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EP2 卵に潜む悪意7 二転三転
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(身体が怠い……動きたくねえ……)
大学の事は考えないものとする。トツカをラテア基カフェに預け、瑞雪はそのままずるずると鉛のように重い身体を引きずって自宅へと戻ってきていた。
髪ひもを解き適当に投げ捨て、部屋着に着替えベッドに潜り込む。
一歩も動きたくないほど身体は重たいのに、思考は妙に冴えていて眠気が訪れない。昨日、そして今朝の事が頭から離れないからだろうと自嘲する。
「……どうしたらいいんだって俺のが聞きてえよ」
誰もいない寝室で小さくボヤく。カーテンはぴったりと閉め切っており、外は快晴にも関わらず一切の陽の光が入ってこない。
寝返りを打つたびに尻が痛む。ついでに背中の傷も痛む。出血は朝止血して収まったが、それでも痛いものは痛い。
(夕方には戻ってくるし、それまでに何を話すか、どう伝えるか決めないとな……)
朝薬を飲んだからか、頭痛は殆ど収まっていた。思考も少しずつ元のまともな状態を取り戻しつつある。
怒りは沸点を朝は越えていたが、流石にそう長く怒りは持続しない。
(あいつは何を考えて俺にトツカを押し付けたんだ……。嫌がらせかと思えばあいつ自身に悪意はない。むしろ悪意がないから追い出せないってのを見越しての事か?愛せだのなんだの言ってたし)
纏まらない思考を延々とぐるぐる繰り返す。
怒りはすれど憎みはしない。トツカ自身がなんとか頑張ろうとしていることは冷静な今なら理解できる。
(褒めて欲しい、か……)
思えばトツカを押し付けられたその日から、止める間もなく血を吸われるわイラマさせられるわで酷い目にあってきた。
無知とは実に恐ろしい。身体事態はちゃんと成人としての欲求のあるものだからなおの事だ。これがきっと赤ん坊だったら瑞雪はもっと寛容になれたのだろう。
だが、それは間違いだったのかもしれない。
(俺に余裕がないからか?もっと……そう、八潮さんみたいに余裕があれば。そうじゃなくても夏輝くらいの寛容さがあれば……無駄だな。俺にはない。いつもいつも余裕がない。余裕ってどうやったらできるもんなんだ?)
自覚はある。余裕を持ちたいとも思っている。別に夏輝達と出会ってからってわけではない。それ以前からだ。物心ついたときからずっと。
他の奴は要領がよく、愛想もよく。周りの人間をうまく頼り、使っている隣で一人で必死に足掻いて何とかしてきた。我ながら愚かだと思う。
でも、頼り方がわからない。愛され方もわからない。愛し方も。他人に気を配り、優しくして、褒めるなんてしたことがない。
トツカの求めているものはわかる。瑞雪だって昔は欲しかったものだ。けれど、与えられたことがないから与え方がわからないのだ。
『お前って生きづらそうだよな』
『そんな生き方していて苦しくないのか?』
『何が楽しいんだ?』
仲良くしたこともない同級生や先輩、後輩から嘲笑うように言われた言葉。
(別に楽しむために生きてるわけじゃねえし。余計なお世話だ)
思い出すだけで腹が立つが、すぐに空しくなる。
自分の不幸や死を願うやつらがいるから、そいつらの思い通りになりたくないから生きている。死にたいわけではない。
けれど、ふとした時に思う。この苦しさはいつまで続くのだろうと。楽になり方がわからない。自分を救えるのは自分だけ。他人は救ってくれない。
でも、考えてみれば自分自身の救い方なんてわからない。どうやったら救われる?そもそも救われたいなんて言う思考が女々しいことこの上ないと自分自身を否定する。
そんな考えに至るときは決まって背中の十字の傷が痛む時だ。今日はここ数年で一番酷い。だからこんな愚かな思考をするのだろう。
(馬鹿げてる。不毛すぎる。そんな事よりトツカをどうするか、事件をどうするかだ……こんなぶっ倒れて。休んで、治さないと)
大きく長いため息が部屋に響く。
「しんど……」
ぽつりとこぼれた言葉は瑞雪の本音だった。
(でも、トツカもしんどいんだろう。右も左もわからない状態で俺が冷たけりゃそりゃそうか……。自分の考えた猟犬像と俺の求めてる猟犬像が全然違ったんだ。一つ一つ教えないと、一つ一つ……わかるまで根気よく。時間がない時に限って……でも少しでもやらないと。トツカの為にも……)
この際レイプされた事なんてどうでもいい。どうでもいいわけではないが、今更だと割り切る。別に惜しむものでもない。外傷はしばらくすれば治る。だから問題ない。そう自分に言い聞かせる。
目を閉じ帰ってくるまで少しでも休もうと目を閉じる。
暫く経ってようやくうつらうつらとし始めたころ、ぴんぽん、と玄関のチャイムが鳴った。眠りが浅かったのか、ぼんやりと意識がその音で浮上する。
(郵便?荷物は今日は特に届かないはずだ……勧誘か何かか?)
