よせあつめ ─詩集─

歩いて行こう

この足をあげて
歩いて行こう

あの空の向こうへ

重い体を起こして
顔をあげてみれば
そこには透明な空が広がる

歩む足を前へ
尻込む自分を叱咤しながら

あの空の向こうへ
歩いて行こう


その空は
様々な色に変わり

晴れ渡る青空の時もあれば
うすぐらい曇天の時もあり
夜明けの薄明かりの時もあれば
黄昏　夜の帳の降りる闇の時もあり

様々に変わりゆく空へ
いつかたどり着くはずの空の向こう側へ
一歩一歩
足を踏み出し
歩いて行こう