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EP3 復讐の黄金比6 ぽっかりと空いた穴
等価交換
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研究室の中へ入ると扉は無慈悲な機械音と共に閉まる。
部屋はまだ奥へと続いており、勅使河原に導かれ奥までレイはついていく羽目になった。
部屋には様々な見たことのないような機械類、壁にはびっちりと実験体の収容された大小さまざまな強化ガラス管が設置されている。
見ているだけで胸糞悪くなるような光景。
最奥までたどり着き、勅使河原は踵を返しレイを見下ろす。
壁にはガラス管の中に眠らされたラテアが収容されていた。意識がないのは多分、救いなのだろう。
別に、恨みはなかった。
でも、自らの復讐の為には必要なことだった。
逃げてくれて構わなかったのだけど、逃げ切れなかった哀れな狐。
「何故あいつを自由にしたい?情でも移りおったか?」
「……否定はしないぜ。でも、別にあんたはあいつのことを出来損ない扱いしてたし解放したって別に構わないだろ?」
感情を感じさせない、冷たい声音。
この醜悪な男の前で一寸たりとも弱みは見せまいと虚勢を張る子供だった。
「そうじゃな。だが、あれはわしの所有物だ。タダでくれてやるわけにはいかない。ラテアを捕えたのはあくまでもあの傭兵だ。お前じゃあない。故にお前の望みを聞いてやる義理はわしにはない」
きっぱりと、一切取り入る余地なく勅使河原は言い切る。
しかし、言葉には続きがあった。
「じゃが……そうだな。交換条件を飲めるなら考えてやらんでもない」
目を細め、にたりと笑う。
それは搾取する側の顔だった。
「交換条件?」
「ああ。なに、エデン人のお前にはやりようがあるだろうことだ」
「っ……!?」
勅使河原にずばりとエデン人であることを言いあてられ、レイは困惑する。
じとりと嫌な汗を背中にかく。部屋の温度が急に何度か下がった気がした。
「わしの目をごまかせると思うてか?こっちはエデンで長いこと拉致活動をしていたんだ。お前の持っているそのゴーレムを操る装置も知っているし、どれだけ隠していても病院のマナ感知センサーはごまかせん。どこまでもただのガキじゃな」
勅使河原の言葉にレイは言い返す言葉を持たなかった。
ただ、唇を噛み締め睨むだけ。
そんなレイを見て、勅使河原は愉しげに笑う。
「実験に使ってやろうかとも思ったが、幸いにもラテアは手の内じゃ。見逃してやる。幸運だったな」
「……じゃあ、何が目的だよ」
小さく、唸るようにレイが呟く。
しかし、ほんの小さな呟きでも部屋に二人しかいない以上大きく響いた。
「お前はエデンから来たのだろう?なら知っているはずじゃ。エデンへのゲートを開け。あの傭兵どもが時間稼ぎをしている間に薬を完成させ、わしはエデンへ行く。そうすればシイナはお前にくれてやる。煮るなり焼くなり愛でるなり好きにすればいい」
ゲートを開くこと。それが交換条件。
「……それ、は」
「飲めないならシイナは解放しない。あれは永遠にわしの道具だ。連れ出そうとしても無駄だ。あいつの身体にはチップが埋め込まれておる。わしの判断一つで殺せる」
「っ……」
シイナは目を伏せ、逡巡する。
別に、シイナはエデンが特別好きだったわけではない。命に代えても守りたいと願ったわけでも、ない。
シイナがエデンから地球に渡ったのは叔父を見つけるためだ。
最も、その願いは願っていない形で成ったわけだが。
(……別に、好きじゃない。嫌な思い出ばっかりだ。見ず知らずの奴らや、俺を目の敵にしていた連中がどうなったって、構うもんか!)
でも。
(でも……!そうじゃないやつもたくさんいる。母さんだって……。だけど、だけど……!)
