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初等部編
26.それから3日後
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メイルの暗殺騒動から3日が過ぎた。
俺はオブシディアンと共に王宮の部屋の一室を借りて事件の後処理が終わるのを待っている。
キリエとロニーとアロナもまだ目覚めていない。
暗殺者は指名手配中の奴だったらしい
あと、第二王妃の息子の第二王子アルフレッド殿下の過激派からの依頼と言うところまでは情報を掴めたが、それ以降はいくら尋問しても分からなかったらしい。
お父様、お疲れ様です。
まあなぜ俺が王宮にいるのかと言うと、勿論メイルの護衛だ。
なんてったって俺はメイルの側近候補だからな
仕事しないと、仕事。
さてと、そろそろメイルの部屋に行くかー
「オブシディアン、メイルの部屋行こうぜー」
「また行くのか」
「そりゃーそうでしょ。まだ警戒体制解かれてないし、俺とオブシディアンが側にいる事以上に安全なことってある?」
「ないな。」
でしょー?と言いながらメイルの部屋に向かう。
コンコン
「殿下、イズリルとオブシディアンです、失礼します。」
「...あぁ、入ってくれ」
ガチャ
「...殿下、またカーテンも窓も開けずに毛布かぶってうずくまってたんですかー?あと寝てないでしょう」
「...あぁ、あれから3日たったが眠れないんだ、あの時のことがフラッシュバックしてな...ははっ、幻滅しただろ?こんなに心が脆い奴が君達の仕える対象だなんて。」
「殿下...」
「ふんっ、やはりお前は相変わらずだな。私のイズリルを見習えクソガキが。」
いや、今の子供の姿でクソガキとか言っても説得力ないからね、オブシディアン君や。
うーん、俺気のきいた言葉かけるの苦手なんだよなぁ
シリアスな雰囲気も苦手だし。
「キリエ達は...無事なのだろうか...あれから会いに行く勇気もないんだ。」
「あぁ、殿下の代わりにお見舞いに行ったんですけど、まだ目が覚めていないだけで特に問題はないみたいですよー」
「...なぁ、イズ、俺は王位継承権を破棄した方がいいのだろうか。」
「........」
俺は静かにメイルに話の続きを促す。
「イズ、いずれ君にも話そうと思っていた事がある。聞いてくれるか?」
「勿論ですよ」
「俺、昔呪われて髪の毛が黒かったんだーーーーーー」
それからメイルは自分が呪われていた時の話をし始めた。
「記憶が抜け落ちてるんだ、俺。確かにあの療養期間にどこかに行ったのにっ、誰かに会いに行ったのにっ!忘れてはいけないと、こんなにも胸が苦しいのにっ...!父上や母上に聞いてもその時が来ればと言って教えてはくれない。でも、父上が言っていたんだ、笑っていて欲しいと言っていたって、だから俺、笑っていたらいつかその人が現れてくれるんじゃないかって...」
見ていて痛々しいな。
と言うか、俺がそう願っていたのには間違いないが、いつの間にか重荷になっていたのかもしれないな。
「無理して笑わなくてもいいんじゃないですかー?きっとその人も無理して笑って欲しいなんて思ってないですよ。殿下は気にし過ぎ、この際嫌な事なんて忘れて美味しい物でも食べましょうー?」
そう言うや否やメイルがキッと目を俺に向け、胸ぐらを掴んできた。
「っ!イズにっ、お前に一体何が分かる!!俺は不吉の象徴としてみんなに避けられてた!今でこそ家族とも和解した、でもっ!またいつ...あの目を向けられるかっ...俺にかけられた呪いを解いてくれた人だって覚えていない!もしかしたら意図的に記憶を消されたのかもしれない!そんな俺に価値があるのか!?あいつら、キリエ達だって俺を庇って負わなくてもいい怪我を負った!」
メイルは涙をボロボロと流しながら俺に怒鳴り続ける
「お前だって学園で俺の事を避けてる!嫌いなんだろう、俺の事が!!嫌いなら何故俺の事を助ける!何故中途半端に優しくする!?もう、もう疲れたんだ...っ!こんな物ももう要らない!次暗殺者が来ても助けなくていい!見殺しにでも何でもすればいいだろっ!!」
そう言って俺があげたピアス、ネックレス、ブレスレットを外しては床に投げつけた。
「嫌いだっ!お前なんて大っ嫌いだ!!」
ハァ、ハァッと肩で息をするメイルを俺は只々静かに見る。
「離してください、殿下。服に皺が寄ります」
