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罪人達の後日談
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この日のドルエステ陛下の告発で、第一王子達は宰相と側妃の不義の子供で、ドルエステ陛下の血を引いていない事が宮廷内でも騒がれて、宰相と側妃は即日投獄が決まった。
当然、2人に協力していた者達も処罰されたが、法廷に出廷させられたのは2人だけ。
なんらかの取り引きがあった事は理解できるが、詳しい事は有耶無耶にされている。
迅速に開かれた法廷では、無実だ捏造だと騒いでいたが、提出された証拠に青褪めた2人とも即日北の鉱山への終身刑が決まり、あっという間に護送されていった。
罪が重い罪人達が行く過酷な場所だから、2人とも長くは持たないだろう、とデュランがアドリアーナに話していたが、同情は誰もしていない様だ。
教会の金を横領をしていた、助平マーカス元教皇は枢機卿達に反論したが聞き入れられず、教会から正式に追放された。
翌日、身包み剥がされ、ぼろ切れ一枚で教会から摘み出されると、虐げられていた信者や強姦された修道女達の家族が逃げるマーカスに石を投げつけ、教会の裏にぼろぼろの屍を晒した。
その後、教会は彼を弔う事もせず、無縁墓に放り込んだ。
密輸や人身売買などをしていた商人オリアスはその後、法廷で斬首が決まり、彼の息子達や妻も身一つで国外追放となった。
そして、罪人となった彼らの息子達も学園での横暴な所業を咎められ、身一つで市井に放り出された。
甘やかされていた彼らが市井でまともに生活出来るとは、誰も思っていない。
だが、誰一人彼らに手を差し伸べるものは居らず、その後の彼らの事を知る者は居ない。
一方で、真面目に屋敷で働く者達の為、温情としてフォス伯爵家は男爵迄位を落とされたが、貴族として残れた。
だが、爵位を継いだ前当主の弟は前当主の所為で社交界では居場所の無い、辛い立場になり小さくなった領地でひっそりと暮らしているらしい。
オリアスの商家は裏家業に手を染めていた者達は逮捕されたが、真っ当な部門は常に監視される事になったが一応、存続はしている。
当然、2人に協力していた者達も処罰されたが、法廷に出廷させられたのは2人だけ。
なんらかの取り引きがあった事は理解できるが、詳しい事は有耶無耶にされている。
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その後、教会は彼を弔う事もせず、無縁墓に放り込んだ。
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だが、爵位を継いだ前当主の弟は前当主の所為で社交界では居場所の無い、辛い立場になり小さくなった領地でひっそりと暮らしているらしい。
オリアスの商家は裏家業に手を染めていた者達は逮捕されたが、真っ当な部門は常に監視される事になったが一応、存続はしている。
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