シイナを解放したい。助けたい。
だって、シイナとレイは似ているから。レイにとっても、シイナは生まれて初めてできた大切な友達だった。
こぶしを握り締める。爪が食い込み、ちりりと痛む。
目を閉じ、何度も深呼吸をする。
「……わかった」
レイが選んだのは、シイナだった。
否、正しくは。
「教えてやる。でも淫魔の里には手を出すな。それと、今すぐ開けるわけじゃない。条件を満たさないと、開けない」
母親と、シイナさえ無事であればそれでいいと。
レイはそう決断した。
「ほう、条件?」
「空に浮かぶ二つの月が同時に満月になること。地球とエデンの境があいまいになるから、ゲートが開くことがある。小さなものであれば人為的にゲートも開ける」
嘘はついていない。本当だ。
そして、次の二つの月が満月になるまでまだ三日はある。
それまでに夏輝達はここを襲撃するだろう。
(ロセウスを殺す……。ロセウスだけを、殺して……ラテアは助かってこいつも死ぬのが一番だけど。そんなうまくはいかないだろうな)
レイ自身、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
殺そうとしても、ロセの周りにはたくさんの人がいる。
対するレイはそんな周りの取り巻き連中を殺せるほど強くはない。むしろ、殺されるかもしれないほどの力量差があった。
(シイナまで巻き込んで殺してしまうかもしれない。それは、嫌だな……)
いっそ、ラテアを助けに来るだろう彼らにシイナを託すことが出来たら。
あの善良な地球人たちならばシイナは悪いようにはされないだろう。
どうしたらいい?どうすればいい?
己の想いを昇華できるほどレイは大人ではなかった。大人でも、復讐に囚われるものは多くいるのだから、当然だった。
「嘘は言っていないようだな。となると、三日間防衛しなければならんか」
「それも仕事として請け負うよ。ついでに助っと一人を呼びたいんだが、どうだ?」
「わかった。完遂できたならシイナはお前に置き土産としてくれてやる。わしはこれから最終実験の準備をする。防衛の準備をしていろ」
「イエス、サー」
交渉成立。
完遂、ということはシイナの支配権は勅使河原に握られたままだ。
となれば、やることは一つしかない。
たとえ地球とエデン、双方の不利益になろうとこいつの味方をしなければならないということだ。
実験室から戻ると、シイナが駆け寄ってくる。
意外にも解散していると思いきや、誰も部屋から消えてはいなかった。
「レイ、大丈夫?なにもされてない?」
「おう。ぴんぴんしてる」
レイが軽く笑うと、シイナはぺたぺたとレイの全身をまさぐって無事を確かめる。
その様子を、周りの大人たちプラス一人が見守っていた。
「なんで、あんなこと言ったの?」
シイナは焦ったように問いかける。
暫しレイは考える。どう返答するべきかと。
「……このままここにいたんじゃ、お前が多分……遠くない未来、ひどい目に合うと思った。俺はお前の友達だから、それが嫌だった。勝手なことして御免」
レイの言葉にシイナは答えず、ただギュっと抱きしめた。
「全部終わったら、一緒に行こうぜ。少なくともここよりはましだし、自由だ。母さんにも紹介したいし」
行先は決めてないけれど。
冬真がそれを見て小さく息をつき、煙草を一本取りだす。
夜一は部屋の隅っこで遊んでいる……と思いきや、神妙な顔をしてレイを見ている。
ベルナルドは傭兵団にでも誘おうかと迷ったが、結局辞めた。
何故ならエヴァンの事をレイは許しはしないだろうから。
「考えとく」
とだけレイは返事をする。シイナがぐいぐいと顔を擦りつけてくるのをあやしながら。
「ひとまず仮眠なり、休むべきだな。おっさん疲れちまったよ。どうせあいつらは取り返しに来るだろうからな。依頼人の希望にこたえるのも大変だ」
ひとまずその場は解散となり、レイとシイナも仮眠室の方へと引き上げる。
ベルナルドもヴェルデを伴い、欠伸しながらさっさと出ていった。
最後に残ったのは冬真と夜一。
「さっきからレイの顔見てどうしたよ、夜一」
夜一の様子が普段と異なるのは冬真だって気づいていた。故に問うた。
