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EP2 卵に潜む悪夢3 高校生活開幕
猫かぶりの教育実習生
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「今日からお世話になる冬城瑞雪です。よろしくお願いします」
初めて来た学校の居心地の悪い職員室。多くの大人達に囲まれつつ、瑞雪達今年の教育実習生は自身の紹介をしていた。
浮かべている表情も声音も普段の瑞雪からは想像もできないくらい柔らかいもの。無論こちらが素なんてことはなく、あくまで職場での円滑なコミュニケーションの為だった。
瑞雪だって、自分の普段の態度が悪すぎることは自覚している。子供を相手にするのだし、ここでくらい少しは猫を被ろうとそう考えていた。
少なくとも瑞雪の普段の態度をしている教師がいたら瑞雪はその人物が教師だとは思わないだろう。その程度には自覚があった。
瑞雪が深々と頭を下げてからわざとらしく微笑んで見せれば、女性職員から黄色い声が飛んだ。
(単純だな……)
心の中で独りごちる。祖父にそっくりな顔は確かに傍から見て美形の部類に入るのだろう。
知り合いは皆もっと愛想よくすればいいのにだのなんだの好き勝手言ってくれる。そんな仏頂面だから苦労するのだと。
そんなのは嘘で、たとえ愛想よくしていても根本的な部分で価値がなければ意味がないことを瑞雪は知っている。何より他人に媚びへつらうなど嫌だったのが一番の理由だったが。
まあ、ここにはそんな風に逆らいたくなるような相手はいないはずだからそんな気分にはならないだろう。
「担任の先生がメインでついていますが、もし何かあればいつでも誰にでもいいので相談してください。私たちは子供の命や未来を預かる職業です。子供たちの為にも皆で一丸となり協力して頑張りましょう。それは教育実習生であるあなた方も同じです」
校長がわざわざ瑞雪達の為に有難いお説教を行う。口で何と言っていようと、この言葉通りが実態かどうかは当然判別ができない。そうであればいいとは思うけれど。
言葉通りにまるっと信じられるほど、瑞雪は純粋ではなかった。
とはいえ気楽だ。ここには誰も瑞雪を知るものはいない。それだけで気楽なのだ。
暫く好調が話した後、体育館へ向かう。入学式が始まるのだ。
瑞雪達教育実習生はその後担当のクラスへ向かい、オリエンテーションを担任教師とともに行う手筈となっている。
入学式が始まり、長い長い校長の話なんかが始まる。少し懐かしい。
「……御絡流の会は問題だらけだし、ここくらいはきっちりやることやってゆっくりしよう)
ここならあの問題児とも離れられる。まさか口にペニスを突っ込まれるとは。
あの時の事は思い出したくない。考えるだけで頭痛がしてくる始末だ。別に傷ついてはいないが、とんだ外れ猟犬をあてがわれたと呪いたくはなる。
次の戦闘をどうするか。昨日支部に呼びだされたついでに造血剤はかっぱらってきたが焼け石に水だろう。
(話すしかないのはわかっているが、ダサすぎる……。それに話して理解するのか?あいつは)
深いため息をつきそうになり、慌てて飲み込む。せめて学校にいる間は仕事と生徒のことを考えよう。そう割り切るしかないと腹をくくる。
……しかし、そう話はそううまくいかないのが常。入学式が終わり、自身の担当するクラスの教室へ向かう際中だった。
「瑞雪さん!」
背中から聞き覚えのある声に名前を呼ばれ、心臓に冷や水を浴びせかけられたような心地になる。
ぎぎ、と油を差していないブリキ人形みたいにぎこちなく振り返る。そこには金髪の子供を伴った夏輝がいた。聞き間違いではなかった。
何度か瞬きをする。夏輝はきらきらした嬉しそうな顔をし、そして口を開きー
「みずきさ、むぐっ!?」
慌てて口をふさぎ、首根っこを掴む。幸いにも周りは各教室へ移動する生徒たちでごった返しており、瑞雪達のことを気に留める様子は見受けられない。
「え、夏輝その人知り合い?っていうかえ?どこ連れていくんですか!?」
「ちょっと教室に先に戻っていてほしい。俺は彼に用事があるんだ」
金髪の少年が訳がわからないと瑞雪と夏輝の顔を何度も見る。そんな彼の心を慮ってやれるほど、今の瑞雪に余裕はなかった。