セキュリティのしっかりしているこのマンションで新聞だの宗教だのテレビ局だのの勧誘や集金は基本来ないはず。
(怠いしまあいいか……面倒だし、寝よう)
眠気が消える前にさっさとまた寝よう。瑞雪は痛む背中を無視してごろりと寝返りを打ち、布団を深く子供みたいに頭まで被った。が。
『ぎゅ、ぎゅい!ぎゅぎゅい!』
サイドテーブルに置きっぱなしのスマホからカマイタチの鳴き声がする。それも、ほぼ叫び声だ。
慌てて飛び起きる。
「い、っづぅ!?」
勢いよく飛び起きたせいで全身に激痛が走り、思わず呻く。息が一瞬できなくなり、身体が硬直する。
しかし、何か緊急事態が起きたのだろうと判断し身体を無理やり動かしスマホに手を伸ばす。
画面を確認すると、カマイタチが即座に周辺の地図を映す。画面にはマナ反応が。瑞雪のマンションの部屋のすぐ傍だ。ようするに、チャイムを鳴らした相手はマナ反応を持つ相手だということになる。
あるいは、一緒にいるか。
(なんにせよ、部屋を破壊されるのは嫌すぎる……)
この場所を知っているということは、十中八九朝陽だろう。ちなみに自宅の位置を教えたことは断じてない。ないが、組織内での瑞雪と朝陽の地位の差的に調べることは可能だろう。
もしもこれで勅使河原の手のものだったら即引っ越しをしなければならない。金銭的には痛手なので当然そうではないと思いたい。
「家まで奇襲かけに来るとか頭イカれてんだろあいつ……!」
あえて結界を張らずに気づいていないフリをしつつ、音を立てないように細心の注意を払い服を着替え髪ひもで髪を頭頂部でキツく括る。
多少乱れてはいるが致し方ない。そもそも手が震える。自室に常に武器を置いておく癖があって助かった。
弓をひっつかみ、指輪を嵌める。問題はここがマンションの五階ということだ。
五階という高さから普通に飛び降りればよくて瀕死だ。腕力強化の魔法しか使えない以上必至。かといって避難用梯子を広げている暇はないし、表から強行突破したらこのマンションが下手したら瓦解して多くの人間が死ぬ。
となると飛び降りるしかないわけで。
「……苦手なんだよな」
ぽつりと呟く。何がって攻撃魔法以外の魔法の制御が、だ。おまけに今の瑞雪の身体はぼろぼろだ。
「浮かせよ 大いなる 磁気(イルドスパルナルト グレート マグネティース)、操り 動け 神経(マニピュレイション ムーヴ ネルヴィ)」
電磁浮遊の魔法と電気による神経操作の魔法を同時展開する。指輪の性能が上がったおかげで並行して詠唱可能になったのだけが唯一の利点だった。
しかし、詠唱はできても攻撃魔法以外の制御は瑞雪はとにかく不得手だった。おまけにこの全身の不調。間違いなく今自分だけで魔法の制御を行えば間違いなく地面に激突して染みになる。
「カマイタチ、地面にぶつかる直前で制御をお前に渡す。受け身を取ってくれ。取ったら操作権をこちらに戻す」
『ぎゅ、ぎゅぃ』
カマイタチはやや自信なさげにしている。というのも、電磁浮遊はともかく神経操作の魔法は瑞雪の神経に電気信号を無理やり送り直接動かすもの。
瑞雪の身体にすさまじい負担がかかる。人間の身体能力以上の行動をとらせることもできるが、それをしただけ身体はズタボロになっていく。
カマイタチが恐れているのはきっとそこなのだろう。だが、潰れたトマトになるよりかは一瞬だけ動かしてもらって受け身をきちんと取ってもらったほうが余程マシだ。
電磁浮遊も電磁浮遊で簡単な魔法であるはずなのに、瑞雪にとっては高位の攻撃魔法よりも難しいのだ。地面に激突しないようにするのがせいぜいだろう。
カマイタチに電磁浮遊を任せる手もあるが、瑞雪が神経操作を行えば多分何かしら不具合が生じて間違いなく瑞雪自身の身体が爆発する自信があった。
「俺よりかは絶対にお前の方がうまい。それに一瞬だ」
『ぎゅい……!』
瑞雪の言葉にカマイタチは覚悟を決めたのか画面上で頷いた。それを横目で確認しつつ、瑞雪はマナタブレットを口の中へと放り込む。
意を決し、警戒しつつ結界を張り窓をがらりと開けた。が。
「ぎゃうるううるるっ!」
「ッ……!」
窓を開けた瞬間、鋭いかぎ爪が瑞雪の喉笛に向かって突き出された。
大学の事は考えないものとする。トツカをラテア基カフェに預け、瑞雪はそのままずるずると鉛のように重い身体を引きずって自宅へと戻ってきていた。
髪ひもを解き適当に投げ捨て、部屋着に着替えベッドに潜り込む。
