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一章
持ち物チェック
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ハシノヤの宿で無事にチェックインを済ませる事が出来た。
「あー、疲れた」
そう言うとワシはオンボロベッドにボスンッと横たわる。
「全く、なんでこんな事になってるんだよー」
あぁ、本当なら今日は美容室でみんなと一緒に試作品のシャンプーセットとボディソープを試したりしている所だったのに...
いや、嘆いている暇はないぞ
とにかく荷物確認をしなければ。
そう思いワシは斜めがけのカバンを開ける。
するとなんて事でしょう、まるで中身がブラックホールのように真っ暗ではありませんか!
...いやいや、何で?
さっきまで普通のカバンだったじゃん!?
恐る恐る手を入れてみると頭の中に鞄の中身が浮かび上がる
コレってもしかして、いや、そんな...
マジックバック!?
取り敢えず頭の中で全部取り出したいと思ってみるとポンっとベッドの上に鞄の中身の荷物が全部出て来た。
取り敢えずスマホを確認してみる
...ん?
なんかスマホの画面にMAP機能、鑑定機能、写真機能っていうアプリしか無いんだが...
いや、意味はわかるの、意味は。
取り敢えずMAP機能を開いてみる
するといつもお世話になっているGoo◯le先生のMAP機能がこの国、ミドラム王国の地図になってるー!?
だがものすごく助かる。
ナビも使えるし建物の中も案内してくれるし!
えーと、他は鑑定か...
鑑定のアプリを起動してみるとカメラの画面になり持ち物が鑑定できるようになった。
なになに?
・バック マジックバック(時間停止機能)
・ハサミセット 不壊、刃こぼれなし
・シャンプーセットボディソープ 高品質、減らない
・スマホ MAP機能、鑑定機能、写真機能
充電不要
・財布 ミドラム王国のお金に変換されている
減ることがない
無くしても元に戻ってくる機能付き
・ペットボトル 烏龍茶、飲んでも減らない
・調理パン 食べても減らない
・チョコレート 食べても減らない
・メモ帳とボールペン 不壊、減らない
うひぃ、何てこった
コレはすごいな...
自分も鑑定出来るだろうか?
ワシはカメラに自分を映してみる。
すると
潔 あざみ
21歳
人族
身長170センチ
HP1000/1000
MP900/900
属性
生活魔法・水属性・火属性
スキル
武闘家・瞬間記憶
持ち物
ダイヤのピアス(GPS機能付き)
んー、凄い...のか?
にしてもこのスキル、武闘家?は多分ワシの趣味であるキックボクシングがスキルとして昇華されたのかも...
そして生活魔法は、ええと?ふむ、成程生活に必要な魔法か。例えば全身を身綺麗にしたりとかとにかく便利そうな魔法か。
水と火属性もありがたいな。
コレから先野宿とかするかもしれないし、そんな時にこの魔法があれば助かるな!
あとなんかピアスがGPS機能付きになってる
コレがあるから地図上で現在地が分かるのか、便利だな。
食べ物にも暫くは困らなさそうだ
「ふぅ、取り敢えず確認は済んだ。明日からどうしよう...」
漠然とした不安が襲ってくる
取り敢えずベッドの上の荷物を鞄にしまう。
グゥゥゥゥーッ
腹...減った
こんな時でもお腹は減るらしい
今日のお昼用にと思って持って来ていた調理パン。
その袋を開けて口に運ぶ。
「...美味しい」
グスッ
この理不尽な状況に涙が出て来た。
何でワシがこんな目に...
しかし今日は王族と間違えられて誰もワシに突っかかってくる輩はいなかったが今度からこのローブを被るのでそううまくはいかないだろう。
...男装するか。
元々胸はないに等しいがさらに包帯か何かで胸を潰して少し低めの声で喋ったら誤魔化せるだろう
女にしてはタッパもあるし男として騙せるだろう。
あと身分証みたいなのって必要だよね...
冒険者ギルドとかあるのだろうか?
早速スマホのMAP機能アプリを起動させる
お、案外近くにあるっぽい。
...冒険者ギルド、かぁ。
絡まれないといいなぁ。
いや、弱気になるな潔あざみ!