ひとまず人好きのする笑顔をわざわざ形作り、有無を言わさず子供を教室へと向かわせる。
知り合いが誰もいない快適な環境であったはずが、この高校にはまさかの知り合いがいたのである。
普段よりもずっと気が実は緩んでいた瑞雪。突然の夏輝に実際は心底驚いていた。動揺していた。その結果が口を押さえての拉致である。
長い脚でぐんぐん夏輝のぺースなど微塵も考えず歩いていく。連れ去った先は特別教室のある棟の方だ。そこまで一気に歩いてきたのである。
当然入学式の日に授業をしているクラスがあるはずもなく、誰もいない。しぃんと恐ろしいほどに静まり返っていた。
「み、瑞雪さん苦しいですって!急に何を……!」
夏輝の苦しげな声にようやく瑞雪は我に返った。力を込めて押さえていた口をバッと放す。
「……悪い」
流石に顔が真っ赤になっていたので素直に謝罪する。そもそも夏輝は知り合いがいたから声をかけただけである。過剰反応をしたのは瑞雪の方だった。
「だ、大丈夫ですけど……。瑞雪さんここの教育実習生だったんですね」
夏輝の表情は心底驚いている様子だった。無理もないだろう、と瑞雪自身思う。普段の瑞雪の様子を見ていたら教師を志しているなんて思うわけがない。
(失念してた……そうだ、こいつも高校一年生だったじゃないか。施設の出だって言ってたから公立だろうと思い込んでいた)
確かに八潮ならば私立に行かせるくらいしそうだ。今更気づいたところでもう遅い。
「俺の居た施設がこの学校と提携してるところで小学校からずっとここなんです。施設を出たからもう無料で通うことはできないんですけど、八潮さんが友達と離れるのも辛いだろうってお金を出してくれたんです」
瑞雪の心を読んだかのように夏輝が事情を口にする。
「……ちなみに何組だ?」
「A組です!」
「はあー……」
何故こうもツイていないのか。思わず大きくため息をつく。
「もしかして」
夏輝はため息を気にした様子もなく、嬉しそうにきらきらとした笑顔を見せる。
「……そうだ、お前のクラスの担当だよ、俺は」
もう夏輝はにっこにこである。心底嬉しそうだった。何故こんなにも嬉しそうなのか瑞雪には理解ができなかった。
瑞雪は別に夏輝に懐かれるようなこと、慕われるようなことは何一つしちゃいないのだから。
「何でそんな嬉しそうなんだよ。普通嫌がるだろ……」
誰もいない廊下。窓は開け放たれており、爽やかな心地のいい風が入ってくる。
使われていないとは言っても掃除は行き届いているらしく、窓枠に埃が溜まっているとかそういうことはないようだった。
ぼそりと呟けば、きょとんとした顔で夏輝は首を傾げた。
「何でですか?俺は瑞雪さんに教えてもらえるんだって嬉しいです!そういえば何の教科を担当するんですか?」
人懐っこい犬かなにかだろうか。その目があまりにも眩しくて見ていられず、思わず目を反らす。
ここ最近の瑞雪の頭を悩ませる双子やら祖父やらとはまるで違う。
「……化学だ」
「化学!やっぱり理系なんだ、瑞雪さん。それっぽいとは思ってたけど」
自分といて何が楽しいのかは謎だったが、まあ勝手に盛り上がるならいいかと諦める。それよりも。
「ここでは生徒と教師なんだから冬城先生と呼べ」
「えっ、でも」
「よ・べ」
有無を言わさず夏輝を思いっきりギロりと睨みつける。
何で何で?なんて聞き分けのない犬みたいな顔をしていた夏輝だったが、瑞雪がじぃっと無言で睨むとようやく理解したようだった。
「わかりました……」
教師と生徒の距離感を、少なくとも学校では間違えるべきではない。これは瑞雪のためだけではなく、夏輝自身の為でもあるだろう。
面倒くさいやつらに絡まれかねない。一クラスに一人はいるようなのが世の常だ。瑞雪自身は気にも留めないだろうが、夏輝には楽しい学生生活を送ってほしい。
瑞雪の考えすぎという自覚はある。が、御絡流の会という血生臭い非日常のことはせめてここでくらい忘れてほしい。
「ほら、オリエンテーションが始まるしさっさと戻るぞ。しょっぱなクラスにいないのもまずいだろうが」
小さく息をついてから背中を向け、担当する教室へ足早に歩き始める。
すぐに夏輝の靴音が背後からしたのでついてきているのだろう。
「連れてきたのみず……冬城先生じゃないですかぁ!」
