っている見張りの人に声をかける
「すみません、冒険者ギルドで依頼を受けて来ました、イサギです」
そう言ってワシはギルドカードを見せる
「えっ!?A級冒険者!?失礼ですが他にも仲間の方がいらっしゃるのですか...?」
「いや、ワシ一人だけど」
「あの...ワイルドボアの群れの討伐ですよ?とてもではないけど一人では無理なのでは...」
「おい、どうかしたのかね?」
見張りの人とワシが話していると一人のお爺さんが村の中からこちらへやって来て話しかけて来た。
「そ、村長!いえ、実は今A級冒険者の方が依頼書を持ってきていて...」
「おぉ!あのワイルドボアの群れの討伐依頼を受けてくださるのかね!ささ、どうぞ中へ」
「ですがお一人でですよ!?」
「だがA級の冒険者なのであろう?であれば問題はない、さ、えーと名前は?」
「イサギです」
「イサギさん!どうぞ私の家まで案内します。」
そう言って案内をしてくれる
「ささ、イサギさん、お茶をどうぞ。」
「ありがとうございます、村長」
お茶を貰いながら今回のワイルドボアの群れの討伐について詳しく話を聞く
「分かりました、ではこれから討伐に行って来ます」
「お願いします、イサギさん」
そう言って頭を下げる村長。
ワシも村長に頭を下げると一人森の中へ入って行く
ふむ、これがワイルドボアの足跡...
あそこの草もワイルドボアの仕業だな
この方向を進めばおそらく...
そうやってワイルドボアの痕跡を辿っていると
「居た。」
ワシは気配を消すようにこっそりとワイルドボアの群れを見つめる
ワイルドボアの群れは確かに驚異なのだが、コイツらは意外とボスを討伐さえすれば簡単で、ボスが居なくなれば統率力が無くなり一気に瓦解する。
後はそいつらを大規模魔法なりなんなりで殲滅すれば簡単だ。
ワシはワイルドボアのボスを見つける
居た!あの一際大きいのがワイルドボアのボスか
一応スマホで鑑定しておく
すると、なんとコイツだけ魔法無効化のユニーク個体らしい。
とすると物理攻撃だけか...
物理攻撃は得意だからまあ問題はないか
よしっ、三、二、一っ!
ダンっとその場で足を踏み出すと一気に群れの真ん中にいるボスの所まで飛んでいき、挨拶代わりに脳天に足技を叩き込む。
「ブギっ!!!」
すると少しフラつき頭を振るワイルドボアのボス
「プギィィィィィッ!!!」
怒ったボスがこっちに突進してくる
それと同時に周りのワイルドボアも連携してこちらの邪魔をしてくる
うん、絶妙に鬱陶しい。
そう思ったワシはワイルドボアのボスと自分だけの空間を作る為に炎の壁で周りを囲う。
「さぁ、これで邪魔はないぞ」
「ブルルルッ!!」
「今日は早く帰らないといけなくてね、悪いが三撃で死んでもらおうか。」
そうワシが言うとワイルボドボアのボスが怒りに任せて突進してくる
ワシは深呼吸をし、目を閉じる
やはり不思議と技名や体の動かし方、どのタイミングでどう動けば相手がどうなるのかが分かる。
「この技は三撃の足技で必ず絶命する...ケルベロス!」
一撃目、まず平衡感覚を狂わせる
ワシは勢いよく突っ込んできたワイルドボアのボスに回し蹴りを喰らわせる
二撃目で視界を奪う
足を振り上げ、フラフラしているワイルドボアのボスの眉間にかかと落としをする
そして三撃目
心臓部分に強烈な蹴りを入れ、心臓だけを破裂させる
そうして必ず絶命する
「ギィィィィィッ!!!」
ズドンッ!!
「技名ダサいけどまあ良いか」
さてと、そろそろこの炎の壁を解除して残りのワイルドボアを殲滅しなければ
フッと炎の壁を消すとすでに統率力を失った有象無象のワイルボドボアたちが居た
ワシとボスを見た途端今まで以上に散り散りに逃げようとするワイルボドボア
「逃がさない」
そう言ってワシは広範囲殲滅魔法を展開した。
「火炎流星群」
この広範囲殲滅魔法はロックオンしたターゲットに必ずあたる追尾式広範囲殲滅魔法だ。
森で火は厳禁って?
大丈夫、ワシは水属性の魔法も使えるから燃える前に消すよ
暫くワイルドボアの群が壊滅するのを待っているとようやく最後の一匹が死んだので死体をマジックバックに入れていく
「さてと、村長に報告しに行くか」
「ありがとうございます、イサギさん、これで平穏に皆が過ごすことができます」
「いえ、仕事ですので。では村長、ワシは急ぎますのでこれで。」
「分かりました、本当にありがとうございました。」
早く帰ってレオンを迎えに行かないと
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