...名前も変えた方がいいな、イサギとこれから名乗ろう。
あー、疲れた。もう寝よう...
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ!
ハッ!とスマホのアラームを止める
目が覚めたら家の自分の部屋...
なんて事はなく、ハシノヤのボロい一室だった。
「はぁ、まあ分かってたけどさ。」
今日は包帯を買いたいからセドでも探して案内してもらおうかなー
地図で探すのもいいけどせっかく知り合ったんだし...
それに一人は寂しいじゃん
よし、包帯を買ってそのあと冒険者ギルドへ向かうとするか
ハシノヤをチェックアウトすると昨日通った市場を歩きながらセドを探す
うーん、ミドラム王国の王都の市場はやはり賑わってるな
んー、確かこの辺りで会ったはずなんだけど...
「あ!居た!セドだ!」
良かった、見つかって。
取り敢えず果物を並べているセドに話しかけてみる。
「やぁ、セド、昨日ぶりだね。」
「へ?いらっしゃ...あっ!?ひ、ひぇっ!?」
相変わらずでなんか安心する
クスクス笑っているとセドの顔が真っ赤になってくる
「昨日は名乗らずにごめんね、ワシの事はイサギと呼んでほしい。」
「ひ、ひゃい!イサギ様!」
「んー、本当は呼び捨てでいいんだけどなー」
「そそそ、そんな恐れ多いです!」
「残念だな、あ、そうそう、ちょっと案内してほしいところがあってね、セドを探していたんだ、包帯を売っている所に案内してほしくて。」
「えっ!?イイイ、イサギ様、どこかお怪我を!?」
「いや、ちょっと補充しておこうかと思って」
そう言うとホッとしたセドは案内しますと言って歩き出す
「ごめんね、仕事の途中だっただろ?」
「いえいえ!仕事よりイサギ様の方が優先です!!」
申し訳ないなと思いつつ今は好意に甘えておこうと思いながらセドの後をついていく。
「つ、着きました!ここなら薬や包帯といった品物を豊富に取り揃えております!!」
「あー、疲れた」
そう言うとワシはオンボロベッドにボスンッと横たわる。
「全く、なんでこんな事になってるんだよー」
あぁ、本当なら今日は美容室でみんなと一緒に試作品のシャンプーセットとボディソープを試したりしている所だったのに...
いや、嘆いている暇はないぞ
とにかく荷物確認をしなければ。
そう思いワシは斜めがけのカバンを開ける。
するとなんて事でしょう、まるで中身がブラックホールのように真っ暗ではありませんか!
...いやいや、何で?
さっきまで普通のカバンだったじゃん!?
恐る恐る手を入れてみると頭の中に鞄の中身が浮かび上がる
コレってもしかして、いや、そんな...
マジックバック!?
取り敢えず頭の中で全部取り出したいと思ってみるとポンっとベッドの上に鞄の中身の荷物が全部出て来た。
取り敢えずスマホを確認してみる
...ん?
なんかスマホの画面にMAP機能、鑑定機能、写真機能っていうアプリしか無いんだが...
いや、意味はわかるの、意味は。
取り敢えずMAP機能を開いてみる
するといつもお世話になっているGoo◯le先生のMAP機能がこの国、ミドラム王国の地図になってるー!?
だがものすごく助かる。
ナビも使えるし建物の中も案内してくれるし!
えーと、他は鑑定か...
鑑定のアプリを起動してみるとカメラの画面になり持ち物が鑑定できるようになった。
なになに?
・バック マジックバック(時間停止機能)
・ハサミセット 不壊、刃こぼれなし
・シャンプーセットボディソープ 高品質、減らない
・スマホ MAP機能、鑑定機能、写真機能
充電不要
・財布 ミドラム王国のお金に変換されている
減ることがない
無くしても元に戻ってくる機能付き
・ペットボトル 烏龍茶、飲んでも減らない
・調理パン 食べても減らない
・チョコレート 食べても減らない
・メモ帳とボールペン 不壊、減らない
うひぃ、何てこった
コレはすごいな...