背後から遺憾の声が上がる。まあ、瑞雪は無視してさっさと歩いていくのだが。
しかし、その時だった。
「や、やめて……」
耳に小さな、か細い声否定の声が届く。
初めて来た学校の居心地の悪い職員室。多くの大人達に囲まれつつ、瑞雪達今年の教育実習生は自身の紹介をしていた。
浮かべている表情も声音も普段の瑞雪からは想像もできないくらい柔らかいもの。無論こちらが素なんてことはなく、あくまで職場での円滑なコミュニケーションの為だった。
瑞雪だって、自分の普段の態度が悪すぎることは自覚している。子供を相手にするのだし、ここでくらい少しは猫を被ろうとそう考えていた。
少なくとも瑞雪の普段の態度をしている教師がいたら瑞雪はその人物が教師だとは思わないだろう。その程度には自覚があった。
瑞雪が深々と頭を下げてからわざとらしく微笑んで見せれば、女性職員から黄色い声が飛んだ。
(単純だな……)
心の中で独りごちる。祖父にそっくりな顔は確かに傍から見て美形の部類に入るのだろう。
知り合いは皆もっと愛想よくすればいいのにだのなんだの好き勝手言ってくれる。そんな仏頂面だから苦労するのだと。
そんなのは嘘で、たとえ愛想よくしていても根本的な部分で価値がなければ意味がないことを瑞雪は知っている。何より他人に媚びへつらうなど嫌だったのが一番の理由だったが。
まあ、ここにはそんな風に逆らいたくなるような相手はいないはずだからそんな気分にはならないだろう。
「担任の先生がメインでついていますが、もし何かあればいつでも誰にでもいいので相談してください。私たちは子供の命や未来を預かる職業です。子供たちの為にも皆で一丸となり協力して頑張りましょう。それは教育実習生であるあなた方も同じです」
校長がわざわざ瑞雪達の為に有難いお説教を行う。口で何と言っていようと、この言葉通りが実態かどうかは当然判別ができない。そうであればいいとは思うけれど。
言葉通りにまるっと信じられるほど、瑞雪は純粋ではなかった。
とはいえ気楽だ。ここには誰も瑞雪を知るものはいない。それだけで気楽なのだ。
暫く好調が話した後、体育館へ向かう。入学式が始まるのだ。
瑞雪達教育実習生はその後担当のクラスへ向かい、オリエンテーションを担任教師とともに行う手筈となっている。
入学式が始まり、長い長い校長の話なんかが始まる。少し懐かしい。
「……御絡流の会は問題だらけだし、ここくらいはきっちりやることやってゆっくりしよう)
ここならあの問題児とも離れられる。まさか口にペニスを突っ込まれるとは。
あの時の事は思い出したくない。考えるだけで頭痛がしてくる始末だ。別に傷ついてはいないが、とんだ外れ猟犬をあてがわれたと呪いたくはなる。
次の戦闘をどうするか。昨日支部に呼びだされたついでに造血剤はかっぱらってきたが焼け石に水だろう。
(話すしかないのはわかっているが、ダサすぎる……。それに話して理解するのか?あいつは)
深いため息をつきそうになり、慌てて飲み込む。せめて学校にいる間は仕事と生徒のことを考えよう。そう割り切るしかないと腹をくくる。
……しかし、そう話はそううまくいかないのが常。入学式が終わり、自身の担当するクラスの教室へ向かう際中だった。
「瑞雪さん!」
背中から聞き覚えのある声に名前を呼ばれ、心臓に冷や水を浴びせかけられたような心地になる。
ぎぎ、と油を差していないブリキ人形みたいにぎこちなく振り返る。そこには金髪の子供を伴った夏輝がいた。聞き間違いではなかった。
何度か瞬きをする。夏輝はきらきらした嬉しそうな顔をし、そして口を開きー
「みずきさ、むぐっ!?」
慌てて口をふさぎ、首根っこを掴む。幸いにも周りは各教室へ移動する生徒たちでごった返しており、瑞雪達のことを気に留める様子は見受けられない。
「え、夏輝その人知り合い?っていうかえ?どこ連れていくんですか!?」
「ちょっと教室に先に戻っていてほしい。俺は彼に用事があるんだ」
金髪の少年が訳がわからないと瑞雪と夏輝の顔を何度も見る。そんな彼の心を慮ってやれるほど、今の瑞雪に余裕はなかった。
ひとまず人好きのする笑顔をわざわざ形作り、有無を言わさず子供を教室へと向かわせる。
知り合いが誰もいない快適な環境であったはずが、この高校にはまさかの知り合いがいたのである。
