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白い花の並木道に妖精が舞い降りた?
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ファルシオンとアリッサは新学期が始まる前から学園で働き始めた。
魔法学の他の教師達との授業内容の擦り合わせや規則などを確認する為だが、6回も通った学園。アリッサにとってはホームグラウンドみたいなものだ。
アリッサは、ファルシオンに学園の設備の説明をしながら日々の仕事に奔走していた。
入学式が明後日に迫った日、アリッサ達は学園の並木道を歩いていた。
ちらほらと入学式の準備の為に登校する生徒達が居る並木道の花は、今は何処までも真っ白だが、もう直ぐピンク色に変わってしまう。
散る寸前のピンク色は綺麗だけど少し寂しさも感じる。
「もうじきこの花も散るな」
ファルシオンがまだ純白の花を感慨深げに見ている。
「折角の入学式なのに、散る色になるのは新入生達には寂しいですね」
過去の入学式の時は、学園の在校生なので前日まで学園に来なかったが、気が付いてしまうとどうしても気になった。
「どうしたい?」
「少しだけ時間を遅らせても大丈夫ですか?折角の入学式なのに散る色は寂しいです」
「そうだな。じゃあ、俺は裏門の方に行く」
頷いたファルシオンは裏門の方に歩き出した。
「少しだけ時間を遅らせて良い?」
アリッサが並木道の木に魔力を高めながら触れ木に問い掛けた。
サワサワと風もないのに木々が揺れ、アリッサの魔力を受け入れて行く。
「ありがとう」
白い花が咲き誇る並木道で魔法使いのローブのフードがずれて銀髪がサラサラと風に靡く様は目を奪う美しさだった。
魔法学の他の教師達との授業内容の擦り合わせや規則などを確認する為だが、6回も通った学園。アリッサにとってはホームグラウンドみたいなものだ。
アリッサは、ファルシオンに学園の設備の説明をしながら日々の仕事に奔走していた。
入学式が明後日に迫った日、アリッサ達は学園の並木道を歩いていた。
ちらほらと入学式の準備の為に登校する生徒達が居る並木道の花は、今は何処までも真っ白だが、もう直ぐピンク色に変わってしまう。
散る寸前のピンク色は綺麗だけど少し寂しさも感じる。
「もうじきこの花も散るな」
ファルシオンがまだ純白の花を感慨深げに見ている。
「折角の入学式なのに、散る色になるのは新入生達には寂しいですね」
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「どうしたい?」
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「ありがとう」
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