「死線でも見えたか?」
「そう。レイって子の首に、見えた」
夜一は首無し騎士だ。近く迫った死の気配を感知することが出来た。
死が迫った生命の首には夜一の首にあるものと同じような線が見えるのだ。
彼が極めて真面目な顔をしていたのは、それが理由だった。
「心配か?」
「まあ。でも死の運命は割とすぐに変わったりするし、人は乗り越えられるから。何とかなるんじゃないかな?なにせ冬真の首には常に視線が浮き出ているからねぇ。だから一緒にいるんだよ、戦いと不幸が冬真の周りには渦巻いてるからね~」
「最悪」
こんなのでも猟犬として使わなきゃいけないなんて。
楽しそうにきゃっきゃと笑う夜一に対し、冬真は忌々し気に吐き捨てた。
部屋はまだ奥へと続いており、勅使河原に導かれ奥までレイはついていく羽目になった。
部屋には様々な見たことのないような機械類、壁にはびっちりと実験体の収容された大小さまざまな強化ガラス管が設置されている。
見ているだけで胸糞悪くなるような光景。
最奥までたどり着き、勅使河原は踵を返しレイを見下ろす。
壁にはガラス管の中に眠らされたラテアが収容されていた。意識がないのは多分、救いなのだろう。
別に、恨みはなかった。
でも、自らの復讐の為には必要なことだった。
逃げてくれて構わなかったのだけど、逃げ切れなかった哀れな狐。
「何故あいつを自由にしたい?情でも移りおったか?」
「……否定はしないぜ。でも、別にあんたはあいつのことを出来損ない扱いしてたし解放したって別に構わないだろ?」
感情を感じさせない、冷たい声音。
この醜悪な男の前で一寸たりとも弱みは見せまいと虚勢を張る子供だった。
「そうじゃな。だが、あれはわしの所有物だ。タダでくれてやるわけにはいかない。ラテアを捕えたのはあくまでもあの傭兵だ。お前じゃあない。故にお前の望みを聞いてやる義理はわしにはない」
きっぱりと、一切取り入る余地なく勅使河原は言い切る。
しかし、言葉には続きがあった。
「じゃが……そうだな。交換条件を飲めるなら考えてやらんでもない」
目を細め、にたりと笑う。
それは搾取する側の顔だった。
「交換条件?」
「ああ。なに、エデン人のお前にはやりようがあるだろうことだ」
「っ……!?」
勅使河原にずばりとエデン人であることを言いあてられ、レイは困惑する。
じとりと嫌な汗を背中にかく。部屋の温度が急に何度か下がった気がした。
「わしの目をごまかせると思うてか?こっちはエデンで長いこと拉致活動をしていたんだ。お前の持っているそのゴーレムを操る装置も知っているし、どれだけ隠していても病院のマナ感知センサーはごまかせん。どこまでもただのガキじゃな」
勅使河原の言葉にレイは言い返す言葉を持たなかった。
ただ、唇を噛み締め睨むだけ。
そんなレイを見て、勅使河原は愉しげに笑う。
「実験に使ってやろうかとも思ったが、幸いにもラテアは手の内じゃ。見逃してやる。幸運だったな」
「……じゃあ、何が目的だよ」
小さく、唸るようにレイが呟く。
しかし、ほんの小さな呟きでも部屋に二人しかいない以上大きく響いた。
「お前はエデンから来たのだろう?なら知っているはずじゃ。エデンへのゲートを開け。あの傭兵どもが時間稼ぎをしている間に薬を完成させ、わしはエデンへ行く。そうすればシイナはお前にくれてやる。煮るなり焼くなり愛でるなり好きにすればいい」
ゲートを開くこと。それが交換条件。
「……それ、は」
「飲めないならシイナは解放しない。あれは永遠にわしの道具だ。連れ出そうとしても無駄だ。あいつの身体にはチップが埋め込まれておる。わしの判断一つで殺せる」
「っ……」
シイナは目を伏せ、逡巡する。
別に、シイナはエデンが特別好きだったわけではない。命に代えても守りたいと願ったわけでも、ない。
シイナがエデンから地球に渡ったのは叔父を見つけるためだ。
最も、その願いは願っていない形で成ったわけだが。
(……別に、好きじゃない。嫌な思い出ばっかりだ。見ず知らずの奴らや、俺を目の敵にしていた連中がどうなったって、構うもんか!)
でも。
(でも……!そうじゃないやつもたくさんいる。母さんだって……。だけど、だけど……!)