一歩も動きたくないほど身体は重たいのに、思考は妙に冴えていて眠気が訪れない。昨日、そして今朝の事が頭から離れないからだろうと自嘲する。
「……どうしたらいいんだって俺のが聞きてえよ」
誰もいない寝室で小さくボヤく。カーテンはぴったりと閉め切っており、外は快晴にも関わらず一切の陽の光が入ってこない。
寝返りを打つたびに尻が痛む。ついでに背中の傷も痛む。出血は朝止血して収まったが、それでも痛いものは痛い。
(夕方には戻ってくるし、それまでに何を話すか、どう伝えるか決めないとな……)
朝薬を飲んだからか、頭痛は殆ど収まっていた。思考も少しずつ元のまともな状態を取り戻しつつある。
怒りは沸点を朝は越えていたが、流石にそう長く怒りは持続しない。
(あいつは何を考えて俺にトツカを押し付けたんだ……。嫌がらせかと思えばあいつ自身に悪意はない。むしろ悪意がないから追い出せないってのを見越しての事か?愛せだのなんだの言ってたし)
纏まらない思考を延々とぐるぐる繰り返す。
怒りはすれど憎みはしない。トツカ自身がなんとか頑張ろうとしていることは冷静な今なら理解できる。
(褒めて欲しい、か……)
思えばトツカを押し付けられたその日から、止める間もなく血を吸われるわイラマさせられるわで酷い目にあってきた。
無知とは実に恐ろしい。身体事態はちゃんと成人としての欲求のあるものだからなおの事だ。これがきっと赤ん坊だったら瑞雪はもっと寛容になれたのだろう。
だが、それは間違いだったのかもしれない。
(俺に余裕がないからか?もっと……そう、八潮さんみたいに余裕があれば。そうじゃなくても夏輝くらいの寛容さがあれば……無駄だな。俺にはない。いつもいつも余裕がない。余裕ってどうやったらできるもんなんだ?)
自覚はある。余裕を持ちたいとも思っている。別に夏輝達と出会ってからってわけではない。それ以前からだ。物心ついたときからずっと。
他の奴は要領がよく、愛想もよく。周りの人間をうまく頼り、使っている隣で一人で必死に足掻いて何とかしてきた。我ながら愚かだと思う。
でも、頼り方がわからない。愛され方もわからない。愛し方も。他人に気を配り、優しくして、褒めるなんてしたことがない。
トツカの求めているものはわかる。瑞雪だって昔は欲しかったものだ。けれど、与えられたことがないから与え方がわからないのだ。
『お前って生きづらそうだよな』
『そんな生き方していて苦しくないのか?』
『何が楽しいんだ?』
仲良くしたこともない同級生や先輩、後輩から嘲笑うように言われた言葉。
(別に楽しむために生きてるわけじゃねえし。余計なお世話だ)
思い出すだけで腹が立つが、すぐに空しくなる。
自分の不幸や死を願うやつらがいるから、そいつらの思い通りになりたくないから生きている。死にたいわけではない。
けれど、ふとした時に思う。この苦しさはいつまで続くのだろうと。楽になり方がわからない。自分を救えるのは自分だけ。他人は救ってくれない。
でも、考えてみれば自分自身の救い方なんてわからない。どうやったら救われる?そもそも救われたいなんて言う思考が女々しいことこの上ないと自分自身を否定する。
そんな考えに至るときは決まって背中の十字の傷が痛む時だ。今日はここ数年で一番酷い。だからこんな愚かな思考をするのだろう。
(馬鹿げてる。不毛すぎる。そんな事よりトツカをどうするか、事件をどうするかだ……こんなぶっ倒れて。休んで、治さないと)
大きく長いため息が部屋に響く。
「しんど……」
ぽつりとこぼれた言葉は瑞雪の本音だった。
(でも、トツカもしんどいんだろう。右も左もわからない状態で俺が冷たけりゃそりゃそうか……。自分の考えた猟犬像と俺の求めてる猟犬像が全然違ったんだ。一つ一つ教えないと、一つ一つ……わかるまで根気よく。時間がない時に限って……でも少しでもやらないと。トツカの為にも……)
この際レイプされた事なんてどうでもいい。どうでもいいわけではないが、今更だと割り切る。別に惜しむものでもない。外傷はしばらくすれば治る。だから問題ない。そう自分に言い聞かせる。
目を閉じ帰ってくるまで少しでも休もうと目を閉じる。
暫く経ってようやくうつらうつらとし始めたころ、ぴんぽん、と玄関のチャイムが鳴った。眠りが浅かったのか、ぼんやりと意識がその音で浮上する。
(郵便?荷物は今日は特に届かないはずだ……勧誘か何かか?)