自分も鑑定出来るだろうか?
ワシはカメラに自分を映してみる。
すると
潔 あざみ
21歳
人族
身長170センチ
HP1000/1000
MP900/900
属性
生活魔法・水属性・火属性
スキル
武闘家・瞬間記憶
持ち物
ダイヤのピアス(GPS機能付き)
んー、凄い...のか?
にしてもこのスキル、武闘家?は多分ワシの趣味であるキックボクシングがスキルとして昇華されたのかも...
そして生活魔法は、ええと?ふむ、成程生活に必要な魔法か。例えば全身を身綺麗にしたりとかとにかく便利そうな魔法か。
水と火属性もありがたいな。
コレから先野宿とかするかもしれないし、そんな時にこの魔法があれば助かるな!
あとなんかピアスがGPS機能付きになってる
コレがあるから地図上で現在地が分かるのか、便利だな。
食べ物にも暫くは困らなさそうだ
「ふぅ、取り敢えず確認は済んだ。明日からどうしよう...」
漠然とした不安が襲ってくる
取り敢えずベッドの上の荷物を鞄にしまう。
グゥゥゥゥーッ
腹...減った
こんな時でもお腹は減るらしい
今日のお昼用にと思って持って来ていた調理パン。
その袋を開けて口に運ぶ。
「...美味しい」
グスッ
この理不尽な状況に涙が出て来た。
何でワシがこんな目に...
しかし今日は王族と間違えられて誰もワシに突っかかってくる輩はいなかったが今度からこのローブを被るのでそううまくはいかないだろう。
...男装するか。
元々胸はないに等しいがさらに包帯か何かで胸を潰して少し低めの声で喋ったら誤魔化せるだろう
女にしてはタッパもあるし男として騙せるだろう。
あと身分証みたいなのって必要だよね...
冒険者ギルドとかあるのだろうか?
早速スマホのMAP機能アプリを起動させる
お、案外近くにあるっぽい。
...冒険者ギルド、かぁ。
絡まれないといいなぁ。
いや、弱気になるな潔あざみ!
...名前も変えた方がいいな、イサギとこれから名乗ろう。
あー、疲れた。もう寝よう...
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ!
ハッ!とスマホのアラームを止める
目が覚めたら家の自分の部屋...
なんて事はなく、ハシノヤのボロい一室だった。
「はぁ、まあ分かってたけどさ。」
今日は包帯を買いたいからセドでも探して案内してもらおうかなー
地図で探すのもいいけどせっかく知り合ったんだし...
それに一人は寂しいじゃん
よし、包帯を買ってそのあと冒険者ギルドへ向かうとするか
ハシノヤをチェックアウトすると昨日通った市場を歩きながらセドを探す
うーん、ミドラム王国の王都の市場はやはり賑わってるな
んー、確かこの辺りで会ったはずなんだけど...
「あ!居た!セドだ!」
良かった、見つかって。
取り敢えず果物を並べているセドに話しかけてみる。
「やぁ、セド、昨日ぶりだね。」
「へ?いらっしゃ...あっ!?ひ、ひぇっ!?」
相変わらずでなんか安心する
クスクス笑っているとセドの顔が真っ赤になってくる
「昨日は名乗らずにごめんね、ワシの事はイサギと呼んでほしい。」
「ひ、ひゃい!イサギ様!」
「んー、本当は呼び捨てでいいんだけどなー」
「そそそ、そんな恐れ多いです!」
「残念だな、あ、そうそう、ちょっと案内してほしいところがあってね、セドを探していたんだ、包帯を売っている所に案内してほしくて。」
「えっ!?イイイ、イサギ様、どこかお怪我を!?」
「いや、ちょっと補充しておこうかと思って」
そう言うとホッとしたセドは案内しますと言って歩き出す
「ごめんね、仕事の途中だっただろ?」
「いえいえ!仕事よりイサギ様の方が優先です!!」
申し訳ないなと思いつつ今は好意に甘えておこうと思いながらセドの後をついていく。
「つ、着きました!ここなら薬や包帯といった品物を豊富に取り揃えております!!」
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