シイナを解放したい。助けたい。
だって、シイナとレイは似ているから。レイにとっても、シイナは生まれて初めてできた大切な友達だった。
こぶしを握り締める。爪が食い込み、ちりりと痛む。
目を閉じ、何度も深呼吸をする。
「……わかった」
レイが選んだのは、シイナだった。
否、正しくは。
「教えてやる。でも淫魔の里には手を出すな。それと、今すぐ開けるわけじゃない。条件を満たさないと、開けない」
母親と、シイナさえ無事であればそれでいいと。
レイはそう決断した。
「ほう、条件?」
「空に浮かぶ二つの月が同時に満月になること。地球とエデンの境があいまいになるから、ゲートが開くことがある。小さなものであれば人為的にゲートも開ける」
嘘はついていない。本当だ。
そして、次の二つの月が満月になるまでまだ三日はある。
それまでに夏輝達はここを襲撃するだろう。
(ロセウスを殺す……。ロセウスだけを、殺して……ラテアは助かってこいつも死ぬのが一番だけど。そんなうまくはいかないだろうな)
レイ自身、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
殺そうとしても、ロセの周りにはたくさんの人がいる。
対するレイはそんな周りの取り巻き連中を殺せるほど強くはない。むしろ、殺されるかもしれないほどの力量差があった。
(シイナまで巻き込んで殺してしまうかもしれない。それは、嫌だな……)
いっそ、ラテアを助けに来るだろう彼らにシイナを託すことが出来たら。
あの善良な地球人たちならばシイナは悪いようにはされないだろう。
どうしたらいい?どうすればいい?
己の想いを昇華できるほどレイは大人ではなかった。大人でも、復讐に囚われるものは多くいるのだから、当然だった。
「嘘は言っていないようだな。となると、三日間防衛しなければならんか」
「それも仕事として請け負うよ。ついでに助っと一人を呼びたいんだが、どうだ?」
「わかった。完遂できたならシイナはお前に置き土産としてくれてやる。わしはこれから最終実験の準備をする。防衛の準備をしていろ」
「イエス、サー」
交渉成立。
完遂、ということはシイナの支配権は勅使河原に握られたままだ。
となれば、やることは一つしかない。
たとえ地球とエデン、双方の不利益になろうとこいつの味方をしなければならないということだ。
実験室から戻ると、シイナが駆け寄ってくる。
意外にも解散していると思いきや、誰も部屋から消えてはいなかった。
「レイ、大丈夫?なにもされてない?」
「おう。ぴんぴんしてる」
レイが軽く笑うと、シイナはぺたぺたとレイの全身をまさぐって無事を確かめる。
その様子を、周りの大人たちプラス一人が見守っていた。
「なんで、あんなこと言ったの?」
シイナは焦ったように問いかける。
暫しレイは考える。どう返答するべきかと。
「……このままここにいたんじゃ、お前が多分……遠くない未来、ひどい目に合うと思った。俺はお前の友達だから、それが嫌だった。勝手なことして御免」
レイの言葉にシイナは答えず、ただギュっと抱きしめた。
「全部終わったら、一緒に行こうぜ。少なくともここよりはましだし、自由だ。母さんにも紹介したいし」
行先は決めてないけれど。
冬真がそれを見て小さく息をつき、煙草を一本取りだす。
夜一は部屋の隅っこで遊んでいる……と思いきや、神妙な顔をしてレイを見ている。
ベルナルドは傭兵団にでも誘おうかと迷ったが、結局辞めた。
何故ならエヴァンの事をレイは許しはしないだろうから。
「考えとく」
とだけレイは返事をする。シイナがぐいぐいと顔を擦りつけてくるのをあやしながら。
「ひとまず仮眠なり、休むべきだな。おっさん疲れちまったよ。どうせあいつらは取り返しに来るだろうからな。依頼人の希望にこたえるのも大変だ」
ひとまずその場は解散となり、レイとシイナも仮眠室の方へと引き上げる。
ベルナルドもヴェルデを伴い、欠伸しながらさっさと出ていった。
最後に残ったのは冬真と夜一。
「さっきからレイの顔見てどうしたよ、夜一」
夜一の様子が普段と異なるのは冬真だって気づいていた。故に問うた。
「死線でも見えたか?」
「そう。レイって子の首に、見えた」
夜一は首無し騎士だ。近く迫った死の気配を感知することが出来た。
死が迫った生命の首には夜一の首にあるものと同じような線が見えるのだ。
彼が極めて真面目な顔をしていたのは、それが理由だった。
「心配か?」
「まあ。でも死の運命は割とすぐに変わったりするし、人は乗り越えられるから。何とかなるんじゃないかな?なにせ冬真の首には常に視線が浮き出ているからねぇ。だから一緒にいるんだよ、戦いと不幸が冬真の周りには渦巻いてるからね~」
「最悪」
こんなのでも猟犬として使わなきゃいけないなんて。
楽しそうにきゃっきゃと笑う夜一に対し、冬真は忌々し気に吐き捨てた。
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