セキュリティのしっかりしているこのマンションで新聞だの宗教だのテレビ局だのの勧誘や集金は基本来ないはず。
(怠いしまあいいか……面倒だし、寝よう)
眠気が消える前にさっさとまた寝よう。瑞雪は痛む背中を無視してごろりと寝返りを打ち、布団を深く子供みたいに頭まで被った。が。
『ぎゅ、ぎゅい!ぎゅぎゅい!』
サイドテーブルに置きっぱなしのスマホからカマイタチの鳴き声がする。それも、ほぼ叫び声だ。
慌てて飛び起きる。
「い、っづぅ!?」
勢いよく飛び起きたせいで全身に激痛が走り、思わず呻く。息が一瞬できなくなり、身体が硬直する。
しかし、何か緊急事態が起きたのだろうと判断し身体を無理やり動かしスマホに手を伸ばす。
画面を確認すると、カマイタチが即座に周辺の地図を映す。画面にはマナ反応が。瑞雪のマンションの部屋のすぐ傍だ。ようするに、チャイムを鳴らした相手はマナ反応を持つ相手だということになる。
あるいは、一緒にいるか。
(なんにせよ、部屋を破壊されるのは嫌すぎる……)
この場所を知っているということは、十中八九朝陽だろう。ちなみに自宅の位置を教えたことは断じてない。ないが、組織内での瑞雪と朝陽の地位の差的に調べることは可能だろう。
もしもこれで勅使河原の手のものだったら即引っ越しをしなければならない。金銭的には痛手なので当然そうではないと思いたい。
「家まで奇襲かけに来るとか頭イカれてんだろあいつ……!」
あえて結界を張らずに気づいていないフリをしつつ、音を立てないように細心の注意を払い服を着替え髪ひもで髪を頭頂部でキツく括る。
多少乱れてはいるが致し方ない。そもそも手が震える。自室に常に武器を置いておく癖があって助かった。
弓をひっつかみ、指輪を嵌める。問題はここがマンションの五階ということだ。
五階という高さから普通に飛び降りればよくて瀕死だ。腕力強化の魔法しか使えない以上必至。かといって避難用梯子を広げている暇はないし、表から強行突破したらこのマンションが下手したら瓦解して多くの人間が死ぬ。
となると飛び降りるしかないわけで。
「……苦手なんだよな」
ぽつりと呟く。何がって攻撃魔法以外の魔法の制御が、だ。おまけに今の瑞雪の身体はぼろぼろだ。
「浮かせよ 大いなる 磁気(イルドスパルナルト グレート マグネティース)、操り 動け 神経(マニピュレイション ムーヴ ネルヴィ)」
電磁浮遊の魔法と電気による神経操作の魔法を同時展開する。指輪の性能が上がったおかげで並行して詠唱可能になったのだけが唯一の利点だった。
しかし、詠唱はできても攻撃魔法以外の制御は瑞雪はとにかく不得手だった。おまけにこの全身の不調。間違いなく今自分だけで魔法の制御を行えば間違いなく地面に激突して染みになる。
「カマイタチ、地面にぶつかる直前で制御をお前に渡す。受け身を取ってくれ。取ったら操作権をこちらに戻す」
『ぎゅ、ぎゅぃ』
カマイタチはやや自信なさげにしている。というのも、電磁浮遊はともかく神経操作の魔法は瑞雪の神経に電気信号を無理やり送り直接動かすもの。
瑞雪の身体にすさまじい負担がかかる。人間の身体能力以上の行動をとらせることもできるが、それをしただけ身体はズタボロになっていく。
カマイタチが恐れているのはきっとそこなのだろう。だが、潰れたトマトになるよりかは一瞬だけ動かしてもらって受け身をきちんと取ってもらったほうが余程マシだ。
電磁浮遊も電磁浮遊で簡単な魔法であるはずなのに、瑞雪にとっては高位の攻撃魔法よりも難しいのだ。地面に激突しないようにするのがせいぜいだろう。
カマイタチに電磁浮遊を任せる手もあるが、瑞雪が神経操作を行えば多分何かしら不具合が生じて間違いなく瑞雪自身の身体が爆発する自信があった。
「俺よりかは絶対にお前の方がうまい。それに一瞬だ」
『ぎゅい……!』
瑞雪の言葉にカマイタチは覚悟を決めたのか画面上で頷いた。それを横目で確認しつつ、瑞雪はマナタブレットを口の中へと放り込む。
意を決し、警戒しつつ結界を張り窓をがらりと開けた。が。
「ぎゃうるううるるっ!」
「ッ……!」
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