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EP4 闇に溶ける懺悔5 動き出した世界
初夜5
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視界が涙で滲む。悲しいわけじゃない、期待でいっぱいの涙だった。
身を捩り、体勢を変え、夏輝の顔を俺の尻から引きはがす。
夏輝のちんこだって限界なはずなんだ。
勃起して、先走りが滲んでいるのがわかる。
今すぐにだって、俺のナカに挿れたいって思っているはず。
「で、でも……濡らして慣らさないと痛いって」
なおも慣らそうとする夏輝。
俺の事を想ってくれているのはわかるんだけど、今はただただお互いに生殺しになっているだけだっつうの。
仰向けに転がり直し、自分の太ももを手で押さえて据え膳状態を取る。
死ぬほど恥ずかしいけど、致し方ない。
こいつは童貞なのだ。俺も人の事を言えた義理じゃあないけど。
「早く、俺だって夏輝の事を気持ちよくしたいんだよっ!わかれよ馬鹿っ!」
「っ、うん」
そこまで啖呵を切ってやっとあいつは納得したようだった。
はちきれんばかりに育っているちんこの先っぽを俺のアナルにあてがう。
滲んだ先走りのおかげで亀頭はぬめりを帯びており、アナルの縁と尻の狭間の間でいったりきたりを繰り返す。
滑る感触は今まで体験したことがないもので、それだけで俺の腰はぞくりと震えてしまう。
(やっば……ぁ、擦ってるだけなのに、何で気持ちいいんだよ)
ガツンと殴られるようなものじゃなくって、どこかもどかしい、物足りない快楽。
けど、もうあと少しで夏輝のちんこが挿いってくる。
咥内に溢れた唾液を飲み込みつつ、その時を待つ。
「あっ……!」
しかし、夏輝は何かに気づいたらしく、俺から身体を離しやがった。
「今度はなんだよっ!」
「ゴム、ゴム持ってないから……!」
「はぁ!?」
今更になって、ゴム?
俺は呆れ果てると同時に、深いため息をついた。
夏輝は困った顔をしつつも、ちんこを引っ込める。
俺の事を慮ってくれてるのはわかる。わかるけどさあ!
思わずうなり声が喉の奥から漏れる。
「て、手際が悪くてごめんっ!」
「そうじゃねえよ。今更ゴムとかいいって。……それとも、今日はやめるか?」
意地の悪いことをしている自覚はある。
でももう、俺だって我慢が出来ないから。
俺は夏輝にわざと、やめるかどうかを聞いてみた。
すると夏輝は目を瞑り、眉間にしわを寄せる。
何かを考えているときの仕草だった。
あと一押し。そう確信する。
「やめちゃうのか?」
俺は腰を密着させ、わざとアナルの入り口を夏輝のちんこに押し当てた。
くちゅ、と濡れた音が響く。
それが耳に届いたのだろう、夏輝は俺の顔を真っすぐ見て、首を横に振った。
「や、やめない……」
真っ赤な顔で、必死に声を絞り出している夏輝が愛おしい。
俺は思わず笑顔になって、夏輝の頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でた。
「そうこなくっちゃ」
夏輝は覚悟を決めたのか、もう一度ちんこの先をアナルにあてがいなおした。
ほぅ、と熱い時を吐きながら、口を開き言葉を紡ぐ。
「もし、辛かったり痛かったら、言うんだよ?」
「ん」
長い言葉はいらないだろう。
俺は小さく頷いて、腕を夏輝の首の後ろに回してしがみつく。
「っぁ、あ”……♡」
ずぷぷ、と音を立ててゆっくり、ゆっくり夏輝のちんこが俺のナカへと侵入を果たす。
俺に負担をかけまいと、気遣っているのがよくわかる。
身を捩り、体勢を変え、夏輝の顔を俺の尻から引きはがす。
夏輝のちんこだって限界なはずなんだ。
勃起して、先走りが滲んでいるのがわかる。
今すぐにだって、俺のナカに挿れたいって思っているはず。
「で、でも……濡らして慣らさないと痛いって」
なおも慣らそうとする夏輝。
俺の事を想ってくれているのはわかるんだけど、今はただただお互いに生殺しになっているだけだっつうの。
仰向けに転がり直し、自分の太ももを手で押さえて据え膳状態を取る。
死ぬほど恥ずかしいけど、致し方ない。
こいつは童貞なのだ。俺も人の事を言えた義理じゃあないけど。
「早く、俺だって夏輝の事を気持ちよくしたいんだよっ!わかれよ馬鹿っ!」
「っ、うん」
そこまで啖呵を切ってやっとあいつは納得したようだった。
はちきれんばかりに育っているちんこの先っぽを俺のアナルにあてがう。
滲んだ先走りのおかげで亀頭はぬめりを帯びており、アナルの縁と尻の狭間の間でいったりきたりを繰り返す。
滑る感触は今まで体験したことがないもので、それだけで俺の腰はぞくりと震えてしまう。
(やっば……ぁ、擦ってるだけなのに、何で気持ちいいんだよ)
ガツンと殴られるようなものじゃなくって、どこかもどかしい、物足りない快楽。
けど、もうあと少しで夏輝のちんこが挿いってくる。
咥内に溢れた唾液を飲み込みつつ、その時を待つ。
「あっ……!」
しかし、夏輝は何かに気づいたらしく、俺から身体を離しやがった。
「今度はなんだよっ!」
「ゴム、ゴム持ってないから……!」
「はぁ!?」
今更になって、ゴム?
俺は呆れ果てると同時に、深いため息をついた。
夏輝は困った顔をしつつも、ちんこを引っ込める。
俺の事を慮ってくれてるのはわかる。わかるけどさあ!
思わずうなり声が喉の奥から漏れる。
「て、手際が悪くてごめんっ!」
「そうじゃねえよ。今更ゴムとかいいって。……それとも、今日はやめるか?」
意地の悪いことをしている自覚はある。
でももう、俺だって我慢が出来ないから。
俺は夏輝にわざと、やめるかどうかを聞いてみた。
すると夏輝は目を瞑り、眉間にしわを寄せる。
何かを考えているときの仕草だった。
あと一押し。そう確信する。
「やめちゃうのか?」
俺は腰を密着させ、わざとアナルの入り口を夏輝のちんこに押し当てた。
くちゅ、と濡れた音が響く。
それが耳に届いたのだろう、夏輝は俺の顔を真っすぐ見て、首を横に振った。
「や、やめない……」
真っ赤な顔で、必死に声を絞り出している夏輝が愛おしい。
俺は思わず笑顔になって、夏輝の頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でた。
「そうこなくっちゃ」
夏輝は覚悟を決めたのか、もう一度ちんこの先をアナルにあてがいなおした。
ほぅ、と熱い時を吐きながら、口を開き言葉を紡ぐ。
「もし、辛かったり痛かったら、言うんだよ?」
「ん」
長い言葉はいらないだろう。
俺は小さく頷いて、腕を夏輝の首の後ろに回してしがみつく。
「っぁ、あ”……♡」
ずぷぷ、と音を立ててゆっくり、ゆっくり夏輝のちんこが俺のナカへと侵入を果たす。
俺に負担をかけまいと、気遣っているのがよくわかる。
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