EVANESCENCE ~秘蜜~ 【R18】

緋羅

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5th 続き

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瑠花は一人で体育館の中に入ると、列に並んだ

「もう言ってよ~瑠花ったらラブラブなんだから♪」

後ろから彩友美が腕を引っ張り、耳元に小さな声で話しかけてきた

「えっ、そっ、そんなことないよ」

「照れちゃって~高瀬君と会ってたの分かってるって」

チラッと列の後ろを見ながら、彩友美が話を続ける

「彩友美、もう始まるから…ねっ」

「2人が上手く言ってるって分かればいいの♪♪じゃあ瑠花また後で」

彩友美がニコニコしながら元の位置に戻っていく



始業式が始まり、校長先生が壇上に上がった



(もう彩友美ったら…いつもに増してハイテンションだなぁ

そうだよね…

いきなり夏祭りに一緒に居るところ見たら

誰だって気になるよね、、、




…って


何か嘘みたいなんだけど


ホント忘れてた……





……こんな時に


何で思いだしちゃうかなぁ






蓮は犯人の顔見てるから誰だか分かってるんだよねっ



…犯人





ダメダメ……




……蓮





うん。



大丈夫




蓮がいる




守るって……




そう言ってくれた)



瑠花は俯き、掌をギュウっと握り締めた



(蓮…)



長い校長先生の話が続いている



「!?」

(なっ、何っ!

動いて…!

…?!聞いてないっ!

蓮、どうして……っ……




膣(なか)の奥で…動いて…… 



…ダメっ

校長先生の話……集中してっ……)


「…っ……」


(集中…なんてっ

…クネクネ動いて…っ…

っや……

…やだっ

もう止めて…)


「…はぁ…っぁ…」


(このまま…なの……?)


瑠花の息が少しずつ上がっていく

肩が小刻みに揺れる


(…どうしよ…う……熱いっ…身体

このままだと

声っ…出ちゃう…よ、、、)


「…んっ……」

握り締めた手を口元に押し当てる


「瑠花?…具合でも悪いの?」

彩友美が小声で声を掛けてきた

「っ!!…そんな…ことっ…」

膝にギュっと力が入る

「大丈夫?…保健室行く?」

(心配してくれるの…分かるけど……)

顔を横に降る

「…ううんっ…平気だから…」

(近くに来ないで…音……)

「顔赤いけど、熱あるんじゃ」

「…そっ…んなっ…」

(大丈夫?…音気づいてない?…)

「無理しないで瑠花」

「…っん……ありが…と」

(本当に気づかれてないの?)

「ふぅ……ぅ……」

(落ち着いて…他の事……考えれば……)


膝がガクガクしだす


(校長先生の話も…終わりそう……)

「!!」

(止まった…良かった…)


身体の力が抜け、へなへなと瑠花が膝を床に着いた


「瑠花?!」

彩友美が瑠花に近づき、肩に手を掛けようとした瞬間

「大丈夫?…保健室行こっか……ちょっとゴメンね」

蓮が瑠花の身体をヒョイと抱きかかえた


「…あっ、あの!?」

(これってお姫様抱っこ!)

瑠花の顔が更に赤くなっいく


「熱ありそうだね…無理しないで保健室行くよ」

表情を変えない蓮を見つめる瑠花

(だっ、誰のせいで…こんな…

ちょっとホッとして脚に力が入らないけど)

「大丈夫…だよ…だから」

(お姫様抱っこは…ヤメて欲しい)

「新学期から無理しない方がいいよ」

瑠花の言葉を遮り、蓮が話しながら歩き出す

突然の出来事に周辺がざわついている

「……」

(みんなの視線が!!)

「もっと身体を楽にして」

「…そんなのっ」

(こんな状況で無理だよっ!)








2人は体育館を出で行った










「…蓮、あの、大丈夫だから、もう…」


廊下を歩く蓮に声をかける


「何?」


「なっ、何って…分かってて…
笑ってぇ、、、」





「はい。保健室着いたよ」


ドアを開け、ベッドへそっと降ろされる


「じゃあ、行くね瑠花」


「まっ、待って蓮…」


蓮のシャツを掴む

「どうしたの?」


「もう…さっきから笑って

分かってるでしょ……

…抜いて」


掴んだシャツを引っ張り、俯く


「瑠花…それじゃあ俺、もう戻るから

でも1人じゃ、瑠花…淋しいだろ?

だから、さっきよりも強くしておいてアゲルね」


瑠花の手を掴んで、そっと離す


「蓮!ちょっと待って!!」


「ホームルーム終わったら直ぐ来るから、それまでいい子にしててね」


瑠花の額にキスを落とし、頭をポンと撫でると、背中を向けて離れて行くよ


「…蓮っ…待っ!!」


瑠花の身体がビクンと震える


「瑠花、くれぐれも保健室だって事忘れないようにね」


ドアの前で振り返り、そう告げると蓮は保健室を出て行った。


「もっ…蓮っ…」



(さっきより

激しく動いて…る…

こんなまま

1人にしないでよ…)

「やっぱり…イジワル…」






ーーーーーーーー

蓮が出て行ってから、どれ位経ったのだろうか

ほんの少しの時間が長く感じる

「っん……はぁ」

瑠花の膣(なか)で蠢くモノがもどかしく感じていく


「…はぁ……もう…っやぁ

いつまで……」


保健室のベッドの中で息が荒くなり、身体をよじる

「…ぁっ…」


(違うところに当たって… 



さっきよりも…





…なんか……気持ち…いい




もっ…)



「あっ…ぁ……

…ダメ…なのに

でも……イっちゃう…」


 (保健室…


オモチャで……


考えたら


いけないって分かってるのに



どうしよう



気持ちいい



そんなに



奥突かれたら



ダメ……)