「っ!」
バッと勢いをつけて手を離される。
「じゃあこの魔道具達は返してもらいますね、殿下。まあ俺もキリエ達の二の舞になるのは勘弁したいので側近お役御免になるのは願ったり叶ったりですよ。キリエ達も馬鹿ですね、無駄な怪我をして。俺だったらこんなにも忠誠を誓うのは無理ー」
「っ、キリエ達を馬鹿にするな!お前とは違う...お前は魔術も、剣の才能だってある。でも、それだけだ。キリエ達を侮辱するな!」
「自分を守る術すら無い人には言われたく無いですねー、まあ悔しければ、見返したければ俺すら超えるような力をつける事ですねー。」
メイルの悔しそうな顔が俺を睨め付けている。
よし、こんなもんで良いだろう。
そろそろ此処を去るか。
俺はオブシディアンにチラリと目線をやると俺の言いたい事がわかったのか口を開く。
「イズリル、そろそろいいだろう。時間の無駄だ、行くぞ。」
「あぁ、行こうかオブシディアン。じゃあね、殿下」
俺はオブシディアンより先に部屋を出る。
「おい、クソガキ。お前いつか後悔する時が来るだろうな、その時にイズリルをまた自分の元へと戻そうとしても無理だと思えよ、俺のイズリルに二度と関わることは許さないからな。」
バタンッ
「バッチリ聞こえてたんですけどー」
「ふん、聞こえるように言ったからな」
「もー、俺オブシディアンの物じゃ無いんですけどー」
「それより、お前何故あそこまで自分が嫌われるような言い方をした?今までのお前ならもっと上手くあしらえた筈だろう?」
ふむ、まあそうだよな
「そりゃー、今のメイルには支えてくれる人間と憎い人間が必要だからだよ。バランスが大事!だったら俺は進んで嫌われ役をかおうと思った。ま、記憶を消した時点で嫌われているかもしれないからな。」
「...そうか、じゃあこれでお前と過ごす時間が増えるな」
「ふはっ、そこ重要か?まあ、そうなるな。後、学園は飛び級しまくって一気に高等部まで行こうと思ってる。お父様にも話をしないといけないなー。はぁ、これからが大変だあ」
...と、その前に
「オブシディアン、医務室に向かうぞ」
「何故医務室に?」
「キリエとロニーとアロナを起こしてからここを去ったほうがいいと思ってね。」
「そうか、なら早く行ってさっさと帰るぞ。」
「はいはい。」
俺はオブシディアンと共に王宮の部屋の一室を借りて事件の後処理が終わるのを待っている。
キリエとロニーとアロナもまだ目覚めていない。
暗殺者は指名手配中の奴だったらしい
あと、第二王妃の息子の第二王子アルフレッド殿下の過激派からの依頼と言うところまでは情報を掴めたが、それ以降はいくら尋問しても分からなかったらしい。
お父様、お疲れ様です。
まあなぜ俺が王宮にいるのかと言うと、勿論メイルの護衛だ。
なんてったって俺はメイルの側近候補だからな
仕事しないと、仕事。
さてと、そろそろメイルの部屋に行くかー
「オブシディアン、メイルの部屋行こうぜー」
「また行くのか」
「そりゃーそうでしょ。まだ警戒体制解かれてないし、俺とオブシディアンが側にいる事以上に安全なことってある?」
「ないな。」
でしょー?と言いながらメイルの部屋に向かう。
コンコン
「殿下、イズリルとオブシディアンです、失礼します。」
「...あぁ、入ってくれ」
ガチャ
「...殿下、またカーテンも窓も開けずに毛布かぶってうずくまってたんですかー?あと寝てないでしょう」
「...あぁ、あれから3日たったが眠れないんだ、あの時のことがフラッシュバックしてな...ははっ、幻滅しただろ?こんなに心が脆い奴が君達の仕える対象だなんて。」
「殿下...」
「ふんっ、やはりお前は相変わらずだな。私のイズリルを見習えクソガキが。」
いや、今の子供の姿でクソガキとか言っても説得力ないからね、オブシディアン君や。
うーん、俺気のきいた言葉かけるの苦手なんだよなぁ
シリアスな雰囲気も苦手だし。
「キリエ達は...無事なのだろうか...あれから会いに行く勇気もないんだ。」
「あぁ、殿下の代わりにお見舞いに行ったんですけど、まだ目が覚めていないだけで特に問題はないみたいですよー」
「...なぁ、イズ、俺は王位継承権を破棄した方がいいのだろうか。」
「........」
俺は静かにメイルに話の続きを促す。
「イズ、いずれ君にも話そうと思っていた事がある。聞いてくれるか?」
「勿論ですよ」