普段よりもずっと気が実は緩んでいた瑞雪。突然の夏輝に実際は心底驚いていた。動揺していた。その結果が口を押さえての拉致である。
長い脚でぐんぐん夏輝のぺースなど微塵も考えず歩いていく。連れ去った先は特別教室のある棟の方だ。そこまで一気に歩いてきたのである。
当然入学式の日に授業をしているクラスがあるはずもなく、誰もいない。しぃんと恐ろしいほどに静まり返っていた。
「み、瑞雪さん苦しいですって!急に何を……!」
夏輝の苦しげな声にようやく瑞雪は我に返った。力を込めて押さえていた口をバッと放す。
「……悪い」
流石に顔が真っ赤になっていたので素直に謝罪する。そもそも夏輝は知り合いがいたから声をかけただけである。過剰反応をしたのは瑞雪の方だった。
「だ、大丈夫ですけど……。瑞雪さんここの教育実習生だったんですね」
夏輝の表情は心底驚いている様子だった。無理もないだろう、と瑞雪自身思う。普段の瑞雪の様子を見ていたら教師を志しているなんて思うわけがない。
(失念してた……そうだ、こいつも高校一年生だったじゃないか。施設の出だって言ってたから公立だろうと思い込んでいた)
確かに八潮ならば私立に行かせるくらいしそうだ。今更気づいたところでもう遅い。
「俺の居た施設がこの学校と提携してるところで小学校からずっとここなんです。施設を出たからもう無料で通うことはできないんですけど、八潮さんが友達と離れるのも辛いだろうってお金を出してくれたんです」
瑞雪の心を読んだかのように夏輝が事情を口にする。
「……ちなみに何組だ?」
「A組です!」
「はあー……」
何故こうもツイていないのか。思わず大きくため息をつく。
「もしかして」
夏輝はため息を気にした様子もなく、嬉しそうにきらきらとした笑顔を見せる。
「……そうだ、お前のクラスの担当だよ、俺は」
もう夏輝はにっこにこである。心底嬉しそうだった。何故こんなにも嬉しそうなのか瑞雪には理解ができなかった。
瑞雪は別に夏輝に懐かれるようなこと、慕われるようなことは何一つしちゃいないのだから。
「何でそんな嬉しそうなんだよ。普通嫌がるだろ……」
誰もいない廊下。窓は開け放たれており、爽やかな心地のいい風が入ってくる。
使われていないとは言っても掃除は行き届いているらしく、窓枠に埃が溜まっているとかそういうことはないようだった。
ぼそりと呟けば、きょとんとした顔で夏輝は首を傾げた。
「何でですか?俺は瑞雪さんに教えてもらえるんだって嬉しいです!そういえば何の教科を担当するんですか?」
人懐っこい犬かなにかだろうか。その目があまりにも眩しくて見ていられず、思わず目を反らす。
ここ最近の瑞雪の頭を悩ませる双子やら祖父やらとはまるで違う。
「……化学だ」
「化学!やっぱり理系なんだ、瑞雪さん。それっぽいとは思ってたけど」
自分といて何が楽しいのかは謎だったが、まあ勝手に盛り上がるならいいかと諦める。それよりも。
「ここでは生徒と教師なんだから冬城先生と呼べ」
「えっ、でも」
「よ・べ」
有無を言わさず夏輝を思いっきりギロりと睨みつける。
何で何で?なんて聞き分けのない犬みたいな顔をしていた夏輝だったが、瑞雪がじぃっと無言で睨むとようやく理解したようだった。
「わかりました……」
教師と生徒の距離感を、少なくとも学校では間違えるべきではない。これは瑞雪のためだけではなく、夏輝自身の為でもあるだろう。
面倒くさいやつらに絡まれかねない。一クラスに一人はいるようなのが世の常だ。瑞雪自身は気にも留めないだろうが、夏輝には楽しい学生生活を送ってほしい。
瑞雪の考えすぎという自覚はある。が、御絡流の会という血生臭い非日常のことはせめてここでくらい忘れてほしい。
「ほら、オリエンテーションが始まるしさっさと戻るぞ。しょっぱなクラスにいないのもまずいだろうが」
小さく息をついてから背中を向け、担当する教室へ足早に歩き始める。
すぐに夏輝の靴音が背後からしたのでついてきているのだろう。
「連れてきたのみず……冬城先生じゃないですかぁ!」
背後から遺憾の声が上がる。まあ、瑞雪は無視してさっさと歩いていくのだが。
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