「イキ…そっ…ぅ」


(誰か来たりしたら…ダメなのに


でも


もう限界……




これ以上は




私、、、)





「イクっ……っんん……あぁっ……あっ…はぁ…はぁ…ぁっ」



肩を上下に動かし、深い息を吐く


「はぁ、はぁ…」 




ぐったりとベッドに横たわったままいると、保健室のドアがガラガラと音を立てて開いた

「!!っ蓮…」


ベッドへ近づきカーテンを閉め、掛布団を勢いよく剥ぎ、左手を瑠花の顔の横に着き、上へとのし掛かる

「…っ…あの」

「ぐったりして

…イったの?」

右手で瑠花のスカートを捲り上げる

「学校の保健室で、しかも一人で…」

ショーツの上からバイブを触る

「…んっ…」

「こんなの挿れたままでいるとか、スゴいよね瑠花」

ショーツの隙間から右手を差し入れ、バイブを握る

「あっ…」

ゆっくりと動かし出す

「抜いて貰えると思った?

…まだ足りないんじゃない?瑠花

ほら、いやらしい音聞こえるでしょ」

「…あぁ…っや…」

「可愛い声…でも保健室だって事忘れないでよ」

瑠花の耳元で囁きながら、大きく口を開き耳を咥える

「…っあ」

「脚広げてごらん…奥突かれるの好きだろ

ココが瑠花の好きなトコだよね」

「あっ…そこは…あぁ、、、」

「口開けてごらん、キスすれば声抑えられるだろ…ほら」

「んっ…」

瑠花の手が蓮の腕をギュっと掴む

ゆっくり動かしていた蓮の手が奥へとグッとねじ込む

「……ぁ…っ」

上下にスピードを上げ、奥を貫いていく

瑠花の足先に力が入る

「んんっ…ぅ…っ」

力の入った身体が一気に緩む

「……」

深い口づけの後、蓮は唇を離すと瑠花の額にキスをする

「イったよね?

バイブで奥突かれて直ぐイっちゃうなんて…なんか妬ける

しかも瑠花こんなに濡らちゃって……

まずは綺麗にしないと」


バイブを引き抜き、顔をうずめ溢れ出る蜜を吸い上げる


「やっ、、、そんな…」


蜜の入口を舌で舐めていく


「ダメ…あっ…んん…」


「綺麗にしてるだけなのに…感じてるなんて

ホントやらしくて可愛いよ瑠花」


「……蓮のいじわる」


蓮はクスっと笑うと腰に手を廻し、瑠花の身体をグイッと引き寄せる

「褒め言葉って事で…

それより帰ろう…誰か来る前に

濡れたまま気持ち悪いだろ?ウチで着替えよっか」

赤い顔をした瑠花がコクンと頷く

蓮が瑠花の頭でをポンと撫でて、微笑む




突然、ガラっと保健室のドアが開いた

「……!?」

蓮が瑠花の口を押さえ、人差し指を立てシッーとジェスチャーをする

「瑠花?具合、大丈夫か?」

(柊ちゃん!!どっ、どうしよう!)


段々と足音が近づいて来る


蓮が、服の乱れている瑠花にそっと布団を掛け、足音とは反対側に下り、身を屈める


(っ!!…ベッドの軋む音が、、、)


「…柊ちゃん?」


(気づきません様に!!)


「うん
…瑠花カーテン開けるよ」


瑠花に目配せし、身体を隠し息を潜めた


「もしかして起こした?」


柊一がカーテンを開け、瑠花の前に立つ


「えっ!?…っ…もしかして、もう帰り?」


(まずは落ち着かないと…

落ち着け、私)


「そうホームルームも終わってる

それより…瑠花、顔が赤いけど、熱あるんじゃない?

ホントに大丈夫かぁ?」

(見られたわけじゃないんだけど恥ずかしい…そんなに顔近づけないでよ)


瑠花の顔をジッーと見つめる


(そんなの気にしちゃダメ…今は)


「えっ?…大丈夫…だよ

それより、柊ちゃん部活じゃないの?」


(柊ちゃんには悪いけどココから早く出て行ってもらわないと) 


「あるけど、少し送る位なら…」


「ダメだよ!…私は大丈夫だから

部活、ちゃんと出て!」


(お願い!!柊ちゃん!)


瑠花が訴える様に柊一を見つめる


「…」



先に視線を逸らしたのは柊一だった


「ったく…分かったよ

じゃあ無理すんなよ瑠花」


柊一は溜息をつき、頭をかく


言葉にホッとし、瑠花の強張った表情が緩む

「心配しなくても大丈夫だから…

ありがとう柊ちゃん」 


もう一度溜息をし、柊一は背を向ける

歩き出そうとするが、瑠花へ振り返る

「何かあったら直ぐに言えよな」

「うん。バイバイ柊ちゃん」

瑠花が手を振る

「じゃあなっ…気をつけて帰れよ」

柊一も手を振り、保健室から出て行った




姿が見えなくなると、瑠花が深いため息を吐いて、天井を仰いだ

「はぁ~ぁ…良かったぁ…」


「お疲れサマ…」


蓮はベッドにてを突いて立ち上がると、瑠花の頬に口付ける


「っ!!もうっ!
…ヒヤヒヤして気が気じゃなかったんだからねぇ
なのに…」

「ゴメン、ゴメン」

フッと微笑みながら、瑠花の頭を撫でる

「なんか蓮、楽しんでない?」

「瑠花が可愛いって思っただけで、楽しんでるってわけじゃないよ」

「……っもう」

蓮は立ち上がり、瑠花を抱き寄せた

「今度こそ、帰ろうっか瑠花」
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