EVANESCENCE ~秘蜜~ 【R18】

緋羅

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始まりは

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「…きゃっ … ごめんなさい!」

「おっ…と、大丈夫か?黒川」

慌てて教室を出ようして、出入口で瑠花がクラスメートとぶつかった。

「あっ、高瀬君!…ゴメン!忙しいでるの!!」

手を顔に当てて謝るポーズをとりながら、教室を慌てて出て行く瑠花。

そんな走り過ぎていく瑠花を見つめていた廉
彼女からヒラヒラ何かが落ちていく
それが気になり、廊下へ出て、それを確認した。

「…? …手紙か?」

白いメモ用紙を拾い上げ、カサりと広げて中を見る

『終業式が終わったら体育館裏で待ってる』

その文字を見て廉は目を見開いて、瑠花の走り去った方向を見つめた。



「あれ?…瑠花は?」

不意の声に現実に戻った廉は、その声の主の方へ顔を向けた。

教室の出入口で柊一の話す声だった。

「瑠花?もう帰ったみたい。何か急いでたから。
それより柊一君、今日は部活無いでしょ?一緒に帰りましょう。
瑠花に追いつくかも知れないし…ねぇ?」

「う~ん。でも朝はそんな事言って無かったんだけどなぁ~」

「瑠花の事だから、忘れてたんじゃなぁい?」

「う~ん」

「そんな事言ってると瑠花に追いつかないわよ」

「……分かった。」

「じゃあ行こっ」

腕を引かれ柊一は廊下を歩いて行く。

そんな2人のやり取りを終始見ていた廉

(…小坂じゃない…のか?)

踵を返し、瑠花の走って行った方向へと走りだして行く廉だった。

(何か…嫌な予感がする……)



ーーーーーーーーーーーーーー

「急げよ!」

「分かってるって!」

「いいから早くしろっ!」

「焦らすなって!」


男達の声を不安で聴いて震えている瑠花


話し声で彼等が男2人だと言うことと、ここが外だと言うことは分かっているが、何が起きているのか理解出来ずにいた。



「もういいから、サッサと入れちまえよ!」

その声で横たわっている瑠花の身体がビクンッと震えた。

「だって処女だって話だろ?」

「あぁ、だから、これ使えば問題ないだろ!」

男達のやり取りに耳を疑う。

(…私……このまま彼等に!?…)

『レイプ』の文字が頭を掠めた。

そんな中、これまでの状況を思い返しみた。


瑠花は終了式後に教室に戻ると、一枚のメモが机に入っていたのに気づいてホームルームが終わると、急いで体育館裏へと向かったのだ。
そして校舎を出た辺りで彼等に捕まったのだ。
突然、背後から羽交い締めされ、布で目を覆われ、そして手を縛られたかと思うと身体を持ち上げられた。
彼等の目的の場所に着いたらしく、その場に寝かされ、男に伸し掛られ、もう1人の男に縛られていた手を捕まれ頭の上で押さつけられたのだ。


(そんなのイヤ!…でもこれじゃ抵抗も出来ないっ!)


男は、何も出来ない瑠花の顎を掴み口を開かせ、無理やり布を突っ込まれた。

「…っん」


「ほら」

「オッケー」

男2人のやり取りが耳に入り、再び瑠花は震え上がった。

「悪く思うなよ」

その声と共に、制服のブラウスのボタンがブチブチと飛び散った。

「なんかさぁ~興奮すんなぁ~」

乱暴にブラを下げられ、冷んやりしたモノが柔らかい膨らみの頂きに触れた。

「柔らけぇ~」

「ローションって結構ベトベトするんだぁ」

2人の男の手が瑠花の柔らかな膨らみを揉み始めた。

「っ…ぅー…」

「声聞けないのがざーんねん。」

「…んー」

布で覆われている下で瑠花は瞼をギュッと閉じるしかなかった。

(イヤ……誰か!…)


(怖い)


瑠花に伸し掛る重みがフッと消えたかと思うと、太腿を持ち上げられ男の身体が間に割り込んで来た。

「!!」

「ご開帳~」

乱暴にスカートを捲り上げられる。

「処女だと直ぐ濡れないからコレを使ってヤるなっ」

言葉が言い終わるか終わらないかで、瑠花のショーツの上に冷たく固いモノがあてられた。

「?!」

「何か分かる?知らないとか言わないよなぁ。」

(な、なに!?)

「ローター。…実は使ってたりしたらウケる~」

(…コ、コワイ)

「早く終わりたいだろ?なぁ?
ほら…」

カチッとスイッチ音がしたかと思うと、ローターが激しく動き出した。

「!!」

瑠花は初めての刺激に恐怖を覚えた。

「暫くすれば気持ち良くなるぜっ」

「こっちも弄ってやらなきゃなぁ」

片方の柔らかな膨らみを形が変わる程、激しく揉み出し始めた。

「ローションだとヌルヌルして気持ち良いだろ?」

もう片方の胸の頂きを掠める様に、手のひらを動かし出す。

「……っぅ…んっ」

ほんの少しの時間が物凄く長く感じる。


「まだ濡れないかぁ~」

「もっと激しくしたらヌレるだろ?」

「そうだなぁ」

スイッチ音がカチッと鳴ると、ヴォーンと今まで以上のモーター音が響き出した。
身体がビクンっと跳ね上がる程、激しさを感じた。

「!!!ー」

初めての衝撃に身体の奥底から何かが、湧いてくるのを感じ、口にギュッと力を入れる。
目頭が熱くなって、抑え切れなくてーーー覆われた布から涙が溢れる

男がローターをグイッと押し付けられ、柔らかな胸も形が変わるんじゃないかと言う位、嬲られていく


下腹部から今にも湧きでてくる何かを感じた



「おっ……ヌレてきた?」

「じゃあ、もっと刺激与えないと」

嬲られていた胸から手が離れ、ショーツの隙間に手が掛かった

ーーーと同時に

カシャカシャッとカメラの連写する音が響いたのだった

「!?…なっ!」

「オイ!警察呼ばれたくなかったら、サッサと行けよ!!」

(誰か来てくれたの?)

「アァ?…もしかして混ざたいとか?」

「聞こえなかったのか?
こっちには証拠があるんだ!
直ぐ捕まるのがオチだろうなぁ!」

(…助かった?私……)

スマホの画面をチラつかせながら、ジリジリ近づく男が現れた。

「…チェッ!…行くぞ!」 

瑠花の手を押さえていた男が、脚の間にいる男に顎で促しながら立ち上がった。

(……ぁ…っ)

「マジかよ?…オ、オイ待てよ!置いてくなよ~!」

ヨロっと立ち上がりながら後を追いかけ、去って行った。



「!…黒川!?」

廉が動かない瑠花へと駆け寄り、乱れた服を手早く直し、縛られていた布を順に解いていく

(気を失ってるのか?)

焦りで解くのに時間がかかり、もどかしい

(瑠花…)

全て取り去ると、涙でグショグショの意識の無い瑠花を目にした。

「大丈夫か?」

廉は、ギュウッと瑠花を抱き締める

「…保健室…ってわけいかないし、病院…も、なぁ」

思いたった廉は、瑠花を抱き抱え屋上を後にした。
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