「俺、昔呪われて髪の毛が黒かったんだーーーーーー」
それからメイルは自分が呪われていた時の話をし始めた。
「記憶が抜け落ちてるんだ、俺。確かにあの療養期間にどこかに行ったのにっ、誰かに会いに行ったのにっ!忘れてはいけないと、こんなにも胸が苦しいのにっ...!父上や母上に聞いてもその時が来ればと言って教えてはくれない。でも、父上が言っていたんだ、笑っていて欲しいと言っていたって、だから俺、笑っていたらいつかその人が現れてくれるんじゃないかって...」
見ていて痛々しいな。
と言うか、俺がそう願っていたのには間違いないが、いつの間にか重荷になっていたのかもしれないな。
「無理して笑わなくてもいいんじゃないですかー?きっとその人も無理して笑って欲しいなんて思ってないですよ。殿下は気にし過ぎ、この際嫌な事なんて忘れて美味しい物でも食べましょうー?」
そう言うや否やメイルがキッと目を俺に向け、胸ぐらを掴んできた。
「っ!イズにっ、お前に一体何が分かる!!俺は不吉の象徴としてみんなに避けられてた!今でこそ家族とも和解した、でもっ!またいつ...あの目を向けられるかっ...俺にかけられた呪いを解いてくれた人だって覚えていない!もしかしたら意図的に記憶を消されたのかもしれない!そんな俺に価値があるのか!?あいつら、キリエ達だって俺を庇って負わなくてもいい怪我を負った!」
メイルは涙をボロボロと流しながら俺に怒鳴り続ける
「お前だって学園で俺の事を避けてる!嫌いなんだろう、俺の事が!!嫌いなら何故俺の事を助ける!何故中途半端に優しくする!?もう、もう疲れたんだ...っ!こんな物ももう要らない!次暗殺者が来ても助けなくていい!見殺しにでも何でもすればいいだろっ!!」
そう言って俺があげたピアス、ネックレス、ブレスレットを外しては床に投げつけた。
「嫌いだっ!お前なんて大っ嫌いだ!!」
ハァ、ハァッと肩で息をするメイルを俺は只々静かに見る。
「離してください、殿下。服に皺が寄ります」
「っ!」
バッと勢いをつけて手を離される。
「じゃあこの魔道具達は返してもらいますね、殿下。まあ俺もキリエ達の二の舞になるのは勘弁したいので側近お役御免になるのは願ったり叶ったりですよ。キリエ達も馬鹿ですね、無駄な怪我をして。俺だったらこんなにも忠誠を誓うのは無理ー」
「っ、キリエ達を馬鹿にするな!お前とは違う...お前は魔術も、剣の才能だってある。でも、それだけだ。キリエ達を侮辱するな!」
「自分を守る術すら無い人には言われたく無いですねー、まあ悔しければ、見返したければ俺すら超えるような力をつける事ですねー。」
メイルの悔しそうな顔が俺を睨め付けている。
よし、こんなもんで良いだろう。
そろそろ此処を去るか。
俺はオブシディアンにチラリと目線をやると俺の言いたい事がわかったのか口を開く。
「イズリル、そろそろいいだろう。時間の無駄だ、行くぞ。」
「あぁ、行こうかオブシディアン。じゃあね、殿下」
俺はオブシディアンより先に部屋を出る。
「おい、クソガキ。お前いつか後悔する時が来るだろうな、その時にイズリルをまた自分の元へと戻そうとしても無理だと思えよ、俺のイズリルに二度と関わることは許さないからな。」
バタンッ
「バッチリ聞こえてたんですけどー」
「ふん、聞こえるように言ったからな」
「もー、俺オブシディアンの物じゃ無いんですけどー」
「それより、お前何故あそこまで自分が嫌われるような言い方をした?今までのお前ならもっと上手くあしらえた筈だろう?」
ふむ、まあそうだよな
「そりゃー、今のメイルには支えてくれる人間と憎い人間が必要だからだよ。バランスが大事!だったら俺は進んで嫌われ役をかおうと思った。ま、記憶を消した時点で嫌われているかもしれないからな。」
「...そうか、じゃあこれでお前と過ごす時間が増えるな」
「ふはっ、そこ重要か?まあ、そうなるな。後、学園は飛び級しまくって一気に高等部まで行こうと思ってる。お父様にも話をしないといけないなー。はぁ、これからが大変だあ」
...と、その前に
「オブシディアン、医務室に向かうぞ」
「何故医務室に?」
「キリエとロニーとアロナを起こしてからここを去ったほうがいいと思ってね。」
「そうか、なら早く行ってさっさと帰るぞ。」
「はいはい。」
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